世界的なヒット作を連発し、日本でもすっかり人気が定着した韓国ドラマ。目を離せない展開とともに、韓国女優の美しさにうっとりしている方も多いのでは?韓国では「作り込まれたナチュラルメイク」を表す“クアンクメイク” が近年のトレンド。素肌っぽい肌に血色感や立体感をプラスした韓国女優の自然体な美しさは、多くの人を惹きつけています。
今回は、そんな大人気韓国ドラマの主演女優のメイク・使用コスメに注目。話題の韓国女優の顔立ちにメイク・美容医療で近づくための方法を解説します。韓ドラ通の方はもちろん、韓国コスメ・美容医療に興味がある方はぜひご覧ください。
1.韓国ドラマのメイク・化粧品が気になる!理由
素の魅力を引き出した魅力的なメイクで魅了する美容大国・韓国の女優たち。世界中の視聴者からの熱視線を集める中、数々の人気ドラマの印象的なシーンに登場する“コスメ”も人気を集めています。
例えば『梨泰院クラス』では、ヒロインが想いを寄せる男性に会う前に、「benefit(ベネフィット)」のラブティントという赤リップを塗り直すシーンがたびたび差し込まれ、「同じリップが欲しい」と女性ファンの間で話題に。
『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』『ユミの細胞たち』などの人気ドラマでは、「KAHI(カヒ)」のスティックタイプの美容液「リンクルバウンス マルチバーム」を首筋や額に塗るシーンが何度も登場し、注目を集めました。
これは、実際に女優がイメージキャラクターを務めるコスメをドラマでも使用し、PRを行うというタイアップ広告の場合も。商品自体が機能的であるうえ、手を出しやすい価格であることも多く、ドラマの世界に浸りたいファンが買い求めてヒット商品につながるケースが多いのです。
2.韓国ドラマ「涙の女王」に登場!?と話題のコスメ9つを解説
『涙の女王』は、世界的な大ヒットドラマ『愛の不時着』超えの視聴率を獲得した2024年の韓国恋愛ドラマ。冷え切った夫婦が愛を再確認するというドラマチックな展開に、日本でも熱狂する人が続出しています。
そんな中、「透明感あふれる美貌!」と注目を集めているのが、財閥3世で百貨店の女王「ホン・ヘイン」役を演じた女優キム・ジウォン。クールな表情を彩るメイク、アップになっても粗の見えない美肌が話題で、使用コスメがファンの間で分析されています。
ここからは、作中に登場したのでは!?と噂のコスメ9つを解説しましょう。
LANEIGE (ラネージュ)│リップグロウィバーム
主人公ヘインがリップケアを行う際に使用したとされているのが、韓国発ブランド『LANEIGE (ラネージュ) 』の「リップグロウィバーム」。コンパクトなチューブタイプ、唇の形に合わせた塗り口が特徴でどこでもうるおいをチャージ可能。ヘインのようなツヤのあるなめらかな唇を長時間キープできます。気分に合わせて選べる3種の香りも魅力です。
LANEIGE│ウォーターバンク モイスチャークリーム
『LANEIGE』のしっとりタイプのクリームは、スキンケアシーンで使用。超低分子ヒアルロン酸配合で、角質層への浸透性・持続性が高く、メイク前に塗ってもよれにくい使い心地の良さが話題のアイテムです。敏感肌にも配慮された設計で、乾燥から肌を守ります。
HERA (ヘラ)│ブラッククッション ファンデーション
日常のメイクシーンに登場するのが、トレンドに合わせた革新的アイテムを手がける韓国ブランド『HERA (ヘラ) 』の「ブラッククッション ファンデーション」。素肌のように軽やかなフィット感と自然なカバー力で、毛穴・くすみレスな肌を24時間演出します。厚みを感じさせず、ひと塗りで肌を端正に整えるこのファンデは、ヘインの知的なイメージにぴったり。ホワイトフラワーエキスやヒアルロン酸配合で、使うたびにうるおいのある肌に導きます。
