Eラインじゃない美人はいる?横顔がきれいに見える秘訣は何?

Eラインじゃない美人はいる?横顔がきれいに見える秘訣は何?

「Eラインじゃない美人っている?」「Eラインではないけどきれいな横顔を目指したい……。」と考えている方は多いのではないでしょうか。美人の条件の1つとして知られるEライン。鼻が低く顎に丸みがある日本人は、Eラインが整っている割合が少ないと言われています。Eラインを整えるには歯医者での矯正治療がありますが、実はEラインが整っていなくても横顔美人を目指すことはできるのです。そこで本記事では、Eラインの概要とともに、Eライン以外の横顔美人の基準をご紹介。さらに、横顔美人を目指せる美容施術について解説します。

1.美人の条件?Eラインとは

まずは、横顔美人の条件の1つとして知られるEラインの概要とEラインが崩れる原因について見ていきましょう。

■美しさの定義・Eライン

出典:photoAC

Eラインとは、鼻先と顎先を結んでできる一直線のラインを意味しています。「エステティックライン(esthetic line)」の略称で、1954年にアメリカの矯正歯科医により提唱されました。現在では、歯科矯正治療や美容医療などさまざまな分野で活用されており、美しさの基準の1つとして知られています。

■Eラインの理想的な条件は?

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Eラインの理想的な条件は、鼻先から顎先を結んだEラインから上唇が4mm・下唇が2mm内側にあることです。しかし日本人は鼻が低く骨格も違うため、欧米基準である上記の条件に当てはまる人はなかなかいないとされています。鼻が低い日本人の場合は、Eラインから上唇が2mm内側にあり、下唇がEラインに沿っているのが理想的です。
ここで、Eラインのセルフチェック方法をご紹介します。横顔を鏡に映し定規を鼻先と下あごに軽く当ててみましょう。上唇や下唇が定規に少し触れる程度である場合、横顔がきれいに整っている可能性が高いとされています。

■Eラインを崩す原因とは

では、Eラインが崩れてしまう原因はどこにあるのでしょうか。Eラインが崩れてしまう原因は、その評価基準である鼻先・口先・顎先にあると言えるでしょう。
鼻先の場合は、鼻が低いことが考えられます。Eラインのスタート地点である鼻先が低いと、口先や顎先が出てしまいEラインを崩してしまうのです。
次に口元についてです。口元がEラインの基準から外れてしまうのは、出っ歯や受け口など歯並びが原因であるケースが多いとされています。上の前歯が前方に突き出している「出っ歯(上顎前突)」の状態だと、横を向いたときに上唇が前に出てしまいます。口元がもこっと盛り上がっている「口ゴボ(上下顎前突)」も、Eラインのバランスを崩す原因です。また、下の歯が上の歯よりも前に出ている「受け口(下顎前突)」もEラインを崩す原因になります。
このほか、Eラインを結んだ際の終点となる顎が出ている、小さすぎる、加齢に伴い顎が小さくなっている……など、Eラインが崩れる原因はさまざまです。

2.Eラインじゃない美人はいる?きれいを目指すには

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あなたのまわりに「顎が出てるけど美人」や、「鼻が低いけど横顔がきれいな人」はいませんか?
実は、Eラインじゃない美人も世の中にはたくさんいます。アイドルや芸能人の中にも、顔が平らな人や顎がない人など、Eラインの条件が備わっていない人はいるのです。
では、その人たちに共通する条件とは何でしょうか。

横顔がきれいとされている方は

  • 鼻が高い、鼻筋が通っている
  • 顎の高さがある
  • 顎にたるみがなくフェイスラインがシャープ
  • おでこにまるみがある

などの特徴があります。
横顔美人を目指すにはEラインだけがすべでではありません。鼻が低い・顔が平たい・顎がないという場合でも、きれいな横顔を目指すことはできるのです。

3.横顔美人になるには?美容医療でできること

ここからはEライン以外で横顔美人を目指すために、美容医療でできることを部位別にメスを使う方法と使わない方法に分けてご紹介します。自力でどうにかできないかと悩んでいる方でも、美容医療を活用すれば短期間で美しい横顔を目指すことができるでしょう。「口元引っ込めるのに自力では難しい……」という方はぜひ参考にしてください。

