
二重埋没の腫れを早く引かせる方法についてご紹介します。これから二重埋没を検討している方や、最近施術を受けたばかりの方にとって気になるポイントの1つが、術後の腫れではないでしょうか。
腫れがあることで、周囲からの目が気になったり、自分のテンションが下がったりすることがあります。
今回は、二重埋没後の腫れを悪化させないために避けたいNG行動や、どうしても腫れが引かない場合の対策なども一緒にまとめました。
二重埋没による腫れのピークはいつ?
二重埋没による腫れのピークはいつなのかを解説します。また、なぜ施術後に腫れるのか、その理由についてもチェックしていきましょう。
■二重埋没は基本的に腫れにくい施術
二重にする美容医療の施術では、埋没法と切開法が代表的です。切開法は、メスを使用することから施術後に大きく腫れるイメージがありますが、埋没法は医療用の糸だけで施術をすることから、二重整形の中でも腫れにくいとされています。
ただし、二重埋没であっても、まったく腫れないというわけではありません。それは、まぶたを糸で固定するため、ダメージがゼロではないからです。
中でも、糸を強く結ぶ必要があるまぶたの脂肪が厚い方、むくみやすい方、アレルギー体質の方などは、二重埋没であっても大きく腫れる可能性があります。
また、個人によっても差があるため、必ずしも少ししか腫れない、まったく腫れないというわけではないことを理解しておきましょう。
■二重埋没による腫れのピーク
二重埋没の腫れは、個人差がありますが術後2~3日がピークとされています。このとき、内出血や赤みなどが一緒に表れることもよくあるケース。その後1週間程度は腫れが続きますが、徐々に落ち着いていきます。
腫れ以外にも、麻酔が切れたことで痛みを感じたり、傷口が修復する過程で熱感があったりするケースも。こういったダウンタイム中の症状は、二重埋没の施術から1週間前後で落ち着いていくことがほとんどです。
二重埋没後の腫れを早く引かせる方法とは?

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二重埋没の腫れをできるだけ早く治す方法があれば知りたいもの。そこでトライしたいセルフケアが、冷やすことと温めること。
なぜ冷やすことと温めることが大切なのか、その理由とそれぞれの具体的なやり方をご紹介していきます。
■施術後はまず冷やす
二重埋没の施術直後から、腫れのピークとなる施術後3日(72時間)までは目元を冷やすケア方法を取り入れましょう。
冷やすことで、腫れや痛み、内出血の広がりを軽減する効果が期待できます。ただし、長時間冷やし続けると肌への負担が大きくなるため要注意です。冷やしすぎたことで低温火傷を負う恐れなどがあります。
正しい冷やし方としては、保冷剤などを清潔なタオルにくるみ、1回15~20分程度を目安に当てます。1時間ごとに冷却を行うのがおすすめです。
ただし寝ている夜の時間帯にも1時間おきに冷却をすると、寝不足になりその結果免疫力が下がって腫れの引きが悪くなることも考えられます。無理のない範囲で冷やしましょう。
■施術後72時間経過したら温める
施術後72時間経過すると、二重埋没による炎症が落ち着いてきます。ここからは、温めてケアすることが大切です。血行促進をサポートし、余分な水分の排出を促しましょう。
また、血行を促すことで、施術によって受けた組織へのダメージ修復をサポートする効果も期待できます。ただし、冷やすときと同様、やりすぎは火傷などのトラブルにつながる可能性があるため要注意です。
具体的には、温めたタオルやヒートパックなどを、1回10~15分程度を目安に肌に当てます。ほんのりと温かいと感じる程度で十分です。あまりにも熱すぎると火傷する可能性があるため気をつけましょう。万が一温めている際に目元に痛みを感じた場合にはすぐに中止してください。
腫れを悪化させる・長引かせる可能性がある施術後のNG行動

