口唇縮小で後悔したくないと思うのは自然なこと。
情報収集をしていると「口が閉じない」「仕上がりが期待と異なる」といった失敗例を目にすることもあるかもしれませんが、施術後のトラブルは、事前の準備不足や医師とのコミュニケーション不足など、複数の要因が重なって起こる場合があります。
本記事では、実際に起こりやすい後悔のパターンと、それを防ぐための具体的な対策、万一トラブルが起きた場合の対処法までをご紹介。
口唇縮小で後悔したくない方は参考にしてください。
口唇縮小で後悔する人に多い4つのパターン

口唇縮小は、唇の厚みを整える手術。
理想の唇を手に入れるための手術ではありますが、残念ながら施術後に「後悔した」と感じる方がいるのも事実です。
こうした不安を解消するため、ここでは実際に後悔につながりやすい具体的な4つのパターンを解説します。
■切除しすぎて口が閉じにくくなった
口唇縮小の後悔例としてとくに多いのが、唇を薄くしすぎて口が閉じにくくなるトラブルです。
唇の厚みを取りすぎると、上唇と下唇が自然に接触しづらくなります。
過度な切除による日常生活への影響は小さくありません。
口が自然に閉じないことで口呼吸が習慣化しやすく、唇が乾燥しやすくなることもあります。
わずかな切除量の差でも仕上がりに大きく影響するため、デザインを決定する段階の見極めが非常に重要です。
■想像していた仕上がりと違う形になった
「薄くなればそれでいい」と考えていても、実際の仕上がりが想像と異なるケースは少なくありません。
唇の印象は厚みだけで決まるのではなく、輪郭の形・唇の山の位置・口角の上がり具合など、複数の要素が組み合わさって決まるためです。
口唇縮小では切除ラインによって、唇が平坦になったり口角が下がって見えたりと、思わぬ変化が起こることがあります。
想像と違う仕上がりになる原因として考えられるのは、目指すべきゴールが医師としっかり共有できていないこと。
理想のデザインを言葉だけで伝えるのではなく、具体的な写真を用いて、細部まで医師と認識を合わせる必要があります。
■左右差が目立つようになった
もともと唇に左右差がある場合、施術後にその差が強調されることがあります。
これはもとの形状の非対称性に加えて、口唇縮小時に行う縫合の精度や切除量の微妙なズレが左右差を生む原因となるためです。
そもそも人の顔は左右非対称で、仮に名医が施術を担当しても完全な左右対称になることはありませんが、許容範囲を超えれば違和感につながります。
術前に「左右差がどの程度目立つか」「左右差が出たときにどのような対処法があるか」などを確認しておくことが大切です。
■ダウンタイムの腫れが予想以上で不安になった
口唇縮小術から1週間程度は唇が大きく腫れるため、想定外の見た目に驚いて「失敗したのではないか」と不安になる人が多くいます。
腫れのピークは術後2〜3日で、そのあとは徐々に引いていきますが、この経過について十分な説明を受けていないと、パニックになりやすいのです。
ダウンタイムの経過は個人差があるものの、切開を伴う施術である以上腫れや内出血を避けることはできません。
「こんなに腫れるとは思わなかった」という後悔を防ぐには、術後の経過を具体的にイメージできる情報を医師から得ておく必要があります。
口唇縮小後の後悔を事前に防ぐポイント

後悔のパターンを知ったうえで、次に考えるべきは「どうすれば失敗を防げるのか」という点です。
口唇縮小の満足度を高めるには、医師選びからカウンセリングの質、施術の進め方まで、複数のポイントを押さえることが重要。
ここでは具体的な対策を解説します。
■実績のある医師やクリニックを慎重に選ぶ
口唇縮小は、医師の技術と経験によって仕上がりが大きく変化します。
確認すべきポイントとしては、美容外科や形成外科の専門医資格を保有しているか、症例数や口コミはどうか、カウンセリングが丁寧で納得いくまで疑問に答えてくれるかなど。
「安さ」だけで選ぶと、経験不足の医師に当たるリスクが高まりやすくなるため、注意が必要です。
そのため口唇縮小を検討する際は、複数の美容クリニックでカウンセリングを受けることをおすすめします。
説明の丁寧さや医師との相性を比較し、自分が信頼できると感じる医師を選びましょう。
■理想の仕上がりだけでなく「許容ライン」も共有する
カウンセリングでは「こうなりたい」という理想のイメージを伝えるだけでなく、左右差が生じる可能性も踏まえて「ここまでは許せる・許せない」というラインを明確にしておくことが重要。
医師との認識のズレを防ぐためには、具体的な基準を共有することが大切です。
カウンセリングでは参考となる写真を複数用意し、好みの形と避けたい形の両方を医師に見せましょう。
写真を見せながら、厚みだけでなく輪郭や山の形、口角とのバランスなどを言葉で補足することで、より正確なイメージが伝わります。
また、医師の提案に対して疑問点があれば、その場で解消し、納得できるまで質問する姿勢も大切。
「言いづらい」と感じる雰囲気のクリニックは避けたほうが無難です。
■初回は控えめにして、必要なら追加を検討する
口唇縮小を受けるにあたり覚えておきたいのは、一度切除した細胞は再生することがなく、もとには戻せないという前提です。
そのため一度で理想を目指すより、初回の施術では控えめなデザインから始めて様子を見るほうが、後悔のリスクは大幅に低くなります。
なお、医師によっては、ほかの施術を組み合わせたアプローチを提案することもあるかもしれません。
これも患者に後悔してほしくないという気持ちの表れから。
初回で完璧を求めず、経過を見ながら必要に応じて調整するという考え方が、満足度の高い結果につながります。
■ダウンタイムを理解し、スケジュールを調整しておく
口唇縮小術を受けてから1〜2週間は腫れや内出血、痛みが続くため、仕事や予定への影響を考慮した計画が必要です。
長期休暇や在宅勤務期間を確保するなど、無理のないスケジュールになるよう調整しておきましょう。
マスクを着用して生活すれば患部を隠すこともできますが、食事のときは外す必要があります。
その際に困らないよう、日常生活に支障が出る期間があることを周囲に説明しておくと安心です。
また、口唇縮小後の過ごし方を知るには、実際に施術を受けた方の体験談を調べておくことも有効な方法。
あくまでもその方の経過であり、自分も同じようになるとは限りませんが、ダウンタイムのブログやレポート記事などを読んでおけば、術後の生活がイメージしやすくなります。
もし口唇縮小で後悔してしまったら?トラブルへの対処法

