
鼻先が丸いことを気にする方は多く、メイク時にノーズシャドウが欠かせないという方もいるでしょう。一般的に鼻先が丸い形をしていると「団子鼻」といわれます。
「団子鼻を整えたい、小さくしたい」と、美容医療を検討する方も見られます。この記事では、このような鼻先の丸み・団子鼻の悩みを解消するための方法をご紹介。
セルフケアから美容医療でのアプローチまでをお届けするので、鼻の形に悩む方は参考にご覧ください。
1.鼻先が丸い=団子鼻?

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まずは、鼻先が丸いことはどうしてネガティブにとらえられやすいのかを確認していきましょう。
■団子鼻とは?
「鼻先が丸い=団子鼻」とイメージする方は多いもの。実際、団子鼻は団子のように鼻先が丸い形をしていて、低い鼻のことを指します。日本人は欧米人と比べると鼻の高さが低く、団子鼻は日本人に多い鼻の形です。
団子鼻と同じように鼻先が丸いタイプに、にんにく鼻、あぐら鼻と呼ばれる鼻の形もあります。
鼻先が丸くなっているため団子鼻の仲間と考えられていますが、団子鼻と比べると小鼻が横に大きく張り出している点で異なります。
■団子鼻は美人に見られない?
鼻は顔の中心にあり目立つため、印象を左右する存在です。鼻筋が通った高い鼻や小さな鼻のほうがスマートな印象を与えやすいため、形状で比較すると団子鼻は美人として見られにくい傾向にあるのです。
美人というよりは、可愛らしい・親しみやすいといった印象を与える鼻の形です。
■鼻先が丸いのはなぜ?
鼻先が丸いことで悩む方は「どうして鼻先が丸くなるのか」と思うこともあるでしょう。ここでは、鼻先が丸くなる要因として、よく挙げられるものを4つご紹介します。自分自身に当てはまるかチェックしてみましょう。
鼻の軟骨の形状が影響しているから
まず考えられるのが、軟骨の影響です。鼻先から小鼻を形成している骨に鼻翼軟骨という部分があります。この骨が広がり気味だと、鼻先が低くなり、丸い印象を与えてしまいます。
遺伝や体質によるところが大きく、生まれつき鼻先の丸さや団子鼻という方に該当しやすいです。
うつ伏せで鼻に負担がかかっているから
鼻先が丸い方は、寝ているときの姿勢を振り返ってみましょう。うつ伏せで寝ている方は、鼻の形に影響を及ぼしている可能性があります。
鼻翼軟骨はやわらかい骨のため、うつ伏せによって負担がかかってしまうことがあります。就寝時にうつ伏せでいると、長期間にわたり鼻翼軟骨に負担がかかり続けるため、鼻先を丸くする原因となります。
鼻がむくんでいるから
実は顔や足などと同じように、鼻にもむくみが生じます。水分や塩分、アルコールの摂りすぎはむくみにつながるため、摂取量を振り返ってみましょう。
鼻がむくむと丸い形に見えてしまい、結果的に団子鼻など鼻先が丸いと感じてしまうのです。
鼻をいじる癖があるから
無意識に鼻を触る癖がある方は、行動を見直す必要があるかもしれません。鼻を触っていると鼻の皮膚が厚くなり、丸くなる原因になってしまいます。
また、鼻の穴に指を入れる癖によって小鼻が広がり、丸みにつながる可能性もあります。直接鼻を触っていなくても、鼻をかむことが多い場合も、鼻の形に影響するので注意が必要です。
2.鼻の形を整えるマッサージが知りたい!

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顔の中心にあり、目を引く鼻の形を自分で整えられると、うれしいものですよね。ここでは、団子鼻を治すために役立つマッサージを3つ紹介しましょう。
■【団子鼻を小さくするマッサージ】リンパ流し
まず紹介するのが、リンパ節に老廃物を流し、団子鼻の原因となるむくみを解消するマッサージです。
- 小鼻の横にあるくぼみを、指先で3~5秒押します。
- 小鼻の外側を上下にマッサージして小鼻の周りをほぐしましょう。
- 中指と薬指で小鼻の両脇を挟むようにして、鼻筋に沿って眉頭まで滑らせていきます。小鼻に溜まっている老廃物を流していくイメージで指を動かすのがポイントです。
- 眉頭を指先で3~5秒押しましょう。
- 眉頭から順番に、眉尻・こめかみ・耳の前・耳の下・首・鎖骨の順で緩やかなカーブを描くように指を滑らせて、老廃物を押し流していきましょう。
■【団子鼻を小さくするマッサージ】軟骨にアプローチ
続いては、軟骨をマッサージして鼻の形を癖づける方法です。
- 目の内側のへこみを、指先や関節で優しく指圧・マッサージしましょう。目の近くになるため、眼球に圧力をかけたり傷をつけたりしないよう注意しながら行います。
- 小鼻から鼻筋に沿って少し上がった部分、鼻骨をマッサージします。鼻を高くして前に出すようなイメージで、鼻骨の縁にあたる部分をぐりぐりと押し上げます。
- 小鼻の外側を上下にマッサージして小鼻の周りをほぐしましょう。
- 小鼻から鼻尖(鼻先)に円を描くように、クルクルとマッサージします。温かさを感じる程度が目安です。やりすぎると肌トラブルのもとになるので、滑りの良い状態で行いましょう。
■団子鼻を小さくするマッサージの注意点
団子鼻にアプローチするマッサージは、すぐに効果が感じられるものではありません。根気強く続けることが大切です。肌を傷めないように、オイルやクリームなどを用いてマッサージを行うようにしましょう。
3.鼻先が丸いのがコンプレックス……美容医療でできる治療は?

