整形がテーマのマンガ&映画を一気見!「本当にフィクション?」美をめぐる物語で描かれる“美容医療”に注目

整形がテーマのマンガ&映画を一気見!「本当にフィクション?」美をめぐる物語で描かれる“美容医療”に注目

いまや美容医療は“特別なこと”ではなくなりましたが、それでも私たちは、マンガや映画で描かれるドラマチックな整形ストーリーに心を掴まれてしまいますよね!

登場人物の「キレイになりたい」という強い想いを軸に、感動・驚き・ときにゾッとするような展開まで──。

そこには、美への執着や“醜さへの恐怖”といった、誰もが少しは抱える感情がリアルに描かれています。

そんな物語に自分を重ねる人もいれば、全く違う世界に刺激を受ける人もいるはず。

今回は、美容医療をテーマにしたマンガ&映画をピックアップしてご紹介!

「フィクションの中の美容医療は、現実とどう違うのか?」
そんな視点でも楽しめる作品をまとめました。

美容医療を描いたマンガ・映画|人気作品をチェック!

まずは、美容医療を扱っているマンガ・映画の人気作をいくつかご紹介しましょう。

■【マンガ】『カンナさん大成功です!』(著:鈴木由美子/講談社)

整形がテーマのマンガ&映画を一気見!「本当にフィクション?」美をめぐる物語で描かれる“美容医療”に注目|NERO DOCTOR / BEAUTY(美容医療)

出典:講談社

<あらすじ>

「一度見たら夢に出そうなブス」とまで言われた容姿、太った体型に強いコンプレックスを抱いていた主人公・神無月カンナが、
イケメンの蓮台寺浩介に振り向いてもらうため、大金を費やして全身整形し、絶世の美女へと変貌を遂げる。
しかし、周囲からの美人扱いになかなか慣れず、空回りばかり。
トラブルメーカーのカンナの恋愛模様を描いたラブ・コメディ漫画。

コンプレックスに悩んでいた過去を捨て、美しさと自信に満ちた新たな自分に生まれ変わる主人公の姿は爽快!

終始ハイテンションでトラブルを巻き起こすカンナの言動には「はちゃめちゃで笑える!」「ギャグセンスが大好き!」という声も多数。

その一方で、“美人至上主義”な世間の価値観、「本当の意味での“美人”とは?」について考えさせられる作品です。

■【マンガ】『整形シンデレラ』(著:四ツ原フリコ/シーモアコミックス)

<あらすじ>

自分の容姿に強い劣等感を抱く地味なOL・橘凜が主人公。「こんな顔でオシャレについて話したり、コスメを買いに行ったりしたら笑われる」という卑屈な想いを常に抱えていた凜は、社内でも有名な美女・貝塚凜と名前が同じだという理由でイジメにあっていた。そんなある日、宝くじで大金を手にしたことをきっかけに美容整形を受けることに。見た目のせいで自分を好きになれなかった主人公が、美容整形をきっかけに悩みながらも自分らしい生き方を見出していくヒューマンドラマ。

本作の軸は、“整形もの”としては王道の美しい変身劇。

しかし、整形によって美しい容姿になれたにもかかわらず、主人公の心の葛藤や劣等感はなかなか消えない、というところに多くの読者の心を惹きつける理由があります。

その背景には、現代の日本に根強く残る美容整形への偏見や差別もあるでしょう。

レビューには「リアルすぎて疲れる」というコメントもあるほど、美容整形の本質や美しさの価値観と向き合った作品です。

■【マンガ】『女の人生に整形って必要ですか?~美容整形の裏側がカオスだった話~』(原案:パチ美、漫画:金子べら/新潮社)

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出典:Amazon

<あらすじ>

美容整形クリニックで看護助手として働くことになった主人公・赤城さとみは、出勤初日から顔面ギプスの先輩やクセの強い患者と出会うことになる。その中には、「某有名アニメキャラの顔になりたい」という患者も。知られざる“美容整形の裏側”を看護助手目線からユーモラスに描いたお仕事コメディ。

原案者のパチ美さんは、実際に美容外科クリニックで看護助手として10年以上勤務した経歴の持ち主。

ご自身も整形したことを公言しており、クリニック側と患者側、両方の視点を持つ当事者でもあります。

そんなパチ美さんが描く美容整形の描写は、リアルそのもの。

「美容整形に興味はあるけど、実際はどうなの?」というすべての人に読んで欲しい作品です。

■【映画】『ヘルタースケルター』(監督:蜷川実花/2012年)

<あらすじ>

完璧な美貌とスタイルを持つ主人公・りりこは、芸能界のトップに君臨する圧倒的スター。しかし、その体と容姿は全身整形によって作られたものであり、このことは一部の者だけしか知らないトップシークレットになっていた。りりこの体が整形による後遺症に蝕まれ始めるなか、その秘密を暴こうとする人物も登場し、やがて世間を賑わす大事件へと発展する。

