日焼けして黒くなる理由とは?日焼け後の対処法と美肌ケア

日焼けして黒くなる理由とは?日焼け後の対処法と美肌ケア

日焼けして黒くなるのが悩みという方へ。日焼けをすると、肌はやけどに似た状態になります。

そのため、普段から紫外線対策を徹底するのはもちろん、日焼け後には適切なケアが大切です。

この記事では、日焼けのメカニズムをはじめ、黒くならないための対策法や日焼け後に行いたいアフターケアをご紹介します。

黒くなった肌に効果的な美容医療についても解説していますので、美肌ケアについて知りたい方は最後までご覧ください。

なぜ日焼けすると肌が黒くなる?日焼けのメカニズムとは

腕をさわる女性 日焼けして黒くなる理由とは?日焼け後の対処法と美肌ケア|NERO DOCTOR / BEAUTY(美容医療)

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日焼けは、紫外線によって起こる皮膚の炎症のことです。皮膚がやけどを負った状態に似ています。

紫外線を浴びると、メラノサイトが皮膚を守るためにメラニンを生成します。メラニンが表皮に移動することで、肌が黒くなる状態が日焼けの仕組みです。

日焼けの種類は大きく2つに分けられます。

紫外線を浴びて数時間後に肌が赤くなる“サンバーン”と、紫外線を浴びて数日後に肌が黒くなる“サンタン”です。メラニンが生成された状態がサンタンにあたります。

しかし日焼けをしたからといって全員が黒くなるわけではありません。肌タイプが違うことにより、肌に反応の違いが起こるのです。

スキンタイプは以下の6つに分けられ、日本人のほとんどは2〜4に該当するとされています。

スキンタイプ 日焼け後の肌の状態
スキンタイプ1 すぐ赤くなるが、肌が黒くなることはない
スキンタイプ2 すぐに赤くなり、少し肌が黒くなる
スキンタイプ3 赤くなった後、必ず黒くなる
スキンタイプ4 あまり赤くならないまま黒くなる
スキンタイプ5 めったに赤くなることはなく、非常に黒くなる
スキンタイプ6 赤くならないまま、非常に黒くなる

黒くならないための日焼け対策

UV対策 イメージ 日焼けして黒くなる理由とは?日焼け後の対処法と美肌ケア|NERO DOCTOR / BEAUTY(美容医療)

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日焼けをすると、肌が黒くなるだけではなく、シミやそばかすなどさまざまな肌トラブルの原因となるため、普段から紫外線対策を行うことが重要です。

日焼けで黒くならないための対策を確認しましょう。

■日焼け止めを使用する

日焼けした後に肌を黒くさせない方法として最も有効なのが、日焼け止めを塗ることです。日焼け止めを使用することは、紫外線対策の基本中の基本。

紫外線が最も強いのは夏場(7~8月)ですが、その他の季節でも紫外線は降り注いでいるため、1年を通して日焼け止めを使用するのがおすすめです。

日焼け止めには“SPF”と“PA”の数値があります。肌が赤くなるサンバーンの原因であるUVBを防ぐために有効なのがSPFです。数値が高ければ高いほど効果が高くなります。

一方、肌が黒くなるサンタンの原因であるUVAを防ぐために有効なのがPAです。防御効果は “+”であらわされ、+の数が多ければ多いほど防ぐ効果が高くなります。

SPFやPAの数値が高い日焼け止めは、屋外でのスポーツ時やレジャーにおすすめです。

日常生活で外にあまり出ないときは数値が低いタイプでも問題ありません。目的やシーンに合わせて使い分けましょう。

また、日焼け止めはこまめに塗り直すことで、うっかり日焼けすることを防止できます。

■日焼け止め以外の紫外線対策を行う

日焼けで肌が黒くなるのを防ぐには、日焼け止めの使用に加えて、紫外線を防げるアイテムの活用が有効です。

日傘や帽子、サングラス、UVカット素材が使われた服などを、シーンに合わせて使用しましょう。

とくに曇りの日は日焼け対策を怠りがち。しかし、紫外線は降り注いでいるため、気を抜かないようにすることが大切です。

■インナーケアを徹底する

日焼け止めを使うなど外側からの対策も重要ですが、食事やサプリメントなどで内側から日焼けを防止することも可能です。

メラニンの生成を抑制できる食材や、肌荒れ防止成分や肌の健康維持が期待できる成分が入ったサプリメントなどを摂取すると良いでしょう。

また、紫外線を浴びると活性酸素が大量に生じ、肌トラブルの原因となります。

活性酸素の影響を減らすためにも、日頃から日焼け止めを使いつつ、整肌成分としてビタミンCやビタミンEを積極的に摂取するのがおすすめです。

日焼けしてしまった肌へのアフターケア

スキンケアする女性 日焼けして黒くなる理由とは?日焼け後の対処法と美肌ケア|NERO DOCTOR / BEAUTY(美容医療)

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日焼け止めや予防アイテムを使用していても、日焼けをしてしまうことはあります。

