鼻整形後に装着するギプスは、日常生活で使う機会が少ないため、何に注意すれば良いのか分からず困ってしまうこともあるでしょう。
本記事では、鼻にギプスを装着した際の過ごし方や外す時期の一般的な目安、就寝時の姿勢など、知っておくと負担を減らせるポイントを整理します。
生活のイメージを膨らませ、無理のないケアにつなげるための基礎知識をまとめたので、参考にしてください。
INDEX
鼻整形でギプスが必要になる理由と、手術別の装着期間の目安
まずは、なぜ鼻整形後にギプスが必要なのか、その医学的な理由と手術別の一般的な装着期間を整理します。
■ギプス固定の役割
鼻整形後にギプスが必要となるのは、骨や軟骨が安定するまでの時期に鼻を保護するためです。
術後は組織がまだやわらかく、形が変わりやすい状態にあります。
ギプスによってしっかり固定することで、位置のズレを防ぎ、理想的な鼻のラインを維持しやすくなるのです。
また、ギプスの圧迫は術後に生じる腫脹(腫れ)を一定の範囲で管理する助けにもなります。
「鼻整形後のギプスが痛い」「鼻整形のギプスがかゆい」と感じる瞬間もあり得ますが、固定の役割を理解し、あらかじめ心構えをしておくと安心です。
■手術別|ギプス装着期間の一般的な目安
鼻整形の内容や組織の状態、腫れの程度など複数の要素によって、ギプスの装着期間は異なります。
個人差はありますが、最も長くなるのは骨切り(鼻骨幅寄せ)を伴うケースで、一般的に1〜2週間のギプス固定が求められることが多い傾向です。
骨は変化に敏感な組織であり、術後しばらくは安定しにくいため、外力を避ける意味でも固定が重要なカギとなります。
一方、プロテーゼ挿入では3〜7日程度がギプスの装着期間の目安で、骨切りより短期間で取り外す事例がほとんど。
ただし、こちらも個々によって異なるため、医師の判断で前後する場合があることを理解しておきましょう。
鼻尖形成ではギプスが必要なケースと必要ないケースがあり、採用する術式や軟骨操作の程度によって判断が変わります。
ギプスが必要な場合でも、数日〜1週間程度が目安となることが多いです。
鼻整形後のギプス生活|日常で注意したいポイント

出典:photoAC
ここでは、鼻整形後のギプス生活で、負担を抑えながら過ごすための考え方と注意点を整理します。
■洗顔・シャワー・スキンケアで避けたいことと実践しやすい方法
鼻整形後のギプス装着中に注意したいのは「濡らさない」こと。
ギプスを留めているテープやパッド部分を濡らすと、固定が不安定になるおそれがあります。
また、湿気がこもることで皮膚トラブルを招く可能性もあるため要注意です。
シャワーは首から下を中心に行い、顔はフェイス用シートやシャンプーハット、防水カバーなどを活用するなど、工夫を凝らしましょう。
スキンケアも同様に、鼻周辺に触れないことが大切です。
■メイク・仕事・外出時に気を付けたいポイント
鼻整形後のメイクは、洗顔やスキンケア同様にギプス周囲を避けて行うことが基本です。
ギプスに粉や油分が付着すると、固定力の低下や肌への刺激につながる可能性があります。
ファンデーションは頬から外側へ広げ、鼻周囲は極力触れないようにしましょう。
外出時に周囲の目が気になることからマスクを使用する際は、鼻に圧がかかりにくい、鼻の頂部に触れにくい立体型や、素材がやわらかいタイプが向いています。
耳ひもの調整でギプスに圧力が加わらない位置へずらして使用するのも1つのアイデアです。
職場や学校で鼻整形後のギプスを見られることが不安な場合、無難な説明として「鼻の処置中です」「かぶれ対策で固定をしています」など、施術内容を明かさない表現が使われることがあります。
「うまい言い訳はある?」と悩む必要はなく、シンプルに伝えることでプライバシーを守りやすくなるはずです。
詮索されるのが嫌な場合は、施術前にスケジュールの調整を行い、仕事や学校への影響を最小限に抑えられるよう、効率的な治療計画を立てましょう。
■睡眠時の姿勢と腫れを抑える工夫
睡眠中の姿勢は、鼻整形後に装着したギプスのズレを防ぐ上で大切なポイントです。
クッションを重ね、リクライニング姿勢に近い角度で寝ると、自然と横向きやうつ伏せを避けやすくなります。
寝るときに頭を高めに保つことは、腫れのコントロールにもつながり、一石二鳥です。
さらに、寝返りによる衝撃を防ぐため、抱き枕やクッションを両側に置く方法もあります。
寝具の硬さや枕の高さを微調整し、無意識下で顔が布団に埋まらない環境をつくることで、接触リスクの軽減が可能です。
■メガネやサングラスの扱い方
鼻整形後のギプス装着中は、鼻根部に直接乗るメガネやサングラスの使用はできるだけ避けましょう。
フレームの重みがギプスを圧迫し、位置を変えてしまう可能性があるためです。
いつまでメガネを避ければよいかは、術式や個々の状態などによって異なるため、医師に確認しましょう。
どうしても視力補正が必要な場合は、軽量フレームに変更したり、頬で支えるタイプのフレームを使用したりするなど、圧を分散する工夫が必要です。
また、コンタクトレンズを活用する方法もあります。
ギプスが取れた後の経過と日常生活での注意点

