自然癒着法が取れた……原因と再施術の判断ポイント・選択肢を解説

自然癒着法が取れた……原因と再施術の判断ポイント・選択肢を解説

自然癒着法が取れたと感じると、「失敗したかも」と後悔したり、再施術の必要性が一気に高まって不安になったりするものです。

そのときの目元の状態が「一時的な変化か本当に取れてしまった状態なのか」の判断が難しいと、その後の対応に困るかもしれません。

今回は自然癒着法が取れたように見える状態を整理し、原因と再施術の判断ポイント、選択肢を解説します。

自然癒着法の術後の変化が気になる人は参考にしてください。

自然癒着法が取れたと感じるのはどんなとき?腫れ・むくみとの関係も

?と書かれたBOX 自然癒着法が取れた……原因と再施術の判断ポイント・選択肢を解説|NERO DOCTOR / BEAUTY(美容医療)

自然癒着法の術後に二重ラインが変化したからといって、必ずしも糸が外れたり、癒着が弱まったりしたとは限りません。

まずは自然癒着法が取れたように見える状態をチェックしましょう。

自然癒着法が取れたように見える状態

自然癒着法後に「取れた」と感じやすいのは、二重ラインに以下のような変化が現れたときです。

  • 以前より薄くなった
  • 部分的に途切れる、消えたように見える
  • 朝と夜の違いが大きい
  • 左右差が目立つようになった

このような変化があると、「自然癒着法が取れたのでは」と不安を募らせがちです。

本当に糸が取れたのか、単なる一時的な変化なのかを見極めることが、再施術を検討する第一歩となります。

本当に自然癒着法が取れた?腫れ・むくみに注目しよう

施術から約1ヶ月が、自然癒着法完成までの目安期間とされています。

ダウンタイム期間と重なる部分もあり、腫れやむくみの影響で二重ラインが安定しにくい状態です。

この期間中は、完成までの過程で一時的な見え方の変化が生じる可能性もあります。

二重ラインの見え方が変化しても、翌日にもとの状態に戻っていれば、自然癒着法が取れたとは考えにくいでしょう。

ただし、翌日にもとの二重ラインに戻っていない・術前に近い状態が続くようであれば、糸の外れや癒着が弱まった可能性があります。

クリニックに相談しましょう。

自然癒着法が取れる主な原因

顎に手を当てて考える女性 自然癒着法が取れた……原因と再施術の判断ポイント・選択肢を解説|NERO DOCTOR / BEAUTY(美容医療)

続いて、自然癒着法が取れる主な原因を、施術の適応・日常生活・術後経過の3つの面から解説していきます。

まぶたの状態に自然癒着法が合っていなかった

自然癒着法は、糸での固定に加えて、まぶたの皮膚・筋肉の癒着力を利用して二重を形成します。

そのため、まぶたの適応には限りがあります。

まぶたの厚みが強い・脂肪量が多い、皮膚が硬い場合は、癒着が十分に進まずにラインが安定しにくい可能性も。

その他、まぶたへの負担が大きくなる幅広な二重デザインを希望した場合や、眼瞼下垂(がんけんかすい)がある場合も、自然癒着法は不向きです。

取れたと感じるリスクを避けるには、自然癒着法がまぶたの状態に合うかどうかをしっかり見極める必要があります。

生活習慣や無意識の癖がまぶたに刺激を与えてしまった

自然癒着法の術後は、まぶたへの刺激を極力避けることが重要です。

以下のような行動は、糸や癒着部に負担をかける要因になります。

  • 水分摂取過多による強いむくみ
  • 洗顔やクレンジングでまぶたをこする
  • 花粉症やアレルギーで頻繁に目をこする
  • アイテープや二重のりの長期使用

とくに、自然癒着法のダウンタイムにあたる術後1~2週間は組織が不安定な状態のため、軽い刺激でも糸のズレや緩みにつながる可能性があります。

普段からむくみやすい人は水分の摂り方を工夫する、花粉症の時期を避けて自然癒着法を受けるなど、過ごし方の工夫がリスク軽減につながります。

自然癒着法のリスクとして、術後の行動の影響を受けやすい点を知っておきましょう。

施術から時間が経って変化が現れた

施術直後は二重ラインが安定していても、時間の経過とともに見え方に変化が現れることもあります。

中でも加齢によるまぶたのたるみ、皮膚の弾力低下、脂肪量の変化などの影響で、二重ラインが薄く見えたり、糸が取れたりすることも。

目元の加齢変化は自然なものなので、自然癒着法に限らず他の二重術でも起こり得る現象です。

本当に再施術が必要か判断するポイント

POINTとかかれたキューブ 自然癒着法が取れた……原因と再施術の判断ポイント・選択肢を解説|NERO DOCTOR / BEAUTY(美容医療)

自然癒着法が取れたように感じても、すぐに再施術が必要とは限りません。

最終的には「医学的に癒着が取れた」という診断が判断の基準になります。

医師に取れたと判断されやすいのは、以下の項目にあたる場合です。

  • 二重ラインが完全に消失し、目を開けてもラインが形成されない
  • 糸や癒着が外れ、物理的に二重ラインを作れなくなっている
  • まぶたの開閉動作の違和感が続く