日焼け後は肌が軽い炎症を起こしている状態。ケアを正しく行うことで、黒くなるのを防げるかもしれません。

ここでは、日焼けの後のアフターケア方法について解説します。

■STEP1:日焼けした部分を冷やす

日焼けは肌が軽いやけどを負っている状態なので、対処法としてまず大切なのは冷やすことです。水や保冷剤を巻いたタオル、濡れたタオルで患部をクールダウンさせましょう。

日焼け後の肌は非常にデリケート。肌に摩擦を与えないようにすること、刺激の少ないやわらかいタオルなどを使用することがポイントです。

ただし、冷やしても痛む場合や水膨れができてしまった場合は、早めに皮膚科を受診しましょう。

■STEP2:たっぷり保湿する

しっかり冷やしてほてりがおさまったら、スキンケアアイテムで保湿します。まずは化粧水で水分を与え、保湿クリームや乳液で肌を保護しましょう。

日焼け後の肌はデリケートな状態なので、刺激に配慮されたものを使い、手でやさしくなじませます。

乾燥を防ぐためにも十分に保湿することが大切です。保湿効果の高いスキンケアアイテムはもちろんですが、美白効果が望める成分が入った化粧水などを使っても良いでしょう。

【美容医療】日焼けで黒くなった肌を改善する方法

日焼けを感じる女性 日焼けして黒くなる理由とは?日焼け後の対処法と美肌ケア|NERO DOCTOR / BEAUTY(美容医療)

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日焼けをして黒くなってしまうと、冷却や保湿などのケアや、日頃から日焼け対策をしていても、短時間で肌を元に戻すのは難しいでしょう。

そんなときは美容医療を受けるのも選択肢の1つです。

最後に、どのような美容医療があるのか解説します。黒い肌の治し方を知りたい方は、自分に合った方法を見つけてみてください。

■高濃度グルタチオン点滴

「白玉点滴」と呼ばれることもある高濃度グルタチオン点滴は、美白効果の期待できるグルタチオンを主成分とした点滴です。

シミの原因となるメラニンの生成を抑える働きや抗酸化作用があり、肌が健康な状態をキープします。

グルタチオンはアミノ酸が結合した成分で、人の体内に存在しています。胃腸から吸収されにくいため、点滴により有効成分を効率的に体内へ取り込むことが可能です。

副作用が少なく施術が短いのがメリット。施術時間は15〜30分です。デメリットとしては、針を刺したときの痛みや内出血が考えられます。

効率的に体内へグルタチオンを補給できますが、1回の施術だけでは満足する効果は得られない可能性が高いです。

しっかりと効果を実感したいなら、定期的に施術を受けましょう。

■高濃度ビタミンC点滴

肌の老化を防ぐビタミンCを注入する施術です。美容においては欠かせない成分ですが、ビタミンCは体内でほとんど作られません。

食事など体外から積極的に摂取することで肌のハリやツヤアップなど、美容面にうれしい効果を感じられます。

また、ビタミンCは水溶性のため、大量に摂取しても多くは排出されてしまい、すべてが体内に吸収されるわけではありません。

しかし点滴なら全身にビタミンCを効率的に取り込むことができます。

メリットは施術時間が短い点です(1時間程度)。1ヶ月に1〜2回程度の頻度で定期的に続けることで効果を持続できるでしょう。

ダウンタイムもほとんどなく気軽に受けやすい施術ですが、稀に血管痛や頭痛、めまいなどが起こることもあります。また、G6PD欠損症の方は施術を受けられないため注意が必要です。

■マッサージピール

マッサージピールとは、専用の薬剤を肌に塗布してマッサージすることで、肌にハリやうるおいを与える効果が期待できる施術です。

メリットには、針を使わないため肌への負担が少ないこと、施術時間が15~30分程度と短いことが挙げられます。

ダウンタイムは比較的少ないですが、稀に一時的な赤みや乾燥、皮むけが起こることがあります。

1度の施術でハリやツヤを感じやすいですが、効果を持続させたい場合は定期的に施術を受けましょう。2週間に1度のペースがおすすめです。

まとめ

日焼けで肌が黒くなるのは、肌を紫外線から守ろうとメラニンが生成されるため。日焼け時は肌が赤くなりその後黒くなる場合が多く、炎症を抑えるには冷やして保湿することが重要です。

日頃から、紫外線を浴びないように日焼け止めや日焼け防止アイテムを使用したり、メラニンの生成を抑える効果のある成分をサプリメントなどで取り入れたりすることも大切です。

すでに黒くなってしまった場合は、美容医療で改善することもできます。自分に合った方法で健康的な肌を維持しましょう。

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【治療期間および回数の目安】約1~2週間に1回程度、計6~10回程度
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【治療期間および回数の目安】約1~4週に1回程度
【費用相場】1回 約¥10,000~¥30,000 ※各クリニックによって異なります。
【リスク・副作用等】点滴刺入部位の痛み、腫れ、気分不良、低血糖など
【未承認機器・医薬品に関する注意事項について】
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・薬事承認を取得した製品を除き、同一成分や性能を有する他の国内承認医薬品および医療機器はありません。
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【治療期間および回数の目安】約2~4週間に1回程度
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【リスク・副作用等】痛み、赤み、皮むけ、乾燥、肌荒れなど
【未承認機器・医薬品に関する注意事項について】
・本治療には、国内未承認医薬品または薬事承認された使用目的とは異なる治療が含まれます。
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・薬事承認を取得した製品を除き、同一成分や性能を有する他の国内承認医薬品および医療機器はありません。
・諸外国における安全性等に係る情報
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