ニキビが鼻の下にできたときの対処法!NG行動や予防のためにできることは?

ニキビが鼻の下にできたときの対処法!NG行動や予防のためにできることは?

肌トラブルの代表的なものとしてニキビがあげられます、体や顔といったさまざまな場所にできるニキビですが、鼻の下にできたことがある方もいるでしょう。鼻の下のニキビは、顔の中央部分であることなどから、目立ちやすく、周囲の目も気になりますよね。そこで今回は、鼻の下にニキビができた際の対処法をご紹介します。なぜ鼻の下にニキビができるのか、その原因やNG行動、予防法などもまとめました。

1.ニキビが鼻の下にできるのはなぜ?考えられる主な原因

まずは、ニキビが鼻の下にできる原因から解説しましょう。意外にも、身近なことが原因でニキビができてしまうこともあるのです。

■メイク汚れ

クレンジングや洗顔でメイクをきれいに落としたと思っていても、実は落とし切れていない場合もあります。中でも鼻の下は、凹凸が多く、メイク残りしやすい場所です。
そんな落としきれなかった鼻の下のメイク汚れが毛穴につまり、ニキビとなることがあります。メイク残りだけでなく、クレンジングや洗顔のすすぎ残しが原因でニキビが発生する場合もあるため要注意です。ときに、メイクに使用するブラシが汚れていることで、鼻の下の毛穴に炎症が起こり、ニキビになるケースもあります。

■何らかの刺激

顔のパーツの中でも中央部分にあり、凹凸がある鼻の下は、なにげなく触ってしまいやすい場所の1つです。考えごとをしているときや誰かと話している際など、普段の何気ない瞬間についクセで鼻の下を触ってしまっていることもあるでしょう。鼻の下の肌に触ることが刺激となり、ニキビができることもあります。
また、鼻をかむ行為も、鼻の下に刺激を与え、ニキビ発生の原因となる可能性があるため、強く摩擦しないよう注意しましょう。

■生活習慣の乱れ

栄養が偏った食事や不規則な生活リズム、過度なストレスなど、生活習慣の乱れもニキビの原因の1つと考えられています。生活習慣が乱れると、ホルモンバランスが崩れ、過剰に分泌された皮脂が毛穴につまり、ニキビが発生するのです。また、生活習慣の乱れが影響して肌のターンオーバーのリズムが狂い、ニキビができやすくなることもあるようです。生活習慣の乱れは、鼻の下だけでなく、頬やおでこなど、さまざまな場所にできるニキビの原因となります。

出典:photoAC

 

日々ニキビケアに注意していても、体調やライフスタイルの関係で、ニキビができることもあります。できるだけニキビを悪化させないためにも、適切なケアを心がけることが大切です。そこで、ニキビが鼻の下にできたときの対処法を詳しくご紹介します。

■丁寧なスキンケアを心がける

ニキビの原因となるメイク残りや汚れをしっかり落とすために、丁寧なクレンジングや洗顔を意識しましょう。鼻の下までしっかりクレンジングや洗顔をする、すすぎ残しをしないといった点に注意してみてください。また、摩擦を与えないように、優しく洗うことも重要ポイント。泡立ちの良い洗顔を使う、ごしごしこすって洗顔しないなど、できるだけ刺激を与えない方法でケアしましょう。
肌を清潔にした後は、保湿も忘れてはいけません。肌が乾燥すると、バリア機能が低下し、かえってニキビが悪化することがあるため要注意です。凹凸の多い鼻の下は、化粧水や保湿クリームなどが行きわたりにくい場所のため、塗り忘れに気をつけましょう。ただし、過剰な保湿は毛穴詰まりの原因となり、ニキビができる可能性があります。いつも通りのケアを心がけましょう。
メイク汚れを最小限にするために、日々のメイクを薄めにするのもおすすめです。また、ニキビ専用のメイクアップアイテムを取り入れてみるのも良いでしょう。清潔なブラシやチップ、パフなどを使用して、なるべくこすらないよう優しくメイクしてみてください。

■食生活に配慮する

鼻の下のニキビの対処法として、日々バランスの良い食事を心がけることも大切です。ビタミン類やミネラル、食物繊維やコラーゲン、たんぱく質など、さまざまな栄養をしっかり摂取しましょう。栄養をまんべんなく摂取することで、ホルモンバランスを整え、過剰な皮脂分泌の抑制やターンオーバーの乱れを予防できます。