後悔を事前に防ぐポイントについて解説しましたが、万一施術後に「思っていたのと違う」「失敗したかもしれない」と感じた場合でも、対処法はあります。
ここでは、トラブルが起きたときにどうすれば良いのか、具体的な対処法をご紹介しましょう。
■術後すぐの違和感は経過観察が基本
施術直後の見た目だけで「失敗した」と判断するのは早計です。
腫れが完全に引くまでに時間がかかることもあるため、少し長い目で経過を見る必要があります。
完成までの目安は、大体2~3ヶ月。
この期間中は定期的に担当医に診てもらい、異常な経過でないか確認してもらうと良いでしょう。
施術直後に「失敗した」と焦って修正手術を繰り返すと、かえって状態が悪化するリスクがあります。
時間をかけて経過を観察し、本当に修正が必要かを慎重に判断することが大切です。
■ヒアルロン酸注入でボリュームを補う
切除しすぎて薄くなった唇に対しては、ヒアルロン酸を注入して厚みを補う方法があります。
切除前の状態に完全に戻すことは難しいものの、ある程度のボリューム調整は可能です。
注入による微調整で、左右差や輪郭の不自然さを緩和できる場合もあります。
ただし、ヒアルロン酸は時間の経過とともに体内へ吸収されるため、定期的なメンテナンスが必要になる点は理解しておきましょう。
また「口唇縮小術の失敗を注入で修正する」ことには限界もあります。
後戻りを期待して安易に施術を受けるのではなく、あくまで補助的な選択肢として捉えることが重要です。
■修正手術を検討する
仕上がりが気に入らない場合には、修正手術を行う方法があります。
ただし、修正手術は初回よりも難易度が高く、対応できる医師が限られます。
そのため、修正手術を検討する場合は、まずセカンドオピニオンを受け、修正の可否・方法・リスクを複数の医師に相談するのがベター。
また、修正には限界があるため、完全にもと通りにはならない可能性を理解しておくことも重要です。
再手術に伴うデメリットやリスクを十分に把握したうえで、本当に修正が必要かどうかを慎重に判断しましょう。
まとめ
口唇縮小は、唇のボリュームや形を整えるための有効な選択肢ですが、仕上がりのイメージ違いやダウンタイムの経過によって、後悔につながるケースがあるのも事実です。
後悔を防ぐうえで重要なのは、事前に入念な情報収集を行い、経験豊富な医師とコミュニケーションを取りながら理想の唇をデザインすること。
施術のメリットとリスクを正しく理解し、自分が納得できる形で向き合うことが、後悔の少ない選択につながります。
不安や疑問がある場合は焦らず複数の医師に相談し、心から納得できる選択をすることが大切です。
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| ・当サイトは、美容医療の一般的な知識をできるだけ中立的な立場から掲載しています。自己判断を促す情報ではないことを、あらかじめご了承ください。また、治療に関する詳細は必ずクリニック公式ホームページを確認し、各医療機関にご相談ください。 ・本記事は、執筆・掲載日時点の情報を参考にしています。最新の情報は、公式ホームページよりご確認ください。 ・化粧品やマッサージなどが記載されている場合、医師監修範囲には含まれません。 |
【施術の内容】口唇縮小術
【施術期間および回数の目安】通常1回 ※状態によって異なります。
【費用相場】¥200,000~¥400,000程度 ※各クリニックによって異なります。本施術は自由診療(保険適用外)です。
【リスク・副作用等】腫れ、内出血、傷、左右差、後戻り、口の動かしにくさ、感覚鈍麻など
【施術の内容】ヒアルロン酸注射
【施術期間および回数の目安】約9~12ヶ月ごとに1回程度 ※状態によって異なります。
【費用】1本 ¥55,000~¥150,000程度 ※各クリニックによって異なります。本施術は自由診療(保険適用外)です。使用する本数には個人差があります。
【リスク・副作用等】赤み、内出血、腫れ、痛み、アレルギー反応、修正位置のずれなど
【未承認医薬品に関する注意事項について】
・本施術には、日本国内において薬事承認を受けていない未承認の医薬品を使用する場合があります。
・施術に用いる医薬品は、医師の判断のもと、個人輸入手続きが行われています。詳細は厚生労働省の「個人輸入における注意すべき医薬品等に関する情報」をご確認ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/purchase/index.html
・薬事承認を取得した製品を除き、同一成分を有する他の国内承認医薬品は存在しない場合があります。
・重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。


