「ボトックスとヒアルロン酸はどっちが先?」そんな疑問を持つ方も多いのではないでしょうか?どちらも美容医療で注目の施術ですが、順番によって仕上がりに差が出ることもあります。
本記事では、ボトックス注射とヒアルロン酸注射を検討中で「どっちが先?」と悩んでいる方に向けて、それぞれの効果と役割をふまえ、効果的な施術順序や同時施術の注意点をわかりやすくまとめました。ぜひ参考にしてください。
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ボトックスとヒアルロン酸はどっちが先?【結論】ボトックス注射を先に打つのが基本!
ボトックス注射とヒアルロン酸注射を併用する場合、多くのクリニックでは「ボトックスを先に打つ」順番を基本としています。ボトックスを先に注入することで、シワの状態が安定し、ヒアルロン酸の適切な注入量や部位を見極めやすくなるのが大きなメリットです。
さらに、筋肉の動きが抑えられることで、顎先など動きの大きい部位でもヒアルロン酸の形が崩れにくく、仕上がりが持続しやすくなります。また、内出血のリスクを軽減できる点もメリットといえるでしょう。
こうした理由から、自然で若々しい仕上がりを目指すには「ボトックスを先」が基本とされています。ただし、状態や部位によってはヒアルロン酸を先に行う、あるいは同日に施術できるケースもあるため、医師の判断を仰ぐようにしましょう。
まずは基本をおさらい!ボトックスとヒアルロン酸の効果と役割の違い
ボトックスとヒアルロン酸は、いずれもシワ軽減やエイジングケアを目的に広く用いられています。しかし作用の仕組みや得意とする悩みは大きく異なります。まずは、それぞれの基本的な役割を整理して違いを理解しておきましょう。
■ボトックス|表情によってできるシワの改善に効果的
ボトックスは、ボツリヌス毒素を希釈した製剤を筋肉に注入し、神経伝達を一時的にブロックする施術です。
筋肉の働きを抑えることで、笑ったり怒ったりといった表情の動きによって生じるシワを目立ちにくくする効果が期待できます。とくに額や眉間、目尻などに現れる表情ジワに適しています。
さらに、咬筋の動きを抑えてエラの張りを軽減する施術や、ガミースマイル、肩こりの緩和などにも応用されています。ただし、無表情のときにも深く刻まれている固定ジワには効果が限定的なため、この点はあらかじめ理解しておくことが大切です。
■ヒアルロン酸|くぼみや溝を埋めてボリュームを出す
ヒアルロン酸は体内にも存在する保水成分で、美容医療では皮膚の下に注入することで内側からふくらみを与えます。これにより、加齢とともに目立ちやすいほうれい線・マリオネットライン、目の下のくぼみなどを補い、肌をなめらかに見せる効果が期待できます。
また、シワを目立ちにくくするだけでなく、頬やこめかみのボリューム補充、顎や鼻筋のラインを整える施術、唇をふっくらさせる施術など、顔全体の輪郭づくりにも幅広く活用されています。
使用するヒアルロン酸の種類によって硬さや弾力が異なるため、目的や部位に合った製剤を選ぶことが重要です。
■【比較表】効果・適用部位・持続期間の違いをひと目でチェック
ここまで解説してきたボトックスとヒアルロン酸の主な違いを、以下の比較表にまとめました。ご自身の肌悩みや期待する効果がどちらの施術に適しているか、判断の目安としてぜひご活用ください。
<ボトックスとヒアルロン酸の主な違い>
| 比較項目 | ボトックス | ヒアルロン酸 |
| 効果・作用 | 筋肉の動きを抑制し、表情ジワにアプローチ | 皮膚の内側から溝やへこみを埋める |
