日焼け後に皮がむけるのはなぜ?対処法やNG行動を徹底マスター

日焼け後に皮がむけるのはなぜ?対処法やNG行動を徹底マスター

日焼けで皮がむける際にトライしたいセルフケア方法をご紹介しましょう。

正しい方法でケアしなければ、肌に余計な負担をかけてしまい、症状が長引くことも考えられます。

この記事では、皮がむけている際に避けたいNG行動について、詳しく解説しています。

また、日焼けによって皮がむける理由や、美容医療でのケア方法もまとめました。万が一の日焼けに備えて、正しい知識を身に付けておきましょう。

日焼け後に皮がむける理由

日を浴びる女性 日焼け後に皮がむけるのはなぜ?対処法やNG行動を徹底マスター|NERO DOCTOR / BEAUTY(美容医療)

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「日焼けした後に肌が赤くなり、その後気が付いたら皮がむける」といった経験をしたことがある方もいるでしょう。

皮がむけるのは、肌表面が紫外線によってダメージを受けることが大きな原因です。

日焼けは、肌にやけどを負ったような状態。日焼けの度合いにもよりますが、ヒリヒリと痛みを感じることもあります。

肌が受けたダメージを回復させる過程でターンオーバーが乱れ、通常のペースよりも早くターンオーバーが進むようになります。

新しい皮膚が作り出され、古い皮膚(皮)がどんどん排出される状態に。その結果、皮がむけてしまうのです。

日焼け後に皮がむけたら避けたいNG行動

NGイメージ 日焼け後に皮がむけるのはなぜ?対処法やNG行動を徹底マスター|NERO DOCTOR / BEAUTY(美容医療)

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日焼け後に皮がむけた場合に、避けたいNG行動をご紹介します。

ついしてしまいがちな行動もあるため、改めて自身の行動を振り返ってみましょう。日焼けをできるだけ早く治すためにも必見です。

■皮をむく

「日焼けで皮がむけている部分をすっきりさせたい」「皮むけの見た目が気持ち悪い」といった理由から、つい皮をむいてしまいたくなることもあります。

しかし、日焼けによってむけている皮の下にある皮膚はまだ新しく未熟な状態であるため、刺激に弱い特徴があります。

無理に皮をむくと、紫外線の影響を受けやすくなったり、新しい皮膚が傷ついたりする場合があるため、皮はむかないようにしましょう。

無理に皮をむいてしまったことでターンオーバーがスムーズに行えず、シミやくすみの原因になる可能性もあります。

日焼けによって皮がむけると、肌の色が部分的に白くなることがあります。

これを「海水浴白斑」といい、メラノサイトが紫外線ダメージを受けて、活動が一時的に止まってしまったことで起きる症状です。

肌の色がムラになるため、見た目が気になってしまうかもしれませんが、ほとんどの場合は時間の経過とともに目立たなくなります。

■摩擦を加える

はがれた皮が気になってタオルやハンカチなどでこすると、その摩擦が肌の負担となり、症状が長引く可能性が考えられます。

また、皮がむけた部分に摩擦を与えすぎた結果、場合によっては感染症を引き起こす危険性も。日焼けで皮がむけた部分を強くこするのは避けたい行動です。

皮がむけた部分をこすらないよう注意していても、体を洗う際や化粧水などでスキンケアする際など、気付かぬうちに摩擦を加えてしまうこともあるため、注意しましょう。

■熱いお湯でシャワーを浴びる

日焼け後の肌は火傷を負っているような状態でデリケートであるため、熱いお湯も刺激になることがあります。

日焼け後の肌に熱いお湯を浴びると、皮むけの症状が長引いて悪化する可能性があるため、タブーです。熱いお湯をはった湯船に浸かったり、サウナに行ったりするのも避けましょう。

日焼け後に皮がむける際に実践したいセルフケア

スキンケア用品 日焼け後に皮がむけるのはなぜ?対処法やNG行動を徹底マスター|NERO DOCTOR / BEAUTY(美容医療)

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日焼け後に皮がむけた際は、できるだけ早く治すことを目指したいですよね。

紹介したNG行動を避けながら、以下のケア方法を積極的に取り入れてみましょう。どれも、今日から手軽にトライしやすい方法ばかりです。

■早めに冷やすことが大切

日焼けによって皮膚にほてりや赤みがある場合には、できるだけ早めに冷やすことが大切です。

これは、皮がむけていなくても、日焼けした際には実践してほしいアフターケア方法です。速やかに冷やすことで、日焼けによる炎症や痛みの広がりを抑制できる可能性があります。

