アドバテックスレーザーとは?赤ら顔・ニキビ痕・毛穴にアプローチするデュアルレーザー

アドバテックスレーザーとは?赤ら顔・ニキビ痕・毛穴にアプローチするデュアルレーザー

アドバテックスレーザーは、赤ら顔やニキビ痕、毛穴など複合的な肌悩みに対応するデュアル波長レーザーです。

VビームやIPLで効果は感じたものの、紫斑やダウンタイムが負担だったという声も少なくありません。

そこで本記事では、アドバテックスレーザーの2つの波長がもたらす作用の仕組み、期待できる変化、他治療との違い、施術回数や注意点までを整理しています。

ご自身に合った治療かどうか、判断する際の参考にしてください。

アドバテックスレーザーとは

アドバテックスレーザーは、赤みやニキビ痕、毛穴といった複数の肌悩みに同時にアプローチするレーザー治療として注目されています。

■デュアルレーザーという特徴

アドバテックスレーザーの最大の特徴は、性質の異なる2種類のレーザーを1台に搭載した「デュアルレーザー」です。

赤みに関わる毛細血管、ニキビに関係する炎症や皮脂腺、さらに肌のハリ感に影響する真皮層まで、異なるターゲットへ段階的に作用します。

1回の治療の中で複数の波長を使い分けられるため、赤み治療と肌質改善を同時に検討している方にも適した選択肢となります。

■589nm・1319nmの2波長が肌にどう働く?その仕組みとは

アドバテックスレーザーでは、主に589nmと1319nmという2つの波長が用いられます。

589nmは血管内のヘモグロビンに反応しやすい性質を持ち、赤ら顔やニキビ痕の赤みに関与する拡張した血管や炎症反応に働きかけます。

一方で、1319nmは皮脂腺や真皮層に熱エネルギーを届けやすい波長です。

皮脂分泌を担う組織へのアプローチや、コラーゲン生成を促す環境づくりに関与すると期待されており、毛穴の目立ちや肌全体のなめらかさに影響します。

ただし、シミや肝斑を直接狙うレーザーではないため、悩みの種類によっては他治療との併用が検討される場合もあります。

アドバテックスレーザーはどんな悩みに向いている?

毛穴を気にする女性 アドバテックスレーザーとは?赤ら顔・ニキビ痕・毛穴にアプローチするデュアルレーザー|NERO DOCTOR / BEAUTY(美容医療)

出典:photoAC

アドバテックスレーザーは、赤みの治療のみならず、ニキビ痕や毛穴、肌質全体の印象まで幅広く作用する点が特徴ですが、万人に万能な治療ではなく、症状の質や強さによって適応するかどうかが決まります。

ご自身の悩みが「赤み中心なのか」「炎症や皮脂も関係しているのか」を確認することが治療選択の第一歩です。

■赤みが主症状の場合

頬や小鼻を中心とした慢性的な赤み、温度差や刺激で赤くなりやすい肌質の方には、アドバテックスレーザーは選択肢の1つ。

589nmの波長が血管に反応しやすく、全顔に穏やかに照射できるため、紫斑や強い腫れを避けたい人に向く傾向があります。

一方で、明らかな血管拡張が線状に目立つ場合や、酒さの症状が強い場合には、Vビームなどの血管レーザーの方が適するケースもあります。

アドバテックスレーザーは、赤みを「完全に消す」治療ではなく、目立ちにくい状態へ整えることを目標にした治療として位置づけると理解しやすいでしょう。

■ニキビ痕や毛穴悩みが中心の場合

赤みが残るニキビ痕や毛穴が目立ちやすい肌質では、アドバテックスレーザーの1319nmが補助的に働く可能性があります。

皮脂腺への熱作用により、ニキビができにくい環境づくりをサポートし、結果として赤みの再発を抑える方向に作用するのです。

また、真皮層に届いたエネルギーが、質感の変化に寄与する可能性もあります。

ただし、大きな凹凸のあるニキビ痕や多数の毛穴開きが主な悩みの場合、フラクショナルレーザーや高周波治療の方が適する場合も。

アドバテックスレーザーは「クレーター状の凹凸を改善する治療」ではなく、「炎症と赤みを伴う肌トラブル」に軸足を置いた治療と捉えると、期待値のズレを防ぎやすくなります。

■複数の悩みが混在するケース

赤ら顔やニキビ痕、毛穴といった複数の悩みが同時に存在するケースでは、炎症の鎮静と肌環境の安定化を同時に目指す、アドバテックスレーザーのデュアル波長設計が生かされます。

全顔の赤みを抑えつつ、皮脂や肌質のバランスを整えることで、肌全体の印象を底上げする考え方です。

また、肌トーンが均一に見えると、くすみが取れたような印象につながることもありますが、こうした変化は1回で劇的に現れるものではなく、アドバテックスレーザーを3回、5回と続ける継続治療の中で徐々に実感されることが一般的です。

