豊胸で脇に傷ができる?傷はどのくらい目立つの?

豊胸で脇に傷ができる?傷はどのくらい目立つの?

豊胸で脇に傷ができるの?という疑問は、豊胸手術を検討する多くの女性が抱くものでしょう。

脇を切開する方法では、腕を上げた際の傷跡が気になる一方、術後のケアや医師の技量によっては目立ちにくくできる可能性もあります。

この記事では、豊胸手術を受けたあとにできる傷の位置や大きさ、セルフケア、傷跡を目立ちにくくするポイントを解説します。

後悔しない選択をするためにも、ぜひお役立てください。

豊胸手術したら傷跡はどこにできる?

胸に手を当てる女性 豊胸で脇に傷ができる?傷はどのくらい目立つの?|NERO DOCTOR / BEAUTY(美容医療)

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豊胸手術で傷跡が生じる位置は、選択する手術方法によって異なります。

例えば豊胸術の一種である脂肪注入豊胸とシリコンバッグ豊胸では、切開位置や傷の大きさ、見えやすさに違いがあります。

ダウンタイム中の不安を軽減するためにも、事前に把握しておくことが大切です。

■脂肪注入豊胸手術の場合

脂肪注入豊胸手術は、自身の太ももやお腹などから脂肪を吸引し、それをバストに移植する治療法です。

メスを大きく入れる必要がないため、傷跡が比較的小さい傾向にあります。

ただし「脂肪を吸引する位置」と「脂肪を入れる位置」のそれぞれに傷が生じます。

脂肪吸引部分

脂肪吸引では二の腕や下腹部、腰、太もも、ふくらはぎなどから脂肪を採取するため、3~4mm程度の傷跡が生じます。

ただし、皮膚のシワに沿って吸引管を挿入することが多く、傷が目立ちにくいよう配慮されています。

一方で、体質によっては、赤く盛り上がったまま傷跡が残る「肥厚性瘢痕」を生じることも。

時間の経過や術後のケア次第で治ることもありますが、脂肪吸引の範囲によっては「こちらのほうが気になる」という人も少なくありません。

脇・胸周辺(脂肪を入れる位置)

バストへの脂肪注入は、脇や胸の下に2~3mm程度の小さな穴を開けて行われます。

傷跡は非常に小さく、脇のシワや大きくなった胸で隠れる位置に作られるため、豊胸後も目立ちにくいのが特徴です。

とはいえ、小さな穴が開くと「跡がつく」と感じる人もいるでしょう。

個人差はありますが、一般的には時間の経過とともに傷跡は徐々に薄くなっていきます。

■シリコンバッグ豊胸手術の場合

シリコンバッグ豊胸では、シリコンバッグをバスト内に挿入するために2~4cm程度の切開が必要です。

どこから挿入するかは主に「脇」「バージスライン」「乳輪」の3つから選ばれ、それぞれで傷跡の位置や見えやすさは異なります。

最も選ばれることが多い切開位置で、脇のシワに沿うように3~4cmほど切開します。

腕を大きく上げたときにのみ見える位置であり、気をつけていれば日常生活でバレることは基本的にはないでしょう。

ただし腫れや赤みがダウンタイム序盤に集中するため、術後すぐは傷跡が気になる人もいるかもしれません。

バージスライン(バストの下)

バージスラインとは胸と胴体の境目に生じる自然な曲線のこと。

大きいバッグを挿入するなど、脇からのアプローチが難しい場合に切開位置として選ばれます。

水着や下着で隠れるのはもちろん、大きくなったバストがかぶさるため、バージスラインを切開した場合は傷跡が気にならないことがほとんどです。

乳輪

乳輪の色の境目を切開し、そこからシリコンバッグを挿入することもあります。

ただし、乳腺組織に近く、傷つけてしまうリスクがあるため、慎重に検討しなければなりません。

また、他の部位と比べて傷跡も目立ちやすい傾向にあります。

脇の傷はどのくらい目立つ?術後経過と見え方の変化

疑問を持つ人形たち 豊胸で脇に傷ができる?傷はどのくらい目立つの?|NERO DOCTOR / BEAUTY(美容医療)

