更年期頃に気になるデリケートゾーンの悩みに対して、注入系フェムケアを取り入れる意義をお届けします。セルフケアを含めたケアの選択肢や、“注入系”美容医療が注目される背景についても詳しく解説。
フェムケアを考えたいデリケートゾーンの悩みとして、更年期にかけて乾燥・におい・性交痛などの症状が現れることがあります。
年齢による変化だからと我慢している方も多いですが、近年は美容医療による新たな選択肢も広がっています。
本記事では、更年期に起こりやすいデリケートゾーンの変化やセルフケアの限界、注入系フェムケアの特徴についてわかりやすく解説します。
更年期のサインかも?人に言えない違和感の原因とは
更年期になると、ほてりや疲労感だけでなく、これまで気にしていなかったデリケートゾーンの違和感に気づく方もいます。
乾燥や違和感、におい、性交時の痛みなど……こうした症状は人に話しづらく、一人で悩みを抱えてしまう方も少なくありません。
乾燥、におい、性交痛など…原因は女性ホルモンの変化
更年期とは、閉経をはさんだおよそ10年間を指しますが、この時期に大きく減少するのが女性ホルモン・エストロゲンです。
エストロゲンの低下により、腟や外陰部の粘膜が薄くなり、潤いが低下していきます。その結果、乾燥やかゆみ、性交痛、頻尿、違和感などの症状が現れることがあります。また、人によってはにおいが気になるという声も上がっているようです。
近年はこうしたエストロゲンの低下によるデリケートゾーンの不調は閉経関連尿路生殖器症候群(GSM)として注目されています。論文*でも、多くの女性がデリケートゾーンや尿路に関する不調を抱えていることが示されています。
▽GSMについての記事
デリケートゾーンで起きていること
エストロゲンの分泌が減ることで、デリケートゾーンにはさまざまな変化が現れるとお伝えしました。見た目ではわかりにくいものの、組織レベルでは、具体的に以下のような変化が進行していることがあります。
- コラーゲンやエラスチンの減少
- 腟粘膜の菲薄化(薄くなること)
- 外陰部のボリュームダウン
- 血流低下による潤い不足
- 弾力やハリの低下など
これらの変化によって、乾燥やかゆみ、違和感、性交時の不快感に つながっていきます。さらに、腟内環境の変化に伴い、においが気になり始める方もいます。
保湿ケアを取り入れる方もいますが、変化の背景が組織レベルに及ぶ場合には、セルフケアだけでは十分に対応しきれないこともあります。
まずは自分の体に何が起きているのかを知ることが、最初の一歩になります。
保湿だけでは足りないケースがある
最近はフェムケアで更年期に使える商品として専用ソープやオイル、クリームなども増えています。中でも保湿は基本的なケアとして大切です。
しかし、保湿剤で補えるのは主に皮膚表面の乾燥です。加齢によるコラーゲン減少や粘膜の萎縮といった組織レベルの変化までは十分に対応できない場合があります。
セルフケアの限界と美容医療介入
セルフケアで改善しない違和感や乾燥が続く場合、産婦人科や泌尿器科、美容医療を含めた専門的なケアを検討する選択肢もあります。
近年は女性の健康とQOL向上を目的としたフェムケア治療への関心が高まっており、症状や状態に応じた医療的アプローチも広がっています。
フェムケアは注入で「内側から育てる時代」へ