Sulwhasoo(ソルファス)│ファーストケア アクティベーティングセラムEX
韓国で人気の高級コスメブランド『Sulwhasoo(ソルファス)』のセラムは、作中のスキンケアシーンに登場。導入美容液として、次に使うアイテムの効果を高めるベストセラーアイテムです。滋陰丹(ジャウムダン)をはじめ、厳選した韓方成分が配合されており、スキンケアの初めに塗布することで肌に弾力と透明感を与えます。心地良い韓方の香りを楽しみながらケアすることで、ドラマの世界により浸れるはず。
IOPE(アイオペ)│ステムIIIアンプル
韓国の人気スキンケアブランド『IOPE(アイオペ)』の「ステムIIIアンプル」は、ヘインが夜のスキンケアシーンで使用。化粧水のあとに使うことで、寝不足のときもぐっすり眠ったような肌へ導くというエイジングケアアイテムです。キー成分であるアラントコンプレックスがうるおいと弾力を与え、翌朝の肌の調子を整えます。
HERA│センシュアルスパイシーヌードグロス
おしゃれなヘインは、シーンによってメイクやファッションががらりと変化することが特徴。『HERA』のリップグロスは、作中の重要なシーンで使われ色気を演出しました。唇本来の色が透けるクリアな発色で、唇をふっくらと艶やかに仕上げます。
Etude(エチュード)│プレイカラーアイシャドウ
韓国コスメブームの火付け役『Etude(エチュード)』のアイシャドウパレットは、メイクシーンで使用。捨て色なしの10色入りで、アイホール・アイライン・涙袋などの範囲別に塗り分けることで、明るく華やかな目元を演出します。マットな質感のパウダーは、目元にナチュラルな陰影をプラスし、ヘインの印象的な目元に近づけます。
INNISFREE(イニスフリー)│ノーセバム ミネラルパウダー N
韓国の自然主義スキンケアブランド『INNISFREE(イニスフリー)』のパウダーは、メイクの仕上げに使用。テカリやべたつきを防ぎ、すべすべな肌へ導きます。自然なトーンアップ補正効果によって、ヘインの美しい素肌感に近づけるはず。累計販売数が全世界で8000万個を突破したというロングセラー製品です。
Hermès(エルメス)│リップスティック ルージュ エルメス サティネ 19
ヘインが使っていた『Hermès(エルメス)』のリップスティックも、SNSを中心に注目を集めました。艶タイプ深みのあるピンクカラーは、財閥令嬢という役どころにぴったり。ふっくらとした唇を上品に彩っています。持っているだけでラグジュアリーな気持ちに浸れるアイテムです。
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涙の女王「キム・ヘイン」になりたい!メイクと美容医療で近づく方法
『涙の女王』ヘイン役を演じ、「美貌の全盛期を更新した」と評判の女優キム・ジウォン。ここでは、ヘインのメイクの特徴について解説。さらに、その透明感あふれる肌と美しさ・かわいらしさを兼ね備えた顔立ちに近づくための美容医療メニューを解説します。
キム・ヘインに近づけるメイクのポイント
【ヘインメイク】眉
細めのアーチ眉で上品な印象に。髪色と同系色のアイブロウペンシルで、眉毛の隙間を埋める程度に薄めに描くのがポイント。
【ヘインメイク】目元
アイラインはまつげの隙間を埋めるように描き、目尻は跳ね上げてキャットアイに。下まぶたの目頭~黒目あたりのキワにもラインを引く。
コーラル系のアイシャドウを使い、アイラインからアイホールに向かってグラデーションを作る。目尻と涙袋はベージュの影色をさりげなく入れ、まつげはマスカラでぱっちりと。
【ヘインメイク】肌
マットファンデーションを使って、ツヤ感の少ないすべすべ肌に。透明感を表現するため、ラベンダーカラーのパウダーで仕上げる。
【ヘインメイク】鼻