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豊胸手術の中でも、とくに気になりやすいのが脇の傷跡。

過度な不安を抱かずに日常生活へ戻れるよう、時間の経過とともに見え方がどう変化するのか、理解しておくことが重要です。

■術後の赤み・盛り上がり・色素沈着などの一般的な経過

豊胸手術直後の脇の傷は、一時的に赤みや腫れ、盛り上がってしまうことがあります。

これは組織の修復が進む過程によるもので、術後1~2週間頃までは顕著にあらわれます。

その後は腫れがだんだんと引き、1~3ヶ月が経つ頃には赤みが薄い色に変化。

まれに色素沈着が生じるケースもありますが、術後にクリニックから指示されている注意点を守っていれば、徐々に落ち着いていくでしょう。

傷が残ることを不安に思うのは当然ですが、脇はもともとシワや影が生まれやすい部位です。

一般的な生活の中で、傷跡部分は人から見られるタイミングも限られており、基本的には目立ちにくいでしょう。

ただし、ケロイドができやすい体質など人によって治るスピードや色の変化には差があるため、医師から事前にその可能性やケア方法について説明を受けておくことが大切です。

■半年~1年後の傷の見え方

豊胸手術から6ヶ月~1年が経過すると、多くの症例で脇の傷跡は皮膚の質感になじんでいきます。

赤みはほぼ消失し、白っぽく変化して薄くなるケースがほとんどです。

腕を下げた姿勢だと傷が目立たないため、多くの人が「ほとんど気にならなくなった」と感じるようです。

ただし、体質によっては白く残りやすい、またはうっすらと線状に残る可能性もゼロではないため、「完全に傷跡が消える」というよりは「時間とともに見えにくくなる」イメージで捉えておくと良いでしょう。

豊胸手術後の脇の傷を目立たせないためのポイント

白衣の女性 豊胸で脇に傷ができる?傷はどのくらい目立つの?|NERO DOCTOR / BEAUTY(美容医療)

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脇の傷跡は時間の経過とともに薄れていきますが、術後にできるだけ傷を残さないためには、いくつか押さえておくべきポイントがあります。

ここでは、日常生活で実践できる4つのポイントを紹介します。

■傷をむやみに触らない

術後は、傷口を触ったり引っ張ったりするのはNG。

炎症が強まり、赤みや盛り上がりの原因になります。

脇の傷が気になって触りたくなってしまうかもしれませんが、色素沈着が起きてしまう可能性があるため、手で押さえたり掻いたりするのは避けましょう。

また、完全に治るまでは衣服の摩擦が刺激になることもあるため、ダウンタイム中は締めつけない服や通気性の良い素材を選ぶことをおすすめします。

刺激を与えず適切に皮膚を保護することで、傷の治りが早まり、結果として傷跡は目立ちにくくなるでしょう。

■保湿する

術後にできた脇の傷をそのままにしておくと、色素沈着によって黒ずんでしまうことがあります。

そのため、傷跡を目立ちにくくするには保湿ケアが欠かせません。

医師の指示に従い、軟膏や保湿クリームを使用して傷を優しく保湿しましょう。

保湿ケアは最低でも3~6ヶ月ほど継続することで、傷跡の色素沈着を防ぎ、なめらかで目立ちにくい肌へと導く効果が見込めます。

入浴後などで清潔にしたあとにクリームを塗布することを習慣化するなどして、忘れずに継続してケアしましょう。

■栄養を摂る

傷の治癒にはタンパク質やビタミンC、ミネラルなどの栄養素が欠かせません。

術後は無理な食事制限を避け、バランスの良い食事を心がけることで傷の回復を促しましょう。

とくにタンパク質は、私たちの体を構成する上で重要な栄養素です。

傷の修復だけでなく新しい組織の再生にも関与するため、肉や魚、豆類などを積極的に摂ることが推奨されます。

必要な栄養素をしっかりと摂取し、体の内側から傷の回復をサポートしましょう。

■信頼できるクリニックに相談する

傷跡を最小限に抑えるためには、施術前のカウンセリングで切開位置や縫合方法、アフターケアについて医師にしっかりと確認しておくことが大切です。

それでも不安な方は、症例写真や術後のケアについて、ホームページでなどで開示しているクリニックを選ぶのがおすすめ。

経験豊富な医師は、一人ひとりの皮膚の状態や体質を見極め、適した施術方法を提案してくれるでしょう。

また、自身の体質や希望を正確に伝えることで、脇の傷が目立ちにくい方法を提案してもらえる可能性も高まります。

信頼できる医師と相談することが、傷跡の少ない豊胸手術を選択する際の大切なポイントです。

まとめ

脇の切開を伴う豊胸手術は、自然な仕上がりを期待できる一方で、術後の腫れや赤み、傷跡が気になることもあります。

しかし、適切な術式の選択や医師の技術力により、傷跡を最小限に抑えることは可能です。

また、傷口をむやみに触らない、保湿の徹底、栄養バランスの取れた食事を摂るなど、日常生活での心がけも傷の治りに影響します。

不安を一人で抱え込むのではなく、専門家を頼ることが大切です。

豊胸手術を検討している方は、経験豊富な医師にしっかりと相談しながら、自分に合った方法で理想的なバストを目指しましょう。

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【施術の内容】豊胸術
【施術期間および回数の目安】通常1回 ※状態によって異なります。
【費用相場】
・シリコンバッグ豊胸:約 ¥600,000~ ¥1,000,000
・ヒアルロン酸豊胸:約1ccあたり ¥3,000~ ¥4,000(使用量は個人差があります)
・脂肪注入豊胸:約 ¥800,000~ ¥1,200,000
・ハイブリッド豊胸:約¥1,300,000~¥3,000,000
※各クリニックによって異なります。本施術は自由診療(保険適用外)です。
【リスク・副作用等】内出血、血腫、感染、痛み、傷口の赤み・硬さ・突っ張り・色素沈着、アニメーション変形など
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