デリケートゾーンヒリヒリ痛い……女性のための“やさしい”痛み対策と受診の目安

デリケートゾーンヒリヒリ痛い……女性のための“やさしい”痛み対策と受診の目安

「デリケートゾーンヒリヒリ痛い……」と感じる主な原因と対策をご紹介します。

デリケートゾーンがヒリヒリ痛い場合、その不快感によって日常生活に支障を及ぼすこともあるでしょう。できれば、ひどくなる前に対策をしたいと考える方もいるはずです。

今日から実践できるセルフでの対策をメインにご紹介するので、ぜひトライしてみてください。

また、デリケートゾーンがヒリヒリした際に受診すべき病院や、美容医療でできることなどもご紹介します。

デリケートゾーンヒリヒリ痛い……原因は?

女性 デリケートゾーン痛みデリケートゾーンヒリヒリ痛い……女性のための“やさしい”痛み対策と受診の目安|NERO DOCTOR / BEAUTY(美容医療)

出典:photoAC

まずは、デリケートゾーンがヒリヒリ痛い、ズキズキする、かゆみがあるといったトラブルが発生する主な原因について解説していきます。

■ショーツや生理用品などによる摩擦

ショーツや生理用ナプキン、避妊具などによってデリケートゾーンに摩擦が加わることでヒリヒリ痛いと感じることがあります。

ショーツや生理用ナプキンといったアイテムは、デリケートゾーンに密着しているため、摩擦が起きやすくなります。

また、性交による摩擦も、ヒリヒリ痛いと感じる原因となりうることを覚えておきましょう。

デリケートゾーンがヒリヒリ痛い際に、かゆみを伴っている場合には皮膚がかぶれている可能性も考えられます。

■かぶれやアレルギー症状

デリケートゾーンに密着するショーツや生理用品、避妊具等の素材によっては、アレルギー反応が起こり、ヒリヒリ痛いと感じることもあります。

デリケートゾーンは、経皮吸収率が高い部位であるため、アレルギー反応が起こりやすいともいわれている部位です。

デリケートゾーンにアレルギー反応がある場合には、ヒリヒリ痛い他に、赤みがある、かゆい、小さなブツブツができるといった症状が代表的です。

■洗いすぎや乾燥

デリケートゾーンがヒリヒリ痛いと感じる原因として、洗いすぎによる乾燥も考えられます。

フェムケアに注目が集まっている昨今、必要以上にデリケートゾーンを洗浄するケースもあるため注意しましょう。

また、女性ホルモンが減少することでデリケートゾーンが乾燥し、バリア機能が低下したり、外陰部や膣の皮膚が薄くなったりすることも、ヒリヒリ痛いと感じる原因の1つです。

女性ホルモンの減少は、年齢を重ねるごとに表れやすいため、デリケートゾーンの乾燥はとくに更年期の方によくみられるトラブルです。

もちろん、更年期の方だけでなく、出産や授乳中といった長期間生理が止まっている世代の方も、陰部が乾燥しやすい傾向であるため、ヒリヒリ痛くないか今一度チェックしてみてください。

■病気が隠れている可能性もある

デリケートゾーンがヒリヒリ痛いと感じる場合、場合によっては病気の可能性もあります。

陰部にヒリヒリとした痛みがある場合に考えられる病気としては、かゆみや水ぶくれなどが表れる性器ヘルペスや、排尿痛やおりものの増加といった症状がみられる膣トリコモナス症などが代表的です。

また、性交時にズキズキとした痛みを感じる性器クラミジア感染症といった病気も、痛みの原因として考えられます。

ヒリヒリと痛い以外に、どのような症状があるのかについてもしっかりとチェックし、不快感の原因を探ってみてください。

ただし、個人で状況を判断するのは避けましょう。心配な場合は、病院を受診してみてください。

デリケートゾーンがヒリヒリ痛いときの対策・対処法

フェムケアのイメージデリケートゾーンの黒ずみが気になる……自宅ケアと美容医療の選択肢|NERO DOCTOR / BEAUTY(美容医療)

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ここからは「デリケートゾーンヒリヒリ痛い……」と感じたときの対策・対処法をご紹介していきます。どれもすぐに実践できる方法ばかりなので、取り入れやすいものからトライしてみてください。

■肌に負担の少ないアイテムを使う

デリケートゾーンがヒリヒリ痛いと感じる際には、コットン100%のショーツや、刺激の少ない石鹸を使うなど、肌への負担に配慮したアイテムを活用しましょう。

普段から低刺激なものを使うことで、ヒリヒリ痛いと感じていない方にとってもトラブルの予防になります。

また、通気性が良いものや、自身の肌質にマッチするアイテムや素材など、アイテムの選び方にも配慮が必要です。加えて、不必要なフェムケアアイテムを使用しないことも意識しましょう。