「クリームやオイルを毎日重ねても、なかなか実感が伴わない。」そんな声から生まれたのが、注入系フェムケアという発想です。
注入系フェムケアとは
注入系フェムケアは、腟や外陰部の組織に有用成分を注入し、潤いや弾力の維持を目指す施術です。単なる保湿ではなく、組織環境にアプローチする考え方から「腟育(ちついく)」と呼ばれることもあります。
代表的な注入系フェムケア
現在の注入系フェムケアにはさまざまな施術があり、使用する製剤や作用機序によって特徴が異なります。症状の程度や目的に応じて選択されるため、それぞれの違いを理解しておくことが大切です。
注入系フェムケアは、いずれもデリケートゾーンの組織環境にアプローチする施術ですが、使用する成分や目的は異なります。
例えば、「リジュラン」をはじめとしたポリヌクレオチド(PN)製剤は、組織環境を整えることを目指す施術です。
また、「PRP」や「ACRS」(PRPよりも成長因子濃度が高いとされる)は、自己血液由来成分を活用した再生医療の考え方を取り入れています。
一方、「スネコスインティケア」は非架橋のヒアルロン酸と6種類のアミノ酸によってコラーゲン生成をサポートするとされています。
フェムケアを考える更年期世代では、乾燥やハリ不足など複数の悩みが重なることもあるため、自分の症状や目的に合った施術を医師と相談しながら選ぶことが大切です。
注入ケアがQOL向上につながる理由
注入系フェムケアがここまで注目されるのには、見た目の変化以上の理由があります。生活の質、つまりQOLへの影響です。
乾燥や違和感、性交痛へのアプローチ
注入治療は、組織環境を整えることを目的として行われます。クリームやオイルでのセルフフェムケアでは補いきれなかった、潤い不足やハリ低下へのダイレクトなアプローチが期待できるでしょう。
特に、更年期特有のデリケートゾーンの乾燥やかゆみ、ヒリヒリ感に悩む方にとって、毎日がグッと楽になる選択肢になるかもしれません。
見た目だけではないQOLの変化
デリケートゾーンの不調というのは、身体だけの問題では終わりません。外出先でふと気になったり、パートナーとの関係に小さな気を遣ったり——日常の中にじわじわと影響してくるものです。
こうした変化は、見た目の改善だけでは測れないQOL(生活の質)に関わる重要な要素です。
乾燥や違和感、性交時の不快感などが和らぐことで、日常生活をより快適に過ごしやすくなる可能性があります。
フェムケアは、更年期世代を中心に、将来を見据えたケアの一環として取り組む方も増えています。
よくある質問Q&A
注入系フェムケアでよくある質問をまとめました。
Q.更年期を意識したフェムケアはいつからがおすすめ?
A.更年期を意識したフェムケアは40代頃から検討するのが1つの目安です。
フェムケア自体は初潮頃からスタートするのが目安で、年代によってケアのポイントが異なります。30代、40代に入ってのスタートが遅いということはないため、気になったタイミングで始めると良いでしょう。
Q.注入系フェムケアは痛い?
A. 個人差や製剤による差がありますが、軽度の痛みを感じる方が多い傾向にあります。麻酔に対応しているクリニックもあるため、痛みに不安がある方はあらかじめ相談しておくと良いでしょう。
Q.注入系フェムケアのダウンタイムは?
