「鼻プロテーゼで後悔」という言葉を見かけ、不安から手術に踏み切れない人も少なくありません。
鼻プロテーゼは鼻筋を整えたい人向けの手術ですが、見た目の印象が変わる一方で、不自然な見え方やトラブルに悩むという意見も。
鼻プロテーゼの施術で後悔を減らすポイントは、よくある失敗例やトラブル、対策をあらかじめ把握しておくことです。
今回は鼻プロテーゼの施術前に知っておきたい情報をお届けします。
INDEX
鼻プロテーゼで後悔しやすい「よくある失敗例」
鼻プロテーゼの見た目に違和感があると「失敗した」と後悔することとなります。
まずはよくある失敗例をチェックしていきましょう。
■プロテーゼの位置ズレ
挿入したプロテーゼの位置ズレは、鼻プロテーゼで後悔しやすい失敗の代表例とされています。
状態としては、正面から見たときに曲がって見える、鼻筋が途中で折れたように感じる、といったケースなど。
位置ズレには医師の技術力が深く関わっており、サイズの合わないプロテーゼの選定や、挿入位置を見誤ることが原因です。
鼻プロテーゼの老後の経年変化として、年齢とともに位置ズレが起こる可能性も考慮しておきましょう。
加齢により鼻を支える軟骨の強度が弱まったり、少しずつ細胞や組織が痩せたりすると、プロテーゼは本来の位置からズレていきます。
■プロテーゼが透けて見える
プロテーゼが透けて見えることは、位置ズレと同じく鼻プロテーゼで後悔しやすい失敗例の1つです。
鼻先はとくに皮膚が薄いため、もともと皮膚の薄い人が厚みのあるプロテーゼを挿入したり、挿入位置が皮膚に近すぎたりすると、プロテーゼの輪郭が浮き上がって透けたように見えます。
その他、光の当たり方によって白っぽく見えることも。
また、加齢により皮膚の劣化が進むと、プロテーゼが透けて見えるリスクも高まります。
将来的に目立ちやすくなる可能性もふまえたデザイン設計が必要です。
■高さ調節が不十分で不自然に見える
鼻プロテーゼはデザインの見極めを誤ると、後悔につながる可能性が高いです。
高すぎると顔全体のバランスが崩れて不自然に見え、低すぎると変化が分かりにくくなってしまうため、バランスを考慮したデザイン設計が欠かせません。
もとの鼻が低めの人・高めの人では、適したプロテーゼの厚みが異なります。
厚みが大きいほど皮膚に負担がかかり、プロテーゼの輪郭が浮き出るリスクが高まります。
鼻プロテーゼで後悔……術後トラブルにはどんなものがある?

鼻プロテーゼの後悔には、見た目だけでなく術後トラブルも含まれます。
ここでは炎症や皮膚壊死など、起こり得る術後トラブルを解説していきます。
■炎症│細菌感染で起こる
鼻プロテーゼの施術後の炎症は、比較的起こりやすい反応の1つです。
施術時の衛生管理や術後ケアが不十分だと、細菌感染により炎症が起こります。
とくに、施術後は感染への抵抗力が弱まっていることから、炎症が起きやすい状態といえます。
施術箇所に腫れや痛みが生じたり、熱感があったりする場合は、自己判断せず早めにクリニックへ相談しましょう。
鼻プロテーゼの感染リスクは、施術から数年経過していてもゼロにはなりません。
鼻にプロテーゼを挿入している間は、日頃から小さな変化を見逃さないようにしましょう。
■拘縮│見た目に変化が生じることも
拘縮とは、傷が治る過程で組織が収縮し、引きつれが生じることです。
拘縮が進むと皮膚が硬く縮み、プロテーゼが透けたように見えたり、鼻の皮膚が赤みを帯びて薄くなったりします。
拘縮は時間をかけて進行していき、軽度なら違和感がある程度です。
重篤になると修正手術が必要な場合もあるため、鼻プロテーゼの後悔につながる要素として、事前に把握しておきましょう。
■皮膚壊死│稀だが炎症を繰り返すと起こる可能性がある
施術箇所が炎症を繰り返すと、一部の皮膚が壊死する可能性もあります。
ケースとしてはごく稀ですが、放置すると皮膚に穴が開いたり、プロテーゼが露出したりすることも。
プロテーゼのサイズが大きすぎる、挿入時に皮膚を過度に伸ばす、といった要素が血流障害を引き起こし、皮膚壊死のリスクを高めます。
皮膚の色が白っぽく見える、感覚が鈍くなるなどの初期症状に注意し、早期対応を心がけましょう。
鼻プロテーゼで後悔しないための事前対策