ただし、シミや肝斑が強く混在する場合には、ピコトーニングなど色調の改善が期待できる治療との併用が検討されることもあります。

アドバテックスレーザーと他の美容レーザー治療との違い

赤みや肌質改善を目的とした治療には、色素レーザーや光治療、トーニングなど複数の選択肢があります。

代表的な治療と比較してみましょう。

■Vビームとの違い

Vビームは、赤みに対して高い反応性を持つ代表的な色素レーザーです。

拡張した血管をピンポイントで狙える一方、紫斑が生じやすく、数日から1週間程度、症状によっては数週間のダウンタイムを伴うことがあります。

一方、アドバテックスレーザーは589nmの波長を用いながらも、照射出力が比較的マイルドで、紫斑を避けたい人向けに治療計画を立てやすい点が特徴です。

赤みへの反応は穏やかなため、1回での変化よりも複数回治療を前提としています。

■IPL(光治療)との違い

IPLは複数の波長を含む光を照射し、シミ、赤み、くすみなど幅広い悩みに対応する治療です。

照射する波長の範囲が広く、マイルドな刺激で全顔のトーンを整えやすい反面、血管や皮脂腺への選択性はレーザーより劣ります。

IPLで物足りなさを感じた人が、次の選択肢としてアドバテックスレーザーを検討するケースも見られますが、シミ改善が主目的の場合はIPLやピコレーザー治療の方が適することもあるでしょう。

■ピコトーニングとの比較

ピコトーニングは、低出力のピコ秒レーザーを均一に照射し、肝斑やくすみ、色ムラの軽減を目指す治療です。

メラニンへの作用が中心で、赤みや血管への影響は限定的です。

アドバテックスレーザーは、メラニンよりも血管や皮脂腺、真皮環境に焦点を当てた治療なので、赤みと色ムラが混在する場合には時期を分けて併用することもあります。

■アドバテックスレーザーが向く人・向かない人

アドバテックスレーザーが向くのは、赤ら顔や炎症を伴うニキビ痕が主な悩みで、ダウンタイムを抑えたい人です。

一方、線状血管が目立つ場合や、濃いシミ・肝斑が主症状の場合は、他治療が適することもあります。

アドバテックスレーザーの施術の流れと治療計画

カウンセリングを受ける女性 アドバテックスレーザーとは?赤ら顔・ニキビ痕・毛穴にアプローチするデュアルレーザー|NERO DOCTOR / BEAUTY(美容医療)

