横顔美人目指さない?オージーカーブやEライン、その他ポイントを大解説!

横顔美人目指さない?オージーカーブやEライン、その他ポイントを大解説!

パッと目を引くような横顔美人……その人には、どんな特徴があるでしょうか?「Eライン」は有名で、聞いたことがある方も多いでしょう。ほかには、鼻の高さや頬の丸みなどを思いつく方もいるかもしれませんね。実は横顔美人の印象を決めるのは、Eラインだけではないのです。横顔は、職場や電車内などで、顔の正面以上に人から見られることが多いパーツ。横顔のバランスが良いと、明るく洗練された印象を与えます。そんな横顔美人を目指したい方のために、Eラインの他にも横顔美人を構成するポイントを解説しましょう。

横顔美人ってどんな顔?分かりやすくポイントを解説

横顔美人といわれる顔の特徴を紹介します。

顔の縦幅が均等な3分割

「顔の黄金比」という言葉を聞いたことがありますか?黄金比とは、一般的に多くの人が美しいと感じるバランスを表した比率のことです。世界的に共通する指標と考えられ、さまざまな構造物や芸術作品でも取り入れられています。また黄金比に対して「白銀比」もあり、こちらは日本人のようなアジア人が好むとされるバランスです。このように、多くの人が好印象を持つバランスは、おおむね決まっています。
横顔の場合、客観的に美しいとされるバランスは、「髪の生え際~あご先」を3つに分割した場合に「1:1:1」となることです。

  • 髪の生え際から眉
  • 眉下から鼻の下
  • 鼻の下からあご先

上記の位置で顔を分割した場合に、それぞれの長さが同じ(比率が1:1:1)だと、人は美しく感じます。

【黄金比・白銀比 って?】

黄金比は「1:1.618」のこと。世界的に共通する「人が美しいと感じる」指標です。モナ・リザやミロのヴィーナス、ピラミッドなど、さまざまな構造物や芸術作品でも取り入れられています。黄金比の顔は、大人っぽくハッキリとした美人の印象を与えます。

白銀比は「1:1.4」のこと。日本人は黄金比より白銀比を好むといわれています。銀閣寺や東京スカイツリー、アニメのキャラクターなども白銀比です。黄金比と比べると、白銀比バランスの顔は丸みがあり、可愛らしいイメージ。アイドル顔というとわかりやすいですね。

額に丸みがあり、鼻が高く、あごが引っ込んでいる

横顔というと、鼻の高さが気になる方が多いかもしれませんが、額の丸みも大切なポイントです。額が平坦で骨ばっているのと、丸みがあるのとでは、顔の印象は大きく異なります。
また横顔美人に見えるには、のっぺりとしているのではなく、適度な凹凸が必要です。横から見て額~鼻~あごのラインが滑らかに曲線を描いていると、立体感があり、美しい印象になるでしょう。

フェイスラインがすっきりしている

輪郭がたるんでもたついていると、横顔の印象もぼやけた雰囲気に……。とくに二重あごは、老けたり太ったりして見える大きな要因です。凛々しく洗練された横顔美人は、あごと首のラインがシャープで、うっすらと影ができるくらい境界線がはっきりしています。

オージーカーブがある

【オージーカーブ(Ogee curve)って?】
本来は建設・デザイン用語で「S字のように反転曲線を持つ滑らかなカーブ」のこと。人が美しいと感じる曲線とされています。
美容の分野では、こめかみ~頬のカーブのことを表します。

美しい横顔は、平坦な頬ではなく、ふくらみがあり立体的な頬をしています。オージーカーブと呼ばれるこの曲線があることで、真横からだけでなく、斜め横から見た場合に美しく感じられるのです。
平坦で直線的より滑らかな曲線がある顔のほうが、やわらかさや若々しさも印象付けられます。

Eラインがある

Eラインは、横顔の美しさの条件として定着しています。

【Eラインとは?】
エステティックラインの略で、鼻先と下あごの突起部(オトガイ部)を結んだ線のこと。上唇と下唇がどちらもこの線よりやや内側にあると、理想的な横顔といわれる。1954年にアメリカの歯科医師ロバート・リケッツが提唱した。

Eラインのポイントは、次の3点です。

鼻とあごを結んだラインに唇がおさまる。
一般的に美しいバランス。
あごがEラインより前に出ている。
主な原因:しゃくれ・受け口
口元がEラインより前に出ている。
主な原因:出っ歯・口ゴボ

