顎ボトックスとは、ボツリヌス菌から抽出したボツリヌス毒素を加工した製剤を顎の筋肉(オトガイ筋)に注入し、筋肉の過剰な働きにアプローチする施術。
顎の形を整えたり、表情筋の緊張を和らげたりする目的で顎ボトックスを選ぶ方が増えています。一方で、「長く続けると効果が薄れるのか」「たるみやほうれい線に影響はあるのか」といった疑問も少なくありません。
ここでは、施術を継続した場合の効果やリスク、安全面、費用について具体的に見ていきます。
INDEX
顎ボトックスは何回目から変化が分かる?どのくらいで戻る?
顎に注入されたボトックスは、多くの場合、数日から1週間ほどで徐々に作用し始め、2週間程度で効果が安定するとされています。
初回の施術後から筋肉の過剰な動きが抑えられ、梅干しジワの改善や顎先のライン変化を実感する方もいます。
ただし効果の現れ方は個人差が大きいため、「何回目で明確な変化が出るか」「どのくらいで元に戻るか」は一概にはいえません。
継続的に受けることで、効果の定着や持続時間の延長を実感する方もいます。一方で、3〜6ヶ月ほど経つと製剤の効果は弱まり元に戻っていくため、定期的なメンテナンスが必要です。
ただし、頻繁すぎる施術は副作用リスクにもつながりやすくなるため、医師との相談を欠かさないことが望ましいでしょう。
耐性形成とは?顎ボトックスを打ち続けると効かなくなる可能性も……
同じ部位へ長期間連続してボトックス注射を行うと、「効きづらくなった」と感じる場合があります。
これは免疫反応によるもので、体内で作られた抗体(中和抗体)によって製剤の働きが妨げられることが原因。一度、耐性がつくと効果が出にくくなってしまう可能性があるため、要注意です。
ただし、頻繁に施術を受けたからといって必ず耐性ができるわけではありません。
ボトックス注射に対する耐性をつけないためには、最低でも3ヶ月以上は施術間隔をあけることが推奨されています。短期間に繰り返すと免疫機能への刺激となり、中和抗体形成の可能性は高まります。
また注入量や製剤によっても異なるため、多量投与時には特に注意が必要。医師管理のもと、適切な間隔調整を行えば問題を軽減できる可能性があるため、自己判断しないことが大切です。
ご自身の肌状態や要望、体質などを考慮して計画を立てるようにすると良いでしょう。
長期継続で小顔効果は定着する?たるみやほうれい線への影響について
顎周囲の表情筋への抑制作用によって顎先のラインが整って見える場合があります。しかし、「打ち続ければ小顔になる」と単純にはいい切れません。
フェイスラインのもたつきは、筋肉の萎縮だけでなく、脂肪層の構造や肌の弾力などが原因となっているケースもあるためです。
また、注入量が多すぎると皮膚を支えていた筋肉の働きを抑えすぎてしまい、逆にたるみにつながった例も報告されています。
過剰な注入によって咬筋機能が阻害されると、噛みにくさや不自然な表情につながる可能性もあるため注意が必要です。
注入量が適正範囲内であれば、引き締め効果だけでなく、梅干しジワの軽減が期待できるでしょう。
ほうれい線については、ボトックスで改善が期待できるタイプと難しいタイプがあります。例えば、表情筋の過剰な発達によるほうれい線は、ボトックスが得意とするタイプ。
一方、皮膚のたるみが原因の場合には、リフトアップ施術や弾力を高める施術が向いているといわれています。
そして、小鼻周辺の骨がくぼんでいることでできるほうれい線は、ボトックスだけでは直接的なアプローチが難しいため、多くの場合はヒアルロン酸注射との併用が検討されます。
このような複合施術プランの提案ができるのも自由診療ならではのメリット。ボトックス単独継続だけで期待通りの仕上がりになるとは限らないため、安全管理された範囲内で、必要に応じて他施術との併用も検討しながら施術の方向性を考えてみると良いでしょう。
エラボトックスとの違いは?脂肪溶解や糸リフト併用のメリット・デメリット
シャープな輪郭を目指す方法としては、顎ボトックスの他に、エラ部分にある咬筋(こうきん)と呼ばれる筋肉へ打つエラボトックスもあります。
どちらもフェイスラインの悩みにアプローチできる施術ですが、張り出したエラが気になる場合にはエラボトックス、顎の梅干しジワが気になる場合には顎ボトックス、と使い分けると良いでしょう。
ボトックス注射と脂肪溶解注射の同時施術は、より小顔を目指したい場合に行われる方法です。
筋肉と脂肪の両方へアプローチできるため変化が得られやすい、ダウンタイムが1度で済むというメリットがあります。
脂肪溶解注射は皮下脂肪そのものを減少させる目的なので即効性には欠けますが、持続時間は比較的長い特徴があります。
また糸リフト施術を併用すると、たるみと表情シワへの同時アプローチが可能です。
糸リフトによって物理的な皮膚の引き上げが期待できますが、たるみにも皮膚の弾力低下によるものや皮下脂肪の下垂によるものなどタイプがあるため、状態に合わせた施術プランの選択が求められます。
こうした各種美容医療の特性を理解した上で、ご自身の目的に合わせて最適な方法を選ぶ姿勢が大切です。もちろん副作用の発現率は異なるため、安全・安心への配慮も忘れてはいけません。
費用相場・副作用注意点まとめ 納得前提だからこそ自由診療
顎ボトックスの料金相場は、使用する製剤にもよりますが1回8,000円~30,000円程度となっているケースが多いですが、クリニックごとに差異があります。
また初診料などが別途かかる場合もあるため把握しておくことが大切です。また、ボトックス注射は保険適用外のため、全額自己負担になることを理解しておきましょう。
