NEXUS CLINIC代表 酒井知子先生へインタビュー!二重整形の魅力と美容医療業界への想いに迫る

NEXUS CLINIC代表 酒井知子先生へインタビュー!二重整形の魅力と美容医療業界への想いに迫る

NEXUS CLINIC代表 酒井知子先生へインタビュー。二重埋没の執刀数が業界屈指の年間3,000件以上を誇る、「NEXUS CLINIC(ネクサスクリニック)」代表 酒井知子先生にインタビュー。趣味の料理はプロ顔負けの腕前で、管理栄養士時代に感じたある想いから医師への転身を果たしたドクターです。今回は、二重埋没に特化した理由やクリニックのブランディング、美容医療業界に対する想いやビジョンなどを伺いました。最後に、読者や患者様へのメッセージもいただきましたので、ぜひご覧ください。

ドクタープロフィール

NEXUS CLINIC(ネクサスクリニック)代表
酒井 知子(さかい ともこ)先生

外科領域ではとくに二重埋没を得意とする。自身のInstagram公式アカウント(@dr.tomoko_sakai)でもおなじみの『NEXUS EYES』は「バレにくい魔法の二重術」として定評があり、連日のように全国から患者様が殺到するほどの人気ぶり。二重埋没の症例数は年間3,000件以上にも及ぶ。管理栄養士から医師への転身という異色の経歴を持ち、体の内面と外面の両方から美しさを実現するスペシャリスト。趣味は料理で、プライベートでは1児の母。

(経歴)
2016年 聖マリアンナ医科大学医学部 卒業、町田市民病院 入職(形成外科、皮膚科)
2018年 湘南美容クリニック 入職
2020年 都内美容クリニック 入職
2021年 NEXUS CLINIC 設立

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医師としての背景 ~管理栄養士から医師への転身~

―――酒井先生は非常にユニークなご経歴をお持ちだと伺いました。先生が医師になられた経緯を教えていただけますでしょうか?

そもそも医師になるという考えはありませんでした。ただ、私は根っからの世話焼きタイプで、「誰かの人生に寄り添ってサポートしたい」という想いが昔から強かったように思います。進路選択では、純粋に料理が好きという想いから、調理や栄養について学べる食物栄養コースのある高校へ。その後は、調理師免許が取れる専門学校と迷った末に、大学へ進学して管理栄養士の資格を取りました。

管理栄養士になったら、栄養相談や健康と美容をサポートするサプリメントの紹介などで患者様の健康づくりを支えたいと意気込んでいました。しかし、いざ働き始めると、医師の指示のもとでしか動けず、本来その患者様が抱える本質的な悩みや問題にアプローチできないもどかしさを感じるようになって。例えば、骨密度の低い方にカルシウムが摂れる食事やサプリメントを単純におすすめすることに、どこか違和感を覚えたのです。「骨密度が低いということは、内分泌系のホルモンバランスが乱れているのでは?」「何か病気が潜んでいるのではないか?」といったように、患者様の隠れた健康面が気になっていました。

しかし、管理栄養士では患者様にして差し上げられることが限られているうえに、学ぶほどに自分には医学的な知識も足りていないことにやるせなさを覚えました。そうして、「もっと学び直したい」という想いが強まって、医師になることを決意したのです。

―――医師になった後、美容医療に出会ったきっかけを教えてください。

医師国家試験に合格して、最初は前職の管理栄養士の知識や経験も活かせる糖尿病内科医になろうと考えていました。毎日の栄養バランスがうまく取れずに生活習慣病になってしまった患者様を医療の力で長期間サポートしたいと思ったからです。しかし、実際に糖尿病の治療にあたってみると「自分の人生だから、好きなものを食べて死にたい」というお考えの患者様も多くいらっしゃって。私の中で「同じ人間として、患者様の主張も理解できる」、とはいえ「医師として病気が悪化しないように治療し続けたい」という2つの相反する想いの間で板挟みになってしまいました。

