【自宅ホームケアでシミを脱ぐ!】ゼオスキン、まずはここから!皮むけ・ダウンタイムはまだ怖い…そんな方に!【ズル剥けセラピューティック】にチャレンジする前の「守りのケア」の徹底解説

【自宅ホームケアでシミを脱ぐ!】ゼオスキン、まずはここから!皮むけ・ダウンタイムはまだ怖い…そんな方に!【ズル剥けセラピューティック】にチャレンジする前の「守りのケア」の徹底解説

美容好きの間でも愛用者の多い「ゼオスキン」は、ドクターズコスメの中でも特に人気のシリーズといえるでしょう。しかし一方で、興味はあるものの皮むけが怖い…とためらっている方も多いのではないでしょうか?
そんな方に知って欲しいのが、ゼオスキンには肌質に合わせたさまざまなプログラムがあるということ。そのなかには、皮むけ前提で高い効果を狙うプログラムもあれば、敏感肌でも試しやすい刺激を抑えたプログラムもあります。
そこで今回は、ゼオスキンの上手な使い方やカウンセリングのポイントなど徹底解説。「ゼオスキンは皮むけが起こる」というイメージを持つ方にぜひ知って欲しい“守りのケア”についてまとめました。

1.ゼオスキンの購入にカウンセリング・肌診断が必須なのはなぜ?

「ゼオスキンヘルス(ZO SKIN HEALTH)」、通称「ゼオスキン」は、アメリカで開発された医療機関専売コスメシリーズ。購入するには、美容皮膚科や皮膚科の医師によるカウンセリング・肌診断を受ける必要があります。

ゼオスキンは高い効果が得られやすい一方で、肌に合わない場合にはトラブルが起きたり、使用後のダウンタイムが長引いたりすることも。購入をためらう方の中にも、このリスク面が気になる…という方は多いのではないでしょうか。だからこそ、ゼオスキンを購入する際には、医師が肌の状態を診断し、商品選定から使用方法まで丁寧に指導するということが必須条件となっています。

カウンセリングではどんなことを聞かれる?

一般的なカウンセリングでは、主に次のようなことを聞かれます。

<カウンセリングでの確認事項>
・年齢
・肌質(乾燥肌・普通肌・混合肌・脂性肌・敏感肌)
・現在の肌悩み(シミ・くすみ、シワ・たるみ・ニキビ・ニキビ跡・毛穴など)
・ダウンタイムの許容範囲について
・これまでハイドロキノンによるかぶれなどが起きたことはあるか
・現在使用中の他製品がゼオスキンと併用可能かどうか

また、多くのクリニックではカウンセリングの際に、専用の肌診断機による肌診断が行われます。これによって、現在の肌状態の分析はもちろん、将来現れるトラブルの予測まで可能に。見た目だけでは分からない肌状態を客観的に把握できるので、より効果的な商品選びができるようになるでしょう。

なお、保険診療のみの皮膚科では、疾患ベースのカウンセリングになりやすいことも。皮膚疾患が心配な方は、皮膚科での購入を検討してもいいかもしれません。

ドクターズコスメを買うならカウンセリングは受けるべき!

ゼオスキン以外のドクターズコスメの中には、カウンセリング不要で購入できるものもあります。オンライン購入可能なものもあるため、一般的な化粧品と同じように気軽に購入する方もいるでしょう。
しかし、ゼオスキンに限らず、ドクターズコスメを購入する際にはできるだけ医師によるカウンセリングを受けた方が安心。肌トラブルが出てしまった際にもスムーズに治療してもらえます。
クリニックによってはオンラインカウンセリングを行っているところもあるので、直接足を運ぶのが難しい方はぜひ利用してみましょう。

2.ゼオスキンの主成分!ビタミンAの仕組みについて知ろう

ゼオスキンの主成分といえば、ビタミンAもそのひとつ。ビタミンAは、レチノール・レチナール・レチノイン酸などを含むビタミンA類縁物「レチノイド」の総称ですが、エイジングケア界隈では“ビタミンA=レチノール”として扱う化粧品も多く見られます。ここからは、ビタミンAとはどんな成分なのか詳しく見ていきましょう。