Eラインが整っていると、客観的に美しい横顔といえるでしょう。

歯並びが美しい

Eラインが整うためには、歯が正しい位置にあることが必要です。受け口や出っ歯、口ゴボなどの歯並びの問題があると、Eラインを乱してしまいます。
歯並びが悪くなるのは、多くの場合は遺伝的な骨格が原因です。しかし、口呼吸や硬いものを食べないなどの習慣が原因の場合もあります。

【口ゴボって?】

唇を閉じた状態を横から見たときに、口元が前へもっこりと突出している状態のことを指します。医療用語ではなく、ややコンプレックスを刺激する言葉遣い・名称で、浸透していくことには違和感がありますが、SNSで多く使われるようになった言葉です。口ゴボがあると横顔の印象を下げてしまうだけでなく、虫歯・歯周病のリスクや、咬み合わせの乱れなど、さまざまなことが懸念されます。

口ゴボになる主な原因は、次のとおりです。

◎先天的要因

  • 上あごの骨格が大きい
  • 下あごの骨格が小さい
  • 生まれつきあごの骨格が小さい
  • あごの骨格に対して歯が大きい
  • あごが前へ突出している

◎後天的要因

  • 子ども時代、長期間にわたりおしゃぶりや指しゃぶりをしていた
  • 前歯を舌で押すくせがある
  • 口呼吸がくせになっている
  • やわらかいものばかりを食べている

横顔をセルフチェックしてみよう

 

自分の横顔のバランスを、チェックしてみましょう。鏡ではなかなか見られないため、横顔の写真を撮ります。自分で撮影するよりも、誰かに撮ってもらうほうが正確に撮影できるためおすすめです。

【セルフチェックの準備】

  1. 真横や斜め横の顔を撮影する。
  2. 写真に次の4本の横線を引く。
    ・髪の生え際に沿って横線
    ・眉に沿って横線
    ・鼻の下に沿って横線
    ・あごの下に沿って横線
  3. 写真にEライン(鼻先とあご先をつなぐ直線)を引く。

【セルフチェックポイント】

手順②で3分割した比率は「1:1:1」になっている?不均等?
おでこには丸みがある?平坦?
鼻には高さがある?低い?
あごは出ている?引っ込んでいる?
Eラインの中に唇がおさまっている?

そのほか、簡単にEラインをセルフチェックしたい場合、定規を使うのもおすすめです。
自分の鼻先とあご先に定規を当て、「唇が定規に当たらない」もしくは「唇が定規に軽く触れるだけ」なら、理想的なEラインといえるでしょう。

横顔美人になる方法は?横顔のバランスを整えよう

横顔美人に見える特徴を紹介してきましたが、自分がその特徴に当てはまらなくて、気分が落ち込む方もいるかもしれません。あるいは、Eラインやオージーカーブを作りたいなら美容整形するしかない、と思う方もいるのではないでしょうか。しかし、日常生活の心がけやメイクの工夫でも、横顔美人に近づけることは可能です。横顔の印象を良くしたいと思う方へ、横顔美人になる方法を美容医療も含めて幅広く紹介します。

口呼吸を避ける

口呼吸が習慣化していると、口周りや鼻の筋肉のバランスが崩れ、顔がたるんだりゆがんだりしてしまいます。口元が突出する口ゴボにつながる可能性も否定できません。そうなると、整ったEラインからは遠のいてしまいます。
口呼吸は無意識にすることが多いため、自分では気づかないこともあるでしょう。次のようなことがあれば、口呼吸している可能性があります。

  • 朝起きたときに口の中が乾燥している。
  • 集中したりリラックスしたりしているときに、口がぽかんと開いている。
  • 慢性鼻炎やアレルギーなどでよく鼻がつまっている。
  • 口臭が気になる。

口呼吸になりやすい方は、意識的に鼻呼吸するようにしてください。アレルギーや鼻炎がある場合は、耳鼻咽喉科に相談すると良いでしょう。また歯並びが関係していることもあるため、その場合は歯科に相談するのもおすすめです。

顔の筋肉トレーニング

シャープなフェイスラインを保つためには、顔の筋肉を引き締めることが大切です。表情筋や顔の筋肉が衰えると、頬や口元、フェイスラインなどがたるんでしまい、横顔の印象を下げてしまいます。すっきりしたフェイスラインを作るトレーニングをいくつか紹介しましょう。

