痛いのは怖い!でもたるみ治療したい!そんなあなたに【医療美容】「鍼だから、痛くない」今話題のショートスレッド(モノスレッド)通称ショッピングリフトを解説

痛いのは怖い!でもたるみ治療したい!そんなあなたに【医療美容】「鍼だから、痛くない」今話題のショートスレッド(モノスレッド)通称ショッピングリフトを解説

年齢を重ねるとともに気になるたるみは、美容医療の力を借りてでも何とかしたいもの。ですが、たるみ治療って何だか痛そうな印象がありませんか?そんな方は、ぜひ手軽に受けられる「ショッピングリフト」に注目してみてください。今回は、たるみ治療の定番「スレッドリフト」との違いも交えながら、ショッピングリフトの基本を徹底的に解説。「顔のたるみが気になってきた」「たるみ治療に興味がある」という方は要チェックです!

たるみが気になるけどスレッドリフトは怖い!そんなあなたに朗報です!

たるみ治療の定番といえば「スレッドリフト」皮膚の下に糸を通して、顔の下から上へと物理的にリフトアップさせる施術です。糸の材質は体内で吸収されるものが主流で、糸から飛び出ているかえし(トゲ)で皮下組織ごと引き上げるため、しっかりと変化を感じられるのがメリットです。結論からいうと、リフトアップ効果を狙うのであればスレッドリフトでの治療が理想的でしょう。しかし、スレッドリフトは治療の特性から、「ダウンタイム中の痛みやひきつれがつらい」といわれることもしばしば。施術後は刺激を与えないよう美容院や歯医者、レーザー治療などを一定期間避けなければいけないなどの制約もあり、少し勇気がいる施術でもあります。とくに美容医療に慣れていない方だと、いくらメスを入れない施術とはいえ顔の大部分にいきなり糸を通すのは怖いですよね。そこで、たるみ治療の新しい考え方として、「ショッピングリフト」を検討してみてはいかがでしょうか。
ショッピングリフト自体は旧来からある手法ですが、最近の流れとして、ショートスレッド・もしくはモノスレッドという名称でまた入れ方など手法について議論が重ねられ、進化をしてきているというのが特徴です。

スレッドリフトとショッピングリフト(ショートスレッド・モノスレッド)の違い

ショッピングリフト(ショートスレッド・モノスレッド)韓国発祥のたるみ治療で、鍼灸で使用されるような髪の毛ほどの細さの針を皮膚に刺し、短く細い糸を埋め込むいわば「医療美容鍼」。ショッピングついでにできるほど痛みが少ない施術、かつ施術後にショッピングに行けるほどダウンタイムがないといった理由からこの名がつけられています。スレッドリフトとの違いは、糸の材質・埋め込む深さ・得られる効果・ダウンタイム・持続期間の5点。皮膚を引き上げて輪郭そのものを変化させるスレッドリフトに対し、ショッピングリフトは肌を引き締めてリフトアップさせる治療となります。ショッピングリフトは単体でも、ヒアルロン酸やボトックス、ハイフやスレッドリフトなどほかのたるみ治療と併用も可。そのため初めて美容医療施術を受ける方は、たるみ治療の入門編としてショッピングリフトから試してみるのもおすすめです。

<スレッドリフトとショッピングリフトの違い>

スレッドリフト ショッピングリフト
糸の材質 糸にかえしやコグなどが施された長い糸 髪の毛よりも細く短い糸
埋め込む深さ 真皮の深層~皮下脂肪の表層 真皮
効果 たるみを皮下組織ごと引き上げる 肌にハリを生み出し引き締める
ダウンタイム 施術後3日程度は痛み止めを服用することが多い

ひきつれが1週間程度続き、約1ヶ月は歯医者・美容院・エステなど避ける必要がある

数日間腫れや内出血が現れるが、メイクは可能

基本的にダウンタイムはほぼなし

持続期間 約1年~2年 約6ヶ月~1年

医療美容鍼「ショッピングリフト(ショートスレッド・モノスレッド)」って何?具体的な施術内容と効果をチェック

スレッドリフトに抵抗がある方にショッピングリフトという選択肢もあることをお伝えしましたが、「なぜ細く短い糸でたるみが改善するの?」と仕組みが気になる方もいるのではないでしょうか。ここからはショッピングリフトの施術内容や効果を具体的に解説します。

ショッピングリフト(ショートスレッド・モノスレッド)の仕組み

ショッピングリフトでは、タイトニング(引き締め)による効果を狙っていきます。使う針の先端には糸がついており、針を引き抜くと同時に、針を入れた方向に糸が残るような仕組みでできています。針を刺すのは、コラーゲン線維が多く含まれる真皮層。糸が埋め込まれた皮膚内部では、異物を感知して肌組織の修復が始まります。その過程でコラーゲンの生成が促され、1~3ヶ月の時間をかけて皮膚の保湿力・厚み・弾力が増加。結果、肌にハリが生まれ、キュッと引き締まったフェイスラインが現れるのです。
残った糸は6ヶ月~1年かけて徐々に体内に吸収されますが、吸収されている間もコラーゲンの増生を促す環境は続きます。そのため、定期的な治療を続けることで肌細胞が活性化された状態をキープでき、内側からの自然な若返りや、将来的なたるみ予防・美肌維持にも効果が期待できます

