自然癒着法のデメリットは、施術を検討する上で事前に理解しておきたい要素の1つでしょう。
自然な仕上がりが魅力とされる一方、取れる可能性や施術が受けられるかについて気になる人も少なくありません。
今回は自然癒着法のデメリットをメインテーマに、向かない・修正につながる要素、他の二重術との違いを解説します。
施術を検討する際の確認事項も参考にしてください。
INDEX
自然癒着法とは?仕組みと特徴をチェック
自然癒着法は、韓国では埋没法と並んでオーソドックスな二重術です。
「埋没法と切開法の良いとこ取り」という中間的な位置付けとも考えられています。
糸を使ってまぶたの皮膚・瞼板(けんばん)を自然に癒着させる方法です。
二重ラインが時間とともに糸の力で固定されていく仕組みのため、基本的に切開は必要ありません。
<自然癒着法のメリット>
- ダウンタイムが短く、傷痕も目立ちにくい
- 仕上がりが自然
- 二重ラインが長期間持続する安定性
自然癒着法のメリットは上記の3つです。
続いてデメリットをチェックしていきましょう。
自然癒着法の主なデメリット4つ

理想の二重を実現させるための方法として自然癒着法を選ぶなら、デメリットもふまえて検討しましょう。
まずは以下の項目を確認してください。
<自然癒着法の失敗例・後悔につながるポイント>
- 糸が取れる、糸が出てくる
- 左右差や二重幅など、不自然な見た目に
- 糸に対し拒絶反応があらわれる
- 希望の二重にならない など
上記の項目は自然癒着法のデメリットと深く関わっています。
■自然癒着法のデメリットその1│取れる可能性がある
比較的二重のラインが取れにくいとされる自然癒着法ですが、絶対に取れないわけではありません。
自然癒着法の施術後に「糸が取れた」というケースもあり、取れる可能性もリスクとして把握しておきましょう。
適切な処置により組織同士の癒着が進めば効果は半永久的です。
しかし、選んだ二重デザインやまぶたの状態、医師の技術、まぶたへの刺激などが原因となり、糸が取れることもあります。
■自然癒着法のデメリットその2│まぶたの状態によって適応が限られる
まぶたの状態によって向き・不向きが変わる点も、自然癒着法のデメリットです。
慎重な検討が必要となるまぶたの特徴は、皮膚や脂肪が厚い・たるみが強い・眼瞼下垂(がんけんかすい)があるなどです。
これらに該当する人は希望の二重を実現しにくいため、他の二重術の選択肢も含めて検討しましょう。
自然癒着法が向かない人のまぶたについては、後ほど詳しく解説します。
■自然癒着法のデメリットその3│ダウンタイムがある
自然癒着法は基本的に切開なしの施術ですが、ダウンタイムはゼロではありません。
ダウンタイム期間は約1~2週間程度で、症状例は痛みや腫れ、内出血、異物感などです。
二重のラインが安定して完成するまでの期間は約1ヶ月です。
自然癒着法のダウンタイム経過を紹介しているブログなどもありますが、症状のあらわれ方や期間は個人で差が出やすいため、あくまで目安と考えましょう。
■自然癒着法のデメリットその4│仕上がりが医師の技術力に左右されやすい
自然癒着法は日本では比較的新しい二重術にあたるため、対応可能なクリニックが限られています。
また、仕上がりに関するリスクは医師の技術力・経験が大きく影響しやすい項目です。
自然癒着法が高度な技術を要する二重術であることを前提として「安心して任せられる医師かどうか」という点に注目し、慎重に依頼先を見極めましょう。
自然癒着法が向かないのはどのようなまぶた?