| 適用部位 | 眉間、目尻、額のシワ、エラ、ワキなど | マリオネットライン、ほうれい線、涙袋、唇、鼻、顎など |
| 持続期間 | 3ヶ月~6ヶ月程度 | 6ヶ月~2年程度(製剤による) |
笑ったときに現れる浅いシワにはボトックス、無表情でも目立つ深い溝やボリューム不足にはヒアルロン酸と覚えておくと、自分の悩みに合った選択の目安になります。
なぜボトックスが先?施術順序とベストな間隔
ボトックスを先に注入することは、美容医療の基本的なセオリーとされています。「ボトックスとヒアルロン酸はどっちが先?」とお思いの方は、その理由を理解しておくと施術の効果をより引き出し、自然で満足度の高い仕上がりにつなげやすくなります。
ここでは、推奨される順序と施術間隔について詳しく解説します。
理由①筋肉の動きを止めてから注入量を正確に判断するため
ボトックスを先に行う最大の理由は、表情ジワの原因である筋肉の動きを抑え、その状態でヒアルロン酸の注入量を判断できるからです。筋肉が活発に動いていると、シワが寄った状態に合わせて注入してしまい、不自然な仕上がりにつながるリスクがあります。
ボトックスの効果は通常2週間程度で安定するため、この期間を置くことで「本来の肌の状態」を確認できます。そのうえで必要な部位に過不足なくヒアルロン酸を注入でき、自然な形を長く保ちやすくなるのです。結果として、無駄な注入を避けてコストの最適化にもつながります。
理由②より自然で若々しい仕上がりを目指せる
ボトックスで筋肉の動きを抑えると、ヒアルロン酸を入れるべき箇所が明確になり、最小限の量でなめらかなラインを作ることにつながります。そのため凹凸のない自然な仕上がりになりやすく、長期間きれいな形を維持できるのもメリットです。
一方でヒアルロン酸を先に注入すると、筋肉の動きにより製剤が不自然に動いたり、吸収が早まったりするリスクもあります。そのため、ヒアルロン酸を先に行う場合は最低1ヶ月の間隔を置くのが望ましいとされています。
ボトックスで未来のシワを予防し、ヒアルロン酸で現在の溝を補うアプローチは、相乗効果によって顔全体を若々しく見せる有用な方法です。
■施術の間隔は2週間以上空けると安心
ボトックスの効果は、注入後2〜7日で出始め、2週間程度で安定します。
そのため、ヒアルロン酸を追加する場合は少なくとも2週間以上の間隔を空けることが推奨されます。十分に効果が安定してから注入することで、筋肉の動きが正確に把握でき、必要量を見極めやすくなるのです。
逆に、間隔を置かずに施術すると、筋肉の動きが残っている状態で判断してしまい、過剰または不足するリスクがあります。あくまで2週間は一般的な目安であり、状態や部位、製剤によって最適なタイミングは異なるため、必ず医師の指示に従うことが大切です。
■【例外】ヒアルロン酸を先に注入するケースもある?
原則としてボトックスを先に打つのが基本ですが、状況によってはヒアルロン酸を先に注入した方が効果的なケースもあります。
例えば、額を立体的に整えたい場合は、まずヒアルロン酸注射で形をつくり、その後にボトックス注射で筋肉の動きを抑える方法が選ばれることがあります。動きの多い部位では、先にボリュームを補ってから筋肉を落ち着かせることで、より自然でなめらかな仕上がりにつながるのです。
一方、ほうれい線のように深いシワでは、ヒアルロン酸でくぼみを軽減しつつ、口角を下げる筋肉に少量のボトックスを組み合わせることで相乗効果が期待できます。
ただし、こうした順番の判断は専門的な知識と経験が不可欠です。施術の最適な順序は自己判断せず、必ず医師に相談して決めることが大切です。
ボトックスとヒアルロン酸の同時施術はできる?
