顔のむくみの原因は?美容医療で始める“むくみにくい体づくり”について

顔のむくみの原因は?美容医療で始める“むくみにくい体づくり”について

顔のむくみが気になる朝、鏡を見てがっかりした経験はありませんか?顔がむくむ原因はさまざま。年齢や生活習慣が関係していることもあれば、中には病気が隠れていることもあります。

この記事では、顔のむくみが起こる原因を解説するとともに、自宅でできる簡単なケアや美容医療を活用したむくみにくい体づくりの方法についてご紹介。

すっきりとしたフェイスラインに憧れる方は、ぜひお役立てください。

顔のむくみが起こる主な原因

水 顔のむくみの原因は?美容医療で始める“むくみにくい体づくり”について|NERO DOCTOR / BEAUTY(美容医療)

出典:photoAC

朝起きたら、顔がぱんぱんにむくんでいた……そんな経験をしたことがある方もいるかもしれません。

そもそもむくみとは、何かしらの原因によって、皮膚や皮下に余分な水分が溜まった状態のこと。では、なぜこのような現象が起こるのでしょうか?まずは、顔がむくむ原因を見ていきましょう。

■水分の過剰摂取

むくみの原因としてとくに多いのが、水分の摂りすぎ。排出が追い付かないほどの水分を摂取してしまうと、顔や体がむくむ原因となります。

本来、成人に必要な1日の水分量はおよそ2.5L。このうち、約1Lが食事から摂取され、約0.3Lが体内で生成されることを踏まえると、必要な水分補給量は1.2L前後となります。

そのため、必要量を大幅に超えて水分を摂取すれば、体内の水分バランスが乱れる原因に。排出が間に合わず、顔のむくみへとつながる可能性があります。

■塩分やアルコールの多い食事

塩分やアルコールの多い食事にも要注意。人間の体には、塩分濃度を一定に保とうとする働きが備わっています。したがって塩分を過剰に摂取すると、その濃度を下げるために体内に水分を溜め込むようになるのです。

また、適量を超えてお酒を飲むと、体内のアルコール濃度が上昇。血管が拡張することで余分な水分が血管からしみ出し、細胞へと流れていきます。その結果、水分の吸収・排出がうまくいかなくなり、顔のむくみが生じやすくなるのです。

このように塩分やアルコールが多い食生活を続けている人は、顔がむくみやすい人の特徴に当てはまることが多く、改善しない限りは症状が続く可能性もあります。

■運動不足

運動する習慣がない人は、水分を溜め込みやすい傾向にあります。運動不足によって筋肉のポンプ機能が低下すれば、水分を排出しにくくなるためです。また、運動不足は血流を悪くすることにもつながります。血流が低下すれば、血管から滲み出る水分量が増加。顔のむくみをもたらす原因となります。

■女性ホルモンの影響

女性の場合は、生理周期に伴うホルモンバランスの変化が、むくみの原因になることも。

月経前に増加する黄体ホルモンには、水分を溜め込みやすくする作用があるため、普段と変わらない水分摂取量でも、顔がむくむことがあるのです。

また、更年期に差しかかると、女性ホルモンの一種であるエストロゲンの分泌が不安定に。血管の収縮・拡張に関与している自律神経が乱れ、血液循環が悪くなることで、むくみが生じやすくなります。

■腎臓や心臓、肝臓などの病気

慢性的に顔がむくんでいる人は、腎機能障害や心不全、肝硬変といった病気が隠れている可能性が考えられます。

とくに、ひどい状態のむくみが何日も続く・急に体重が増えた・1日をとおしてずっとむくんでいる・尿が出にくい・息切れやだるさがあるなどの症状を伴う場合は注意が必要です。

ただし、中には“自分では顔のむくみが分からない”という方もいます。そんなときは、以下のセルフチェックを試してみると良いでしょう。

  • 舌のふちに歯型が付いている
  • 舌の裏側にある静脈が黒く腫れたように見える
  • 足のすねを5秒程度指で圧迫すると、痕が深く残る
  • 朝起きたときに、顔に付いた枕や布団の痕が消えにくい
  • 靴下のゴムの痕が、足首やふくらはぎにくっきりと残っている

