
中顔面が短いかも?と鏡を見て感じたことはないでしょうか。鼻が目立つような気がする原因の1つとして考えられるのが、中顔面が短いこと。
そこで今回は中顔面の黄金比をはじめ、メイクや髪型で中顔面を長く見せる方法を解説します。
さらに、中顔面の短さを長期的に改善する方法として美容医療についても言及。中顔面が短い、鼻が目立つ、といったお悩みがある方は、ぜひ参考にしてください。
中顔面とは?美人に見える黄金比

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まずは、中顔面とはどこを指すのか、測り方や平均的な長さ、美人顔と呼ばれる中顔面の黄金比について解説しましょう。
■中顔面の測り方と平均的な長さ
中顔面の長さは、医学的観点と美容的観点では測り方が異なります。医学的な中顔面は、眉の下から鼻下までの長さ。対して美容的中顔面は、目の下から上唇までを指します。
日本人の美容的中顔面の平均は、約6.5cm。中顔面が短いと感じているなら、ご自身で中顔面の長さを測って、平均と比較してみると判断材料の1つになるでしょう。
■美人顔をつくる黄金比
中顔面の長さには、いわゆる美人顔と呼ばれる理想的な黄金比があります。
美人顔をつくるのは、髪の毛の生え際から眉:眉から鼻の下:鼻の下から顎先が1:1:1の比率です。
それぞれの長さを測って比率を出してみると、どの部分が長いのか、あるいは短いのかが分かります。
■ご自身の中顔面の長さは?
中顔面の長さの平均値は、一般的な女性の中顔面の長さとして目安にはなります。
ただし、何センチ以上なら長い、何センチ以上なら短い、といったように明確に定義付けされている訳ではありません。
例えば中顔面の長さが6cmだと、平均の6.5cmよりは短いですが、生え際から顎先までが1:1:1の比率であれば美人顔と呼べるでしょう。
ご自身が短いと感じているなら、次項からご紹介するアプローチを試すのも1つの方法です。
メイクや髪型で中顔面を長く見せるには?

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中顔面が短いと感じても、いきなり美容整形に踏み切るには躊躇することもあるのではないでしょうか。そんなときは、メイクや髪型で中顔面を長く見せる方法があるので試してみましょう。
日々何気なくしているメイクも、中顔面を長く見せるよう意識してみると印象が変わって見えるのでぜひ一度トライしてみてください。
■目の下を強調しないアイメイク
涙袋をつくったり下まつげを強調したりするメイクは、中顔面を短く見せる効果があるので避けましょう。アイメイクをするときは、目の下側を強調しないことを意識してみてください。
また、下まぶたにもアイシャドウを乗せたいときは、薄めにするのがおすすめです。
眉をくっきり描くと、顔の縦ラインが強調されます。目元周りのメイクは、できるだけ縦のラインを意識すると、中顔面が短い印象を和らげる効果が期待できるでしょう。
■縦幅を強調するチーク
チークを入れるときも、横向きに入れると中顔面が短い印象を与えます。横向きに広げるのではなく、黒目の下からこめかみに向かって斜めに伸ばすように入れるとシャープな印象に。
チークを入れるときは、ブラシを横向きではなく骨格に沿って楕円形に色を乗せるイメージで動かすと、中顔面が長く見える効果が期待できます。
■人中を長く見せるリップ
上唇をオーバーリップ気味にすると、鼻の下の人中部分が短く見えるので逆効果です。なるべく人中が長く見えるよう、上唇は薄めを心がけてリップを乗せましょう。
■ボリュームを抑えてスッキリした髪型
髪型1つとっても、顔の輪郭の印象が大きく変わります。横に広がったヘアスタイルは、どうしても中顔面が短い印象を与えがち。
中顔面を長く見せたいなら、全体の毛量を抑えたりサイドをまとめたりして、顔周りをスッキリ見せるのがコツです。
中顔面が短い悩みの長期的な改善には医療的アプローチも

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髪型やメイクで工夫をしても、中顔面が短い悩みが拭えない場合、美容整形で長期的に改善するのも1つの選択肢です。
物理的に中顔面の長さを理想的に修正するのではなく、美容皮膚科のメニューの中にはヒアルロン酸注入やエラボトックスなどでボリュームやラインを整える治療もあるので検討してみましょう。
■ヒアルロン酸注射
中顔面のボリュームが増えると、長い印象になります。ボリュームアップする方法の1つが、ヒアルロン酸注射治療。
ほうれい線やいわゆる“ゴルゴ線”、目の下や鼻根などにヒアルロン酸を注入してボリュームアップすると、中顔面の短さを和らげる効果が期待できるのでクリニックで相談してみましょう
■エラボトックス・バッカルファット除去
メイクでも顔の横ラインを強調しないようにすると中顔面が長く見えるように、顔の横幅は中顔面の長さの印象を左右する要素の1つです。
フェイスラインをシャープに見せるエラボトックスの注入や頬の脂肪をピンポイントで取り除くバッカルファット除去で整えると、顔の横幅を縮める効果が期待できます。
中顔面自体を長くするのではなく、横幅を縮めることで相対的に中顔面が長く見える効果を狙うため、全体のバランスが大切です。
事前のヒアリングで目的をしっかりと伝え、顔全体のバランスが取れるよう依頼しましょう。
■鼻中隔延長
鼻の長さは、顔の縦ラインの印象に直結します。メイクでノーズラインを強調する方法もありますが、美容整形で鼻を長く見せるのも1つの方法です。
鼻中隔延長(びちゅうかくえんちょう)は、鼻中隔の軟骨に耳介軟骨などを移植して鼻尖を整える手術。
鼻尖を下向きに整えると鼻自体が長い印象になるため、相対的に中顔面を長く見せる効果が期待できます。
まとめ
中顔面が短い、鼻が目立つ、と感じたら、まずはメイクや髪型を意識して中顔面を長く見せる工夫をしてみましょう。
本当に中顔面が短いのかどうか、一度きちんと測って客観視してみることも大切です。
どうしても中顔面が短いのが気になるようなら、美容整形での改善も選択肢に入れて検討してみると良いでしょう。中顔面を長く見せるには、さまざまな方法があります。
中顔面だけにとらわれすぎると全体のバランスが崩れるリスクもあるので、クリニックに相談する際は中顔面だけでなく顔全体の仕上がりもシミュレーションしてもらうことが大切です。
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・薬事承認を取得した製品を除き、同一成分を有する他の国内承認医薬品は存在しない場合があります。
・重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。
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