ふくなが皮膚科 院長
福永 真未 先生
滋賀医科大学医学部を卒業後、同大学皮膚科に入局。総合病院での研修や爪専門外来の開設、美容皮膚科クリニック院長を経て、令和4年にふくなが皮膚科を開院。皮膚科専門医として科学的根拠に基づく診療を重視し、「健やかな肌」を育てる医療を追求している。対話と双方向の理解を大切に、通い続けたくなるクリニックを目指して日々の診療に取り組んでいる。
ニキビ治療がうまくいかない原因で多いのは、家に帰ってから適切な治療を再現できていないこと、そして途中で続かなくなることです。
ニキビは一時的なトラブルではなく、慢性疾患。必要なのは特別な技術や化粧品ではなく、正しい治療を正しい頻度で一定期間続けられる道筋です。
ニキビの治し方で最も重要なのは、クリニックで受けた治療を自宅でも同じように再現できるかどうか。つまり、ニキビ治療はスキンケアと薬の使い方を含めた“日常の積み重ね”こそが、結果を左右します。
ニキビ治療に情熱を注ぐ滋賀県彦根市にある「ふくなが皮膚科」が重視しているのは、「3ヶ月続ければ変化を実感できる設計」と「自宅でも再現できるシンプルな治療プラン」。
保険診療を軸に、必要な治療だけを段階的に重ねる“5ステップ式ニキビ治療”で、誰でも無理なく続けられる仕組みをつくっています。
今回は「ふくなが皮膚科」の院長であり、日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医の福永 真未(ふくなが まみ)先生に、その治療方針と考え方を詳しく伺いました。
INDEX
保険診療を軸に“必要な治療だけ”を積み重ねていく5ステップ構造
ニキビの治し方は、クリニックで完結するものではありません。自宅でのスキンケアや正しい薬の使い方まで含めて、はじめて治療として成立します。
「ふくなが皮膚科」では、ニキビ治療を感覚や経験値に任せず、誰でも同じ道筋をたどれる5ステップ構造として設計しています。
保険診療を軸に“必要な治療だけ”を組み合わせる5ステップ構造
ニキビは慢性の炎症性疾患であり、基本的には保険診療でアプローチできます。そのため「ふくなが皮膚科」では、まずは保険診療でできることをきちんとやり切り、必要な場合にだけ次の選択肢を重ねていく5ステップでニキビ治療を行います。
この5ステップ式ニキビ治療は、ニキビの治し方を属人的な判断に委ねないための設計です。医師が変わっても、患者が変わっても、スキンケアや治療行動が同じように再現されることを前提としています。
ふくなが皮膚科のニキビ治療の流れ|保険診療が基本となる3ステップ
■STEP1.原因の特定と患者への説明
初診では、今出ているニキビだけを見るのではなく、「なぜできているのか」を整理。ニキビを大きく以下の3タイプに分類し、治療方針を明確にします。
| 1.角質のターンオーバー異常により、表面に面皰(めんぽう)が多発する【表層型】 2.真皮層など深い部分で炎症が起きている【深層型】 3.ホルモンバランスや他疾患が関与している【続発型】 |
■STEP2.スキンケア指導と薬剤使用指導
ニキビの治し方において、毎日のスキンケアと薬の正しい使い方は「治療の一部」です。自己流に戻らないために、「ふくなが皮膚科」では看護師による具体的な指導を重視。看護師による具体的な指導を通して、治療効果を最大化する土台を整えます。
■STEP3.保険治療(最短3ヶ月程度)
ニキビ治療の効果を実感するまでには、最低でも3ヶ月程度の継続が必要です。月1回の再診を基本に、状態を確認しながら治療を進めていきます。
ふくなが皮膚科のニキビ治療の流れ|必要に応じて併用する補助的ステップ
■STEP4.国内外で効果を認められているが保険適用外の自費治療
保険診療だけでは改善が頭打ちになる場合、国内外でエビデンスのある自費治療を補助的に組み合わせます。
■STEP5.ニキビ痕・肌質改善を目的とした美容医療
炎症が落ち着いたあと、クレーターや色素沈着などが残るケースもあります。その段階で初めて、美容医療による肌質改善を検討します。
初診で“治療の9割が決まる”徹底的な下準備

