エラボトックスで後悔するのはなぜなのか知っていますか?実はエラが張っていても、エラボトックス治療が適さないケースがあります。今回は、エラボトックスで後悔・失敗しやすいケースと、知っておくべきリスクをまとめました。また、後悔しないためのポイントも解説していますので、エラボトックス治療に不安を感じている人、理想の輪郭を手に入れたい人はぜひお読みください。
INDEX
1.エラボトックスで失敗・後悔しやすいケースは?
A型ボツリヌス毒素を注射し、筋肉の動きを抑制して体積を小さくするボトックス。エラボトックスは、咬筋の発達によるエラ張りの改善に効果を発揮します。エラの張りがなくなれば、小顔効果も実感できるでしょう。
しかし、そんなエラボトックスも失敗や後悔をするケースがないわけではありません。実際に「エラボトックスで失敗した」といったブログなどを目にしたことがある人もいるでしょう。では、失敗したと感じるのはなぜなのでしょうか。ここでは、エラボトックスで失敗したと感じる確率が高いケースを、以下にまとめました。
■【エラボトックスの後悔事例1】エラ張りの原因が骨格だった
エラの張りが筋肉ではなく骨格によるものだった場合は、効果を実感できずに後悔することが多いでしょう。エラ張りの主な原因には、咬筋の発達と骨格の2つがあります。先ほどご説明したとおり、エラボトックスは筋肉の動きを抑える治療です。そのため、骨格が原因でエラが張っている人は、ボトックスをしても効果を得にくいでしょう。
なお、エラの骨格を変えるためには骨切りという手術が必要です。骨切りでは、口の中を切開して骨を切り取ります。
■【エラボトックスの後悔事例2】治療後すぐは効果が出なかった
ボトックスの施術直後に効果を実感できると考えている場合も、最初は失敗したと感じやすいでしょう。エラボトックス治療の効果が出始めるのは、通常2~3日経ってからです。さらに安定するまで1~2週間程度かかります。時間をかけて効果が徐々に現れる治療なので、すぐに劇的な変化を感じたい人にとっては納得できない結果になるかもしれません。
■【エラボトックスの後悔事例3】1回だけで永久的な効果が得られると考えていた
エラボトックスは、1回の施術で永久に作用するわけではありません。一般的に、効果が持続する期間は3~4ヶ月程度。そのため、良い状態を維持したい場合は、定期的にエラボトックスの治療を受ける必要があります。1回の施術で終わると考えていると後悔につながりやすいため、事前にその点も把握しておきましょう。
■【エラボトックスの後悔事例4】リスクを把握していなかった
エラボトックスの副作用をよく知らずに治療を受けるのは、やめたほうが良いでしょう。エラボトックスには、皮膚のたるみや頬のこけなどのリスクがあります。これらのリスクを知らないまま施術を受けると、あとで後悔することも。詳しい副作用については後述しますので、そちらも参考にしてください。
■【エラボトックスの後悔事例5】注入位置・注入量が適切でなかった
エラボトックスでは、骨格や筋肉の状態を総合的に見て、位置・量を調整することが求められます。しかし、医師の経験不足やカウンセリング不足により、位置・量の調整がうまくいかないケースも。注入範囲が広かったり注入量が多かったりすると、頬のこけにつながってしまうことがあります。また、顔の脂肪が少ない方は頬のこけが目立ちやすいでしょう。
なお、エラボトックスを打ち続けると良くないという話もありますが、とくに問題は報告されていません。ただし、施術日は医師とよく相談して決めましょう。
2.エラボトックスで後悔する前に!デメリット・副作用を知っておこう
エラボトックスは副作用が少ないのがメリットですが、まったくないわけではありません。エラボトックス治療後に後悔しないように、あらかじめどのようなリスクがあるのか知っておきましょう。
■内出血・腫れが生じる
エラボトックスでは極細の針を使いますが、まれに内出血や腫れが生じることがあります。内出血は、血管が傷ついたことで皮膚の下で出血が起こり、肌表面が紫色や青色に見えている状態です。程度にもよりますが、数日で落ち着くことが多いでしょう。また、複数の発生要因が考えられる腫れも基本的には数日で治まります。内出血や腫れが長期間続く場合は受診しましょう。
■頬がこける
施術が適切に行われれば、頬がこける可能性は低いでしょう。しかし、「施術範囲が広すぎる」「注入量が多すぎる」と、頬がこけたように見える可能性があります。頬こけを回避するためには、骨格や筋肉の状態にあった治療を受けることが重要です。
■噛みにくくなる
エラボトックス後は、咬筋の動きが抑制されて「噛みにくい」と感じる人もいます。硬いもの・弾力性のあるものが食べにくいケースでは、やわらかい食べもの中心の食事にすると良いでしょう。また、筋肉のバランスが変化して他の部分に負担がかかり、頭痛が起こることもあります。頭痛に関しては鎮痛剤の使用が可能なので、医師に相談してみましょう。
■笑いにくくなる
笑顔をつくるときに働く筋肉に影響が及ぶと「口角が上がりにくい」「笑いにくい」と感じることがあります。他人から見ても違和感があるほどの表情になっていると、エラボトックス治療を後悔することにつながりかねません。効果が続いている間はもとに戻せないため「ボトックスをしたら笑えない」という事態にならないように、クリニックは慎重に選びましょう。
3.エラボトックスの治療はどのようなケースに向いている?