出典:photoAC

アドバテックスレーザーは、出力設定や照射範囲によって体感や経過が変わる治療なので、治療回数や間隔を含めて、計画を十分練ることが重要です。

■カウンセリングから照射までの一般的な流れ

赤みの原因が血管性か炎症性か、ニキビや皮脂分泌の影響があるかなどを診察し、アドバテックスレーザーが適しているかを判断します。

必要に応じて、他のレーザー治療との併用が提案されることもあるでしょう。

当日は洗顔・クレンジングをした後に、ジェルを塗布し、589nm・1319nmの順に全顔または気になる部位へ照射します。

時間は範囲にもよりますが、概ね20〜30分程度、長い方では60分ほどです。

麻酔は不要なケースが多く、施術後は保湿と紫外線対策の説明を受けて終了します。

施術直後からメイク可能とするクリニックもありますが、赤みの程度によって個人差が生じるため、医師の指示に従ってください。

■回数・間隔の考え方と治療スケジュール

アドバテックスレーザーは、1回で大きな変化を求める治療ではなく、複数回の施術を重ねて肌状態を整えるという考え方が基本です。

一般的には3回前後から変化を実感する人が多く、症状によっては5回、10回と継続するケースもあります。

施術間隔は3〜4週間程度が目安とされ、肌の回復を待ちながら計画を立てます。

赤みが強い場合はさらに間隔を空けることもあり、アドバテックスレーザーの間隔は一律ではありません。

アドバテックスレーザーの痛み・ダウンタイム・副作用

痛みや副作用の感じ方や経過には、個人差があります。

事前に知っておきたいポイントは以下のとおりです。

■施術中の刺激や痛み

照射時の刺激は、輪ゴムで軽く弾かれるような感覚や、じんわりとした温かさとして表現されることが一般的です。

Vビームなど高出力の色素レーザーと比べると、痛みは穏やかとされ、麻酔を使用せずに受けられるケースが多く見られます。

■赤み・腫れなどのダウンタイム

アドバテックスレーザーのダウンタイムは、施術直後の赤みやほてり感が中心です。

腫れが生じたとしても多くの場合、数時間から数日程度で落ち着くとされています。

また、紫斑が出る頻度は比較的低い傾向にあるため、仕事や外出への影響を最小限に抑えたい人に検討されやすい治療です。

しかし、紫斑がまったく出ないというわけではないため、注意してください。

■起こりうる副作用とリスク

照射後の一時的な赤み、腫れ、ヒリつきの他、まれに色素沈着や水疱が生じることがあります。

とくに、日焼け直後の肌や炎症が強い状態での施術はリスクが高まるため、事前の肌状態チェックが重要です。

副作用を避けるためにも、自己判断で施術を受けるのではなく、必ず医師の診断に従いましょう。

また、過ごし方によっては副作用が悪化する可能性もあるため、アフターケアに関する指導内容をきちんと守ることも大切です。

アドバテックスレーザーの料金相場とクリニック選び

料金イメージ アドバテックスレーザーとは?赤ら顔・ニキビ痕・毛穴にアプローチするデュアルレーザー|NERO DOCTOR / BEAUTY(美容医療)

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治療を検討する上で、料金とクリニック選びは重要な判断軸になります。

価格だけで見極めようとすると、期待との間にズレが生じることもあるので、相場感と選び方を確認しておきましょう。

■1回あたりの料金目安と価格差が出る理由

アドバテックスレーザーの料金は、全顔1回あたりおおよそ3〜6万円前後が目安とされています。

東京・横浜・名古屋・大阪・福岡など都市部では導入クリニックが増えつつあり、「アドバテックスレーザー 東京 安い」といった検索も見られますが、価格だけで単純比較するのは注意が必要です。

料金差が生じる理由には、医師の診察時間、照射範囲(全顔か部分か)、使用する波長やショット数、アフターケアの有無などが関係します。

また、1回料金を低く設定していても、複数回の施術を前提としたコースになっている場合もあります。

アドバテックスレーザー1回で判断するのではなく、3回・5回といった治療計画全体で総額を確認することが重要です。

■医師の診断が重要な理由

アドバテックスレーザーは、出力設定や波長の使い分けによって作用が大きく変わる治療です。

そのため、経験のある医師が赤みの原因や肌状態を見極めた上で施術を行うかどうかが、満足度に直結します。

「安い」「口コミが多い」といった情報だけで選ぶのではなく、自分の症状に適しているか、効果が出にくい可能性はないかを理解しておくことが大切。

納得できる説明を受けた上で治療に踏み切りましょう。

まとめ

アドバテックスレーザーは、589nmと1319nmの2波長を用い、赤ら顔やニキビ痕の赤み、毛穴や皮脂バランスといった複合的な悩みに同時にアプローチするレーザー治療です。

紫斑や強いダウンタイムを避けたい層にとって検討しやすい一方、症状によっては他治療が適する場合もあります。

効果や回数、費用総額には個人差があるため、信頼できる情報と医師の診断をもとに、自分に合った選択を行うことが重要です。

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【施術の内容】ADVATx®(アドバテックス)
【施術期間および回数の目安】2~4週間ごとに3~5回程度 ※状態によって異なります。
【費用(すべて税込)】
<全顔照射>
単波長:1回 29,800円、3回 80,460円、6回 143,040円(すべて税込)
<全顔照射>
2波長:1回 39,800円、3回 107,460円、6回 191,040円(すべて税込)
※本施術は自由診療(保険適用外)です。部位やモードによって異なります。
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・薬事承認を取得した製品を除き、同一性能を有する他の国内承認医療機器は存在しない場合があります。
・諸外国における安全性等に係る情報
-「ADVATx®(アドバテックス)」はアメリカ食品医薬品局(FDA)、欧州CEマークの承認を取得しています。
・重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の救済制度(医薬品副作用被害救済制度)の対象外となる場合があります。

【施術の内容】ピコレーザー
【施術期間および回数の目安】
・ピコスポット:1回
・ピコトーニング:2~4週間に1回、3~10回程度
・ピコフラクショナル:3~4週間に1回、3~10回程度 ※状態によって異なります。
【費用相場】
・ピコスポット: 1回 約¥5,000~¥40,000
・ピコトーニング: 1回 約 ¥10,000~ ¥50,000
・ピコフラクショナル:1回 約 ¥20,000~ ¥50,000
※各クリニックによって異なります。本施術は自由診療(保険適用外)です。
【リスク・副作用等】赤み、やけど、色素沈着、色素脱失、水泡形成など
【未承認機器に関する注意事項について】
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・重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の救済制度(医薬品副作用被害救済制度)の対象外となる場合があります。

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【リスク・副作用等】赤み、腫れ、内出血、炎症後色素沈着など
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【施術の内容】IPL(光治療)
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