患者様ご自身が治療を望んでいなかったり医療から離れたりしてしまうと、医療者が血糖値のコントロールにどれほど必死になっても元の木阿弥です。理想と現実の間で、糖尿病内科では次第にやりがいを見いだせなくなっていました。

そんな中で、美容医療と出会ったのは、自分の結婚式に向けて準備をしていた最中のこと。挙式前に生まれて初めて受けた肌治療とヒアルロン酸注入で「ビフォーアフターで顔の印象が全然違う!」と感動して、美容医療に興味を持ち始めました。

病気の治療と違って、美容医療は完全に患者様ご自身の意思で施術を受けに来られますよね。前向きで意欲的な患者様を応援する方が楽しいはず、そして私の施術を患者様の人生に残せるって素晴らしいことだと気づいたのです。誰かの人生を応援したい、サポートしたいという私自身の想いと美容医療の本質が重なると感じて、美容医療の世界に行くことを決めました。

美容医療への情熱 ~酒井先生ご自身のビジョン・ブランディング~

NEXUS CLINIC(ネクサスクリニック)代表 酒井 知子(さかい ともこ)先生

―――美容医療の世界に入って、それまでいらっしゃった保険診療の世界とのギャップや苦労体験などはありましたか?

保険診療と違うところは、美容医療は人気商売であるということ。どの先生も苦戦なさるところだと思いますが、ドクターの認知度を上げて集客するためにSNSを活用する必要がありました。最初に入職したのが大手美容クリニックだったので、SNSでアピールしなければ、ほかにも大勢いるドクターの中に埋もれてしまうのです。

また、大手美容クリニックには患者様がたくさん来院されますが、ドクターの人数も多かったため症例数を上げることに苦労しました。「二重埋没を〇件経験したら、次は目頭切開ができるようになる」といったように、ある一定の症例数を経験しないと次の高度な手術を任せてもらえないというルールがあって。治療技術の幅を広げて自分自身の市場価値を高めることに必死で取り組みました。

―――美容医療の世界に入った当時、どのようなビジョンを思い描いていらっしゃいましたか?

ビジョンというほどの大それたものはなく、『患者様の人生を明るく照らしていけるよう、美容医療を通して自分の中に確固たる手ごたえを残したい』という強い想いだけでした。大手美容クリニックに入職してしばらくは、分野を絞らずに多岐にわたる症例を経験して学んで行きました。美容形成外科と美容皮膚科、どちらの分野もコツコツと実績を積み上げていった形ですね。

自分の市場価値を高める中で『技術を磨くだけでなく認知されなければ、存在していないことと同じ』と気づき、その後は自分自身のブランディングにも重点を置くようになりました。

―――大手から個人の美容クリニックに転職されたとき、何か違いを感じたことはありましたか?

大手美容クリニックに在籍していたときは、集客を自分自身で行う必要がありませんでした。SNSの投稿をがんばりながら、とにかく技術を磨くことに注力していれば良かったのです。しかし、個人クリニックでは大手のように担当ドクターのご指名がないフリーの患者様は一切いなくて、私個人の責任で集客する必要があり、その面では焦りを感じました。

そのような状況に変わると分かっていたにも関わらず、私が個人クリニックに転職したのには理由があって。大手のクリニックでは任される医師が限られていた、二重埋没の裏留め*の技術で研鑽を積みたかったためです。ですが、転職先である個人クリニックの院長先生も裏留めを得意としていて、院長先生と同じ舞台で症例数を上げるために、当時は寝ても覚めても集客のことを考えていたように思います。

*二重埋没法 裏留め…ナチュラルな二重に仕上げる術式。まぶたの裏である結膜側に糸を留めることで、まぶたの表面に結び目が出ず、目を閉じても糸玉が目立たないことがメリット。

―――先生が二重埋没法でブランディングしていこうと決めたのはなぜでしょうか?