ビタミンAの主な働き

ビタミンAに期待される効果といえば、ニキビ予防や毛穴ケアの他、シワやたるみの改善など。そのため、肌質改善やエイジングケアのために取り入れる方も多くいるでしょう。このようにあらゆる肌悩みにアプローチできるビタミンAには、次のような働きがあります。

<ビタミンAの主な働き>
・肌のターンオーバーを促し、再生させる
・コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸の生成を促し、肌のハリを高める
・皮脂の分泌を抑えて、ニキビが発生しにくい肌へ導く
・血液の循環を促し、シミのもととなるメラニンの排出を早める

なお、ビタミンAを肌への刺激が弱い順に並べると次のようになります。
①パルミチン酸レチノール
②プロピオン酸レチノール
③酢酸レチノール
④レチノール
⑤レチナール
⑥トレチノイン
このうち、①~③は“守りのビタミンA”と呼ばれ、肌への刺激に配慮しつつ紫外線などのダメージから肌を守る働きがあります。一方、④以降は“攻めのビタミンA”と呼ばれ、高い美容効果を引き出すものの、肌への刺激が強いものとなります。

レチノールとトレチノインの違いは?

レチノールと同様にシミやシワ、ニキビなどの治療に用いられるビタミンAが「トレチノイン」。トレチノインはレチノイン酸とイコールで扱われることもあります。

レチノールとトレチノインの大きな違いは、生理活性の強さです。生理活性とは、生体にもともと備わっている化学物質が、生体の持つ特定の生理的調節機能に対して作用すること。少し難しいですが、例としてはビタミンや抗生物質、ホルモンなどの働きが挙げられるでしょう。

レチノールとトレチノインの違いを表にまとめると、次のようになります。

レチノール トレチノイン
生理活性の強さ 1 50~100
効果の強さ 1 10
副作用(副反応)

レチノールに比べて、トレチノインの生理活性の強さは50~100倍、効果の強さは約10倍あるとされています。つまり、それほど肌へ大きな影響を与えるということ。効果も出やすいですが、副作用も強く出る場合があります。そのため、トレチノインは医薬品のみに配合されており、化粧品や医薬部外品には含まれていません

レチノール濃度と副反応(赤みや皮むけ)の関係

レチノールは肌に塗布すると、熱感や赤み、皮むけが起こります。これらは「レチノイド反応」「A反応」などと呼ばれ、ビタミンA不足の肌にレチノールが入ることで過剰反応を起こしている状態です。レチノイド反応は、個人差はあるものの、レチノールの濃度が濃ければ濃いほど強く出るとされています。

ゼオスキンのアイテムで選べるのは「0.25%・0.5%・1.0%」の3つのレチノール濃度。
具体的には、次の5つが高濃度レチノールシリーズとして用意されています。

・スキンブライセラム0.25
・スキンブライセラム0.5
・スキンブライセラム1.0
・Wテクスチャーリペア(※レチノール濃度は0.5)
・ARナイトリペア(※レチノール濃度は1.0)

トレチノインと比べるとレチノールはマイルドな成分ではあるものの、レチノイド反応はほぼ確実に出るでしょう。レチノイド反応は一過性である場合が多く、1~2週間程度で落ち着いてくることがほとんど。ただ、敏感肌やアレルギー体質の方、できるだけレチノイド反応を抑えたい方は、0.25%で様子を見つつ使用することをおすすめします。

また、レチノールは塗布することで光の感受性を高める作用があります。そのため、使用中に紫外線を浴びると、通常よりもダメージを強く受けやすくなってしまうでしょう。塗布した状態のときは、紫外線に十分に気をつける必要があります

3.まずは「守りのケア」から!ゼオスキンをローリスクで始める方法

ここまで、レチノールの効果や副反応について解説しました。次は、ゼオスキンを初めて使う方に向けて、副反応をできるだけ抑える方法やアイテムの選び方について紹介しましょう。

ゼオスキンのプログラムとは?

