フォトフェイシャルを50代でするとどんな効果が?今やっておきたい美容医療も解説

フォトフェイシャルを50代でするとどんな効果が?今やっておきたい美容医療も解説

フォトフェイシャルを50代で受けても効果が得られるのか気になって、二の足を踏んでいる方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、フォトフェイシャルを受けようかどうか迷っている50代の方に向けて、得られる効果や治療内容を詳しく解説します。50代の代表的な肌悩みに向いている美容医療もご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

1.フォトフェイシャルで得られる効果は?

出典:photoAC

まずはフォトフェイシャルについて「やってよかった」と思える美容医療なのかどうか、効果を詳しく解説します。50代の方がフォトフェイシャルを受けてどのような効果が期待できるのか、ポイントを押さえておきましょう。

■シミ・たるみ・シワの改善

フォトフェイシャルを50代で検討する方の多くが抱えているお悩み、シミ・たるみ・シワ。とくに紫外線や加齢が原因でできる日光黒子や老人性色素班と呼ばれるシミには、フォトフェイシャルが有効といわれています。照射した光エネルギーがメラニン色素を分解し、ターンオーバーで肌表面に浮き上がったメラニンが剥がれ落ちてシミが薄くなる仕組みです。また、コラーゲンなどの生成を促すことで肌の保水力がアップし、たるみやシワの改善効果も期待できます。

■コラーゲンの生成を活性化してエイジングケア

フォトフェイシャルは真皮の線維芽細胞まで働きかけ、コラーゲンの生成を活性化できる点もメリットです。肌のたるみが気になる50代の方にとっても、ハリや引き締め効果が期待できる治療です。フォトフェイシャルは、シミやくすみの予防効果も期待でき、紫外線の影響で起こる「光老化」にも有効。予防と治療、両面からアプローチできるエイジングケア(年齢に即したケア)といえるでしょう。

■顔全体のトーンアップと肌にハリをもたらす

フォトフェイシャルは、シミやそばかすをはじめ、たるみやシワなど、多くの50代の方が抱える複数の肌トラブルの改善が期待できる治療です。また、広い範囲に照射することで、顔全体のトーンアップや肌のハリにもつながります。肌悩みの改善だけでなく美肌に導く点からも、フォトフェイシャルは50代になってからでも決して遅くない美容医療です。

2.そもそもフォトフェイシャルとは?

では、そもそもフォトフェイシャルとはどのような治療なのか、レーザー治療との違いや副作用、ダウンタイムについて解説します。

■IPL(光)治療とレーザー治療の違い

シミの治療でよく耳にするのが、IPL(光)治療とレーザー治療ではないでしょうか。大きな違いは波長で、フォトフェイシャルはIPL(光)治療にあたります。
シミの治療をするにあたり、どちらが良いのか比較することがあるかもしれませんが、IPL(光)治療は広い範囲に照射し、レーザーは局所照射に向いている治療です。一般的に、浅いシミにはIPL(光)治療、深い部分のシミにはレーザーが向いているとされています。
ご自身のシミに対してどちらの治療が適しているのかは、クリニックで相談してみると良いでしょう。

■副作用とダウンタイム

フォトフェイシャルは、照射後の肌ダメージが少なく、ダウンタイムもほとんどありません。ただし、照射直後には赤みが出たり、一時的に色素沈着した部分が濃くなったりする可能性があります。個人差はありますが、直後に起こる赤みは30分程度でおさまり、濃くなった部分も10日ほどで薄くなることが一般的です。
施術当日から洗顔やメイク、シャワーなども可能で、レーザー治療のようにテープを貼る必要がありません。日常生活への影響が少ない点も、フォトフェイシャルが人気の理由です。

■使用する機器別の特徴

ひとくちにフォトフェイシャルといっても、さまざまな機器があります。ここからは、治療に使われる機器それぞれの特徴について見ていきましょう。

代表的な機器、『ルミナス社』の「M22」と「ステラM22」。一般的にフォトフェイシャルと呼ばれる施術は多くのクリニックやサロンで行われていますが、厳密には「フォトフェイシャル®」は『ルミナス社』の登録商標。正式なフォトフェイシャルは「M22」と「ステラM22」を用いた治療です。「ステラM22」は最大9種類、「M22」は6種類の波長を使い分けて肌に合わせてカスタマイズした治療ができます。また、肝斑モードで対応することにより、従来フォトフェイシャルで悪化していた肝斑がある場合でも治療が可能です。

『INVASIX社』の「ルメッカ」は、シミ改善効果が期待できる短波長光域の出力が高くなるように設計されている機器です。そのため、従来の光治療では効果が低かった薄いシミにも対応できるようになりました。

『キュテラ社』の「ライムライト」は、アジア人の肌に合わせて開発された機器。幅広い肌の色に対応でき、安全で効率の良い治療ができる点が特徴です。

3.50代の代表的な肌悩みは?