鼻プロテーゼの後悔を避けるために必要なのは、事前に対策をしておくことです。
情報や確認が足りていないと、せっかくの鼻プロテーゼの施術も、後悔する結果となるかもしれません。
ここでは事前対策として知っておきたい3つの項目をご紹介します。
■依頼する医師を慎重に選ぶ
鼻は顔の中心に位置するパーツのため、わずかな違いで印象が左右されます。
そのため、鼻の構造を熟知したうえで適した施術方法・デザインを選択できる、技術力の高い医師に依頼することが成功のカギとなります。
技術力の高さを見極めるポイントは以下のとおりです。
- 鼻プロテーゼの症例数と経験が豊富
- 一人ひとりに合わせたデザイン提案力がある
- 修正手術ができる
症例数と経験の多さは、医師の技術力を裏付ける要素となります。
デザイン提案力についても、顔全体のバランスや他のパーツとの位置関係まで総合的に考えた判断ができる医師を選ぶことで、希望に近い仕上がりを目指せるでしょう。
その他、手技が複雑になる修正手術が可能かどうかも重要です。
希望と仕上がりイメージのギャップを減らすには、カウンセリングの質の高さも必要です。
「時間をかけてイメージのすり合わせを行っているか」「リスク説明も十分してくれるか」といった点に注目すると、安心感と満足度アップにつながるでしょう。
■症例写真をチェックする
クリニックの公式ホームページや医師のブログで症例写真をチェックする際は、以下のポイントに注目してみましょう。
- 施術前後の写真の撮影条件が同じ
- あらゆる角度から撮影されている
- 施術直後以外に、術後経過の写真もある
- 症例写真に解説が添えられている
- 自分に近い年齢の症例写真がある
例えば施術後のみメイクやカラーコンタクト有りとなっている症例写真は、目元の印象が変わってしまい、鼻プロテーゼの変化の度合いが分かりにくくなってしまいます。
光の当て方や顔の角度は同じかなどを確認しましょう。
症例写真に解説があると、説得力が高まって施術への理解も深まります。
また、年齢の近い症例写真であれば、仕上がりのイメージがわきやすくなるものです。
これらをヒントに、分かりやすい症例写真を見極めることが大切です。
■費用とアフターケアについて把握しておく
鼻プロテーゼの費用相場は20~40万円程度で、素材や形状により変動します。
麻酔や薬、術後の診察にかかる費用が別途必要なケースもあるため、総額を明確にしておくと、予算と照らし合わせやすいでしょう。
また、トラブルや失敗の可能性があることから、アフターケアの詳細についても確認しておくと良いです。
術後に無料で受けられる診察の回数、トラブル発生時の対応方針と費用負担、緊急時の連絡体制などが主な確認項目です。
鼻プロテーゼで後悔しないために。術後ケアのポイント

鼻プロテーゼの術後ケアを怠ると、見た目の変化やトラブルが生じて、後悔につながることがあります。
ここでは日常生活の注意点と定期的な経過観察について掘り下げていきます。
■日常生活の注意点
鼻プロテーゼの施術後は、安定するまで鼻に強い力がかからないように過ごすことが大切です。
- うつぶせ寝を避ける
- 鼻をかむときは優しく
- うつむいた状態が長時間続かないように
- 激しい運動やサウナを控える
施術から約1ヶ月はとくに注意が必要です。
最終的な仕上がりには数ヶ月かかることもふまえ、プロテーゼが安定するまでは、これらを意識して過ごしましょう。
■定期的な経過観察とトラブルへの早期対応
鼻プロテーゼの施術後は、定期的に診察を受けて、トラブルの早期発見に努めましょう。
目安時期は、施術の翌日、1週間、その後は数ヶ月~半年ごとです。
プロテーゼの状態や周囲の組織を定期的に確認することで、早い段階でのトラブル解決が可能となります。
施術箇所に強い腫れや痛みが生じる、膿が出る、皮膚が白っぽく見える、といった症状が現れたら、定期的な受診のタイミングに関係なく、速やかに医師に相談しましょう。
日常的な経過観察と定期的な受診が、トラブル対策となります。
鼻プロテーゼで後悔した場合は修正手術も検討しよう
鼻プロテーゼの施術後に見た目の変化やトラブルが生じて後悔した場合、修正手術も選択肢に入れてみましょう。
修正方法は以下の3パターンです。
- プロテーゼを除去する
- プロテーゼを除去した後、新たなプロテーゼに入れ替える
- プロテーゼを除去した後、別の隆鼻術を行う
プロテーゼを除去すると基本的にはもとの鼻の状態に戻りますが、長期間挿入していた場合は被膜が形成されて鼻が太く見えることも。
プロテーゼの除去と併せて鼻の形も整えるなら、入れ替えや別の隆鼻術との組み合わせが必要です。
ただし、修正手術は初回よりも技術的に難しいとされています。
検討時はリスクと期待できる効果を十分に確認し、技術力のある医師に依頼しましょう。
まとめ
鼻プロテーゼの後悔は、見た目の違和感やトラブルが生じたときに感じやすくなります。
事前対策のポイントは、慎重な医師選びや症例写真の確認などです。
費用とアフターケアも把握しておくと、後悔リスクを減らせるでしょう。
鼻プロテーゼは鼻の形を整える施術の1つです。
希望や鼻の状態によっては他の施術が適応となるケースもあるため、鼻プロテーゼ以外の選択肢も視野に入れながら、自分に合う施術を検討しましょう。
この記事を読んだあなたにおすすめの関連記事
| ・当サイトは、美容医療の一般的な知識をできるだけ中立的な立場から掲載しています。自己判断を促す情報ではないことを、あらかじめご了承ください。また、治療に関する詳細は必ずクリニック公式ホームページを確認し、各医療機関にご相談ください。 ・本記事は、執筆・掲載日時点の情報を参考にしています。最新の情報は、公式ホームページよりご確認ください。 ・化粧品やマッサージなどが記載されている場合、医師監修範囲には含まれません。 |
【治療の内容】プロテーゼ挿入
【治療期間および回数の目安】通常1回
【費用相場】1回¥100,000~¥300,000程度 ※各クリニックによって異なります。
【リスク・副作用等】痛み、感染、むくみ、違和感、異物感など
【未承認機器・医薬品に関する注意事項について】
・本治療には、国内未承認医薬品または薬事承認された使用目的とは異なる治療が含まれます。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、各クリニック医師の判断のもと、個人輸入手続きが行われています。個人輸入における注意すべき医薬品等に関する情報は、下記をご参考ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/purchase/index.html
・薬事承認を取得した製品を除き、同一成分や性能を有する他の国内承認医薬品および医療機器はありません。
・諸外国における安全性等に係る情報
-重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。