ゼオスキンには目的や肌質に合わせてアイテムを組み合わせた、さまざまな独自プログラムがあります。クリニックによっても呼び名が異なりますが、なかでも人気が高いのが次の3つです。

<セラピューティック>


ゼオスキンの代名詞ともいえる、短期集中コース。トレチノイン(処方薬)を併用するため、高い効果が期待できる反面、赤みや皮むけといったダウンタイムが強く出やすくなります。治療の一環として行われるため、医師による定期的な診察が必要です。

<ベーシック(マイルド)>
必要最低限のアイテムで構成したシンプルなプログラム。トラブルの起こりにくい、健やかな肌へと近づけることを目的としています。赤みや皮むけも起こりにくいため、初めてゼオスキンを使う方にも試しやすいコースです。

<メンテナンス>
セラピューティックプログラム完了後のお悩み別プログラム。“治療”から“維持”への移行を目的としています。セラピューティックと比較すると使用後の赤みや皮むけも少ないため、ダウンタイムを抑えつつ、レチノールによるケアが継続できます

ゼオスキンを始めるなら「守りのケア」から

ゼオスキンを始めてみたいけれど皮むけが怖い方には、レチノール濃度を抑えた“守りのケア”がおすすめ。プログラムでいえば、シンプルな構成で試せるベーシックコースが適しています。

こちらは、“守りのケア”を行うベーシックコースの一例。

①ハイドレーティングクレンザー(洗顔料)
②バランサートナー(化粧水)
③シーセラム(美白美容液)
④デイリーPD(クリーム)
⑤BSサンスクリーン(日焼け止め)※朝だけ使用

クリニックによって構成は異なるうえ、肌の状態によっても最適なアイテムは変わりますが、「レチノール濃度が0.25%のもの」「パルミチン酸レチノールを含む」といった基準で選ばれることが多いようです。
また、次世代のレチノールとも呼ばれる「バクチオール」が配合されている点にも注目。バクチオールはレチノールと同等の効果が出せるにもかかわらず、レチノイド反応が起こりにくい成分です。

4.セラピューティックからメンテナンスへ移行するときの注意点

セラピューティックプログラムで治療したあとは、メンテナンスプログラムによる維持期間へ移行します。その際に注意したいのは、レチノールやハイドロキノンを刺激に配慮しながらも使用し続けること。それらの成分を急にやめてしまうと、治療前の肌にリバウンドしてしまうリスクがあります

とはいえ、あまりに刺激が強い成分では肌に負担がかかるため、セラピューティックプログラムで使用していた成分は、代わりとなるマイルドな成分へ移行する必要があります。例えば、トレチノイン処方薬「スキンブライセラム」や「Wテクスチャーリペア」などの高濃度レチノールシリーズへ、ハイドロキノン「ブライタライブ」や「シーセラム」へ切り替えるといいでしょう。

このように、ゼオスキンを上手く使っていくためには、“攻め”と“守り”のバランスをとることが大切。皮むけしたくないという方も、まずは“守りのケア”で少しずつレチノールに肌を慣れさせていき、徐々に高濃度なものも取り入れていけるといいですね。担当医とその時々の肌の状態を細かく分析しつつ、レチノールと長く付き合っていけるのが理想です。

まとめ

ゼオスキンを使うならダウンタイムは避けられない、と思っていた方にとっては、皮むけしにくいプログラムがあることは驚きかもしれませんね。一言でビタミンAといってもさまざまあるので、成分の仕組みに詳しくなれば、自分にぴったりのスキンケアを見つけやすくなるかも。ゼオスキン購入を迷っている方はぜひ医師によるカウンセリングを。今まさに肌の悩みに直面しているという方は、自分の肌に必要な要素について、またどう段階的に補っていくかについて、じっくりと向き合って考えてみましょう。

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