Urara Skin Clinic院長 福永 淑恵先生へインタビュー!正確な診断のもと遠回りしない治療を提供

Urara Skin Clinic院長 福永 淑恵先生へインタビュー!正確な診断のもと遠回りしない治療を提供

Urara Skin Clinic院長 福永 淑恵先生へインタビュー。皮膚科医として保険診療に携わってきた経験と美容皮膚科としての視点から、検査・診断・治療という流れを重視した患者ファーストの治療を提供されています。2024年12月に福永先生の地元でもある大阪・天王寺に「Urara Skin Clinic(ウララスキンクリニック)」を開院。患者ファーストのスタンスはそのままに、より一層技術に磨きをかけています。今回は、医師を目指した背景からカスタマイズ治療や肌カウンセリング外来、美容医療業界への想いなどをお伺いしました。

ドクターズプロフィール

Urara Skin Clinic(ウララスキンクリニック)院長
福永 淑恵(ふくなが よしえ)先生

皮膚科医として臨床経験を積んだのち、美容皮膚科医として大阪を拠点とする「W CLINIC」勤務を経て、2024年に地元である天王寺に“謙虚に、誠実に、真面目に医療に取り組む美容皮膚科”をコンセプトとした「Urara Skin Clinic」を開院。カスタマイズ治療研究会所属に所属しており、正確な肌診断に基づく治療に注力している。プライベートでは2人の子どもを育てるママとして、仕事と子育てを両立。

(経歴)
2014年 和歌山県立医科大学卒業
2014年 大阪公立大学医学部附属病院にて初期研修
2016年 大阪公立大学医学部附属病院 皮膚科入局
2021年 大阪公立大学大学院医学研究科卒業 医学博士号取得
2021年 なにわ生野病院勤務
2021年 日本皮膚科学会認定専門医取得、Wクリニック心斎橋院 勤務
2024年 Urara Skin Clinic 開院

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医師としての背景 ~美容医療に出会ったきっかけ~

―――まず、医師を目指した背景を教えてください。

定番ではありますが、親が医師だったので幼い頃から医師という職業を身近に感じていました。思春期には親に勧められるがまま医師の道に進んで良いのかという反発心もありましたが、高校生のときのひどい肌荒れをきっかけに医師になることを決めました。

ストレスが肌に出るタイプで、受験勉強しているときはほんとうに肌荒れがひどくて。肌が荒れているとメンタルも落ちるので、医師になるなら肌をきれいにする皮膚科・美容皮膚科の道に進みたい!と覚悟を決めて、そこから必死で勉強しました。

―――高校生のころから美容医療を志していたんですね!

そうなんです。今は保険診療でも効果のあるニキビ治療薬がたくさんありますが、当時はなかなか効果を感じられる薬がなく…。保険診療の治療を受けながら、自由診療でピーリング治療を受けるなどしていたので、せっかくなら保険診療をベースに美容的なアプローチも提供できる皮膚科医になりたいと思ったんです。

ただ、当時医師になってすぐに美容医療に進むケースはほとんどなくて。美容に進む前にまずは皮膚という構造の基礎や、あらゆる皮膚疾患を病態から学ぶべきと考え、大阪公立大学の皮膚科に入局しました。

その後、勤務した「W CLINIC」には、もともと患者としてお世話になっていたんです。当直ばかりで生活が乱れニキビがたくさんできてしまい、美容皮膚科を探しているときに見つけたのが「W CLINIC」でした。理事長の足立先生が私の母校である和歌山県立医科大学卒業とあり、行ってみることにしたんです。そこからずっと患者としてお世話になっていて、縁があり働かせていただくことになりました。

美容医療への情熱 ~医療としての正しい流れをカスタマイズ治療で提供~

Urara Skin Clinic(ウララスキンクリニック)院長 福永 淑恵(ふくなが よしえ)先生

―――美容医療において福永先生が大事にしていることを教えてください。

もともと皮膚科医として保険診療を軸にしていたこともあり、医療はまず患者さまの主訴があって、その状態を診たうえで必要な検査を実施。診断をつけ、治療方針を決定。再診の時はその治療で実際に効果が出ているのかをフォローするという流れがあります。でも、美容クリニックでは患者さまが自分でやりたい治療をまずやってみて、治療後のフォローもなく、本当にきれいになっているかよく分からない…なんてことも少なくありません。美容医療もひとつの医療として、検査をして診断をして治療に進むという正しい流れを大事にしたいというのが私の想い。今、力を入れているカスタマイズ治療もその流れを汲んでいます。

―――福永先生が力を入れているカスタマイズ治療について教えてください。

医師が患者さまの肌状態に合わせて最適な治療を組み合わせて提供するのがカスタマイズ治療です。肌の悩みにはシミやくすみ、毛穴、ニキビ、ニキビ痕、赤ら顔などたくさんのバリエーションがあります。複数の肌悩みをお持ちの患者さまも少なくありませんが、どれか一つに絞った治療を選び回数を重ねるのが従来の流れ。

それに対してカスタマイズ治療は、毎回肌診断機やダーモスコープなどできちんと肌を確認し、肌状態に合わせて複数の機器を組み合わせて皮膚の角質や表皮、真皮など、すべての層を同時に整えていきます。毎回画像診断を行い、前の状態と今の状態をしっかりと確認。改善が乏しければマイルドな治療に変更する、良くなっていたらさらに攻めた治療をするなど調整しながら、治療方針を定めていきます。

―――カスタマイズ治療を受けた患者さまの反応はどうですか?

