顔に赤みが出たり肌が乾燥したりすることにお悩みではありませんか?もしかしたら顔の皮膚が薄いために、肌トラブルが起きているのかもしれません。また、自身は「顔の皮膚が薄い」と自覚しており、ピーリングに興味があるものの、できないでいる方もいらっしゃるでしょう。そこで今回は、顔の皮膚が薄いと感じている方に向けて、顔の皮膚が薄いとはどういうことなのか、どんな美容医療がおすすめなのかを紹介します。日々のスキンケアの提案も行いますので、参考にしてみてください。
1.顔の皮膚が薄いとはどういうこと?
日頃から、すっぴんになると顔が赤い、ニキビなどの肌トラブルが起きやすいなど、自身の肌にお悩みの方もいらっしゃるでしょう。「どうしていつも……」や「この時期になると肌が荒れる」などと感じている方も。
冒頭でも紹介しましたが、赤ら顔や肌トラブルの原因は、顔の皮膚が薄いからかもしれません。ここでは、顔の皮膚が薄いとはどういうことなのか、特徴や原因を考えていきましょう。
■顔の皮膚が薄い方の特徴
まずは、顔の皮膚が薄い人の特徴を紹介します。皮膚が薄いか厚いかの見分け方にもなるため、チェックしてみてください。
- 顔の赤みが気になる
- 乾燥しやすい
- 敏感肌になりやすい
- クマやシワ、たるみが出やすい
- 軽い日焼けでも肌がヒリヒリする など
「皮膚が薄いと美人」といわれてメリットに感じる方もいるかもしれません。これは皮膚が薄いと毛細血管が見えるほど透明感があるように感じられるためでしょう。しかし顔の皮膚が薄い場合、肌トラブルが起きやすいなどのデメリットがあるため、注意が必要です。
■なぜ顔の皮膚が薄くなるの?
顔の皮膚が薄い主な理由には、以下のようなものがあります。
- 遺伝的要因
- 間違ったスキンケア
- 肌の乾燥
- 加齢
- コラーゲンの減少 など
顔の皮膚が薄い理由が「生まれつき」の方もいらっしゃいますが、間違ったスキンケアで角質層が薄くり、バリア機能の低下が影響している方もいるようです。
また、紫外線をあびたあとのスキンケアができておらず、肌の乾燥が進んだりコラーゲンが減少したりするケースもあります。また、加齢によって誰にでも起きる可能性があるため、日々のスキンケアや生活習慣などを見直す必要もあるでしょう。
■顔の皮膚が薄いことを放置するとどんなトラブルが起きる?
皮膚が薄い場合、角質層が薄くなっているため、肌内部の水分が蒸発しやすくなったり、外からの刺激を受けやすくなったりします。肌のバリア機能が低下しているため、紫外線刺激を受けてシミやたるみなどの肌トラブルも引き起こしやすくなるでしょう。
また、花粉やほこりなどの刺激にも弱くなるため、肌荒れやかゆみにつながる可能性が高まります。
2.顔の皮膚が薄い方はどんなケアをしたら良い?
遺伝的要因の場合、皮膚の厚さを変えることはできませんが、刺激が少ないスキンケアをすることで肌トラブルを起こしにくくすることはできます。また、生活習慣や間違ったスキンケアで皮膚が薄くなった方は、スキンケアを見直すことでトラブルを解消できるかもしれません。
ここでは、顔の皮膚が薄い方におすすめのセルフケア方法を紹介します。
■日々のスキンケアはやさしく
毎日のスキンケアで大切なことは、肌への刺激を減らすことです。そのため顔の皮膚が薄い方が「毛穴の汚れをとりたい」などの理由で、顔をゴシゴシ洗ったり洗顔ブラシを使ったりするのはNG。洗顔のときは洗顔料をしっかり泡立てて、手でやさしく、そしてテンポよく洗うと良いでしょう。
■保湿はしっかり
洗顔後は汚れや皮脂を取り除いた状態のため、肌が乾燥しやすくなっています。とくに皮膚が薄い方は肌の水分を維持することが難しいため注意が必要です。洗顔後は速やかに保湿アイテムをたっぷり使って保湿しましょう。
肌の乾燥を放置すると、肌トラブルを起こす原因になることはもちろん、シワやたるみにもつながります。
■紫外線対策を忘れずに
紫外線は、肌の乾燥やシミ・たるみなど光老化の原因になります。また、肌のハリに関係するコラーゲンを分解する働きも。コラーゲンが分解されると、たるみを引き起こすだけではなく、皮膚が薄くなることもあるため、日焼け止めや日傘などを使って紫外線対策を行いましょう。
■角質ケアは控えめに
「肌がザラザラする」「ごわごわする」と感じると、スクラブ配合の洗顔料やピーリング、酵素洗顔などを使いたくなることもあるでしょう。また、早く肌トラブルを解消したい気持ちから頻繁に角質ケアしたくなるかもしれません。
しかし、顔の皮膚が薄い方にとって、こういった角質ケアは肌に大きな負担となります。角質ケアは控えめにし、頻繁に使用しないようにしましょう。