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ここでは、二重埋没法による腫れを悪化させる・長引かせる可能性があるNG行動についてご紹介します。「腫れがひどい」と悩まないよう、日頃の過ごし方に注意して行動してみてください。
■飲酒や激しい運動
飲酒は、血管を拡張して体温上昇を促します。すると、施術直後の炎症が悪化することが考えられるため避けましょう。
また、激しい運動や入浴、サウナなども血流を促進さます。そのため、飲酒や激しい運動、入浴やサウナなどは、施術後1週間前後は避けるのが基本です。
どうしても体を動かしたい場合にはストレッチなどの息が上がりにくい運動を取り入れる、入浴はシャワーで対応するといった対策で、二重埋没法の後にまぶたの腫れがひどくならないよう配慮してみてください。
■頭に血流が集中する体勢で寝る
顔や頭に血流が集中すると、まぶたの腫れの悪化やむくみの原因となりやすいため要注意です。寝るときには頭の位置を高くして、血流が頭部に集中しすぎないように意識してみてください。また、眠る際には、顔に圧力がかかりづらい仰向けの体勢が理想的です。
傷を早く回復させようと、日中も横になって過ごす方が良いと思うこともありますが、起き上がった状態で過ごして問題ありません。頭部に血流が集中しないよう、頭の位置を高くすることを意識して、無理なくゆっくり過ごしましょう。
ただし、どうしても頭の位置が低くなりやすいスマホの操作や読書をする際には注意が必要です。長時間下を向かないよう、意識して過ごしてみてください。
■塩分の多い食事や辛い食事を摂る
塩分の多い食事は、むくみを悪化させ、二重埋没後の腫れがひどくなったように感じることがあります。
ラーメンやうどんといった麺類や漬物、加工食品などは、塩分が多い傾向があるため注意しましょう。二重埋没をした後に塩分を摂りすぎてしまったときには、塩分の排出をサポートするカリウムを多く含む食品を積極的に摂取してみてください。
また、辛い食べ物も要注意です。一見、血行を促進することから食べても良さそうに思うかもしれませんが、キムチや火鍋のように塩分を多く含んでいるものがあるため注意しましょう。
腫れが引かないときは?

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ご紹介したようなセルフケアを積極的に取り入れても、どうしても腫れが気になる場合もあるでしょう。そこでここでは、二重埋没後の腫れをカバーする方法をご紹介します。
■メイクや髪形を工夫する
二重埋没後の腫れをカバーする方法としては、メイクが代表的です。ただし、基本的に術後すぐはメイクを避けるのが一般的で、術後翌日~3日目以降にメイク開始の許可を出すクリニックが多い傾向にあります。
しかし、副作用には個人差があり、またクリニックによって方針が異なるため、いつからメイクを開始して良いかは担当の医師に確認しましょう。
目元の腫れをメイクでカバーするには、目尻に長めのアイラインをひくのがおすすめです。目の横幅を強調することで、二重の食い込み部分が目立ちにくくなります。
また、まつげには長さが出るタイプのマスカラを塗って、腫れているまぶたから目線をそらせる方法も1つのアイデア。
なお、メイクをする際には、お湯で簡単にオフできるアイテムなど、洗顔時の摩擦が少ない商品を選ぶことも意識しましょう。メイクのほかに、前髪を長めにしてまぶたの腫れをカバーする方法もあります。
■サングラスなどのアイテムでカバーする
太いフレームのメガネやサングラスなども、まぶたの腫れをカバーするために役立つアイテムです。
メガネやサングラスは、メイクと違って直接肌に触れないため、まぶたへの負担が少ない点が大きな魅力。UVカット機能が備わったアイウェアを選ぶことで、日焼け対策にもなります。
■医療機関を受診する
二重埋没後、1~2週間程度経過しても腫れがなかなか引かない場合には、施術を受けた美容皮膚科や美容外科などの病院を早めに受診しましょう。
また、痛みを感じたり、腫れがひどくなったりしているといった場合にも、医療機関で適切な治療を受けることをおすすめします。
二重埋没後の腫れが長引いている原因として、まれに感染症を引き起こしていることがあります。これ以上症状が悪化しないよう、ちょっとした異変をスルーしないように注意しましょう。
まとめ
二重埋没は、より理想的な目元に導いてくれる施術の1つです。しかし、術後にはまぶたが腫れるケースが多くあります。
腫れをできるだけ早く引かせるために、冷やしたり温めたりといった正しいセルフケア方法を取り入れてみてください。
あわせて、腫れを悪化させる可能性があるNG行動を把握し、普段から気をつけることも大切です。医師の指示に従い、個々にマッチしたセルフケアで二重埋没の腫れをできるだけ早く引かせ、理想の二重を手に入れましょう。
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【治療の内容】埋没二重法
【治療期間および回数の目安】通常1回 ※持続期間には個人差があり一般的には3~5年程度です。
【費用相場】
・2点留め:1回 約 ¥30,000~¥130,000
・3点留め:1回 約 ¥50,000~¥150,000
・4点留め:1回 約 ¥70,000~¥200,000
・6点留め:1回 約 ¥130,000~¥250,000
【リスク・副作用等】熱感、痒み、むくみ、違和感、左右差、希望と異なる二重幅、眉が下がることによる二重幅の変化など
【未承認機器・医薬品に関する注意事項について】
・本治療には、国内未承認医薬品または薬事承認された使用目的とは異なる治療が含まれます。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、各クリニック医師の判断のもと導入しています。
・重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。