A.ダウンタイムには個人差がありますが、比較的短期間で落ち着く傾向があります。施術後数日間~1週間程度、腫れや軽度の出血などがみられることがあります。
使用する製剤によって症状や持続期間が異なるため、詳しくはカウンセリングの際に医師にお尋ねください。
注入系フェムケアは更年期以降の悩みに寄り添う
更年期にみられやすいデリケートゾーンの乾燥や違和感、性交痛などは、女性ホルモンの変化によって起こる、ごく自然な現象です。
それでも、「年齢だから仕方ない」と一人で抱え込む必要はありません。
フェムケアとして、更年期世代の選択肢はセルフケアから美容医療まで広がっており、症状やライフスタイルに合わせて選ぶことができます。
保湿などの基本的なケアに、注入系フェムケアという新しい視点を加えてみる。それだけで、更年期以降の毎日が少し違って見えてくるかもしれません。
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| 施術の内容 | リジュラン(ポリヌクレオチド製剤)注入治療 |
| 施術期間および回数の目安 | 2~3週間ごとに複数回(3~4回程度)※状態によって異なります。 |
| 費用相場 | ¥35,000~¥100,000程度/回 ※注入部位・使用量・クリニックによって異なります。本施術は自由診療(保険適用外)です。 |
| リスク・副作用等 | 内出血、発赤、腫脹、浮腫、疼痛、かゆみ、アレルギー反応など |
| 未承認機器に関する注意事項について | 【未承認医薬品に関する注意事項について】 ・本施術で使用されるリジュランは、日本国内において薬事承認を受けていない未承認医薬品です。 ・施術に用いる医薬品および医療機器は、医師の判断のもと、個人輸入手続きが行われています。詳細は厚生労働省の「個人輸入における注意すべき医薬品等に関する情報」をご確認ください。 https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/purchase/index.html ・同様の目的で使用される国内承認医薬品はありません。 ・諸外国における安全性等に係る情報 -リジュランシリーズ(リジュランヒーラー、リジュランi、リジュランHB、リジュランS)は、韓国MFDS(食品医薬品安全処)の承認を取得しています。 ・万が一重篤な副作用が出た場合は、日本の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。 |
| 施術の内容 | PRP療法(自己多血小板血漿注入療法) |
| 施術期間および回数の目安 | 効果の持続期間は個人差が大きいため、状態によって異なります。 |
| 費用相場 | 約¥150,000~¥600,000程度 ※各クリニックによって異なります。本施術は自由診療(保険適用外)です。 |
| リスク・副作用等 | 内出血、発赤、腫脹、注入部位の凸凹、しこりなど |
| 未承認機器に関する注意事項について | ・本施術には、日本国内において薬事承認を受けていない未承認の医薬品を使用する場合があります。 ・施術に用いる医薬品は、医師の判断のもと、個人輸入手続きが行われています。詳細は厚生労働省の「個人輸入における注意すべき医薬品等に関する情報」をご確認ください。 https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/purchase/index.html ・薬事承認を取得した製品を除き、同一成分を有する他の国内承認医薬品は存在しない場合があります。 ・重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。 ・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。 |
| 施術の内容 | ACRS(自己血サイトカインリッチ血清療法) |
| 施術期間および回数の目安 | 1~3ヶ月ごとに複数回 ※状態によって異なります。 |
| 費用相場 | ¥100,000~¥500,000程度/回 ※注入部位・作製方法・クリニックによって異なります。本施術は自由診療(保険適用外)です。 |
| リスク・副作用等 | 腫脹、内出血、疼痛、感染、発赤、左右差、しこりなど |
| 未承認機器に関する注意事項について | ・本施術には、日本国内において薬事承認を受けていない未承認の医薬品を使用する場合があります。 ・施術に用いる医薬品は、医師の判断のもと、個人輸入手続きが行われています。詳細は厚生労働省の「個人輸入における注意すべき医薬品等に関する情報」をご確認ください。 https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/purchase/index.html ・薬事承認を取得した製品を除き、同一成分を有する他の国内承認医薬品は存在しない場合があります。 ・重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。 ・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。 |
| 施術の内容 | スネコスインティケア |
| 施術期間および回数の目安 | 2~3週間ごとに3回程度 ※状態によって異なります。 |
| 費用相場 | ¥50,000~¥70,000程度 ※各クリニックによって異なります。本施術は自由診療(保険適用外)です。 |
| リスク・副作用等 | 赤み、腫れ、内出血、軽い痛みなど |
| 未承認機器に関する注意事項について | ・スネコスインティケアの施術には、日本国内において薬事承認を受けていない未承認の医薬品を使用する場合があります。 ・施術に用いる医薬品は、医師の判断のもと、個人輸入手続きが行われています。詳細は厚生労働省の「個人輸入における注意すべき医薬品等に関する情報」をご確認ください。 https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/purchase/index.html ・薬事承認を取得した製品を除き、同一成分を有する他の国内承認医薬品は存在しない場合があります。 ・重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。 ・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。 |