出典:photoAC

ここからは、50代が抱える代表的な肌悩みと原因を解説します。50代になると肌のターンオーバーの周期が長くなり、古い角質が代謝されないことによるくすみや、シミが濃くなるといった肌悩みが現れます。鏡を見るたびにゆううつな気持ちが一生続くくらいなら、一度思い切って美容皮膚科に相談してみると良いでしょう。

■たるみ・ほうれい線

たるみは、皮膚・筋肉・脂肪層など部分によって原因が異なります。
皮膚のたるみは、加齢によって真皮を支えるコラーゲンやエラスチンが緩むことにより、表皮を支えきれなくなって肌表面の弾力が失われることが原因です。
筋肉のたるみは、皮膚の土台となる筋肉の衰えが原因です。筋肉が脂肪や皮膚を支えられなくなって、たるみとなって現れます。加齢で筋肉が萎縮してやせ細り、顔の表情を作りだす筋肉も衰えると、たるんだフェイスラインになります。
脂肪層のたるみの原因は、脂肪の重みに耐えられなくなった繊維が伸びて緩むこと。真皮層から脂肪層がずれ落ちて弾力が失われるため、顔のたるみにつながります。

■シミ・肝斑

肌にダメージを与える紫外線。長年にわたり紫外線を浴び続けると、シミやシワ、たるみの原因になります。50代頃になると見られるのが、若い頃に浴びた紫外線のダメージが肌の老化とともにシミとなって現れる「光老化」。
そのほかにも、ターンオーバーの周期やホルモンバランスの乱れなども、シミの原因となります。一般的なシミと呼ばれる老人性色素斑や肝斑など、シミにはさまざまな種類があります。適した治療が異なるため、シミの改善を望むならシミの種類を適切に見極められるクリニックを選ぶことが大切です。

■シワ・小ジワ

年を重ねると気になってくる、顔のシワや小ジワ。ひとくちにシワといっても、表情筋が動く際にできる表情ジワ、乾燥や紫外線によるダメージが原因でできる細かいちりめんジワなど、さまざまな種類があります。
そのほかにも、シワの深さが真皮にまで達している真皮性シワ(小ジワ)や、肌のたるみが原因でできるほうれい線などのたるみジワなど。シワの種類によって効果的な治療法が異なるため、シワが気になり始めたらクリニックに相談してみると良いでしょう。

4.50代女性におすすめの肌悩み別美容医療

出典:photoAC

代表的な肌悩みであるシミにはフォトフェイシャルも有効な治療法ですが、ここからは50代女性が抱える肌悩み別に美容皮膚科で受けられるおすすめの美容医療をご紹介しましょう。

■たるみ・ほうれい線の改善に向いている美容医療

表皮や真皮のたるみには、フォトフェイシャルのほかにイントラジェンや糸リフト、ケミカルピーリングなどが向いています。脂肪層のたるみには、ヒアルロン酸注射や糸リフト、小顔注射が適しているでしょう。筋肉のたるみには、マイクロボトックスやハイフが向いています。50代に多く見られるほうれい線には、糸リフトやヒアルロン酸注入、ハイフなどの美容医療が良いでしょう。

■シミ・そばかす・肝斑の改善に向いている美容医療

一般的なシミの老人色素肝斑には、フォトフェイシャルのほかにレーザーによる治療、ピーリングなどが向いています。ただし、肝斑がある場合は悪化するケースもあるため、先に肝斑の治療を行ってからシミ治療を行うか、肝斑があっても照射できる治療法を選ぶことが大切です。
また、従来の肝斑治療では、レーザーは向いていませんでしたが、皮膚全体に弱いレーザーを照射できるレーザートーニングは肝斑の治療に使用できます。

■シワ改善に向いている美容医療

シワや小ジワには、ヒアルロン酸注射やボトックス注射、マイクロボトックスなどの注入治療のほか、糸リフト、レーザー治療、ハイフなどが向いています。シワができる原因によってさまざまな種類があり、適した治療も異なるため、シワの種類や治療法についてはクリニックでしっかりと相談しましょう。

■まとめ

50代を迎える頃は、シミやたるみが気になりつつも「今更美容医療を受けても……」と躊躇する気持ちがあるかもしれません。しかし、フォトフェイシャルをはじめ、50代が抱える肌悩みの多くは美容医療での改善が期待できます。いつも鏡を見て沈んだ気持ちになるよりも、一度クリニックで相談してみてはいかがでしょうか。

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