NEXUS CLINIC(ネクサスクリニック)代表 酒井 知子(さかい ともこ)先生

美容医療の世界に入って、最初はできる技術を全部やってみたいと思い、脂肪吸引や豊胸、鼻整形などいろいろな症例を一通り経験しました。その中で、一番自分に合っていると感じた二重埋没法でブランディングしていくことにしたんです。「私が患者様の立場だったら、いろいろな治療ができる先生よりも、何か1つのことに特化して毎日治療にあたっている先生に診てもらいたい」と思って。

美容医療のほかの治療にくらべて、二重埋没は施術した直後から「二重になった、可愛くなった!」と患者様に感じていただけますし、ダウンタイムも非常に短くて済みます。二重にするためのメイクに手間がかかっていたり、コンプレックスでメイク自体が楽しめなかったりしていた患者様の人生が二重埋没で180°変わる。そんな様子を目の当たりにしてきたことも大きかったですね。

『患者様に喜んでいただきたい、美容医療によってその方の人生を明るく照らしたい』という私のポリシーにぴったりとはまったのが二重埋没だったわけです。

NEXUS CLINICの強み ~アフターフォロー・人材の採用と育成・ブランディング~

NEXUS CLINIC(ネクサスクリニック)代表 酒井 知子(さかい ともこ)先生

―――先生が代表を務める「NEXUS CLINIC」で二重埋没を受ける患者様に対して、心がけていらっしゃることはありますか?

美容医療業界で、二重埋没に特化したり症例数をたくさん積み上げたりしているのは、もちろん私だけではありません。だからこそ、そういった先生方やクリニックと差別化を図るために、「NEXUS CLINIC」では施術後のアフターフォローに力を入れています。

二重埋没は難しい技術ではありませんが、実は術後の微調整や経過観察のために再び来院される患者様が多いことでも知られています。「やっぱり違うデザインにしたい」「二重の左右差が気になる」「二重が取れてきた」など、術後の患者様の訴えはさまざま。患者様にご納得いただくまでリクエストに応え続けることは医師として苦労するポイントではありますが、手術のやり直しがきくところは二重埋没のメリットでもあります。

「NEXUS CLINIC」では【生涯保証】をつけていて、患者様から「二重のこの部分をミリ単位で上げてほしい」といった施術後の細かいリクエストにまで対応。患者様のご希望に向き合い続けて、最善を尽くして行くことをポリシーにしています。

―――患者様に対するポリシーをクリニック全体に反映するために、人材採用でこだわっていらっしゃる部分はありますか?

人材採用に関わる中で、『経験よりも人柄』という真理にたどり着いたところです。患者様に対しても一緒に働く仲間に対しても誠実に物事を考えられる人物かどうか、美容医療に取り組むうえで前向きに挑戦する姿勢があるかどうか、が大事だなと。

そういったポイントをクリアしている人物であれば、そこまで経験がなくても患者様や同僚に信頼されますし、著しく成長もして行きます。逆に美容医療業界ではベテランであったとしても、自分の現状に満足している人物だとそれ以上の成長が難しいようです。

当クリニックでは、採用後のマナー教育にも力を入れています。患者様が、「クリニックで応対されただけなのに、すでに自分がきれいになったような気がする」と感じていただける洗練された接遇をどのスタッフも常にご提供できることが目標です。

―――人材育成も含めて、クリニックのブランディングはどのようにお考えですか?

「NEXUS CLINIC」に在籍している医師の集客に頼らないことを一番目指しています。そのドクターがいるからというより、「ネクサスに行けばきれいになれる」「どの医師やスタッフに聞いても的確な答えが返ってきて信頼できる」と患者様に思っていただけることが究極のゴール地点。つまり、クリニックとしての総合力を高めたいということです。

それから、いろいろな患者様の肌質に対応できるように、美容皮膚科に関しては良いと感じた新しい機器やドクターズコスメを迷わず導入しています。それらを先生やスタッフ全員が理解して、治療に取り入れられたり患者様にご説明できたりする状態を目指しています。