冷やす際には、流水や氷のう、タオルで包んだ保冷剤などを活用しましょう。

氷や保冷剤を直接肌に当てて冷やしすぎると、かえって肌の負担になる可能性があるため、注意してください。

日焼けをした範囲が広い場合は、水でぬらしたタオルを日焼けした部分の肌にかぶせ、扇風機の風で冷却するのも効果的な方法の1つです。

■保湿ケアでダメージを軽減

日焼け後に皮むけが起こっている状態は、肌が紫外線のダメージを受けて油分や水分が抜けやすく、乾燥しています。

肌が乾燥していると外的刺激を受けやすいので、できるだけ早く治すために保湿することを徹底しましょう。

顔だけでなく、ボディ部分が日焼けしている場合にも保湿を徹底することが大切です。

化粧水や乳液、クリームなどを活用して、保湿ケアしてみてください。肌への負担を考慮して、刺激に配慮したスキンケアアイテムを使うのがおすすめです。

保湿をする際は摩擦をできるだけ避けるため、手にたっぷりとスキンケアの液を取り出して肌にやさしく押し当てるように塗布するのがコツです。

コットンを使うと摩擦が発生しやすいため、注意しましょう。

■水分補給を心がける

乾燥しがちな日焼け後には、水分補給を積極的に行い、内側からケアすることも大切です。

ただし、紅茶やコーヒーといった利尿作用がある飲み物は、日焼け後には不向きであることを覚えておきましょう。

また、炎症を悪化させる可能性のあるアルコール系のドリンクも避けるのがおすすめです。

水やスポーツドリンクなどで水分補給しましょう。

スポーツドリンクなど砂糖が大量に入っている飲み物は、糖分の摂りすぎにならないよう加減しながら飲むことが大切です。

■紫外線対策を忘れずに

紫外線で今以上に肌がダメージを受けないよう、日焼け止めを使いましょう。

肌への刺激を配慮して、日焼け止めも保湿ケア同様に、肌への負担を考慮したアイテムを選んでみてください。

日焼け止め以外にも、長袖・長ズボンを着用する、帽子や日傘を活用するなど、物理的な対策を用いることも大切です。

日焼け止め対策グッズを選ぶ際は、UVカット機能が備わっているアイテムを選びましょう。

気になる場合は美容クリニックや皮膚科での治療も可能

日焼けの症状が長引いている・症状が心配といった場合には、美容皮膚科や皮膚科で治療できます。

症状を悪化させないためにも、気になる場合には早めに医療機関に行って、アフターケアを行うと良いでしょう。

ここでは、美容皮膚科や皮膚科では、どのような治療が行われるのかをご紹介します。

■美容クリニックでは高濃度ビタミンC点滴という選択肢も

日焼け後に皮がむけることが気になる場合や、今後の肌への影響が気になる場合は、高濃度ビタミンC点滴の施術が選択肢の1つです。

高濃度ビタミンC点滴は、文字どおり高濃度のビタミンCを点滴によって体内に注入する施術です。

ビタミンCは、抗酸化作用や紫外線による皮膚の障害・赤みを予防する働きが期待できます。

美容皮膚科によっては飲む日焼け止めや、経皮導入機である「メソナJ」などを併用することもあります。

医師と相談して、自身の肌状態にマッチした日焼け後の治療法を選択しましょう。皮むけの症状が治まったあと、シミやくすみケアができる治療を受けるのもおすすめです。

■皮膚科ではステロイド外用薬で治療という選択肢も

なかなか赤みが引かない・強い痛みやかゆみがある・日焼けした部分に水ぶくれができたなどの場合は、皮膚科で治療することを検討してみてください。

上記のような症状がある場合は、消炎鎮痛剤や抗ヒスタミン薬といった薬を用いて治療するのが一般的です。

症状が強い場合には、非ステロイド系外用薬が処方されることがあります。

日焼けによって感染症を引き起こしている場合は、抗生物質の塗り薬が使われます。外用薬を数日間使用し、治療していくのが基本的な流れです。

まとめ

日焼け後に皮がむけていると、つい気になってこすったりむいたりしてしまうこともありますが、これは逆効果。

できるだけ摩擦を与えないよう配慮し、冷却や保湿、紫外線ケアを徹底し、できるだけ早く回復するようにケアしましょう。

セルフケアでは手に負えない、症状が心配といった場合には、美容皮膚科や皮膚科といった医療機関を頼るのも1つの手段です。

健やかな肌をキープするため、ご紹介したような日焼け後のケアを徹底しましょう。

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