タレ目形成で涙袋がなくなるって本当?見え方が変わる仕組みと温存方法

タレ目形成で涙袋がなくなるって本当?見え方が変わる仕組みと温存方法

タレ目形成で涙袋がなくなる……このような噂を気にしたり検索したりする方の多くは、優しい目元にしたい一方で、涙袋の立体感が損なわれないか、不安に思っているはずです。

タレ目のライン調整は下まぶたの角度に影響し、涙袋の陰影が弱まることがありますが、実際に消えてしまうわけではありません。

見え方が変わる仕組みや温存のための考え方、必要に応じた対処法までを整理しながら、ご自身に合うデザインを選ぶための視点をまとめました。

タレ目形成で涙袋が「なくなる」と感じるのはなぜ?

女性の目元アップ タレ目形成で涙袋がなくなるって本当?見え方が変わる仕組みと温存方法|NERO DOCTOR / BEAUTY(美容医療)

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タレ目形成(グラマラスライン形成)は、まぶたの下方向へのライン調整によって、優しい印象をつくる施術です。

しかし、施術後に鏡を見た時「涙袋がなくなった」と後悔する方が一定数います。

まずはその理由から確認していきましょう。

■タレ目形成の基本的な仕組みと下まぶたの位置変化

タレ目形成は、下眼瞼拡大術や目尻切開などによって下まぶたのカーブを緩やかにし、まぶたの外側の角度を下方向へ調整する施術です。

垂れ目の印象をつくり、全体的にやわらかな目元が目指せます。

涙袋は眼輪筋の膨らみにより生じるぷっくりとした立体で、光の当たり方や影によって形が強調されます。

タレ目方向に下まぶたが引かれると、涙袋のピークの位置が変わり、陰影がつきにくくなることも。

涙袋自体が消えるわけではありませんが、「膨らみが目立ちにくくなる」「涙袋の影が弱くなる」といった見え方の変化としてあらわれる点が特徴です。

■涙袋が強調されにくくなる主な原因

涙袋が「なくなる」と感じる主な理由は、下まぶた周辺の組織の緊張度や皮膚の厚み、術後の腫れなど複数の要因が関係しています。

タレ目形成では下方向へ引っ張る力が加わるため、影が出る位置が変わり、涙袋の輪郭が曖昧になりやすい傾向があります。

また、眼輪筋にメスを入れることで筋肉の働きが弱まり、涙袋のボリュームが減ったと感じる場合もあるようです。

施術方法による涙袋の見え方の違い

タレ目形成には複数のアプローチがあり、施術方法の違いは、涙袋がどのように見えるかを左右します。

特徴を理解して、希望する仕上がりとのズレをできるだけ避けるようにしましょう。

■【切開・非切開】それぞれの特徴と涙袋への影響

切開法では、下まぶたのラインに沿って皮膚を開き、下まぶたの位置を調整する下眼瞼拡大術や目尻切開が代表的です。

固定するポイントがはっきりしており、変化量は大きいですが、涙袋付近の皮膚が引っ張られる方向が変わるため、涙袋の影が弱くなる可能性があります。

一方、埋没法などの非切開法は、糸でラインを支えるためダウンタイムは比較的短く、変化も穏やかです。

ただし、糸の掛け方によっては、涙袋のピーク位置が下がることがあります。

■涙袋を残しやすいアプローチとは?

涙袋を残したい場合、タレ目の施術デザインの段階で「引っ張る方向」と「固定位置」をどのように設定するかが重要です。

下まぶたが下がるほど影が出にくくなるため、タレ目の角度を控えめに調整する、あるいは外側だけを緩やかに下げるなど、バランスの工夫が求められます。

なお、眼輪筋の厚みや涙袋のボリュームには個人差があるため、どの程度の涙袋を残せるか、事前のカウンセリングで確認しましょう。

涙袋の見え方の代表的なケース

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タレ目形成後の涙袋の見え方は、施術内容だけでなく、骨格や筋肉の状態、むくみなどの一時的な要因にも左右されます。