NEXUS CLINIC(ネクサスクリニック)代表 酒井 知子(さかい ともこ)先生

また、美容クリニックへ行くにあたって患者様が緊張や恐怖を感じないように、高級感がありながらも落ち着けるインテリアデザインにすることへもこだわりました。もともとファンだったデザイナーの方にお願いして、患者様が心ときめいて、通うのが楽しみになる素敵な空間というコンセプトで内装を仕上げていただいたのです。患者様の中には、ご自身のSNSに当クリニックのエントランスやロビーの画像を投稿してくださる方もいらっしゃって。「月1回こちらのクリニックに来るときれいのモチベーションが上がる」「映える素敵なクリニックに通えて幸せ」といったように患者様から好評で、本当にうれしいです。

さらに、クリニックの公式SNSに投稿する内容にも徹底的にこだわっています。広報スタッフが中途半端な投稿は許さず誇りを持って業務にあたってくれるので、情報の豊富さと分かりやすさに加えて色味やデザインにもクリニックの世界観を反映してくれています。

美容医療業界の今後の動向と期待 ~課題とクリニックの使命~

―――日本における美容医療業界の過去・現在・未来と、それに対する想いをお聞かせください。

ひと昔前は、美容整形で顔や体にメスを入れることを良しとしない風潮や、美容整形を受けたとしても他人にはオープンにできない雰囲気もありました。しかし、現在は美容医療の敷居が低くなって来ているところに業界がさらに発展する可能性を感じます。美容医療を受けていることが誇りだと患者様に感じていただけたらうれしいですね。

美容院に行くような感覚で、美容外科や美容皮膚科の利用がますます身近なものになっていってほしいです。美容皮膚科に関しては、世界中で次々に新しい治療法が導入されていて、治療費の安い海外で施術を受ける日本人が多い傾向にあります。そのため、国内の需要に応えられるように、日本のクリニックでも新しい治療法を積極的に取り入れて行くべきでしょう。

また、以前の美容医療業界は医師個人やクリニックだけで技術を隠し持つ傾向がありました。しかし、現在たくさんの先輩医師が技術をオープンにするための取り組みに奔走してくださっています。美容医療業界の発展と好循環のために、私もクリニック同士の知識や技術の交流を積極的に行っていきたいと思います。

―――日本の美容医療業界で、「NEXUS CLINIC」が果たす役割についてどのようにお考えでしょうか?

「NEXUS CLINIC」は美容医療業界のクオリティを全力で底上げできるようなクリニックでありたいと考えています。クリニック経営者としても医師個人としても、美容医療に対して誠実に取り組む先生方に正しい知識や情報を共有してアカデミックな面で支援していきたいです。美容医療が盛り上がっている韓国や諸外国に負けないよう、日本の美容医療業界を盛り上げたいですね。

そして、美容医療が患者様の人生を幸せに導くと確信しているからこそ、美容医療に対する世間一般の認知度を今よりもっと高めたいです。「コンプレックスを解消でき毎日が楽しくなりそう」、「施術を受けた方が前向きになれそう」と思っていただき、気軽に行ける美容院と同じくらい身近なものになれば良いなと。そのためにも使命感を持って、SNSでの発信をし続けます。

読者や患者様へ向けて伝えたいメッセージ ~クリーンな美容クリニックを見極めることが大切~

NEXUS CLINIC(ネクサスクリニック)代表 酒井 知子(さかい ともこ)先生

どの美容クリニックを選べば良いか分からず、いわゆる釣り広告を見て診察に行き、実際には広告の10倍ぐらいの料金を提示されて驚かれる患者様もいらっしゃるようです。おかしいと感じたら、そのまま治療に入るのではなく、そのクリニックやドクターが信頼できるかどうかを再検討していただきたいですね。賢く正しい消費者になっていただくために、ご自分の目でしっかりと見極める習慣をつくっていただければと思います。

また、美容医療業界の若手医師のみなさんも、入職したクリニックが誠実なクリニックであるかどうかご自身の環境をいつも正しく把握していただきたいです。患者様に必要のない治療や製品をすすめるアップセルがノルマとして課される、といったような道徳に反した方針に違和感を覚えたら、そこに染まりきる前にほかを探してください。倫理的に正しく、アカデミックに取り組んでいらっしゃるクリニックやドクターは本当にたくさん存在します。ぜひそのようなクリーンな職場に足を踏み入れて学んでほしいですね。

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