「顔太った…」と感じている方に向けて、顔太りの原因やそれぞれの原因に適した美容医療について解説します。
顔が太るきっかけは加齢やむくみ、脂肪の蓄積などさまざま。
要因ごとに改善方法が異なるため、顔太りの原因を見極め、適切な対策を講じることが大切です。
この記事では、原因のセルフチェック方法も解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
INDEX
「顔太った」の原因は何?セルフチェックで見るべきポイント

「顔太った…」と感じたときは、とにかく「痩せたい!」と思って痩せ方ばかり検索しがち。
しかし、顔太りの原因は肥満やむくみ、筋肉が加齢によってたるんだり、逆に発達して張ったりと多岐にわたります。
まずは顔太りの原因がどこにあるのか分析することが大切です。
むくみ
「急に顔が太った」という方は、むくみが原因かもしれません。
むくみとは、血液やリンパの流れが悪くなったり、体内の水分の吸収と排出のバランスが乱れたりすることで、老廃物や水分が溜まった状態のこと。
長時間のデスクワークや過度な飲酒、塩分の濃い食事、生理不順、便秘などが引き金となって生じます。
朝起きたときに顔全体が腫れぼったいと感じたら、むくみが原因である可能性が高いです。
おでこや顎など骨がわかりやすい部位に数秒から1分ほど指を押し当て、すぐに凹みが戻らなければむくみによる顔太りの可能性が高いでしょう。
肥満
顔の中でも、頬や顎はとくに皮下脂肪がつきやすい部位。
たるんだ皮膚に脂肪がつくことで、マリオネットラインや二重顎などにつながることもあります。
以前よりも体重が増えている場合は、肥満による皮下脂肪の増加が顔太りの原因であると考えられます。
暴飲暴食や糖質・脂質の多い食事が、顔周りに脂肪が増える大きな要因になることも。
糖質や脂質を控えながら、筋肉の構成に重要な栄養素であるたんぱく質などを意識して摂りましょう。
日常的な癖
スマートフォンを見るときの姿勢や頬杖をつくといった日常的な癖が「顔太った…」という印象を助長することも。
何気ない癖がたるみやむくみ、肥満などにつながる恐れがあるため、日頃の習慣を見直すことが大切です。
リラックスした状態で鏡を見たときに目や口角の高さが左右対称でない場合は、骨格の歪みによって顔が太って見えているのかもしれません。
歪みにより血液やリンパの流れが悪くなると、老廃物が蓄積され、むくみにつながることもあります。
加齢による筋肉の衰えやたるみ
体はガリガリなのに顔だけ太るという方は、加齢による筋肉の衰えやたるみが原因かもしれません。
たるみは加齢によりコラーゲンが減少したり、皮膚を支える筋肉が衰えたりすることによって起こります。
また、人と会話する機会の不足やダイエットなどの食事制限による咀嚼回数の減少、運動不足が続くと年齢に関わらず皮膚がたるむ場合があるため、生活習慣を見直すことも大切です。
ほうれい線がはっきりと出ている場合は、加齢によるたるみが原因の「顔太ったサイン」ともいえます。
筋肉の衰えが原因の場合は、表情筋を鍛えることで改善が期待できるケースもあります。
筋肉の発達による張り
「体重増えてないのに、むしろ体重減ったのに顔太った気がする」という方は、筋肉の発達による顔太りの可能性も。
頬からエラに向かって伸びる筋肉(咬筋)が発達・肥大化することで顔が太って見えるケースがあります。
歯ぎしりや食いしばりがある場合はエラ周りの筋肉が発達しやすいため、とくに気をつけたほうが良いでしょう。
軽く噛み合わせて口を「イ」の形にしたときにエラ部分に膨らみがある場合は、筋肉の発達による張りが原因である可能性が高いです。
セルフケアor美容医療?原因・ケース別の顔太り解消法
太った顔を戻す方法は、原因によってさまざま。
筋トレなどの運動や食事によるダイエットで効果を実感できる場合もあれば、いつまでたっても「顔太った」と感じる場合もあります。
案外髪型だけで解消できることもあります。
一方で、何キロ痩せても顔に肉がつく人とつかない人がいるのも事実。
原因によっては、美容医療に頼るのも1つの方法です。
セルフケアで対策できるケース
むくみなど一過性の症状や、生活習慣に心当たりがある場合は、日々のケアで十分改善の余地があります。
塩分の摂りすぎによるむくみには、カリウム摂取やマッサージがおすすめです。
運動不足による初期の肥満は、有酸素運動や筋トレなどが改善方法としてあげられます。
また、食いしばりが原因であれば、マウスピースの使用や姿勢改善など根本的な原因へのアプローチが効果的な場合もあります。
美容医療を検討するケース
長年悩んでいる、ダイエットをしても顔だけ痩せないといった、構造的な問題や加齢による変化には美容医療が向いています。
具体的には、咬筋(エラ)の発達や自力では減らせない局所的な皮下脂肪、マッサージなどのセルフケアでは改善が見られない、土台から崩れた皮膚のたるみなどが該当します。
判断基準は「骨格や筋肉、脂肪細胞そのものにアプローチが必要か」という点です。
例えば、エラボトックスは筋肉の動きを抑制し、ハイフや糸リフトはセルフケアでは届かない筋膜や真皮層に働きかけます。
脂肪細胞の数そのものを減らすには、脂肪溶解注射という方法も。