よくある傾向を整理して、仕上がりのイメージを膨らませられるようにしておきましょう。

■涙袋が小さく見えるケース

タレ目形成によって外側のラインが下がり、涙袋の膨らみが強調される位置が変わった場合、涙袋が小さく見えやすいです。

膨らんでいる位置と影の位置のバランスで涙袋の形は際立ちますが、まぶたの角度が緩やかになると影が弱まるため、結果的に膨らみが目立ちにくくなります。

また、術後のむくみや腫れが一時的に涙袋の周囲に広がると、輪郭が曖昧になることも。

もともと涙袋のボリュームが控えめな方や、皮膚が厚めの方は、この影の弱まりがより分かりやすくあらわれる傾向があります。

いずれも「涙袋がなくなる」というより、あくまで「相対的に見えにくくなる変化」として理解しておきましょう。

■涙袋の立体感が残りやすいケース

タレ目形成を行っても涙袋の立体感が比較的残りやすいのは、もともと涙袋のボリュームが十分あり、眼輪筋がしっかりしていて、涙袋の膨らみが強いケースです。

外側のラインが変わっても、膨らんでいる部分の輪郭は保つことができるでしょう。

また、デザインで下まぶたを下げる幅を控えめにすると、影の位置が大きく変わらず、涙袋の存在感が維持されやすくなる可能性もあります。

「涙袋が薄くなった?」と感じた際の対処法

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タレ目形成のあと、涙袋が以前より薄く見えると感じる方もいます。

「せっかく理想の目元に近づいたのに、涙袋がなくなるなんて……」とがっかりする前に、対処法を知っておきましょう。

■まずはメイクで立体感を補う

取り入れやすい方法として、メイクで涙袋の輪郭を補う方法が挙げられます。

膨らみをつくるようにアイシャドウの淡い色を置き、その少し下に影となる色を細く入れることで、自然な立体感が生まれます。

影を入れすぎると不自然に見えるため、全体のバランスを見ながら調整しましょう。

涙袋が狭い・薄いと感じる場合も、影の位置を工夫することでタレ目っぽく見せられます。

■ヒアルロン酸注射で涙袋のボリュームにアプローチする

美容医療によるヒアルロン酸注射で、涙袋のボリュームを補う方法があります。

ヒアルロン酸は体内にもある成分ということに加え、メスを使う手術ではないため、手軽に受けやすい涙袋形成として選ばれやすいです。

持続期間はヒアルロン酸製剤の種類によって異なりますが、いずれも時間が経つと体内に吸収されるため、涙袋が膨らんだ状態をキープするためには定期的な施術が必要です。

タレ目形成後のバランス調整として取り入れる方もいますが、注入位置や量によっては不自然さが出る可能性も。

細かなデザインの確認を医師と行うようにしましょう。

施術後はダウンタイムとして腫れや内出血などの一時的な症状が出る場合もあるため、リスクを理解し、検討してください。

■脂肪注入で涙袋のボリュームを補う

より長期的なボリューム維持を望む場合は、脂肪注入という選択肢もあります。

自身の脂肪を採取し、涙袋部分に注入して立体感を形成する方法で、定着すると半永久的な効果が見込める点が特徴です。

ただし、ヒアルロン酸より手間と費用がかかりやすいことを覚えておきましょう。

脂肪は定着率に個人差があり、膨らみが弱くなることや逆に多すぎると感じるケースもあるため、慎重なデザイン設計が求められます。

タレ目形成後の涙袋の立体感を補う目的で選ぶ場合、とくに「涙袋がなくなった」「涙袋が薄い」と感じた方に検討されやすい方法です。

後悔を避けるためにカウンセリングで確認すべきポイント

タレ目形成は、施術前のカウンセリングでどこまで完成形を共有できるかが、仕上がりの満足度を左右します。

事前に確認してほしいポイントをお伝えします。

■仕上がりイメージを共有する、希望を伝える

まず、自分が理想とする「タレ目の角度」「下まぶたのカーブ」「涙袋の見え方」を具体的にすることが重要です。

写真などでイメージを共有する方法も良いですが、目の形は個々で異なるため、あくまで方向性の参考として考えましょう。

とくに、過度に下げたデザインは涙袋の陰影を弱める可能性があるため、バランスを重視した調整が欠かせません。

また、医師と患者では「美しいと感じるポイント」に差がある場合も。

優先したい部分についてはっきりと伝えることが、後悔を減らすためのカギとなります。

■医師の方針や技術力を確認する

カウンセリングでは、固定方法や下げる幅の目安など、涙袋の見え方に直結するポイントを確認しましょう。

タレ目形成には切開・非切開を含め複数の方法があり、変化のあらわれ方がそれぞれ異なります。

いずれの場合も「医師がどのような設計方針を持っているか」「リスクやダウンタイムで起きる症状への説明が丁寧か」など、施術を担当する医師に経験や技術力があるか、きちんと見極めましょう。

まとめ

タレ目形成では、下まぶたの角度が変わることで涙袋の陰影が弱まるため「涙袋がなくなった」と感じることがあります。

実際には涙袋そのものが消えるわけではなく、光の当たり方やラインの位置移動による見え方の変化として理解しておきましょう。

実際に施術を受けるときは、施術方法の選択やデザインの共有によって印象は大きく変わります。

事前に医師と念入りに相談しましょう。

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【施術の内容】脂肪注入
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