福永先生は「初診でニキビ治療が成功するかどうか、9割が決まる」と言います。そのため、初診では時間をかけ徹底的にニキビ治療の土台作りを実施。
初診で行っているのは、単なる診断ではありません。自宅に帰ってからも迷わないニキビの治し方を言語化し、スキンケアまで含めて“型”として渡すことです。
まず、通常の問診票に加え、ニキビの記載があった時点で「ニキビ専用問診票」を追加。
診察前に看護師が本人の洗顔方法を実際にチェックし、問診票をもとにさらに発症時期、悪化するタイミング、生活習慣、自己流ケアの有無まで細かく深掘りし、表面に見えているニキビだけでなく“ニキビができる背景”を洗い出します。
診察では、医師が一方的に話すのではなく、患者本人の言葉を引き出す対話重視のスタイル。
「いつから」「どこが一番つらいか」「これまで何が効かなかったのか」
ここを曖昧にしたまま治療を始めることはありません。さらには患者毎の問題点や改善させるためのポイント、改善までの具体的な見通しを伝えます。
診察後は、再度看護師による個別指導を実施。医師から指示のあったスキンケアの方法や薬の使い方まで、その場で一人ひとりに合わせて確認します。とくに外用薬は、正しく塗れていなければ効果は出ない。量・塗り方・タイミングを、自己流ではなく徹底的に指導します。
3ヶ月継続できれば治る──ふくなが皮膚科の実証データ

ニキビ治療は、「1回で治る」「薬をつければ終わり」というものではありません。肌のターンオーバーや炎症が鎮静するまでの経過を考えると、最低でも3ヶ月の継続が、肌の変化を実感するための1つの目安になります。
しかし、多くの人がその手前で通院をやめてしまった結果、「保険治療は効果がない」「皮膚科に行っても治らない」という印象だけが残ってしまいます。
ニキビの治し方は、短距離走ではなくハーフマラソンです。正しいニキビ治療はスキンケアと治療を3ヶ月続けて初めて、肌は「治る方向」に舵を切ります。では、「ふくなが皮膚科」に通院する人たちは何が違うのでしょうか。
その答えが再診率72%(集計期間:2025年3月1日〜5月19日)という数字で現れています。
「3ヶ月続けられればちゃんと治る。」
福永先生は自信をもってこう話されます。この背景には、治療を“正しく続けられる設計”がありました。
ふくなが皮膚科の再診率の高さの理由
「ふくなが皮膚科」のニキビ治療における再診率を支えているのが、初診から再診までの「間隔」を重視した通院設計です。
目安としている通院頻度は、最低でも月1回。とくに福永先生が最も重視しているのが、初回から1ヶ月以内に再診できているかどうかです。
福永先生いわく、ここが治療継続の第一関門。改善がまだ見えなくても、薬の使い方が完璧でなくても、1ヶ月以内にもう一度来られていれば、それで「ほぼ問題ない」と考えているそうです。
再診時に炎症の数や面皰(めんぽう)数を点数化したり、写真で厳密な評価を行ったりすることはしません。それよりも大切にしているのは、患者本人が「少し良くなってきたかも」と感じられているかどうか。
そのため再診時には、初診時とは異なる簡単な問診票を用いながら、「薬やスキンケアで困ったことはなかったか」「初期のトラブルが続いていないか」といった“つまずきポイント”だけを確認します。

提供:ふくなが皮膚科
ニキビの改善スピードには個人差があり、早い場合は1ヶ月、2〜3ヶ月してから変化が見えてくるケースは珍しくありません。だからこそ再診の目的は数値を取ることではなく、治療を続ける気持ちを折らないことだと福永先生は言います。
「ふくなが皮膚科」では、再診を“モチベーションを高めるための時間”と位置づけています。
治療プロセスの“見える化”が継続率を押し上げる