スッとした鼻を演出するため鼻根にハイライトを入れ、鼻先にはV字のシェーディングを。
【ヘインメイク】唇
くすみピンクのマットリップをオーバーリップぎみに塗り、輪郭はブラシでぼかす。さらに、内側だけ濃い色のリップを重ね塗りして血色感を足す。
【ヘインメイク】輪郭
顎ラインにシェーディングを入れて、シャープで小顔な印象に。
ヘインの顔を目指すなら、素のように見せながらもメイクでしっかりと陰影を仕込み、上品で知的な印象を演出することがポイント。メイクの工夫で再現することもできますが、美容医療で近づけるならどんなメニューが有効なのでしょうか。次項で解説しましょう。
キム・ヘインに近づける肌治療・外科治療メニューとは
美容外科・美容皮膚科では、一人ひとりの特徴を生かしながらナチュラルに理想の顔立ち・肌を目指せるメニューが豊富。すっぴんでもヘインの肌・顔立ちを叶えたい方は、参考にしてみてください。
肌×レーザートーニング│色ムラを除去して明るい肌に
韓国女優といえば、シミ・くすみが見当たらない白肌を思い浮かべる方も多いでしょう。肌の色ムラを取り除く治療はさまざまありますが、中でも「レーザートーニング」はシミ・くすみのほか、除去が難しいとされてきた肝斑へのアプローチも可能。弱い出力でレーザーを照射し、肌に蓄積したメラニンを少しずつ破壊して、色ムラの改善を目指します。さらに、開き毛穴を引き締める効果も。数週間おきに複数回施術を受けることで、均一な肌トーンへ導きます。
涙袋×ヒアルロン酸注射│立体的で優しげな目元に
ぷっくりとした涙袋は、立体感のある華やかな目元の象徴。涙袋形成の一般的な方法として、「ヒアルロン酸注射」があります。医師が目元のバランスに合わせて注入位置・注入量を見極め、ヒアルロン酸を注入。ダウンタイムはほぼなく、自然な涙袋を形成します。使用する製剤はいくつかの種類がありますが、目元の状態や希望の仕上がりによって、医師と相談しながら選べるケースも。
唇×ヒアルロン酸注射│ボリュームUPによる人中短縮効果も
ふっくらとしたリップ映えする唇も、韓国女優の特徴。唇のヒアルロン酸注射は、理想の形状に合わせてヒアルロン酸を注入し、うるおいとハリのある唇へ導きます。唇に適度なボリュームが出ることで、人中短縮効果も。
輪郭×糸リフト│洗練されたフェイスラインに
「糸リフト」は、時間が経つと体内に吸収される医療用の糸を皮下組織に挿入。皮膚や脂肪を引き上げて、輪郭のリフトアップを目指す施術です。たるみを土台から持ち上げることで、切開せずともシャープなフェイスラインへ近づけることが可能。施術後、数日間は腫れやむくみが現れる場合がありますが、1~2週間程度で落ち着くケースが多いといわれています。効果の持続期間は、半年から2~3年程度。計画的に再施術を受けることで、効果が継続します。
鼻×鼻尖縮小│鼻先の形を整えてすっきりとした印象に
「鼻尖(びせん)縮小」は、鼻先から小鼻の形をつくる左右2枚の「大鼻翼軟骨」に糸を通し、縫い寄せる施術。鼻先の大きさや丸みに悩む方も、シャープな印象の鼻先に整えます。鼻・鼻筋の整形はヒアルロン酸注入から、プロテーゼ挿入などの外科手術まで、さまざまな方法があります。顔全体のバランスや理想の形をふまえ、自身に適した施術を医師に相談すると良いでしょう。
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まとめ
冒頭でお伝えした “クアンクメイク” のポイント、わかりましたか? 顔全体を女優の顔に近づけることは難しくても、自分の顔立ちを生かしたメイク・美容医療で、自然に雰囲気を寄せることは可能です。ご紹介した方法を参考にしてみてはいかがでしょうか?
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