ダーマペンとは、肌の毛穴やニキビ痕、小じわを改善するとして注目される美容医療メニューの1つです。美容クリニックでよく聞く施術名ですが、「何回で効果が出るの?」「フラクショナルレーザーやシルファームとどう違うの?」と疑問を持つ方も多いでしょう。
本記事では、ダーマペンの仕組み・効果・回数ごとの変化をわかりやすく解説。さらに、他施術との違いやリスクについても紹介しているので、美容医療を検討する際の判断材料になる内容です。
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ダーマペンとは?~仕組みと効果の基本を解説~

ダーマペンとは、微細な針を用いて肌の再生力を引き出す美容医療機器です。まずは基本的な仕組みと、施術の進化について理解しましょう。
■ダーマペンの仕組み ― ダーマペンとは微細な針で肌を再構築する美容医療
ダーマペンとは、髪の毛よりも細い微細な針で肌に刺激を与え、肌の自然治癒反応を利用してコラーゲン生成をサポートする美容施術です。微細な刺激により創傷治癒反応が起こり、コラーゲンやエラスチンなどの生成により肌質改善につながります。
この仕組みは医療的な再生アプローチに基づいており、ニキビ痕・毛穴の開き・小じわなどの改善が期待できます。さらに、ダーマペン施術後に薬剤を肌に塗布し、有用成分を深く導入できるのも魅力です。
ダーマペンでは針を刺す痛みを軽減するため麻酔クリームを使用するクリニックが一般的です。
■ダーマペン4とダーマペン3の違い
ダーマペン4とは、従来のダーマペン3から次世代モデルにあたる機器です。
主な違いは針の本数と速度で、ダーマペン4は16本の針を搭載し、1秒間に最大1920個の穴を開けられます。ダーマペン3は12本の針だったため、施術時間の短縮と均一な治療が可能になりました。
また、針の深さ調整がより精密になり、肌の状態や部位に応じた細やかな治療ができるようになっています。現在多くのクリニックでダーマペン4が採用されています。
■ダーマペンとダーマローラーの違い
ダーマローラーとは、円筒形のローラーに針が付いた旧型の美容機器です。
ダーマペンとの主な違いは、針の動き方と衛生面にあります。ダーマローラーは転がして使用するため、細かい部位の施術に適しません。また、ダーマローラーは、針が斜めに刺さることがあり、肌への負担が大きくなりがちです。
一方ダーマペンは垂直に針が出入りするため、周囲の皮膚への負担を抑えやすいとされています。また、ダーマペンは使い捨ての針カートリッジを使用するため衛生的で、感染リスクの低減が図られています。
ダーマペンとは?~効果を感じるまでの回数と経過~

ダーマペンの効果は回数を重ねるごとに現れます。個人差はありますが、一般的な経過の目安を知っておきましょう。
■ダーマペン1回〜3回目で感じる変化
ダーマペン3回目くらいまでは、肌のハリ感や化粧ノリの向上など、表面的な変化を感じ始める段階です。
ダーマペン1回目の施術後、約1~2週間で肌のキメが整ったと実感する方もいます。
2〜3回目になると、毛穴の引き締まりや肌のトーンアップを感じやすくなります。ただし、深いニキビ痕やクレーター状の凹凸には、まだ大きな変化は見られにくい時期です。この段階では月1回ペースで継続することが推奨されています。
■ダーマペン5回〜6回目の効果 ― 肌質改善が安定する段階
ダーマペン5回目あたりを過ぎると、肌質の変化を実感しやすくなります。ダーマペン5回目の段階では、ニキビ痕の凹凸の目立ちにくさや、毛穴が小さくなったと感じる方が増えてきます。
ダーマペン6回目や7回目と回数を重ねると、肌のコラーゲン生成がより安定し、小じわや肌のたるみにも変化を感じられるでしょう。ダーマペンによる効果は個人差がありますが、回数を重ねることでよりなめらかな肌印象を目指すことが可能です。
ダーマペンとは?~他の美容施術との違いについて~