また、ショッピングリフトは気になる部位に数十本単位で針を刺すのが基本です。髪の毛よりも細い糸のため狭い範囲でも融通がききやすく、オーダーメイドな治療を行えるという点もメリットです。ただし、リフトアップ効果を得るには、網目状になるよう糸を挿入するのが最も重要!(その理由については、後ほど詳しく解説するのでお見逃しなく)施術中は針のチクッとした痛みが連続するため、どこのクリニックでも麻酔をしての治療となるでしょう。施術後のダウンタイムについては、上述した通り内出血が現れることがありますが、数日ほどで済むほか、傷痕もほとんど分かりません。

ショッピングリフト(ショートスレッド・モノスレッド)がおすすめな人

ショッピングリフトは単なるリフトアップだけでなく、内側からの肌質改善にも役立つなど汎用性の高さも魅力。たるみ以外にも、以下のお悩みに該当する方はぜひ治療を検討してみてください。

<ショッピングリフトこんな方におすすめ!>

  • 肌にハリ・ツヤがほしい
  • 健康的できれいな肌にしたい
  • シワやたるみが気になりだした
  • レーザー治療は経験したが、より効果がほしい
  • ダウンタイムはなければないほど良い
  • 美容医療を受けてみたいが痛みが怖い
  • 今あるほうれい線や口横ぽにょを食い止めたい
  • ホームケアに限界を感じている

ショッピングリフト(ショートスレッド・モノスレッド)の適応部位と費用の目安

ショッピングリフトで埋め込む糸の本数や挿入部位は、たるみの程度やリフトアップさせたい部分によって異なります。例えば顔全体を引き上げたい場合、40~100本使用するのが一般的。費用は1本辺り2,000円~5,000円前後とクリニックによって差はありますが、スレッドリフトに比べると安価であることも特徴です。

<施術部位別|ショッピングリフトで使われる糸の目安>

部位 使用本数
おでこ 30~40本
眉間 20本
目の下・目もと 20本
50本
ほうれい線 20本
マリオネットライン 20本
フェイスライン 30~50本

ショッピングリフトの安全性

ショッピングリフトにはPDOという素材の体内で溶ける糸が使われます。PDOはコラーゲンの生成を促す能力が高く、リーズナブルでほど良い強度があるのが特徴です。一般的な医療現場でも縫合などに用いられており、美容医療において安全性が気になる方も安心できるのではないでしょうか。また、クリニックによってはPDOに純度の高い金を施したゴールデンリフトなどの溶けない糸を取り扱うところもあります。効果が10年以上維持するともいわれていますが、金は一度皮膚内に取り入れると除去ができず、アレルギーリスクや金属に反応して対応できない施術があるなど賛否両論があるため、こちらは慎重に判断するのが賢明です。

ショッピングリフトがたるみ防止になる理由は?

極細の糸を使うショッピングリフトは、一見リフトアップさせるには強度が弱そうに思えますよね。しかし上述したように、糸を網目状に埋め込むことこそがたるみ防止最大のポイントなんです。そもそもたるみは、脂肪の下垂が原因の1つ。年齢とともにコラーゲンが減少すると、やわらかい脂肪は重力に耐えられず下へ垂れていき、口横のぽにょやフェイスラインのもたつきとなって出現します。もし、その脂肪の中に、格子状の金網があったらどうでしょうか?脂肪をつきたてのお餅に置き換えて考えてみましょう。お餅をつまんで持ち上げると徐々に下に伸びますが、立てた金網に沿ってお餅を置くと、下垂する速度がゆるやかになるはずです。つまり、ショッピングリフトで糸を網目状に埋め込むと、皮膚を支える力が強化されるということ。脂肪の下垂は、放置しているとどんどん加速していきます。「たるみが気になるけど、治療に踏み切れない」という方は、まずはショッピングリフトから始めて、早めにたるみ対策をしていきましょう

【コラム】
先日のJSASの学会でも、モノスレッドについては発表が多数行われていました。
今泉スキンクリニックの今泉医師や、あきこクリニックの田中亜希子医師により、ボトックスに抗体ができてしまった人や、妊娠・出産を控えた妊活~妊婦さんなど、ボトックスができない患者様へショートスレッド・モノスレッドで小じわの軽減をする方法なども発表されていました。その中で、あご下へのスレッドの入れ方についての解説が大変面白かったので、以下に画像解説します。いかがでしょうか?スレッドリフトとは異なるものの、「本数をしっかり入れれば」効果実感値がかなり高く、有効な手法であることがわかります。
従来のショッピングリフトとは、入れ方を少し工夫するだけで、効果の高さにつなげることができているのは、最近の施術症例などからみても明らかと言えます。

まとめ

「ショッピングリフト」は、美容大国韓国で生まれた比較的新しい治療方法です。スレッドリフトなど痛みを伴うたるみ治療がある中で、鍼灸のメンテナンスに行くような感覚で、肌を引き締め・リフトアップできるのが大きな魅力といえるでしょう。たるみだけでなく肌質改善にも効果的で、一度体験すれば美容医療の魅力にハマってしまうかも。ショッピングリフトでたるみ予防をしつつ、慣れてきたらスレッドリフトに移行するなど、医師と相談しつつ自分のペースで治療を進めてみてくださいね。

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