出典:ハダイロ
ニキビ治療が途中で止まってしまう一番の理由は、「本当に良くなっているのかわからない」こと。その不安をなくすために、「ふくなが皮膚科」では、独自開発のお肌のごきげん習慣化アプリ『ハダイロ』を治療プロセスに組み込んでいます。
診察時に撮影した写真をもとに、肌の変化を画像として可視化。再診までの間のトラブルや変化も自分のスマートフォンから簡単に追加できます。
再診時には必ず初診時の写真と並べて比較することで、鏡では気づきにくい変化も一目で確認できます。「なんとなく良くなった気がする」ではなく、「ちゃんと良くなっている」という実感が持てることが、治療を前向きに続けられる理由です。
こうした“見える化”によって、自分の治療の現在地が分かり、次に何をすればいいかがはっきりする。
その結果、「もう少し続けてみよう」という気持ちが自然と生まれ、途中離脱の壁を越えやすくなるのです。
アプリ『ハダイロ』は、診断のためのツールではなく、治療を前向きに続けるための“伴走ツール”。「ふくなが皮膚科」の高い継続率は、この見える化する仕組みによって支えられています。
保険診療を土台に、必要な人だけ自由診療を選べる|ふくなが皮膚科の症例
実際に「ふくなが皮膚科」でニキビ治療を受けた事例を写真で見ていきましょう。

施術名:IPL治療×5回、スキンブースター治療×2回
写真説明:左:施術前 右:施術後4ヶ月
費用:119,300円 ※保険診療にかかる費用は含みません
副作用・リスク等:腫れ、内出血、熱傷、凸凹 など

施術名:IPL治療×8回、スキンブースター治療×2回
写真説明:左:施術前 右:施術後16ヶ月
費用:161,700円 ※保険診療にかかる費用は含みません
副作用・リスク等:腫れ、内出血、熱傷、凸凹 など
写真左はいずれも、「ふくなが皮膚科」でSTEP1〜STEP3の保険診療を継続し、ニキビの炎症が落ち着いてきた段階です。
新しいニキビは出にくくなっていますが、炎症後の赤みやニキビ痕(凹凸・色むら)については、保険診療ではアプローチが難しい領域のため、まだ残っている状態が確認できます。
写真右は、STEP4・STEP5として自費診療や美容医療を組み合わせた後の状態です。
IPL治療やスキンブースター治療を取り入れることで、赤みは全体的にトーンダウンし、肌表面のデコボコもなだらかに。写真からも、ニキビ痕が「目立ちにくい状態」へ変化していることが分かります。
ただし、ここまで進むかどうかは患者自身の希望次第です。
「まずはニキビができなくなれば十分」という方は保険診療のSTEP3までで終了することも多くありますし、「せっかくなら痕もきれいにしたい」という方だけが次のステップに進みます。
属人化しない医療体制を実現するふくなが皮膚科の“地域医療モデル”
ニキビ治療は、使用する薬剤や治療機器だけで決まるものではありません。現実には、「どの医師が診療するか」「誰がどのように説明するか」によって、結果に大きく差が出ると感じてしまうケースも少なくありません。
「ふくなが皮膚科」が目指しているのは、“誰が診ても、同じ結果を目指せる医療体制”。
その日担当する医師や看護師が違っても治療の質が揺らがないことを前提に、ニキビ治療の仕組みそのものを設計しています。その軸となるのが、チーム医療と徹底した標準化による「属人化しない医療」です。
結果にこだわる組織づくり|属人化を防ぐため、役割分担を徹底
「ふくなが皮膚科」のニキビ治療は、医師ひとりの力量に依存していません。医師がひとりでできることは時間的にも質的にも限られています。治療の質を安定させ、しっかりと結果を出し続けるために、チーム医療を前提とした役割分担が徹底されています。
事前問診の確認、スキンケアや薬剤使用の指導、写真撮影、経過説明といった工程はスタッフが担当し、医師は診断と治療方針の決定に専念します。
医師がすべてを抱え込まないことで、説明やフォローはむしろ丁寧に。診療効率と患者満足度を両立させるための、意図的な役割分担です。
「自分で動く」という考えをあえて封印するのは、組織を育て、結果を出し続けるための必須項目だと考えているためです。
誰が診ても同じ結果に導く──ふくなが皮膚科の治療標準化システム