ダーマペンと類似した効果を持つ施術がいくつかあります。それぞれの特徴を理解し、自分に合った治療を選びましょう。
■ダーマペンとフラクショナルレーザーの違い
ダーマペンとフラクショナルレーザーの違いは、何で肌に刺激を与えるかという点です。
フラクショナルレーザーは、微細なレーザー光で肌に熱ダメージを与え、コラーゲン生成を促します。ダーマペンは微細な針で肌に刺激を与えます。
痛みはフラクショナルレーザーの方が強いとされていますが、どちらも表面麻酔を行うため、痛みは抑えることが可能です。
ダーマペンは比較的ダウンタイムが短いとされる施術です。一方、フラクショナルレーザーは熱エネルギーを利用するため、引き締め効果も期待できる点がメリットとして挙げられます。それぞれ作用の仕組みが異なるため、目的や肌状態に応じて選択されます。
■ダーマペンとシルファームの違い
ダーマペンとシルファームの違いは、高周波エネルギー(RF)を使用するかどうかという点です。
ダーマペンは微細な針で物理的に肌を刺激し、コラーゲン生成を促す仕組みで、ニキビ痕の凹凸改善や毛穴の引き締めに有用です。一方、シルファームは針に高周波(RF)を組み合わせ、熱エネルギーも同時に届けることで、肝斑・赤み・たるみなど幅広い肌悩みに対応できます。
ダウンタイムや費用、適応となるお悩みは肌状態や目的によって異なります。それぞれ特徴が異なるため、カウンセリングで肌の状態を確認したうえで選択されます。
■ダーマペンとハーブピーリングどっちがいい?
ダーマペンとハーブピーリングでどっちがいいかは、エステサロンでケアを希望するか、美容クリニックでの施術を希望するかが大きな選択ポイントです。
ハーブピーリングは主にエステサロンで行われますが、ダーマペンは医療機関でのみ行える施術です。ダーマペンは針で肌の再構築を促すのに対し、ハーブピーリングは植物由来成分などを用いて角質層に働きかけ、ターンオーバーをサポートする方法です。
ダーマペンのリスクと注意点、施術範囲の考え方
ダーマペンとは医療行為であり、リスクや注意点を理解したうえで受けることが重要です。
■赤み・腫れ・色素沈着などのリスク
施術後は赤みや腫れ、内出血が生じることがあります。通常2〜3日で落ち着きますが、個人差があります。アフターケアを怠ると色素沈着や感染症のリスクが高まるため、医療機関での施術と適切な術後管理が不可欠です。
また、ケロイド体質の方や妊娠中の方は施術を受けられない場合があります。カウンセリングで既往歴や体質を必ず伝えましょう。まれに一時的なニキビ悪化が見られることもあります。
■施術できる範囲と部位別の特徴
ダーマペンの施術範囲は顔全体だけでなく、首・背中・二の腕など広範囲に対応可能です。顔では目元や口周りなど皮膚の薄い部分は針の深さを調整し、丁寧に施術します。
部位によって痛みの感じ方やダウンタイムが異なるため、医師と相談しながら施術範囲を決めることが大切です。
■効果を高めるためのアフターケア
ダーマペン施術後6時間程度は、薬剤の浸透を妨げないため、洗顔やスキンケアを控える必要があります。また、施術直後から数時間は肌が敏感な状態のため、触らないよう注意が必要です。
翌日には赤みが落ち着き始め、メイクも可能になることがほとんどです。ただし、ダーマペン施術から1週間程度は、赤みやかゆみが続くことがあります。
ダーマペン2週間後には、肌状態は落ち着き、肌質の変化を実感し始める方が多くなります。この時期から次の施術までの間に、肌の再構築がさらに進むため、焦らず経過を見守ることが大切です。
まとめ
ダーマペンとは、微細な針で肌に刺激を与え、肌本来の自然治癒反応を利用する美容医療です。
ニキビ痕や毛穴、小じわの改善には複数回の施術が必要で、5〜6回目あたりから肌質改善を実感する方もいます。施術後は赤みや腫れなどのダウンタイムがあり、適切なアフターケアが重要です。
フラクショナルレーザーやシルファームなど類似施術もあるため、自分の肌悩みや予算に合わせて選択しましょう。信頼できる美容クリニックで医師に相談し、リスクも理解したうえで治療計画を立てることが大切です。
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【施術の内容】ダーマペン
【施術期間および回数の目安】3~4週間ごとに1~5回程度 ※状態によって異なります。
【費用相場】¥15,000~¥25,000程度 ※各クリニックによって異なります。本施術は自由診療(保険適用外)です。
【リスク・副作用等】赤み、皮むけ、内出血、腫れなど
【未承認機器に関する注意事項について】
・本施術には、日本国内において薬事承認を受けていない未承認の医療機器を使用する場合があります。
・施術に用いる医療機器は、医師の判断のもと、個人輸入手続きが行われています。詳細は厚生労働省の「個人輸入における注意すべき医薬品等に関する情報」をご確認ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/purchase/index.html
・薬事承認を取得した製品を除き、同一性能を有する他の国内承認医療機器は存在しない場合があります。
・諸外国における安全性等に係る情報
-「Dermapen4」は米国FDA(アメリカ食品医薬品局)、CEマークの承認を取得しています。
・重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の救済制度(医薬品副作用被害救済制度)の対象外となる場合があります。
【治療の内容】ピコウェイ(ピコレーザー)
【治療期間および回数の目安】
・ピコスポット:1回
・ピコトーニング:2~4週間に1回、3~10回程度
・ピコフラクショナル:3~4週間に1回、3~10回程度
※治療期間や回数等はクリニックごとに異なります。
【費用相場】
・ピコスポット: 1回 約¥5,000~¥40,000
・ピコトーニング: 1回 約 ¥10,000~ ¥50,000
・ピコフラクショナル:1回 約 ¥20,000~ ¥50,000
※部位・範囲によってクリニックごとに異なります。
【リスク・副作用等】赤み、やけど、色素沈着、色素脱失、水泡形成など
【未承認機器・医薬品に関する注意事項について】
・ピコウェイは体表面の深在性および浅在性色素性病変の治療、刺青の除去目的で厚生労働省の薬事承認を取得しています(承認番号:23000BZX00270000)
・本治療には、国内未承認医薬品または薬事承認された使用目的とは異なる治療が含まれます。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、各クリニック医師の判断のもと、個人輸入手続きが行われています。個人輸入における注意すべき医薬品等に関する情報は、下記をご参考ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/purchase/index.html
・薬事承認を取得した製品を除き、同一成分や性能を有する他の国内承認医薬品および医療機器はありません。
・諸外国における安全性等に係る情報
-重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。
【治療の内容】シルファーム(マイクロニードルRF)
【治療期間および回数の目安】約1ヶ月に1回、計3~6回程度
【費用相場】1回¥30,000~¥50,000 ※各クリニックによって異なります。
【リスク・副作用等】赤み、腫れ、内出血、炎症性色素沈着、毛嚢炎、感染、紅斑など
【未承認機器・医薬品に関する注意事項について】
・本治療には、国内未承認医薬品または薬事承認された使用目的とは異なる治療が含まれます。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、各クリニック医師の判断のもと、個人輸入手続きが行われています。個人輸入における注意すべき医薬品等に関する情報は、下記をご参考ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/purchase/index.html
・薬事承認を取得した製品を除き、同一成分や性能を有する他の国内承認医薬品および医療機器はありません。
・諸外国における安全性等に係る情報
-重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。