美容医療に来られる患者さまはドクターズコスメが好きな方も多いのですが、いろいろ使い過ぎていたりちゃんと選べていなかったりして、逆に肌の調子が悪くなっている方も…。私は、患者さまにはスキンケアをできるだけシンプルにすることを提案しています。最初はみなさんこれだけで良いの?って驚かれるんですよね。でも実践して肌がきれいになることを実感してもらえると、みなさん「楽やわ!」って言ってくださいます。毎月ちゃんと通っていただくことで後戻りしない肌になっていくので、価値観を変える一環になればうれしいですね。

福永先生の強み ~地元天王寺で一人ひとりと深く長くお付き合いを~

Urara Skin Clinic(ウララスキンクリニック)院長 福永 淑恵(ふくなが よしえ)先生

―――福永先生が開院された「Urara Skin Clinic」について教えてください。「Urara Skin Clinic」、ステキな名前ですね!クリニック名の由来を教えてください。

ありがとうございます!娘の名前を訓読みにしたもので、柔らかい雰囲気を出せたら良いなと思ってこのクリニック名にしました。

「Urara Skin Clinic」は保険診療と自費診療の両方を行う美容皮膚科です。保険診療の範囲内でできる治療は保険診療で、必要に応じて自費診療も取り入れるなど、フレキシブルに対応しています。お肌の駆け込み寺のような、相談すれば何とかなると信頼していただける場所になればうれしいですし、幅広い相談に対応できる知識と技術は持ち合わせていたいなと思っています。

―――福永先生の治療のこだわりや強みを教えてください。

Urara Skin Clinic(ウララスキンクリニック)院長 福永 淑恵(ふくなが よしえ)先生

一人ひとりのカウンセリングにはしっかりと時間をかけています。来院いただいた患者さまは全員、肌診断器「VISIA(ビジア)」と3Dカメラ「VECTRA(ベクトラ)」で肌の状態を診ます。何の治療が向いているか分からない状態で来院される方がほとんどなので、検査・診断・治療という流れは大事にしていますね。

患者さまをしっかり理解できるよう、ほかのクリニックよりも問診票の設問数も多いかもしれません。普段使われているスキンケアがトラブルの原因になっていることもあるので、普段使用しているスキンケアも必須項目にして、詳しく確認させていただいています。

また、治療をできるだけ継続してもらえるよう、痛みに対して徹底的に配慮しています。痛みに不安を抱えた美容初心者の方も多く来院されるので、痛みで治療を断念してしまうことのないよういろいろ駆使して対応しています。

―――「Urara Skin Clinic」のある大阪・天王寺は福永先生の地元と伺いました。

そうなんです。中学・高校と青春時代を天王寺で過ごしました。大学は和歌山でしたが、研修医時代から医師生活を長く送ってきた「大阪公立大学医学部附属病院」も天王寺にあり、私にとって縁のある場所です。

天王寺は子育て世帯も多く、私と同じママ世代の患者さまもたくさん来院されます。保険診療もあるので、子どもも一緒に来ていただけるようなクリニックになるとうれしいですね。天王寺の地に根付いたクリニックになり一人ひとりと深く長くお付き合いしていけるよう、努力を重ねていくつもりです。

―――福永先生はインスタのフォロワー数も多いですが、情報発信にも力を入れていらっしゃるのですか?

インスタの発信を入り口に私のところに来てもらえるとうれしいなという気持ちで、SNSにも力を入れています。インスタライブなど自分の考えをダイレクトに伝えられる機会を設けたことで、私の信念をご理解いただいたうえで来てくれる患者さまも多くなりました。

おすすめのコスメを紹介するインスタライブなども行っており、インスタライブを見てくださった方には相談しやすそうと思ってもらえることも多いようです。美容医療のハードルは下がってはきていますが、まだ敷居の高さを感じる方も多いと思うので、インスタグラムを通して身近な存在と感じてもらえるとうれしいです。

美容医療業界の今後の動向と期待 ~患者さまの良質な選択のため正しい情報発信を~

Urara Skin Clinic(ウララスキンクリニック)院長 福永 淑恵(ふくなが よしえ)先生

―――これからの美容医療業界への想いを教えてください。

ニキビや酒さなど、保険診療でもきれいにできる治療がたくさんあります。常々「ニキビは皮膚科へ」とお伝えしていますが、そういった症状でも保険診療を飛び越えて美容医療に来られる患者さまも少なくないなと感じていて。保険診療で対応できる症状で自由診療の美容医療に来られるのは、正直もったいない。

保険診療も大事にしつつ、限界を感じたらステップアップとして自由診療を選択するという流れが作っていけると良いなと思いますね。もちろん重症だとすぐに自由診療で対応した方が良いケースもあるのですが、段階を踏む方法もあることを認知してもらい、患者さまが良質な選択をできるようになるとうれしいです。

最近は患者さまが気軽に情報を得られるようになっていますが、商業的な色が強い世界だからこそ、医師が正しい発信をして、誤った情報が広まらないようにする必要があると思います。医師はもちろんですが、看護師さんやカウンセラーさんなど美容医療に携わる方の意識の高さも大切だと思っています。患者様にとって本当に最適なものをご提供したいと一人ひとりが意識していけば、業界全体の質も高まり患者さまにとって良いものが提供できるのではないでしょうか。

読者や患者さまへ向けて伝えたいメッセージ~自己判断ではなくまず医師に相談~

美容医療の門をたたく前に「この治療がしたい」と考えて来院される方も多いと思いますが、もしかしたらもう少し近道出来る手段があるかもしれません。正しい診断のもと、患者様と医療従事者が一緒に治療方針を決めていくのが医療のあるべき姿と考えています。注入治療で私が大事にしているのは、よりナチュラルな仕上がり。全くの別人になるのではなく、写真に写る自分が前よりも好きになれる、そんな仕上がりを目指しています。改善したい肌悩みがある方は、まずは相談だけでも気軽にお問い合わせください。

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