一方、二重ラインが薄く見えたり左右差があったりする場合は、癒着の緩みや腫れの影響にとどまるケースも少なくありません。

医師が取れたと判断できない状態なら、経過観察が選択されることもあります。

二重ラインの状態 考えられる原因 主な対応策
ラインが薄く見える むくみ、癒着の緩み 経過観察
ラインが完全に見えない 糸の脱落、癒着の消失 再施術を検討
左右差がある 腫れの差、癖、加齢による変化 診察のうえで判断

自然癒着法が取れたかどうかを見た目だけで判断するのは難しいものです。

再施術には、医師による診察が不可欠です。

自然癒着法が取れた後の再施術の選択肢

自然癒着法が取れたと判断された場合の選択肢は、再び自然癒着法を受けるか、別の二重術に切り替えるかのどちらかです。

まぶたの状態やこれまでの経過・施術歴をふまえ、適した方法を検討する必要があります。

自然癒着法をやり直す

自然癒着法は基本的にはやり直し可能とされていますが、その可否はまぶたの状態に左右されます。

そのため、自然癒着法の修正に不安のある人にとってはデメリットとなるでしょう。

再施術が可能なケースは、まぶたの組織ダメージが少なく、癒着が軽度な場合です。

二重幅や左右差、二重ラインを修正できます。

一方で、癒着が強固、組織が大きく変化している、修正を数回繰り返しているなどの場合は、修正が難しくなる可能性が高いです。

自然癒着法は時間が経つほど癒着が進んでいくため、違和感が生じたらすみやかに医師へ相談し、再施術を検討する必要があります。

再施術を行う際の条件は、術後1ヶ月以上経過しており、まぶた内部の炎症が落ち着いた状態であること。

まぶたのダメージが回復していない状態で再施術を行うと、さらにダメージが広まる可能性があります。

その他、再び癒着が期待でき、癒着の妨げとなる要素がないことも条件です。

まぶたの構造の変化や組織の瘢痕化(はんこんか)が、癒着の進行に影響します。

切開法に切り替える

再施術以外の選択肢として他の二重術への切り替えがありますが、その際は切開法が候補に挙がります。

自然癒着法と切開法の違いは固定力です。

自然癒着法よりも切開法のほうが固定力は上のため、再施術が必要な場合は、より固定力の高い切開法が選択肢となります。

切開法への切り替えに該当するのは、自然癒着法の再施術が難しい場合、まぶたに厚みや脂肪が多くある場合、幅の広い二重デザインを希望する場合など。

ただし、切開法はダウンタイムが比較的長く、もとに戻すのが難しい方法です。

体への負担や修正の可能性もふまえて慎重に判断しましょう。

再施術を検討する前に知っておきたいリスクと心構え

鏡を見て目元を気にする女性 自然癒着法が取れた……原因と再施術の判断ポイント・選択肢を解説|NERO DOCTOR / BEAUTY(美容医療)

自然癒着法が取れたあと、再施術を考える際には「もう一度やればもとに戻る」と安易に捉えないようにしましょう。

自然癒着法の場合、再施術を検討する段階で取れてしまった原因を明確にしておかないと、同じ結果を繰り返してしまうでしょう。

再施術前に糸の本数を増やす、固定ポイントを変更するなど設計の見直しを十分に行うことで、やり直しのリスクを減らせます。

再施術による体への負担も考慮する必要があります。

とくに切開法を選択するなら、ダウンタイムは自然癒着法よりも長めです。

また、選ぶ方法に限らず、術前の状態に戻したり、前回とまったく同じ二重にしたりするのは難しいものです。

リスクと限界点を理解したうえで自分に合う選択を行うことが、後悔を減らすポイントです。

再施術するなら保証内容を確認しよう

自然癒着法が取れた、あるいはラインが薄くなったと感じた場合、再施術の前に必ず確認したいのが保証内容です。

自然癒着法を扱う美容外科などのクリニックでは、一定期間内の再施術を無料または一部負担で受けられるケースも少なくありません。

ただし、保証の対象となるのは医師が取れたと判断した場合に限定され、麻酔代が別途必要なケースも。

保証範囲と費用について確認しましょう。

もし切開法へ切り替えることになった場合、保証制度が利用できるのか、あるいは差額の支払いで済むのかといった点も、併せて確認しておきましょう。

まとめ

自然癒着法が取れたと感じても、腫れやむくみによる一時的な変化の可能性があります。

実際に取れた場合の原因は施術の適応・日常生活・術後経過などさまざまです。

再施術が必要かどうかの判断には、医師の診断が欠かせません。

やり直しや切開法への切り替えには条件やリスクがあります。

信頼できる医師に相談し、保証内容などもふまえたうえで、納得のいく選択をしましょう。

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【施術の内容】二重埋没法
【施術期間および回数の目安】通常1回 ※状態によって異なります。
【費用相場】¥30,000~¥250,000程度 ※各クリニックによって異なります。本施術は自由診療(保険適用外)です。
【リスク・副作用等】熱感、痒み、むくみ、違和感、左右差、希望と異なる二重幅、眉が下がることによる二重幅の変化など
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【施術の内容】二重切開法
【施術期間および回数の目安】通常1回 ※状態によって異なります。
【費用相場】¥200,000~¥400,000程度 ※各クリニックによって異なります。本施術は自由診療(保険適用外)です。
【リスク・副作用等】腫れ、内出血、むくみ、痛み、瞼のツッパリ感、違和感、左右差、希望と異なる二重幅など