担当者が変わるたびに説明や方針がバラバラ。そんな医療現場のジレンマをなくすため、「ふくなが皮膚科」ではチーム医療の推進だけでなく、診療の標準化を徹底して掲げています。
ニキビ専用問診票や診療フロー、スキンケア・薬剤指導の内容までを統一し、いつ誰が対応しても、同じ情報が引き出され、同じ判断基準で治療が進む設計に。
ふくなが皮膚科が目指すのは、「誰か一人が突出したクリニック」ではなく、常に安定感をもって「目に見える結果が出せる診療所」。診療のばらつきがなくなることで、「当たり外れ」のない治療体験が生まれ、地域の中で長く機能し続ける医療モデルが成立します。
さらに、保険診療でも当たり前のように「結果を追求」することで、ちゃんと利益を生み出し、そこで得た利益を人件費や組織づくりに還元するという「持続可能な地域医療」を本気で目指しています。
最終的な理想は、「あのクリニックがあるから、この街に住みたい」と言われる存在になること。誰かの名前ではなく、クリニックそのものが信頼される医療を未来に残すための挑戦です。
3ヶ月間きちんと通い、「自分で良くした」という成功体験を得ることが、ニキビ治療の本当のゴールだと位置づけています。
ふくなが皮膚科のニキビ治療が選ばれる理由は再現性×継続性×専門性の三本柱
ニキビ治療は、「いい薬に出会えるか」や「名医に当たるか」で決まるものではなく、正しい治療を、正しい頻度で、一定期間続けられることがなによりも大切です。
「ふくなが皮膚科」が重視しているのは、誰が担当しても同じゴールにたどり着ける再現性、多方面からの見える化サポートによる継続性、そしてニキビに本気で熱量をもって向き合ってきた日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医による専門性。
この三本柱がそろっているからこそ、治療は“運任せ”になりません。
本気でニキビを治したい人に必要なのは、魔法の治療ではなく、再現性のあるニキビの治し方です。
続けられるスキンケアと、正しい治療設計。この両輪がそろっていることこそが、滋賀の「ふくなが皮膚科」が選ばれ続けている理由です。
| 施設名・住所 | ふくなが皮膚科 滋賀県彦根市長曽根南町446 |
| 電話番号 | 0749-33-1604 |
| 診療受付時間 | 9:30~12:30、15:30~19:00 木曜・土曜午後・日曜・祝日休診 |
| 公式サイト | https://fkngderma.jp/ |
| SNSアカウント | インスタグラムアカウント(@fukunaga_hifuka) まみ先生ブログ https://ameblo.jp/dr-mammy/ |
| アプリ「ハダイロ」 | https://hadairo.jp/ |
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【施術の内容】IPL(セレックV)
【施術期間および回数の目安】4週間ごと 3~5回程度 ※状態によって異なります。
【費用】¥14,000〜¥22,000 ※本施術は自由診療(保険適用外)です。
【リスク・副作用等】赤み、ほてり、ひりつきなど
【未承認機器に関する注意事項について】
・本施術には、日本国内において薬事承認を受けていない未承認の医療機器を使用する場合があります。
・施術に用いる医療機器は、医師の判断のもと、個人輸入手続きが行われています。詳細は厚生労働省の「個人輸入における注意すべき医薬品等に関する情報」をご確認ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/purchase/index.html
・薬事承認を取得した製品を除き、同一性能を有する他の国内承認医療機器は存在しない場合があります。
・重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の救済制度(医薬品副作用被害救済制度)の対象外となる場合があります。
【施術の内容】スキンブースター治療
【施術期間および回数の目安】2週間ごとに3回程度 ※状態によって異なります。
【費用】¥36,000 ※本施術は自由診療(保険適用外)です。
【リスク・副作用等】赤み、腫れ、内出血など
【未承認医薬品に関する注意事項について】
・本施術には、日本国内において薬事承認を受けていない未承認の医薬品を使用する場合があります。
・施術に用いる医薬品は、医師の判断のもと、個人輸入手続きが行われています。詳細は厚生労働省の「個人輸入における注意すべき医薬品等に関する情報」をご確認ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/purchase/index.html
・薬事承認を取得した製品を除き、同一成分を有する他の国内承認医薬品は存在しない場合があります。
・重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。