ボトックスとヒアルロン酸は、同日に施術することも可能です。異なる種類のシワに同時にアプローチできるため、相乗効果が期待できるほか、ダウンタイムを一度にまとめられる点も魅力です。ここでは、同時施術のメリットや注意点を解説します。
■同日施術のメリット|ダウンタイムの短縮と満足度の高い仕上がり
ボトックスとヒアルロン酸を同日に受ける最大のメリットは、ダウンタイムをまとめられる点です。個別に施術すると、それぞれ数日~1週間ほど腫れや内出血が出る可能性がありますが、同時施術なら回復を一度に済ませられ、生活への影響を最小限にできます。
施術翌日から洗顔やメイクが可能になるケースも多いため、忙しい方にとっては魅力的なメリットといえるでしょう。
また、1回の来院で両方を済ませられるため、通院回数や時間的負担を軽減できるのも魅力です。さらに医師が顔全体のバランスを見ながら両方の注入量を調整できるため、シワ軽減とボリューム補正の相乗効果が得られ、より自然で理想的な仕上がりを目指せます。
■理想の仕上がりには信頼できるクリニック選びが大切
ボトックス注射とヒアルロン酸注射を同時に受けると、表情によって出る浅いシワから、無表情でも残る深いシワまで幅広くアプローチできます。ただし仕上がりは、医師の技術力やデザインセンスに大きく左右されるため注意が必要です。経験が浅い医師に任せると、満足のいく効果が得られない可能性もあります。
クリニックを選ぶ際には、症例実績を確認し、施術前後の写真から医師のデザイン力をチェックしましょう。さらに、リスクや副作用、料金体系について丁寧に説明してくれるかも大切な判断基準です。
複数のクリニックに相談し、医師との相性を見極めるのも有効です。価格の安さだけに惑わされず、信頼できる医師を選ぶことが、満足度の高い仕上がりにつながります。
「ボトックスとヒアルロン酸どっちが先?」と悩んだら、カウンセリングで相談しよう
ボトックスとヒアルロン酸を併用する際は、基本的に「ボトックスを先に打つ」ことが自然で効果的な仕上がりにつながります。ただし、シワの種類や部位、理想の仕上がりによってはヒアルロン酸を先行させる、あるいは同日に施術するケースもあります。
最適な順序や施術間隔は一人ひとり異なるため、「ボトックスとヒアルロン酸はどっちが先?」とお悩みの方も自己判断は避け、必ず医師とのカウンセリングで相談することが大切です。
複数のクリニックで話を聞き、リスクや費用、ダウンタイムについて納得したうえで施術を選ぶことで、より安全で満足度の高い結果を得られるでしょう。
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【施術の内容】ヒアルロン酸注射
【施術期間および回数の目安】約9~12ヶ月ごとに1回程度 ※状態によって異なります。
【費用】1本 ¥55,000~¥150,000程度 ※各クリニックによって異なります。本施術は自由診療(保険適用外)です。使用する本数には個人差があります。
【リスク・副作用等】赤み、内出血、腫れ、痛み、アレルギー反応、修正位置のずれなど
【未承認医薬品に関する注意事項について】
・本施術には、日本国内において薬事承認を受けていない未承認の医薬品を使用する場合があります。
・施術に用いる医薬品は、医師の判断のもと、個人輸入手続きが行われています。詳細は厚生労働省の「個人輸入における注意すべき医薬品等に関する情報」をご確認ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/purchase/index.html
・薬事承認を取得した製品を除き、同一成分を有する他の国内承認医薬品は存在しない場合があります。
・重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。
【施術の内容】ボツリヌストキシン製剤の注入
【施術期間および回数の目安】約3~4ヶ月ごとに1回程度 ※状態によって異なります。
【費用】¥15,000~¥100,000 ※本施術は自由診療(保険適用外)です。注入部位や製剤、クリニックによって異なります。
【リスク・副作用等】注射部位の痛み、腫れ、筋肉の部分的な脱力、内出血など
【未承認医薬品に関する注意事項について】
・本施術には、日本国内において薬事承認を受けていない未承認の医薬品を使用する場合があります。
・施術に用いる医薬品は、医師の判断のもと、個人輸入手続きが行われています。詳細は厚生労働省の「個人輸入における注意すべき医薬品等に関する情報」をご確認ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/purchase/index.html
・薬事承認を取得した製品を除き、同一成分を有する他の国内承認医薬品は存在しない場合があります。
・重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。