■皮膚科や美容皮膚科で治療を受ける

自分自身だけでは鼻の下にできたニキビケアが難しいと感じた場合などには、皮膚科や美容皮膚科などで治療する方法もあります。医療機関では、ニキビの種類を見極め、適切な治療を受けることが可能です。ニキビの症状や状態にマッチした塗り薬や内服薬などを処方してもらえることもあります。ときには、ホームケアのアドバイスをしてくれる機関もあるため、今後のニキビ予防にも役立つでしょう。鼻の下のニキビは1度できると繰り返すこともあるため、ニキビ痕ができたり炎症がひどくなったりする前に、医療機関を受診しておくのも1つの手段です。

3.ニキビが鼻の下にできたときのNG行動

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ニキビが鼻の下にできた際のNG行動をご紹介します。ニキビの悪化やニキビ痕にならないよう、しっかり守りましょう。

■ニキビがある部分に刺激を与える

鼻の下にニキビができると、つい気になって触ってしまうことがあります。ニキビに何度も触れると刺激となり、炎症が悪化することが考えられるため、避けたい行動です。また、花粉症や風邪などによって鼻水が出る際には、ティッシュでこすってしまうこともあります。できるだけ刺激にならないよう、やわらかいティッシュを使うなど、工夫を凝らしましょう。

■ニキビをつぶす

鼻の下のニキビをつぶすと、一見治ったように感じることもあります。しかし、つぶした部分に雑菌が入り込み、余計に症状が悪化することが考えられるため、避けましょう。場合によってはニキビ痕になることもあります。
もしも、誤ってひっかいてしまい、鼻の下のニキビがつぶれてしまったら、ワセリンなどで患部を保護し、皮膚科などを受診するのがおすすめです。

■日焼けをする

ニキビができると、その炎症によってメラノサイトが活性化し、色素沈着になりやすいとされています。そこへ紫外線が当たると、ニキビ部分の色素沈着が残りやすく、ニキビ痕になってしまうことがあるため、日焼けは避けたいことの1つです。できるだけ肌への負担が少ない日焼け止めなどを塗って、対策しましょう。日傘や帽子などを活用するのもおすすめです。

4.ニキビが鼻の下にできないようにするには?予防法をチェック

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鼻の下にできるだけニキビができないよう、予防する方法をまとめました。

■清潔にする

鼻の下にニキビができないよう予防するには、まずは清潔な状態の肌をキープすること。鼻の下だけでなく、肌全体にいえるニキビ予防策です。クレンジングや洗顔などを活用して汚れをすっきり落としましょう。
また、メイク道具など、肌に直接触れるものは常に清潔を意識することが大切です。ブラシなどのメイク道具は使用毎に軽くふき取り、3~4週間に一度のペースで洗いましょう。ニキビ予防になるのはもちろん、メイクのしやすさもアップします。

■リラックスする時間を設ける

ニキビの原因の1つになりうるストレスをできるだけため込まないよう、リラックスする時間を設けてみてください。適度に体を動かしたり、浴槽にお湯をはって入浴したりなど、自分自身がリラックスできることを取り入れましょう。
中でも、38〜40度の湯船で半身浴すると、リラックスしやすいと言われています。リラックスすると、副交感神経が優位となります。すると睡眠の質もアップするため、生活リズムが整い、ニキビ予防に役立つでしょう。

■触りすぎない

ニキビの原因を作らないためにも、鼻の下をできるだけ触らないようにしましょう。触りすぎると、雑菌などが繁殖し、ニキビができやすくなるため要注意です。自分では気づかないうちに鼻の下を触っている場合もあります。そのため、改めて行動を見直し、鼻の下にニキビができないように意識してみてください。
肌に刺激を与えないようにするため、比較的オフしやすいミネラル系のファンデーションを使用するのもおすすめの予防策です。

■まとめ

鼻の下のニキビは、メイク汚れや触りすぎるといったことが原因でできます。知らず知らずのうちに、鼻の下のニキビの原因を作っている場合もあるため注意が必要です。できるだけ触らないことや清潔さをキープすることなどを意識して、ニキビケア、ニキビ予防をしましょう。ニキビとはいえ、放置したり自己流でケアしたりすると、症状悪化やニキビ痕になることも考えられるため、早めに医療機関を受診してみてください。

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