副作用は、軽度の赤みや腫れ、内出血などが起こる可能性があります。また、表情の違和感や頭痛など気になる症状がある場合には、医師へ相談することが大切です。
これまで述べた内容を踏まえ、安全第一を心掛けて信頼できる医師選びを行い、不明点は遠慮なく質問するようにしましょう。
それぞれライフスタイルや予算条件は異なるため、ご自身が納得でき、満足できるフェイスラインへ仕上がることを願っています。
本記事の内容は、最新の医学情報および経験則をもとに作成しています。ただし、個人差や今後の研究結果の更新により異なる場合があるため、効果や結果を保証するものではありません。
クリニックを受診する際には担当医師から十分な説明を受けたうえで施術プランを決めることが大切です。
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| ・当サイトは、美容医療の一般的な知識をできるだけ中立的な立場から掲載しています。自己判断を促す情報ではないことを、あらかじめご了承ください。また、治療に関する詳細は必ずクリニック公式ホームページを確認し、各医療機関にご相談ください。 ・本記事は、執筆・掲載日時点の情報を参考にしています。最新の情報は、公式ホームページよりご確認ください。 ・化粧品やマッサージなどが記載されている場合、医師監修範囲には含まれません。 |
| 施術の内容 | ボツリヌストキシン製剤の注入 |
| 施術期間および回数の目安 | 約3~4ヶ月ごとに1回程度 ※状態によって異なります。 |
| 費用相場 | ¥15,000~¥100,000※本施術は自由診療(保険適用外)です。注入部位や製剤、クリニックによって異なります。 |
| リスク・副作用等 | 注射部位の痛み、腫れ、筋肉の部分的な脱力、内出血など |
| 未承認機器に関する注意事項について | ・本施術には、日本国内において薬事承認を受けていない未承認の医薬品を使用する場合があります。 ・施術に用いる医薬品は、医師の判断のもと、個人輸入手続きが行われています。詳細は厚生労働省の「個人輸入における注意すべき医薬品等に関する情報」をご確認ください。 https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/purchase/index.html ・薬事承認を取得した製品を除き、同一成分を有する他の国内承認医薬品は存在しない場合があります。 ・重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。 ・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。 |
| 施術の内容 | ヒアルロン酸注射 |
| 施術期間および回数の目安 | 約9~12ヶ月ごとに1回程度 ※状態によって異なります。 |
| 費用相場 | 1本 ¥55,000~¥150,000程度 ※各クリニックによって異なります。本施術は自由診療(保険適用外)です。使用する本数には個人差があります。 |
| リスク・副作用等 | 赤み、内出血、腫れ、痛み、アレルギー反応、修正位置のずれなど |
| 未承認機器に関する注意事項について | ・本施術には、日本国内において薬事承認を受けていない未承認の医薬品を使用する場合があります。 ・施術に用いる医薬品は、医師の判断のもと、個人輸入手続きが行われています。詳細は厚生労働省の「個人輸入における注意すべき医薬品等に関する情報」をご確認ください。 https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/purchase/index.html ・薬事承認を取得した製品を除き、同一成分を有する他の国内承認医薬品は存在しない場合があります。 ・重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。 ・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。 |
| 施術の内容 | 脂肪溶解注射 |
| 施術期間および回数の目安 | 約1~2週間間隔で計3~5回程度 ※状態や製剤によって異なります。 |
| 費用相場 | 1ccあたり約 ¥5,000~ ¥10,000 ※本施術は自由診療(保険適用外)です。クリニックによって異なります。 |
| リスク・副作用等 | 注射箇所の腫れ、痛み、内出血、赤み、熱感、しこりなど |
| 未承認機器に関する注意事項について | ・本施術には、日本国内において薬事承認を受けていない未承認の医薬品を使用する場合があります。 ・施術に用いる医薬品は、医師の判断のもと、個人輸入手続きが行われています。詳細は厚生労働省の「個人輸入における注意すべき医薬品等に関する情報」をご確認ください。 https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/purchase/index.html ・薬事承認を取得した製品を除き、同一成分を有する他の国内承認医薬品は存在しない場合があります。 ・重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。 ・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。 |