■食生活を見直す
顔の赤みをとる方法としては、スキンケア以外に、食生活の見直しもおすすめです。香辛料や生姜など、体を温める作用のある食べ物は健康に良さそうですが、血行を促進して血流量が増えるため、顔の赤みが目立つことになります。そのため顔の皮膚が薄い方は、香辛料やカフェイン、アルコールの摂りすぎないよう気をつけましょう。
肌への刺激を少しでも抑えることが肌トラブル改善につながるため、寒暖差に気をつけたり、ストレスを減らして自律神経を整えたりする行動もおすすめです。
3.顔の皮膚が薄い方におすすめの美容医療6選
顔の皮膚が薄いために美容医療を受けづらいと考えている方もいらっしゃるかもしれません。実は、皮膚が薄い方でも行える治療はたくさんあります。また、美容医療では医師の診察を行ったうえで肌の状態に合った施術を行うため、何か困ったことがあっても心強いというメリットも。その他、肌トラブルに関する相談もできるため、肌トラブルを起こしにくいスキンケアを身につけられるでしょう。
ここでは、顔の皮膚が薄い方におすすめの美容医療を6つピックアップして紹介します。
■リジュラン
「リジュラン」は別名サーモン注射と呼ばれ、注入によって肌育を促す施術です。「リジュラン」では、サーモンのDNAから「PN(ポリヌクレオチド)」を抽出して注射します。肌細胞を活性化させる効果が期待できるため、根本からの修復が見込めます。
「リジュラン」は、目の周りの小ジワやクマ、薄くなった肌のハリなどにお悩みの方に向いています。ダウンタイムは比較的少ないですが、施術後数日間は内出血や赤みなどが起きる場合があるでしょう。
■ジュベルック
「ジュベルック」は、「非架橋ヒアルロン酸」と「PDLLA(ポリDL乳酸)」を混ぜて肌の真皮層に注入する施術です。コラーゲン生成を促進する効果が期待できるため、シワや毛穴の開き、顔の赤み、ニキビ痕のケアに向いています。
異物反応やアレルギーが少なく、効果の持続期間が長い点が特徴です。
■ピコトーニング
ピコトーニングは、医療用ピコ秒レーザー機器を用い、レーザーを低出力でシャワーのように照射する施術です。低出力でシャワーのように照射することで、メラニン色素にアプローチしてシミや肝斑、毛穴の開き、乾燥からくるくすみケアなどに用いられます。
個人差はありますが、施術後は赤みや水疱ができる可能性があります。
■フォトフェイシャル
赤ら顔やシミ、そばかす、乾燥によるくすみなどの改善が期待できる光治療(IPL)です。光エネルギーが熱に変わるため、肌を傷つけずに治療できます。
施術後は、赤みやほてりが起きる可能性がありますが、比較的ダウンタイムが少ないのがメリットです。一時的に肌が乾燥しやすくなる傾向にあるため、保湿と紫外線対策をしっかり行いましょう。
■ララピール
一般的なケミカルピーリングは角質を剥がすことに重きを置いていますが、「LHALA PEEL(ララピール)」は肌を守りながら角質除去をする施術です。
従来の酸より刺激に配慮して角質ケアする「LHA(カプリロイルサリチル酸)」に、肌のハリに効果が期待できる「P-solTM(ピーソル)」、肌のバリア機能を高める「Lipids(リン脂質)」を組み合わせており、マイルドに角質を除去しつつ有効成分の浸透を促します。
肌の乾燥やハリ、毛穴汚れ、ニキビなどにお悩みの方に向いています。ダウンタイムは比較的少ないですが、赤みや皮剥けが起きる可能性はあります。
■シルファームX
肌に微細な針で穴をあけて高周波を照射する治療です。真皮層に直接アプローチし、毛穴やニキビ痕、小ジワなどにお悩みの方に向いています。「シルファームX」は、肝斑や赤ら顔の治療にも有効です。コラーゲン生成やターンオーバーの促進も期待できます。
施術時はチクチクとした痛み、施術後は赤みや腫れが起きる可能性がありますが、1週間程度で落ち着くでしょう。
■まとめ
顔の皮膚が薄い方は、肌の保水機能が低下しやすく、外からの刺激に弱い傾向にあります。遺伝的な要因もありますが、日々のスキンケアや食生活などの生活習慣が影響している場合も。できるだけ刺激を抑えたスキンケアや紫外線対策を行い、生活習慣を見直すと改善が見られるケースもあるでしょう。また、医師の診断のもと治療する美容医療を活用するのもおすすめです。顔の皮膚が薄い方でも利用できる施術もあるため、興味のある方はお近くの美容クリニックに相談してみると良いでしょう。
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