では、エラボトックスはどのような人に向いているのでしょうか。期待できる効果と向いている人についてまとめたので参考にしてください。
■エラボトックスに期待できる効果
エラボトックスは、エラ張り改善・小顔効果の他に、歯ぎしりや食いしばりを軽減する作用も。咬筋が発達していると、歯ぎしり・食いしばりをしやすくなります。また、歯ぎしり・食いしばりにより逆に咬筋が発達してしまうケースも少なくありません。ボトックス治療は筋肉の動きを抑えるため、これらの悩みも解消できるでしょう。
■エラボトックスが向いている人
エラボトックスは、以下にあてはまる人に向いている治療です。
咬筋の発達によりエラが張っている人
エラボトックスは、エラ張りの原因が咬筋にある場合に向いています。よって、咬筋が過剰に発達している人は効果を実感しやすいでしょう。また、エラボトックス治療では歯ぎしりや食いしばりの改善も望めます。
ただし、エラ張りの原因が骨格である場合、ボトックス注射では治せません。エラ張りの原因が筋肉なのか骨格なのか分からないときは、クリニックで相談してみましょう。
メスを使わずに小顔になりたい人
エラボトックスは、メスを使わない施術です。注射のみの比較的簡単な治療なので「切らずにフェイスラインを小さくしたい」という人に向いています。傷痕が残らずダウンタイムもほとんどないことから「周囲に気づかれずに小顔になりたい」という希望も叶うでしょう。
4.エラボトックス施術後に後悔しないためのポイントは?
「せっかくの施術で後悔はしたくない」と考える方は多いでしょう。後悔しやすいケースやデメリットなどを踏まえると、失敗しないためには3つのポイントを大切にする必要があります。
■【エラボトックス後に後悔しないためのポイント1】信頼できる医師を見つける
エラボトックスは、エラの張り具合によって効果が異なります。治療の結果が顔全体のバランスに影響してしまうため、クリニックは慎重に選びましょう。「名の知れたクリニックだから」という理由で決めてしまうと、医師と相性が合わなかったり予算に見合わなかったりする可能性もあります。複数の病院を候補に挙げ、実績・予算・アフターケアの内容・相性などを比較しましょう。エラボトックスで後悔しないためには、無料カウンセリングを利用して検討するのがおすすめです。
■【エラボトックス後に後悔しないためのポイント2】治療のリスクを理解しておく
いくら副作用が少ないといっても、人によっては内出血や腫れなどの症状が出る可能性があります。基本的に数日中に落ち着きますが、ボトックス製剤をエラに注射する場合の副作用・ダウンタイムについて知らないまま治療を受けるのはおすすめできません。また、中には頬がこけるといった症状に悩まされる場合も。起こりうるリスクをしっかりと把握しておきましょう。
■【エラボトックス後に後悔しないためのポイント3】アフターケアを徹底する
ボトックス製剤は、熱に弱い性質があります。そのため、施術後すぐに過度な運動をしたり長時間入浴したりすると、血行が良くなって十分な効果を得られないことも。また、同じ理由でマッサージも避けましょう。とにかく施術部位に刺激を与えないように意識することが大切です。
■まとめ
エラボトックス治療で後悔しないためには、自分に合うクリニックを探すこと、リスクを知っておくことが重要です。エラボトックスは永久的に効果を得られるものではないため、良い状態を維持するには治療の継続が求められます。カウンセリングを通して「長く治療をお願いしたい」と思える医師を見つけて、これまで悩んできたエラの張りを改善してみませんか。
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