■鼻の高さや形を改善する

鼻の高さや形は美容外科施術で改善を目指せます。鼻を高くする施術法には、プロテーゼの挿入やヒアルロン酸注入があります。それぞれの施術法について見ていきましょう。

<メスを使う方法>

鼻を高くする施術法として知られるのがプロテーゼの挿入施術(隆鼻術)です。鼻プロテーゼの施術では、鼻の穴にメスを入れてプロテーゼを挿入します。プロテーゼの施術は半永久的に効果が得られるという大きなメリットがあります。1度の手術で持続的な効果を得られるため、短時間で理想の高さを叶えたいという方に選ばれている美容外科施術です。

<メスを使わない方法>

鼻にヒアルロン酸を注入することで、鼻を高くしたり全体のバランスを整えたりすることもできます。自然で気づかれにくいうえ、ダウンタイムが短いため、手軽にできる美容医療施術として知られています。また、部分的に注入することで細かい修正も可能です。その半面、一度にたくさんの量を注入すると、横に流れて変形する可能性があります。また、持続期間は1~2年とされており、継続して施術を受ける必要があるでしょう。

■顎の高さやたるみを改善する

顎の高さやフェイスラインのたるみを改善することでも横顔美人を目指せます。また、生まれつき鼻や顎が小さいために口ゴボに見えている場合も、顎を高くすることで見た目を良くできるでしょう。顎を高くする美容医療施術には、プロテーゼの挿入やヒアルロン酸の注入があります。また、たるみ改善には糸リフトが効果的です。

<メスを使う方法>

顎を高くするにはプロテーゼの挿入施術が有効です。顎のプロテーゼは、下唇の裏側を切開して挿入します。ダウンタイムが1週間程度あるものの、半永久的に効果が得られるのが大きなメリットです。

<メスを使わない方法>

メスを使わず顎の高さを出す方法には、ヒアルロン酸注入施術があります。顎の先端にヒアルロン酸を注入することで、横顔美人に近づくことができるでしょう。ダウンタイムが少なく気軽にできる反面、効果の持続は1~2年程度とされています。
顎のたるみには、糸リフトの施術も有効です。糸リフトは皮膚の下に特殊な糸を挿入して、引っ張ることでたるみ改善を目指す美容医療施術です。メスを使わないため大きな傷を作ることないというメリットがあります。一方で糸が緩んでしまうと効果がなくなったり、強いたるみの場合は効果が期待できなかったりなどのデメリットがあります。

■おでこにまるみを持たせる

Eライン以外の横顔美人の条件として、おでこにまるみがあることが挙げられます。おでこにまるみを持たせる美容医療施術には、プロテーゼの挿入など額の形成術や、ヒアルロン酸・脂肪注入があります

<メスを使う方法>

鼻や顎と同じく、おでこにまるみを持たせる施術法の1つとして知られるのが、プロテーゼの挿入術です。髪の生え際または頭髪内を切開して、まるみを持たせたい部分にプロテーゼを挿入します。しっかりと高さを出してまるみを持たせたい方に選ばれている施術法です。

<メスを使わない方法>

ヒアルロン酸・脂肪注入はおでこにも可能です。注入部分がふっくらと持ち上がり自然なまるみを持たせることができるでしょう。
ヒアルロン酸注入の場合、施術時間も短くダウンタイムが少ない一方で、効果の持続期間が短いというデメリットがあります。
脂肪注入の場合には、ヒアルロン酸よりもダウンタイムが長くかかるため注意が必要です。さらに定着しない場合には肌表面に凹凸が出てしまうこともあります。その半面、ヒアルロン酸注入に比べて効果が長く続くことやアレルギー反応が出にくいという点はメリットと言えるでしょう。

■まとめ

世界共通で美人の条件として知られるEライン。しかし、必ずしもEラインだけが美人の条件ではありません。日本はもちろん、世界にもEラインじゃない美人はたくさんいます。横顔を整える方法には、プロテーゼの挿入やヒアルロン酸注入など、さまざまな美容医療施術があります。横顔を短期間で美しく整えるには、美容医療を活用するのも1つの方法です。今回ご紹介したEライン以外の横顔美人の条件を参考にしながら、自分の顔の良いところを伸ばせるような美容医療施術を選んでみてください。

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