短期間で変化を求める場合や、加齢を感じている場合は、美容クリニックを受診して適応する治療を選択すると良いでしょう。
脂肪が原因で顔が太って見える方への美容医療
顔の肉を落とす方法には、マッサージやトレーニングなどさまざまなものがありますが、効率的な顔痩せを目指すなら、美容医療に頼るのも1つの方法です。
ここからは、それぞれの原因に合わせた顔太りを緩和する美容医療について解説します。
まずは脂肪が原因の場合を見ていきましょう。
脂肪溶解注射
脂肪溶解注射は、脂肪が気になる部分に薬剤を注入することで、皮下脂肪を溶かす施術です。
溶解された脂肪は、老廃物として体外に排出されます。
フェイスラインや顎下に注入することで、すっきりとした印象に整える効果が期待できるでしょう。
脂肪溶解注射で顔痩せを目指す場合は、一度に多くの量を注入するのではなく、複数回に分けてこまめに注入を行う必要があります。
バッカルファット除去
バッカルファット除去は、口の奥を5mm程度切開し、咬筋周辺にある脂肪(バッカルファット)を取り除く施術で、美容外科などのクリニックで受けられます。
脂肪による膨らみだけでなく、ほうれい線やたるみ、マリオネットラインが気になる方にも適した施術で、小顔効果も期待できます。
口の中を切開するため、外から傷痕が見えにくい点はメリットですが、口内に違和感が生じやすい点はデメリットになるでしょう。
たるみによって顔が太って見える方に適した美容医療
次に、たるみが原因の場合に適した美容医療についてチェックしていきましょう。
ハイフ
ハイフは、高密度な超音波を照射することで、脂肪層にもアプローチする施術。
シワやたるみの改善、リフトアップ効果が期待できます。
細かい部分へのピンポイントでの照射も可能なため、理想のフェイスラインを実現しやすい点がメリットです。
切開せずにリフトアップが叶えられるため、切らないリフトアップと呼ばれることもあります。
手軽な印象のあるハイフですが、デメリットとして神経や感覚に障害が残るリスクが報告されています(消費者安全調査委員会,2022)。
そのため、施術を受ける際は経験豊富な医師選びが重要になるでしょう。
糸リフト
糸リフトは、頬や口元、フェイスラインなどの部位に医療用の糸を挿入し、皮膚の下から肌を引き上げることでリフトアップする施術です。
クリニックによって溶ける糸を使用している場合と、溶けない糸を使用している場合があります。
切開の必要がなく、術後早期に変化を感じやすい点がメリット。
糸についた小さな棘がコラーゲンの増生を促すため、ハリのある若々しい肌に導く効果も期待できます。
ただし、半永久的な効果は見込めないため、状態を維持するには追加施術が必要です。
エラの張りや骨格により顔が太っている方に向けた美容医療

最後に、エラの張りや骨格が原因の場合に適した美容医療について解説します。
A型ボツリヌス毒素注射
エラボトックスとも呼ばれるA型ボツリヌス毒素注射は、たんぱく質の一種であるA型ボツリヌス毒素を注入することで、エラの張りにアプローチする施術です。
A型ボツリヌス毒素には筋肉の収縮を弱める効果があり、筋肉を弛緩させることで張りや強張りの改善効果が期待できます。
3週間~1ヶ月程度で徐々に効果があらわれるでしょう。
骨切り術
骨切り術では、頬やエラ、顎先(オトガイ)などの骨を整えることで、理想のフェイスラインやVラインに近づけられます。
土台となる骨にアプローチするため、大きな変化を求める方に向いている施術といえるでしょう。
一度の施術で効果が期待される一方で、術後は腫れや内出血、痛みなどの症状があらわれることもあります。
一般的に、腫れは6ヶ月程度で治まることがほとんど。
一度施術を行うとやり直しが難しいため、骨切り術の豊富な施術経験を持つ医師に執刀を依頼しましょう。
まとめ
顔太りの原因は、たるみやむくみ、筋肉の張り、骨格の歪みなど多岐にわたります。
原因によって、生活習慣の見直しやトレーニングで顔太りを緩和できる場合もあれば、美容医療が適しているケースも。
セルフチェックで原因を見極め、自分に合った対策を行うことが大切です。
誤った治療方法を選択することで思うような結果につながらない可能性があるため、セルフチェックに加え、きちんと医師の診察を受けたうえで治療方法を選択するように心がけましょう。
参考文献:消費者安全調査委員会,(2022)『エステサロン等でのHIFU(ハイフ)による事故に係る事故等原因調査について (経過報告)』
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【施術の内容】脂肪溶解注射
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【施術の内容】輪郭3点(下顎角形成術・頬骨骨切り術/骨削り術・オトガイ形成術)
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【リスク・副作用等】疼痛、腫れ、内出血、知覚異常、痺れ、麻痺、下顎の形態不全、感染、開口障害など
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