【大阪・関西万博2025】で話題を呼んだ“未来の美容医療”とは?注目の展示をレポ!

【大阪・関西万博2025】で話題を呼んだ“未来の美容医療”とは?注目の展示をレポ!

2025年の春から秋にかけて世界各国の先端技術や独創的なアイデアが集結し、多くの人が足を運んだ「大阪・関西万博(2025年日本国際博覧会)」が大盛況の中、ついに閉幕へ!

“いのち輝く未来社会のデザイン”をテーマに、ミライへの可能性を感じさせるさまざまな展示やイベントが話題を呼びました。

さて、多種多様なパビリオンがある中、NEROがとくに注目したのは美容医療にまつわる展示の数々

本記事では万博来場者のリアルな声も紹介しつつ、どんな展示がなされていたのか詳細にレポします!

【量子飛躍する美の世界】美容と医療が融合した未来のヘルスケアを体験!

大阪府・大阪市による「大阪ヘルスケアパビリオン」内、「ミライのヘルスケア2」ゾーンでは、私たちの身体や栄養にまつわる7つの展示を展開。

その中でもとくに注目を集めていたのが、美容機器メーカーであるタカラベルモント株式会社による【量子飛躍する美の世界】です。

舞台は、2050年という近未来に存在する、美容と医療がシームレスに連携した“ミライのヘルスケアサロン”。

外見の美と内面の美の両立をリアル展示やデジタルコンテンツによって表現し、来場者へ「真の美しさとは?」を問いかけるような内容となっていました。

「量子飛躍する美の世界」を象徴するアクリルパネルを使った圧巻のアートは、万博屈指の映えスポット!

実際にSNSでは多くの写真が投稿されており、神秘的で近未来的な思わず目を奪われる空間に「ここで思い出の写真を撮りたい!」という人も多かったのではないでしょうか。

【リボーン体験ルート】25年後の未来の自分に出会える!

将来の美容と健康へ向けたエイジングケアは、多くの人が関心を寄せる重要なトピック。

大阪・関西万博では、先進的なエイジングケアについて、多面的で本質的なアプローチが紹介されていました。

「大阪ヘルスケアパビリオン」内の【リボーン体験ルート】は、誰しもに訪れる“老化”をユニークな視点から体験できる人気コンテンツ。

44ヶ所もの測定ブースで現在の自分の身体の状態を細かく分析し、その結果にもとづいて「2050年の自分」のアバターを作成できます。

近年、美容内科領域でも注目を集める「生物学的年齢」という考え方。

リボーン体験では現在の生活習慣や栄養状態などが未来の“老け”に直結するという、まさに生物学的年齢を意識させる内容となっていました。

時の経過とともに平等に進む暦年齢とは違い、自らの美容や健康への意識によって進化スピードを変えられる生物学的年齢

未来のエイジングケアでは、この生物学的年齢がメインキーワードとなることは間違いないでしょう。

なお、SNSではこのリボーン体験について「2時間かけても足りない!」「25年後の私、恐ろしい!笑」など反響多数!

リボーン体験の測定結果に合わせたヘアケアグッズやマウスウォッシュ、個々の不足する栄養を摂れる“パーソナルフード”など試供品ももらえるとあって、大人気のエリアとなっていました。

【細胞デザインステーション】未来の自動細胞培養装置へのワクワクが止まらない!

「大阪ヘルスケアパビリオン」の「ミライの都市」ゾーンでは、ロート製薬株式会社による【細胞デザインステーション】が話題に。

2013年から再生医療の研究に取り組んできたロート製薬が示す、未来の再生医療は必見です!

このエリアでは、再生医療が今よりももっと身近になった未来の社会をバーチャル展示で紹介。

約25年後には、不調をきたしている部分の細胞へフォーカスし、より根本的で局所的な医療アプローチが可能になる、という内容でした。

例えば、自動細胞培養装置「セルマシーン」が登場し、細胞の培養や投入が自由にできるなんてことも!

この装置が実現すれば、一人ひとりの肌状態や健康状態を細胞レベルで分析し、より個々に寄り添ったエイジングケアやスキンケアも可能になるかもしれません。

病気の予防も今より浸透し、“健康的に美しく生きる”というロンジェビティの考え方が当たり前の世の中になりそう。

【ウェルネスを実現するテクノロジーと空間】美と健康にまつわる未来の技術とは?

「大阪ヘルスケアパビリオン」内の「リボーンチャレンジ」ゾーンでは、400社以上の中小企業やスタートアップが参加し、週替わりで未来のウェルネスにまつわる先進技術を発信。

4月29日(火)~5月12日(月)の週では、【ウェルネスを実現するテクノロジーと空間】をテーマに、30社が参加し展示を行いました。

この展示は、未来のオフィス空間を舞台に、仕事と健康、そして美容を両立させるための技術やプロダクトを紹介するユニークなもの。

「カラダの健康と美容を実現するオフィス」と「ココロとアタマの健康を目指したオフィス」という2つのテーマには、従来のオフィスの役割を超えた可能性を感じます。

例えば、口元の美しさと笑顔をサポートするオーラルケアアプリケーションや、腸内細菌や汗など体液分析によるパーソナル健康管理ツールなど、さまざまな未来のサービスやプロダクトが登場。

「こんなオフィスで働きたい!」と、眺めているだけでワクワクするような楽しい展示でした。

それと同時に、1日の大半を過ごすオフィスには、美と健康を支える無限の可能性がある、と気づくキッカケに。

病院や美容クリニックに通うだけでない、新たなアプローチを学べるエリアとなっていました。

【特別企画:Shiseido Week】“香りと対話”に着目した未来へのメッセージ

資生堂は、7月11日(金)から20日(日)までの10日間、「シグネチャーパビリオン」内の「Dialogue Theater - いのちのあかし -」にて、【Shiseido Week】の特別企画を開催しました。

資生堂が掲げたテーマは、“Beauty Dialogue(美の対話)”。

来場者参加型の体験企画では、「香りに人々の関係性をより良い方向性に変えられる力があるか」という検証が行われました。

香りによって記憶が呼び起こされたり、感情が動かされたりすることは誰しも経験したことがあるはず。斬新で独創的な観点が、多くの人の好奇心を刺激しました。

また、香り付きレターセットによって手紙を投函できる粋な計らいも。

特別企画開催中、会場内に設置された真っ赤なポストには、なんと約10,000通もの手紙が投函されたのだとか!

想いを言葉にして伝えること、心のうちを他者と分かちあうことは包括的な美につながる、というメッセージ性のある展示でした。

まとめ

大阪・関西万博2025は、美容医療をより多角的に捉えられるようになる、多くの“気づき”が得られる場。

未来の美容医療は今よりもさらにアプローチの選択肢が増え、多くの人を美しく健康な状態へと導いていることでしょう。

今回の万博展示から見えてきたのは、より個々の健康状態やライフスタイルに寄り添う“パーソナルケア”が当たり前になっている未来

そのために今から私たち一人ひとりができることがあるのかも、と考えさせてくれる場となっていました。

万博で目にしたワクワクする未来が実現するのも、そう遠くはないはず。

今後の美容医療の発展に注目していきましょう!

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