自然癒着法が向かないと考えられているまぶたの状態と理由を解説します。
<自然癒着法が向かないまぶたの特徴>
- 皮膚や脂肪が厚いまぶた
- 皮膚のたるみが強いまぶた
- 眼瞼下垂がある
まぶたの皮膚そのものに厚みがあったり、皮下脂肪が多かったりすると、内部で癒着が起こる際にまぶたの厚みに負けてしまい、二重ラインの緩みや薄い仕上がりになるリスクが高まります。
また、加齢によりまぶたのたるみが強い場合も、皮膚が二重ラインに覆いかぶさるような形になってしまい、希望の仕上がりに近づけることが難しくなるでしょう。
眼瞼下垂は、まぶたを開く筋肉の弱まりが原因で生じる病気の一種です。
自然癒着法は筋肉の働きを改善するものではないため、症状が悪化することも考えられます。
これらに該当する人は、自然癒着法に小さな範囲の切開を組み合わせる・他の二重術に切り替える・他の美容医療と組み合わせるなどの選択肢を取ることにより、希望の二重を実現できるでしょう。
眼瞼下垂のある人は改善手術と二重術を組み合わせることも検討し、自分に合う方法を選択しましょう。
自然癒着法の修正につながる要素│再施術の時期と条件も
自然癒着法はやり直し可能な二重術ですが、再施術には適した時期と条件があります。
まずは修正につながる要素を見てみましょう。
- 自然癒着法が向かないまぶたの特徴を持っていたが、施術を受けた
- 医師の技術力やカウンセリングの不足
- 施術から時間が経ち、二重ラインが変化した
- 好みの二重デザインが変わった
先ほど解説したように、自然癒着法はまぶたの状態によって向き・不向きが異なります。
また、医師の技術力が不足していたり、カウンセリング時のイメージのすり合わせが不十分だったりすることも、仕上がりに影響します。
その他、二重ラインの見え方や好みの変化も修正につながる要素です。
「年齢とともにまぶたのたるみが強くなってきて二重の形が変わったように見える」「違う二重デザインに変えたい」といったタイミングで、自然癒着法の修正が検討されます。
自然癒着法の再施術は、少なくとも術後1ヶ月以降を目安にしましょう。
術後は患部の組織がダメージを受けたままの状態です。
内部の炎症が沈静化し、再度の癒着が期待できる状態であれば、再施術が可能となります。
ただし、癒着が強固に進んでいたり複数回修正していたりすると、やり直しが難しいケースがあります。
まぶたへの負担や二重ラインの安定感を考慮し、他の二重術への切り替えも選択肢に含めると良いでしょう。
自然癒着法と他の二重術を比較

自然癒着法で希望の二重を実現しようと検討中の人に向けて、埋没法・切開法との違いを整理します。
自分に合う二重術の見極めに役立ててください。
■自然癒着法と埋没法
| 自然癒着法 | 埋没法 | |
| 施術方法 | 糸で複数の固定点をつくり、まぶたの皮膚と筋肉の癒着を促して二重ラインを形成する | 糸で複数の固定点をつくり、糸の力で二重ラインを形成する |
| ダウンタイム | 1~2週間程度 | 1週間程度 |
| 持続性 | 二重ラインが取れにくく持続性に優れているが、糸が取れる可能性もある | 3~5年程度が目安 |
| 特徴 |
|
|
自然癒着法と埋没法の違いは、二重ラインの形成方法です。
どちらも施術に糸を使いますが、自然癒着法はまぶたの皮膚と筋が癒着することで二重ラインが形成されるため、持続性に優れています。
「自然癒着法と埋没どっちがいい?」と悩んだ場合は比較表を活用し、自然癒着法のデメリットもふまえて判断しましょう。
■自然癒着法と切開法
| 自然癒着法 | 切開法 | |
| 施術方法 | 糸で複数の固定点をつくり、まぶたの皮膚と筋肉の癒着を促して二重ラインを形成する | まぶたを切開して二重ラインを形成する |
| ダウンタイム | 1~2週間程度 | 2~4週間程度 |
| 持続性 | 二重ラインが取れにくく持続性に優れているが、糸が取れる可能性もある | 半永久的 |
| 特徴 |
|
|
自然癒着法と切開法の違いは、切開の有無です。
切開法は施術にメスを使うため、体への負担は大きめですが効果は半永久的となります。
一方、自然癒着法は糸が取れてしまう可能性があります。
自然癒着法を検討するにあたり、確認したいこと
最後に、自然癒着法のデメリットもふまえて「施術を検討したい」という人に向けて、確認事項を解説しましょう。
医師の技術力で仕上がりが左右されやすい自然癒着法は、信頼度の高い医師に依頼するとよいでしょう。
一人ひとりのまぶたの状態への理解度や、施術・デザイン提案力は、経験に比例しやすいです。
公式ホームページやブログなどで実績を確認しておきましょう。
カウンセリングでは、丁寧な対応はもちろん、デメリットやリスクも含めた説明があるか、忘れずに確認してください。
その他、予算に見合った施術の提案かどうか、実際の症例写真などもチェックポイントです。
不明な点があるときは、カウンセリング時に聞いてみましょう。
まとめ
自然癒着法のデメリットは、取れる可能性や適応の限界、ダウンタイム、医師の技術力による差が出やすいことなどです。
デメリットを事前に把握しておくと、失敗のリスク軽減にも役立ちます。
自然癒着法は、埋没法・切開法と特徴の異なる、新たな選択肢でもあります。
施術への理解を深めるとともに、他との違いも比較検討しながら、自分に合う方法を選びましょう。
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