
脂肪冷却は「失敗が怖い」と思い、治療に踏み出せない方もいるでしょう。しかし、脂肪冷却で後悔するのには原因があるため、事前に対策をすれば効果が期待できるはずです。今回は、脂肪冷却で失敗してしまう理由や、失敗しないための注意点などをお伝えします。ダイエットで思うように効果が出ない方、脂肪冷却に興味のある方は、ぜひ参考にしてください。
1.脂肪冷却とはどんな治療?

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脂肪冷却の施術はクールスカルプティングとも呼ばれ、注目を集めています。しかし、気になっているけれど、治療内容についてはよく分からない方もいるはず。まずは、脂肪冷却の治療法や効果、施術のメリットなどを確認しておきましょう。
■脂肪冷却の治療法と効果
脂肪冷却とは、脂肪を冷却し体外へ排出することでダイエット効果を発揮する治療法です。皮下脂肪は冷やすと凍る性質を持っており、凍った脂肪細胞は壊れ体外へ排出されます。汗や尿などの老廃物とともに自然に流れ出るため、体に負担がかかりにくいのが特徴です。通常のダイエットとは違い脂肪細胞にダイレクトにアプローチできることから、痩せやすい体を目指せます。
■脂肪冷却のメリット
脂肪冷却には主に次のメリットがあります。
- リバウンドしにくい
- 運動が苦手でもダイエット効果が期待できる
- ダウンタイムの症状がほとんどない
脂肪冷却の施術では脂肪細胞そのものを減らせるため、リバウンドしにくいのがメリットです。通常のダイエットに比べて運動が必要ないうえ、効果を持続しやすいでしょう。また、脂肪冷却はダウンタイムの症状がほとんどありません。体を傷つけない治療法で痛みも少なく、施術後はすぐに通常の生活が送れることもメリットです。
2.脂肪冷却で失敗?「危険」「効果ない」といわれる理由

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さまざまなメリットがある脂肪冷却ですが、デメリットもあります。インターネット上では「脂肪冷却は危険」「効果ない」というネガティブな情報を目にすることも。施術の特徴やデメリットをしっかりと理解しておかないと、「脂肪冷却で失敗した」と思ってしまうかもしれません。ここでは、脂肪冷却のリスクや「失敗」と感じる原因について確認しておきましょう。
■医師の知識や技術力によって効果に差が出るため
脂肪冷却を「失敗した」と感じるのは、医師の技術力が不足している可能性があります。脂肪冷却は医師の知識や技術によって結果に差が出やすいのです。脂肪冷却の症例が少ない医師の場合、適切な処置が行われずトラブルが生じるかもしれません。脂肪冷却で失敗しないためには、医師・クリニック選びが重要なのです。
■すぐには効果を実感できないため
脂肪冷却では、脂肪細胞が体外に排出されるまで2~3ヶ月かかるといわれています。そのため、施術後すぐは「クールスカルプティングは効果ないかも…」と感じるでしょう。また、効果が表れるまでの期間には個人差があります。脂肪冷却で理想のボディを目指す場合は、長い目で見て効果が出るのを待つことが大切です。
■体重は大きく減らないため
気になる部位の脂肪をピンポイントに減らす脂肪冷却では、体重は大きく減らない可能性があります。施術するパーツの大きさ・施術回数によっても体重への影響は変わりますが、一部のパーツから脂肪細胞が除去されても体全体の重さはそれほど減らないでしょう。脂肪冷却は体重を大きく減らしたい方よりも、スリムなボディラインを目指したい方に向いているといえます。
■一度の施術では効果を実感しにくいため
脂肪冷却を「失敗」と感じる方は、施術回数が足りないのかもしれません。脂肪冷却は一度の施術でも効果が期待できますが、もともとの脂肪量が多い方は複数回行ったほうが変化を感じられるでしょう。脂肪冷却で後悔しないためにはカウンセリングをしっかりと受け、治療法をよく理解し、理想の体型に近づくための施術回数と見込める効果について医師とよく確認することが大切です。
■効果が出にくい体質のため
脂肪冷却は体質によっても効果に差が出ます。施術を受けたのに「体型が変わらない」と感じる方は、効果が出にくい体質の可能性があるのです。脂肪冷却で理想の体型を目指すためには、一人ひとりの体質や脂肪の状態に合わせた施術プランが重要になります。カウンセリングで医師とよく話し合い、自分に合った施術プランを考えてもらいましょう。また、理想のボディラインを具体的に伝えて、目標設定を共有することが大事です。
■一時的に副作用が生じるため
専用機器を使い気になる部位を冷やす脂肪冷却では、副作用が現れるケースもあります。例えば、施術部位の赤みや内出血、しびれなどです。このような副作用が現れると、「クールスカルプティング で後遺症が出た」と感じるかもしれません。しかし、脂肪冷却の施術後に出る副作用は一過性のもので、症状は自然に消えていきます。「脂肪冷却の痛みはいつまで?」など、術後の経過に不安のある方は事前に医師に相談しておくことが大切です。施術後も遠慮なく相談できるクリニックであれば安心でしょう。
■施術後のケアができていないため
脂肪冷却で「失敗した」と感じる場合は、施術後のケアができていない可能性も考えられます。脂肪冷却の効果を引き出し、トラブルを防ぐためには適切なケアが重要です。施術後は、圧迫固定やマッサージなどのケアを行ってください。脂肪冷却後「マッサージはいつからするのか?」など、気をつけることを医師に確認し、適切なケアをしていきましょう。
3.脂肪冷却で失敗を避けるための注意点