美容整形を扱う衝撃作と聞いて、『へルタースケルター』を思い浮かべる人は多いのではないでしょうか。

美しい映像美によって芸能界の華やかさや美容整形によって作られた完璧な美貌が映えます。

その分、主人公の内面の脆さやハラハラする展開に目が離せない人も多いはず。

美容整形の後遺症や術後の服薬についてはフィクションである、ということを前提に楽しむことをおすすめします。

■【映画】『アグリーズ』(監督:マックG/2024年)

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出典: Filmarks映画

<あらすじ>

舞台は、16歳で整形手術を受けることが義務化されている近未来の世界。主人公のタリーは整形によって美しい大人になれるのを心待ちにしていた。ところが、友人のシェイが手術を拒否して逃亡してしまい、タリーは捜索のため旅立つことに。旅の中でタリーは、大きな真実にたどり着く。美容整形をメインテーマに据えた、近未来アクションSFストーリー。

作中で、整形を受ける前の人は「アグリーズ(醜い人)」と呼ばれます。

「整形によって美しくなった姿こそ完璧」とされる架空の世界は、令和の時代でしばしば問題視されている“ルッキズム”を想起させるテーマ。

「人間の美醜に対する価値観を突き詰めすぎると……」という、ドキッとする設定には考えさせられます。

■【映画】『整形水』(監督:チョ・ギョンフン/2020年)

<あらすじ>

顔を浸すだけで誰もが美しくなれると巷で噂になっている“整形水”を手にした主人公・イェジ。幼い頃から外見に強いコンプレックスを抱くイェジは、「美しくなりたい」という欲望にかられて、“整形水”を試すことに。別人へと変貌を遂げ、新たな人生をスタートさせたイェジだが、物語は予期せぬ方向へと狂いだす。美容大国・韓国ならではの視点から美容整形をテーマに据えたサイコホラーアニメ。

副作用も後遺症もなく、手軽に美しくなれる「整形水」は、美しくなりたいと悩む女性の弱さにつけこむ危険な麻薬のよう。

整形水は現実には存在しないものの、何度でも繰り返し使いたくなる中毒性は、美容整形依存に近いものを感じさせます。

世界中の映画祭で高く評価された本作は、日本でもSNSを中心に話題に。

チョ・ギョンフン監督が「外見至上主義に対する絶望と悲しみを表現したかった」と語るなど、メッセージ性の高い作品となっています。

“フィクション”としての美容整形|現実の美容医療との違いは?

マンガや映画の中では、美容整形によって主人公の人生が激変する場面が、センセーショナルに描かれます。

こうした過激な“演出”は、その作品がヒットすればするほど、「美容整形は副作用や後遺症が怖い」「美しくなると歪んだ性格になる」などの偏ったイメージを爆発的に広める要因となるでしょう。

しかし、ここで声を大にして伝えたいのは、マンガや映画はあくまでフィクションであるということ。

現実の美容医療との間には大きなギャップがあるということを理解する必要があります。

■“劇的変化”ではなく“自然な変化”を重視

マンガや映画では、美容整形によって別人のように生まれ変わる描写がしばしば見られます。

こうした劇的変化は、フィクションならでは

実際には、自然で周囲からは気づかれにくい、さりげない変化を希望する人が多いというのが事実です。

その証拠に、大がかりな外科手術よりも、ヒアルロン酸注射などの“プチ整形”が選ばれやすい傾向にあります。

フィクションでは、美容医療によって「人生のリセット」をする主人公も多いですが、実際には「シミやシワを目立ちにくくしたい」「肌を明るく見せたい」といった日常的なケアとして捉える人が多くいます。

■整形はオープン&ポジティブな時代へ

マンガや映画では、主人公が美容整形によって別人のように激変したことは物語の核として隠されるケースがほとんど。

こうした設定はストーリー上、緊迫感を生んだり、コミカルな展開を生んだりすることもあります。

しかし、現実世界では整形を公言する芸能人も多く、ポジティブに捉えられることも増えてきました。

今や整形はタブーではなく、自分磨きのための手段

ここにも、フィクションとの大きなギャップがあります。

まとめ

ここ数年では、美容医療の実体験をもとにマンガ化し、XやInstagramなどのSNS上に投稿する“SNSマンガ”というジャンルも増えてきました。

こうした一般クリエイターによるマンガは、プロの漫画家による創作よりも現実味があり、無料で気軽に読めるところが魅力。

美容医療の知識を楽しみながら得られる人気のツールとなっているのだとか。

このように美容整形をテーマにした物語が求められるのは、多くの人が共感する「美しくなりたい」という願いがストーリーの軸となっていることも理由の1つ。

しかし、過激な演出的描写も多く見られるため、「フィクションである」ということを常に頭の片隅に置きながら、作品の世界に没入できるのが理想です。

今回紹介した作品の他にもさまざまな“美容医療もの”があるので、ぜひあなたのお気に入りを見つけてみてください。

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