エンライトンで肝斑を改善!ピコレーザー機器の効果を深掘り

エンライトンで肝斑を改善!ピコレーザー機器の効果を深掘り

「エンライトン(enLIGHTen)」は、肝斑やシミ、タトゥー除去などに効果的な美容医療機器です。従来の治療法に比べてダウンタイムが軽く、肌に与える負担が少ないのが特徴で、はじめて美容医療を試す方にもおすすめの機器です。本記事では、「エンライトン」の肝斑に対する効果や、メカニズムについて詳細を解説します。肝斑に悩む方は、ぜひチェックして施術を検討してみてください。

エンライトンとは?ピコレーザー治療の基礎知識

「エンライトン」は、レーザー光を利用して、メラニンを分解させることが可能です。この効能を利用して、肝斑をはじめとするシミやタトゥー除去に使用されています。ここからは、「エンライトン」とは何か解説します。

エンライトンの概要

「エンライトン」は、アメリカの『キュテラ(CUTERA®)社』が開発、販売をしている美容医療機器。日本においては厚生労働省の認可を受けて、さまざまなクリニックで採用されています。
「エンライトン」はピコ秒と呼ばれる速さで光を照射できる点が特徴の1つ。ピコ秒とは従来のナノ秒レーザーの速さの1000分の1であるため、レーザーを肌に照射した際にメラニン色素をより細かい状態に粉砕することが可能です。また、「エンライトン」はレーザーの照射方法や種類を変えることができ、肝斑やシミ、そばかすなどさまざまな肌トラブルを解消へと導きます。
「エンライトン」にはⅠ、SR、IIIなどのシリーズがあり、常に進化を続けています。自分自身の肌トラブルの状態を把握して最適な機器と施術を選択しましょう。

エンライトンの作用メカニズム

エンライトンは、ピコ秒単位の短い時間でメラニンやタトゥーの色素をターゲットとして、粉砕します。このメカニズムを繰り返し行うことでシミや肝斑、そばかすなどの黒い色素が減り、肌の悩みが減少していきます。
また、エンライトンが皮膚を刺激することで、肌の内側でコラーゲンの生成が促進。その結果、肌のハリや弾力が向上し、シワやたるみなどの肌トラブルにも効果が期待できます。

エンライトン機器の種類と特徴

「エンライトン」は、2024年12月現在においてⅠ、SR、IIIの3タイプがあります。それぞれの特徴を簡単に説明していきます。

【エンライトンⅠ】
「エンライトン」のシリーズの中で最初に開発されたモデルです。シミ取りやタトゥー除去を目的として販売されてきました。肝斑のような色素沈着、肌のたるみやニキビ痕など多様な肌トラブルに対応が可能です。

【エンライトンSR】
「エンライトンⅠ」の次世代モデルです。SRは、「Skin Revitalization」の略で「肌再生」という意味があります。「エンライトンⅠ」のスペックに加え、細胞の若返りに特化したモデルのため、肌の再生を促進する細かな設定も可能な機器になっています。

【エンライトンIII】
「エンライトン」のシリーズの中でも、新しい部類に入るモデルです。「エンライトンⅠ」や「エンライトンSR」に比べてパワーがアップしたことにより、より少ない回数でシミやタトゥーの除去が可能になりました。「エンライトンIII」と「エンライトンSR」との違いとして、除去できる色が増えた点も挙げられます。これにより従来は難しかった緑色や青色も除去できるため、多彩なタトゥーの改善に効果を発揮します。

ピコレーザーとナノレーザーの違い

「エンライトン」のピコレーザーは、照射時間が従来のナノレーザーの1000分の1と、極めて短い点が特徴です。これにより、熱による周囲組織へのダメージを減少させつつ、衝撃波によって従来よりもさらに細かく色素を粉砕することが可能になりました。つまり、ピコレーザーはナノレーザーと比較して、炎症後の副作用を抑えながら、より効果を実感できるレーザー機器なのです。
さらに「エンライトン」の中で最も新しい機種である「エンライトンIII」では、2種類の照射時間を兼ねそろえているため、ナノ秒とピコ秒を組み合わせての施術が可能です。ナノ秒の照射で大きなメラニン色素を砕いた後、ピコ秒でより細かく粉砕し、より効率的に治療ができます。