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鼻先の丸い形、団子鼻をコンプレックスに感じ「団子鼻がひどいので美容整形したい」という場合もあるでしょう。美容皮膚科などでは、団子鼻をはじめとする鼻の形を整える治療方法が複数あります。
■鼻尖形成
鼻の形や低さの悩みを解消する方法として代表的なのが、鼻尖形成です。鼻翼軟骨を縫って寄せて大きさや形を調整し、鼻先をシャープな印象に仕上げる方法です。
大きくクローズ法とオープン法という術式に分かれますが、切開を伴わない方法もあります。
【鼻尖形成術】クローズ法
切開を伴う施術で、鼻腔内の切開のみなのが特徴です。傷が鼻の中にでき、傷が表に出ません。
【鼻尖形成術】オープン法
鼻柱を横にわたって切開を行うため、鼻柱に傷ができる点がクローズ法と大きく異なります。傷は鼻の穴の間(鼻柱)にできますが、次第に目立たなくなります。また、複雑な調整が可能な点も特徴です。
【鼻尖形成術】切らない鼻尖形成
切開を伴わず、医療用の糸を用いて鼻を細くしたり鼻先を尖らせたりして鼻の形を整えます。糸は体に吸収され傷痕も目立ちにくいため、プチ整形ともいわれています。
実際に切開を行う鼻尖形成とは異なり、持続期間は1年ほどで、永久的な効果は期待できません。
■鼻尖縮小
鼻翼軟骨を中央に寄せ、余分な脂肪を取り除いて鼻先を細くする施術です。鼻尖形成と比べると、団子鼻の原因や形状によっては効果の表れ方に差があり、後戻りもしやすいといわれています。
鼻尖形成と併せて行い、鼻全体のバランスを整えるケースもあります。
■小鼻縮小
小鼻の一部を切り取って細く整え、小鼻を小さくする施術です。小鼻の切除は内側と外側の2つの方法が考えられますが、どちらにしても傷痕はほとんど目立たず、周りからも気付かれません。
まとめ
鼻先が丸い、団子鼻の原因には生まれ持ったものや生活習慣から生じるものなど、複数が考えられます。
まずはセルフケアでアプローチを試みましょう。それでもやはり気になる・美容医療の力を借りたいという場合は、今回紹介したような方法を検討してみてはいかがでしょうか。
鼻先の丸さや団子鼻の程度は個人差があるため、医師の診察を受けて適切な施術方法を選ぶことで、鼻の形の悩みがクリアになるはずです。
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【治療の内容】鼻尖形成術
【治療期間および回数の目安】1回
【費用相場】¥300,000~¥600,000程度
【リスク・副作用等】腫れ、内出血、痛み、発熱など
【未承認機器・医薬品に関する注意事項について】
・本治療には、国内未承認医薬品または薬事承認された使用目的とは異なる治療が含まれます。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、各クリニック医師の判断のもと導入しています。
・重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。
【治療の内容】鼻尖縮小術
【治療期間および回数の目安】1回
【費用相場】¥200,000~¥400,000程度
【リスク・副作用等】腫れ、内出血、痛み、発熱など
【未承認機器・医薬品に関する注意事項について】
・本治療には、国内未承認医薬品または薬事承認された使用目的とは異なる治療が含まれます。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、各クリニック医師の判断のもと導入しています。
・重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。
【治療の内容】小鼻縮小術
【治療期間および回数の目安】1回
【費用相場】¥220,000~¥550,000程度 ※術式によって異なります。
【リスク・副作用等】腫れ、内出血、痛みなど
【未承認機器・医薬品に関する注意事項について】
・本治療には、国内未承認医薬品または薬事承認された使用目的とは異なる治療が含まれます。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、各クリニック医師の判断のもと導入しています。
・重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。