ハム目は失敗ではないかと不安になり、鏡を見るたび「このまま戻らなかったら……」と焦りを感じる方も少なくありません。
二重整形後に起こるハム目は、術後の経過において発生しやすい一時的な変化と、注意が必要な状態とでは、明確な違いがあります。
本記事では、二重整形後にハム目が気になった場合、冷静に見極めるためのポイントと、医師に相談すべきタイミングを解説しています。
ハム目とは?
ハム目とは、二重ラインの直下がぷっくりと盛り上がり、まぶた全体が厚く見える状態を指します。
まるでハムのように段差が強調されることからついた名称と考えられますが、医学的な呼び方ではなく、あくまで俗称です。
ハム目は、二重ラインが不自然に食い込み、目を開けた際に皮膚が折れ重なるように見えるのが特徴です。
中には「眠そう」「腫れぼったい」という印象に見られる場合もあります。
ハム目が起こる原因

続いては、なぜハム目になるのか、考えられる主な原因について解説します。
まぶたの厚み・筋肉・皮膚特性との相性などの個人差
ハム目は個人差の影響が大きいです。
皮下脂肪が厚い・眼輪筋が発達している・皮膚の伸展性が低いといった条件では、二重ライン下が盛り上がってしまい、ハム目のように見えやすくなります。
生まれつきの要素が関係している可能性もあるため、二重整形の施術だけがハム目の原因であるとは限りません。
軽度の眼瞼下垂がある場合、開瞼時に筋肉の動きが不均一となり、ハム目状に見えることがあります。
単純な二重形成では改善しにくく、眼瞼下垂への配慮が必要な状態です。
ハム目と眼瞼下垂の関係性を理解せずに施術してしまうと、結果として「失敗した」と感じることがあるため、注意しましょう。
医師の技術・施術方法によるもの
ハム目になる原因として代表的なのが、二重整形によるものです。
例えば、埋没法を行った際、固定位置や糸のかけ方によっては皮膚側の引き込みが強くなってしまい、ハム目のようになることがあります。
とくに幅の広い二重を希望した場合に内部構造とのバランスが取れないと、ライン下の膨らみが目立ちやすくなるため要注意です。
切開法でも、過度な癒着形成や不適切な組織処理を行うことで不自然な段差を生まれ、ハム目のようになることも。
医師の経験値や施術方法が関係している可能性が高いと考えられます。
二重整形によるハム目の失敗を避けるためには、施術方法のメリットや限界まで、しっかりと説明してくれる医師を選ぶことが大切です。
ダウンタイム中の一時的な腫れ
二重整形などの施術後のダウンタイムに起こる症状もハム目の原因の1つです。
ダウンタイム中はまぶたに炎症反応が起こって血流やリンパの流れが一時的に滞ってしまい、二重ライン直下が膨らんでハム目のように見えることがあります。
なお、二重整形後の腫れは、以下のような特徴が見られます。
- 朝と夜で見え方が変わる
- 触るとやわらかい
- 時間経過とともに少しずつ軽減する
埋没や切開を用いた二重整形後のハム目のような状態が、ダウンタイム中いつまで続くかについては、個人差があります。
一般的には数週間~1ヶ月程度で目立ちにくくなります。
ダウンタイム中の経過途中で不安を感じても、痛みや強い左右差がなければ、様子を見てもよいでしょう。
ハム目が失敗と判断されるケースと見極め方