出典:photoAC
ここからは、ギプス除去後の経過と日常生活で意識したいポイントをまとめます。
■ギプス除去後の腫れ・むくみの推移と形状安定までの期間
ギプスを外した直後は、腫れやむくみがまだ残っている状態が一般的です。
これは、術後の組織が回復途中にあるためで、時間の経過とともに変化していきます。
むくみが気になる場合には、タオル越しにやさしく短時間で冷却するのも1つの方法です。
術式により術後の状態が安定するまでの期間は異なります。
個々によって違いはありますが、骨切りを伴う場合は、骨の癒合や周囲組織の安定化まで数ヶ月単位で変化が続くことも。
プロテーゼや鼻尖形成でも、皮膚のなじみが進むにつれ、ラインが滑らかになり、完成のイメージに近づいていくでしょう。
ただし、ギプスが取れた後の経過は、施術内容・体質・腫れの出方で異なります。
医師の診察で確認しながら落ち着く過程を見守る姿勢が大切です。
■運動・飲酒・入浴など、腫れに影響しやすい行動
ギプス除去後は、腫れが残っている状態で血流が上がると、むくみが強く出やすくなります。
運動はウォーキングなど軽いものから徐々に再開し、ランニングや筋トレといった激しい動きは避けましょう。
飲酒も同様に、血流が増すことで腫れ・むくみが目立ちやすくなるため、回復の様子を見ながら控えめにする考え方が一般的です。
長時間の入浴やサウナも体温が上昇しやすく、長引く原因になることがあります。
シャワー中心の生活から、徐々に浴槽での入浴に戻す流れが現実的です。
ギプス固定中に起こりやすいトラブルと対処の考え方

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万が一ギプス装着中にトラブルが起こったときの考え方と、受診の判断基準を整理しておきましょう。
■ギプスがずれる・浮く・外れそうなとき
ギプスがずれる・浮くといった変化は、汗や皮脂、マスクの摩擦など日常的な動作で起こることがあります。
こういった場合に、鼻整形後のギプスを自分で外したり、自身でギプスの付け方を調べたりするケースも見られますが、医療機関が行う固定とは構造・強度ともに異なるため、自分で直そうとしないことが大切です。
自己判断で押し付けたり、テープを貼り替えたりすると、意図しない方向に圧が加わり、術後の組織に負担がかかる可能性があります。
ギプスが取れかかっている、あるいは明らかに浮いていると感じた場合は、装着期間にかかわらず美容外科など施術を受けた医療機関へ相談するのが基本です。
■痛み・かゆみ・皮膚トラブルが出たとき
鼻整形後のギプス装着中は圧迫による違和感や軽い痛みを感じる場合があります。
圧迫が一定に保たれることで形を守るため、多少の不快感は起こり得ますが、「我慢できないほどかゆい」「皮膚の赤みの悪化」「水ぶくれ」のような症状がある場合は、皮膚トラブルが進行している可能性があるため、受診先に相談しましょう。
皮膚への刺激は、ギプスの素材やテープとの相性によっても変わるため、固定方法の見直しを検討した方が良いケースもあります。
■生活動作でぶつけてしまった・濡らしてしまった場合
ギプスに衝撃が加わると、固定が緩んだり、内部の腫れに影響したりすることがあります。
軽くぶつけた程度でも、見た目の傾きや浮きがないか、痛みや腫れが強くなっていないかを確認することが大切です。
心配な場合には、クリニックを受診するのも1つの選択肢。
もちろん、強い衝撃があった場合には、自己判断せず早めに診察を受けましょう。
うっかりギプスを濡らしてしまったケースでは、少量の水分が表面に付着した程度なら、清潔なタオルでやさしく押さえて水分を取る方法で解決できることがほとんど。
しかし、シャワーがかかってしまった、マスクの湿気で全体が湿ったなど、広範囲に水分が入り込んだ場合は、固定力が低下しやすいため注意が必要です。
ドライヤーなどで無理に乾燥させたり、自分で貼り直したりする行為は避け、施術を受けた医療機関に相談しましょう。
まとめ
鼻整形後のギプス固定は、骨や軟骨を安定させ、腫れを管理し、外からの衝撃を避けるための重要なプロセスです。
ギプス装着中は洗顔・睡眠・外出・メガネなど、日常の多くに工夫が必要になりますが、基本的なポイントを押さえることで過ごしやすさは変わります。
また、ギプスが取れた後も腫れやむくみが続くため、鼻への負担を考慮しつつ、医師の指示に沿ってケアを進めることが大切です。
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【治療の内容】鼻尖形成術
【治療期間および回数の目安】1回
【費用相場】¥300,000~¥600,000程度
【リスク・副作用等】腫れ、内出血、痛み、発熱など
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