■デリケートゾーンの洗い方に気をつける

デリケートゾーンがヒリヒリ痛い場合には、清潔な状態をキープすることが大切ですが、洗いすぎは乾燥につながるため禁物です。

デリケートゾーンのケアをする際には、ぬるま湯で優しく洗い流すのが基本。汚れが気になる場合には、専用の石鹸を使うのも良いでしょう。

石鹸を使う場合には、たっぷり泡立てて指で優しくなでるように洗ってください。ゴシゴシこすったり膣内まで洗ったりするのはNGです。

また、洗い終わった後には、トイレットペーパーなどを使って摩擦をできるだけ与えないよう、水分を吸収するようなイメージで優しく抑えながら拭くことも覚えておきたいポイントです。

■デリケートゾーンを保湿することを心がける

更年期などによってデリケートゾーンの乾燥が気になる場合には、保湿が重要です。普段から保湿を心がけておくことで、乾燥によるヒリヒリする痛みやかゆみを予防できます。

デリケートゾーンを保湿する際には、天然物質などの肌に負担の少ない成分を配合した専用のクリームや白色ワセリンなどを使うと良いでしょう。

こういったアイテムを使用することで、水分の蒸発を防ぎ、外的刺激からもデリケートゾーンを保護できます。

ただし、余計な刺激をさけるため、デリケートゾーンを保湿する際には粘膜部分への塗布は避け、外陰部のみに保湿クリームなどを塗ることが大切です。

■心配な場合は医療機関を受診する

デリケートゾーンのヒリヒリ痛い状態が長引く、痛みが激しい、同じ症状を何度も繰り返すといった場合には、早めに医療機関を受診しましょう。

また、おりもののニオイが気になる、量が増えた、色がいつもと違うといった場合も受診の目安です。自己判断せず、専門の知識をもった医師に相談しましょう。

少し気になる程度でも、遠慮せずに病院を受診するようにしてください。医師による診断によって、適切な治療を受けられます。

何科を受診すべき?

デリケートゾーンヒリヒリ痛い……女性のための“やさしい”痛み対策と受診の目安|NERO DOCTOR / BEAUTY(美容医療)

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ここでは、デリケートゾーンがヒリヒリ痛い場合、何科を受診すべきなのかをチェックしていきます。また、美容医療ではどのような治療ができるのかについてもまとめました。

■婦人科が一般的

女性の方で陰部にヒリヒリ、ズキズキといった痛みがある場合には、産婦人科を受診するのが一般的です。中でも、おりものに異常を感じた場合には、婦人科の受診をおすすめします。

デリケートゾーンに湿疹などのできものやかぶれなどの症状がある場合には、婦人科のほかに、皮膚科を受診するのも1つの選択肢です。

排尿時に痛みがある場合には、泌尿器科の受診も検討しましょう。

デリケートゾーンがヒリヒリ痛いと感じた際に病院で処方される薬は、抗真菌成分の膣錠などの内服薬や塗り薬などが一般的です。個々の症状に応じた薬で治療を行います。

■美容医療でできることはある?

デリケートゾーンにヒリヒリ痛みを感じる場合、原因によっては美容医療で対処することも可能です。

例えば、更年期などの影響でデリケートゾーンが乾燥して痛みがある場合には、膣にヒアルロン酸注入を行う施術があります。

ヒアルロン酸注入によって、膣の引き締めや性交痛の軽減といった効果も期待することが可能です。

他にも、生理の際に経血がたまり、陰部が蒸れてヒリヒリと痛みを感じる場合には、小陰唇を小さくする小陰唇縮小といった外科的手術をする方法もあります。

小陰唇縮小は、下着や生理用ナプキンなどから受ける摩擦も軽減できる方法です。

医師と相談して、デリケートゾーンがヒリヒリ痛い原因に合わせた施術を選び、快適な毎日を手に入れましょう。

まとめ

デリケートゾーンがヒリヒリ痛い場合には、摩擦や乾燥など、いくつか原因があります。ときには病気が隠れている場合もあるため、我慢せず婦人科や皮膚科などを受診しましょう。

乾燥や小陰唇が大きいことでヒリヒリ痛い場合には、美容医療での治療も可能です。

人それぞれ異なるデリケートゾーンがヒリヒリする原因を見つけ、適切な対処法を取り入れてみてください。

また、日頃からデリケートゾーンを保湿したり清潔にしたりすることも意識して、快適に過ごせるよう工夫することも大切です。

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【施術の内容】小陰唇縮小術
【施術期間および回数の目安】通常1回 ※状態によって異なります。
【費用】¥300,000~¥400,000程度 ※本施術は自由診療(保険適用外)です。
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【費用】約¥100,000~¥300,000 ※本施術は自由診療(保険適用外)です。使用する本数には個人差があります。
【リスク・副作用等】内出血、腫れ、痛み、アレルギー、感染、しこり、おりもの増加、尿道閉塞、腟ヒアルロン酸脱など
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