すべてのハム目が「二重整形による失敗」に該当するわけではありません。
しかし、「好ましくない結果」とされる状態は存在します。
例えば、二重幅を広く取りすぎると、まぶたの際付近の皮膚が多くなり、盛り上がりが強調されてハム目に見えることがあります。
また、切開法による内部癒着(皮膚と瞼板・挙筋の結合)が過剰になることで、二重ラインが不自然に食い込んでしまい、ハム目となってしまうケースがあります。
強い左右差や閉瞼障害(目を閉じにくい状態)、目を閉じた際にまぶたが完全に合わさらない、乾燥や異物感が続く場合は、注意が必要です。
強い痛みや赤み、熱感を伴う場合は、感染や炎症の可能性も否定できません。
これらは医療的介入が必要な状態です。
失敗かどうか見分けるには、機能面と見た目の不自然さがポイントです。
以下のような状態は、失敗と判断しやすいでしょう。
- 目が開けづらい
- まぶたが重い感じがする
- 二重のラインが皮膚に埋もれて、腫れぼったさ感が強い
- 時間が経っても改善せず左右差や違和感が目立つ
修正時の再手術と経過観察の考え方
腫れやむくみではなく、先ほどご紹介したような失敗が疑われる場合には、修正を検討してもよいでしょう。
ここでは、修正のタイミングや方法、注意点を整理しましょう。
修正を検討すべきタイミング・注意点
修正は、術後の腫れやむくみが落ち着き、ラインや厚みの状態が固定してから受けましょう。
一般的に埋没法であれば1~3ヶ月、切開法では3〜6ヶ月を目安として、経過観察を行います。
これより早くに判断すると、まだ改善する可能性がある腫れやむくみを修正対象と勘違いしてしまう恐れがあります。
修正の判断で重要なのは、左右差や閉瞼の障害があるかどうか、ライン下の厚みが日内で変動するかどうかです。
とくに左右差が強く固定化している場合や、生活に支障をきたす閉瞼障害などの場合は、早めに受診しましょう。
赤み、熱感、膿や強い痛みといった感染の兆候がある場合も、医師に相談してください。
相談時に伝えるポイント
受診時には、今現在の症状の経過を正確に伝えることが大切です。
術後何日目でどのような変化があったか、腫れの強さや左右差の変化、痛みの有無などを具体的に記録し、医師に伝えましょう。
施術前後の写真や希望した二重デザインのイメージを持参することで、修正や経過観察の判断材料にもなります。
日内での変動を含む経過の写真を、複数日で残しておきましょう。
具体的な修正方法
修正方法は施術法や症状により異なります。
埋没法でハム目が固定化している場合は、糸の抜去や再固定により調整を行います。
切開法では、癒着の解除や余剰皮膚・脂肪の調整といった修正方法が代表的です。
いずれも医師と相談し、適切な診断と術式を選択しましょう。
修正を行う際は、術前写真や経過の写真と比較し、変化を確認することが大切です。
希望する二重ラインとまぶたの厚みのバランスのイメージを医師と共有し、再び不自然なハム目になってしまうリスクを防ぎましょう。
自己判断で早期修正を行うリスク
自己判断で早期に修正を決断すると、組織の損傷や瘢痕化のリスクが増大します。
埋没法の糸を急に抜去した場合、再固定が困難になったり、二重ラインが不自然になったりする可能性も。
切開法では、腫れや癒着が完全に落ち着いていない時期に再手術すると、炎症や瘢痕のリスクが高まります。
ネット上の体験談などの情報だけでハム目かどうかを判断して修正手術を受けてしまうと、個人差を無視した修正になりやすいです。
それだけでなく、安全性が損なわれる可能性もあります。
適切な経過観察を行いつつ、医師への相談の結果をふまえ、修正が必要かどうか、落ち着いて判断しましょう。
失敗を避けるため、施術前に確認したいこととは?

ハム目を含む二重整形の不自然な仕上がりを避け、納得してから二重整形の施術を受けるには、事前に確認すべきポイントを知っておくことが大切です。
「二重整形でハム目になりたくない」と思っている方は、ぜひご覧ください。
カウンセリングで確認すること
施術前に、希望する二重デザインの適合性やまぶたの厚み、眼瞼下垂の有無など、個人の目元の条件に合った施術の説明を受けましょう。
埋没法や切開法の特徴、メリット・デメリット、ダウンタイムや腫れの予想期間も確認しておきます。
ハム目が起こりやすい条件や、腫れとの見分け方についても質問しておくと安心です。
医師が丁寧に説明してくれるかどうかは、技術力や経験値をチェックする際の1つの判断材料にもなります。
症例写真や修正時の対応について確認する
ハム目の症例写真を確認する際は、術前・術後・ダウンタイム中の画像をしっかりチェックしてください。
完成形だけでなく、腫れやむくみの経過が示されている症例は、術後の変化が理解しやすく、参考になります。
また、修正対応が可能かどうかをはじめ、修正の実績があるかどうか、方針や制限を明確に示してくれるかも重要な判断材料です。
クリニック選びの際は、透明性のある情報提供・症例の信頼性があるかどうかも見ておくと安心できるでしょう。
まとめ
ハム目とは、ライン下の膨らみや厚みがあり、腫れぼったさを感じる状態です。
しかし、二重整形によるダウンタイム中の症状が原因でハム目の状態となっていることがあるため、必ずしも失敗というわけではありません。
腫れが落ち着いても固定化した厚みや左右差、閉瞼障害がある場合は、修正対象の可能性が高いです。
焦らずまずは医師に相談し、適切な方針を決定しましょう。
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