エンライトンの肝斑に対する効果

肝斑が発生する原因は、主にホルモンバランスの乱れや紫外線の影響で生じる色素沈着といわれています。「エンライトン」は、肝斑を構成する色素に直接働きかけることで症状の改善が目指せます。ここからは肝斑の基礎知識や「エンライトン」が肝斑に作用するメカニズムについて解説。肝斑について理解を深め、適切な治療方法を選びましょう。

肝斑の原因と症状

肝斑は、顔全体、とくに頬や額に茶色や灰色がかった色素沈着が広がる症状を指します。一般的なシミと違い、両頬を中心として左右対称に現れるのが特徴の1つ。頬や額、鼻下、口周りなどが好発部位です。シミとの見分け方として、肝斑は境目がはっきりとせずにぼんやり広がるという点に着目する方法があります。
肝斑ができる理由はまだ詳しく解明されていませんが、女性の場合30代を過ぎた辺りから発症する方が増加。ストレスや妊娠、ピルの服用、更年期障害など、ホルモンバランスが崩れることで肝斑ができやすいと考えられています。

エンライトンによる肝斑改善のメカニズム

肝斑の治療法は内服薬や外服薬、レーザー治療を組み合わせる方法が主流です。IPL光治療や刺激が強いレーザー治療を単一的に行うと、かえって肝斑が悪化する恐れがあるので要注意です。
「エンライトン」はレーザーの照射方法や種類を変えることで、肝斑に対して有効的な治療が行えます。
「エンライトン」を用いる、代表的な施術方法に「ピコトーニング」と呼ばれる方法があります。これはあえてレーザーの出力を低く設定し、弱い刺激で広範囲に照射することで、少しずつ肝斑を軽減させる施術方法です。肝斑は治療が難しいため、効果の現れ方や治療の組み合わせ方には個人差があります。気になる方は、専門医のいるクリニックを受診しましょう。

エンライトンの肝斑に対する効果と治療回数

通常、「エンライトン」を活用した肝斑の治療には5~10回の施術が必要です。1回目の施術から効果を実感できる場合もありますが、継続的な治療により、より根本的な改善が期待できます。また、治療間隔は2~4週間を目安とし、専門医の指導の下で進めることが重要です。

エンライトンによる肝斑治療のよくある質問

エンライトンの治療を検討中の方の中には、痛みの程度やダウンタイムが気になるという方もいるでしょう。ここからは多くの方が抱く疑問について解説していきます。ぜひ参考にしてみてください。

エンライトン肝斑治療|痛みはあるの?

「エンライトン」は施術中に一時的な軽い痛みを感じることもありますが、多くの方が耐えられる程度の刺激です。クリニックによっては、必要に応じて麻酔クリームの使用が可能なため、痛みに敏感な方も快適に治療を受けられます。
また、「エンライトン」はダウンタイムが少ないことも特徴の1つ。赤みや腫れが出ることもありますが、数日から数週間で落ち着くので、普段の生活に大きな支障をきたす心配もほとんどありません。

エンライトン肝斑治療|日焼けとの関係は?

日焼けは、治療効果を妨げるだけでなく、新たな色素沈着を引き起こす可能性があります。治療中は、紫外線対策を徹底することが重要です。SPF50以上の日焼け止めや帽子を活用し、肌を保護しましょう。
肝斑の治療は、「エンライトン」と併用して内服薬や外服薬を服用しながら治療を行います。紫外線の影響により、薬の効果を発揮できないケースや悪化させてしまう症例もあるため、肝斑の治療中はとくに紫外線対策をしっかりと行うことが大切です。

まとめ

「エンライトン」は、肝斑を改善させるために効果的な機器です。「エンライトン」のピコトーニングは肝斑との相性がよく、肌への刺激が少ないので肝斑で悩む方におすすめの施術方法。「エンライトン」は美肌や肌のハリを与える効果も期待できるため、肝斑ができやすい30代以上の女性にぴったりの美容医療機器といえるでしょう。肝斑治療を検討中の方は、信頼できる医療機関で相談し、適切な治療を受けることをおすすめします。

・当サイトは、美容医療の一般的な知識をできるだけ中立的な立場から掲載しています。自己判断を促す情報ではないことを、あらかじめご了承ください。また、治療に関する詳細は必ずクリニック公式ホームページを確認し、各医療機関にご相談ください。
・本記事は、執筆・掲載日時点の情報を参考にしています。最新の情報は、公式ホームページよりご確認ください。
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