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脂肪冷却で失敗しないためには、何に気をつけるべきでしょうか?ここからは、脂肪冷却の施術を受けるときの注意点を見ていきましょう。
■信頼できるクリニックを選ぶ
脂肪冷却でトラブルを避けるためには、クリニック選びが重要です。以下のポイントをチェックしてクリニックを選びましょう。
- 脂肪冷却の症例数や実績が豊富か
- 施術のリスクも踏まえて説明してくれるか
- アフターケアが充実しているか
脂肪冷却を受けるときは、症例数や実績をリサーチしておくことが大切。また、脂肪冷却はダイエット効果が期待できる反面、副作用が起こるリスクもあります。カウンセリングでは効果だけでなくリスクも説明してくれるかどうかをチェックし、アフターケアも充実したクリニックを選びましょう。
■施術の特徴を理解しておく
施術の特徴をよく理解しておくことも、脂肪冷却で失敗しないために大事なポイントです。脂肪冷却には即効性がないことや、理想の仕上がりにするためには複数回施術が必要な場合もあることなど、施術の特徴や注意点について理解しておきましょう。脂肪量が多い方や気になる部位が多い方は、施術完了まで時間がかかることが予想されます。効果を実感できるまで長い目で見ておくことが大切です。
4.脂肪冷却以外でスリムに近づく治療法は?

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「脂肪冷却よりも短い期間で効果を感じたい」という方もいるでしょう。そのような方は、自分に合った治療を受けられるよう、脂肪冷却以外の痩身術も検討してみてはいかがでしょうか?それぞれの治療内容や特徴を比較してみましょう。
■脂肪吸引
脂肪吸引とは、気になる部位の皮下脂肪を吸引除去する治療法です。一般的には、カニューラ(カニューレ)と呼ばれる吸引管を使用して脂肪を吸引します。他に、超音波やレーザー、シリンジを使用するケースなどがあり、施術の方法はクリニックによってさまざまです。費用もクリニックによって異なり、施術部位やプランによって大きく変わります。
費用相場:一部位20~50万円程度
施術時間:30~120分
施術回数:1回 ※治療プランによって2回に分けるケースもあり
リスク・副作用:内出血、腫れ など
■脂肪溶解注射
脂肪溶解注射は、脂肪を溶解させる有効成分を注射し、脂肪細胞を破壊して尿や汗とともに体外へ排出させる治療法です。食事制限や運動をしなくても理想の体型に近づけられ、リバウンドしにくいメリットがあります。気になる部分を集中的に治療できるため、部分的に痩せたい場合に向いているでしょう。
費用相場:1ccあたり5千~1万円程度
施術時間:5~15分程度
施術回数:3~5回程度 ※脂肪量やプランによって異なる
リスク・副作用:赤み、突っ張り、むくみ、腫れ、かゆみ など
■GLP-1治療
GLP-1治療は、インスリン分泌を促すGLP-1ホルモンを注射や内服で体内に取り入れることで、食欲を抑え太りにくい体を目指す治療法です。胃の働きを抑制するためゆっくりと消化するようになり、血糖値の急上昇を防ぎます。その結果、体脂肪がつきにくい体質になる効果が見込まれるのです。また、熱の産生と脂肪分解を促す作用もあり、内臓脂肪の燃焼促進も期待できます。
費用相場:月2~5万円程度
治療期間:3~12ヶ月程度
施術回数:1日1回※使用する薬によって異なる場合あり
リスク・副作用:吐き気、食欲不振、倦怠感 など
まとめ
脂肪冷却で失敗しないためには、施術内容やメリット・デメリットをよく理解し、信頼できるクリニックで施術を受けることが大切です。脂肪冷却はダウンタイムがほとんどなく、リバウンドしにくいメリットがありますが、副作用のリスクもあります。施術を受ける前に、カウンセリングでリスクについても説明を聞き、納得したうえで施術に臨みましょう。
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