【二重あごを予防する舌筋トレーニング】

  1. 上を向いて、舌を思い切り出します。あごから首はしっかり伸ばしましょう。天井に向かって舌を伸ばすイメージです。そのまま10秒キープします。
  2. 伸ばした舌を、ゆっくりと左右に動かします。できるだけ大きく、往復30回動かしましょう。

【表情筋トレーニング】

  1. 口をすぼめて、「うー」の形で前に突き出します。そのまま5秒キープしましょう。
  2. 突き出した形のまま、唇を左右に動かします。左で5秒キープ、右で5秒キープしながら、ゆっくり動かしましょう。

また食事の際によく噛んで食べたり、積極的に硬い食べ物を摂ることも、シャープなフェイスラインを維持するために大切です。しっかり咀嚼(そしゃく)することで、口やあご周辺の筋肉が鍛えられます。

メイクやヘアスタイルの工夫

メイクでも横顔美人の印象に近づくことが可能です。ポイントは、立体感や奥行き感。例えば次のような工夫ができます。

  • 輪郭にシェーディングを入れ、フェイスラインをすっきり見せる。
  • 鼻筋や頬骨の高い位置にハイライトを入れ、高く見せる。
  • 頬にチークを入れて立体感や明るさを出す。
  • まつ育やまつげエクステ、マスカラなどで、まつげの長さを印象付ける。
  • 眉毛を眉尻まできれいに整え、顔の印象をはっきりさせる。

顔周りの後れ毛など、ヘアスタイルを工夫することでも、フェイスラインの見え方が変わる場合があります。美容院で相談してみましょう。

歯科矯正を受ける

歯並びやあごの骨格は、横顔の印象に大きく影響を与えます。噛み合わせや歯並びが乱れている場合は、歯科矯正での治療がおすすめです。代表的な方法は「ワイヤー矯正」や「マウスピース矯正」です。あごの大きさのバランスが悪い場合や、位置がずれている場合は、口腔外科での治療が必要な場合もあります。状態によって適切な治療法が異なるため、かかりつけの歯科に相談してみましょう。

美容医療を受ける

横顔の印象を下げている原因にしっかりアプローチし、改善を目指したい場合は、美容医療を受ける方法もあります。根本的に顔の作りを変えたい場合の選択肢は、シリコンプロテーゼ挿入やあご骨切りなどの、美容外科手術です。しかし、そうした外科手術は軽はずみに実施するのは大きなリスクをとることになるため、簡単に検討できる手術ではありません。ただ、体に与える負担やダウンタイム、費用を抑えた治療でも、顔の印象を変えることは十分できます。とくに効果が期待できるのは「ヒアルロン酸注入」です。頬やあご、鼻の高さのバランスを取り、Eラインやオージーカーブを作れます。治療後すぐに効果が分かり、比較的手軽に受けられるのもメリットです。
ただし悩んでいる内容や希望する仕上がりによって、適切な治療法は異なります。美容医療を検討する際は、まずはカウンセリングでしっかり相談してみましょう。

まとめ

横顔美人の特徴や、横顔美人になる方法について紹介しました。横顔は、自分で見る機会は少ない一方で、人からはよく見られているパーツです。整ったEラインやオージーカーブ、引き締まったフェイスラインなど、横顔が美しいと、気品や知性までも印象付けます。口呼吸や顔の筋肉の衰えが気になる方は、日常での習慣も意識してみてくださいね。

・当サイトは、美容医療の一般的な知識をできるだけ中立的な立場から掲載しています。自己判断を促す情報ではないことを、あらかじめご了承ください。また、治療に関する詳細は必ずクリニック公式ホームページを確認し、各医療機関にご相談ください。
・本記事は、執筆・掲載日時点の情報を参考にしています。最新の情報は、公式ホームページよりご確認ください。
・化粧品やマッサージなどが記載されている場合、医師監修範囲には含まれません。

RECOMMEND おすすめの記事

CATEGORY カテゴリーから探す

美容皮膚科 美容婦人科 美容内科 美容外科 再生医療 男性美容 アートメイク インタビュー クリニック ドクターズコスメ

KEYWORD キーワード

# 鼻 # 形成外科 # 審美歯科 # 再生医療 # 美容外科 # 美容内科 # 美容婦人科 # 美容皮膚科 # 学会関連 # 美肌・美白 # フェムケア # 更年期・PMS

VIEW ALL