当てはまる項目が多いほど、むくみが起きている可能性が高いといえます。“ただのむくみ”と思うかもしれませんが、それは危険な病気のサインかもしれません。

自己判断するのではなく、気になる症状があるときは、一度かかりつけの内科で相談することをおすすめします。

生活習慣による顔のむくみを自宅でケアする方法

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生活習慣の影響によって顔のむくみが起きている場合は、自宅でのケアで解消できることもあります。

ここでは、顔のむくみ改善に役立つおすすめのセルフケア4つをご紹介。即効性が見込めるものばかりではありませんが、“外出前に顔のむくみを解消したい”“顔のむくみを取る方法が知りたい”方は、ぜひ試してみてください。

■生活習慣を見直す

水分や塩分、アルコールの過剰摂取は顔のむくみにつながる可能性があります。そのため、まずは食生活に気を付けることがむくみ予防の基本。塩分を過剰に摂取してしまったときは、カリウムなどの塩分を排出する栄養素を積極的に摂り入れましょう。
また、運動する習慣を身に付けることも重要です。体の血行を良くすることが、むくみにくい体をつくります。同じ理由で、体を冷やさないよう意識することも、有用なむくみ対策です。

■マッサージ

マッサージをすると血行が良くなり、顔のむくみが和らぐことがあります。すべりの良いオイルやクリームを使って、目元のくぼみやフェイスラインなどをさするようにマッサージしていきましょう。

ただし強い力をかけすぎると、肌にダメージを与える原因に。顔の中心から外側に向かってリンパの流れを促進するように、優しく圧を加えるのがポイントです。

■冷水と温水で洗顔

朝起きて顔のむくみが気になるときは、冷水と温水を使った洗顔法がおすすめ。血管が収縮・拡張を重ねることで、むくみが落ち着く可能性があります。

■ホットタオルで温める

ホットタオルで顔を温めると、血行が良くなり、むくみが目立ちにくくなります。

ホットタオルは、濡らしたタオルを電子レンジに入れ、500Wで30秒~1分程度温めるだけで簡単につくれるので、忙しい朝でも取り入れやすいのが魅力です。血液の流れが促され、すっきりとした印象へと導いてくれるでしょう。

美容医療で始めるむくみにくい体づくり

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顔のむくみが気になるときは、美容医療に頼るのも方法の1つです。美容医療を活用して、むくみにくい体づくりを目指しましょう。

■プラセンタ注射

プラセンタ注射とは、ヒトの胎盤を由来とした物質を原料とする医薬品。新陳代謝を活発にしたり血行を促進したりする効果が期待できます。

とくに向いているのは、更年期などでホルモンバランスが乱れがちな方。ホルモンバランスや自律神経に働きかけることで、むくみや冷えなどの改善が見込めます。

さらに、更年期症状の程度によっては、保険が適用されるケースも。ただし、体質に合わない場合はかえってむくみを引き起こすことがあるため、医師と相談しながら治療を検討することが重要です。

■RF(ラジオ波)の照射

RF(ラジオ波)とは、高周波の電磁波を使った治療法です。

RFで顔のむくみが和らぐのは、電磁波による摩擦熱が新陳代謝を活性化させ、余分な水分や老廃物の排出を促す効果が期待できるため。血行が良くなり、引き締まったフェイスラインを目指せます。

また、RFにはコラーゲンの産生をサポートする効果も。ハリ不足やたるみなどの肌悩みにも同時にアプローチできるでしょう。

■医療用EMSによるアプローチ

医療用EMSとは、筋肉に電気刺激を与え、筋収縮を促す治療法。自分では鍛えることが難しい顔の筋肉を効率良く強化して代謝を促し、体内の余分な水分の排出をサポートします。

市販の美顔器にもEMS機能を搭載した製品がありますが、医療用とは異なり周波数が低めに設定されているのが一般的です。

EMSは周波数が高いほど深層の筋肉まで届きやすい傾向にあるため、より早くむくみの改善を目指すのなら、医療用EMSのほうが適しているといえるでしょう。

効果の表れ方には個人差がありますが、継続することでむくみやたるみの目立ちにくいフェイスラインへと導きます。

まとめ

顔のむくみは、生活習慣やホルモンバランスの変化など、さまざまな原因がきっかけで生じます。

むくみが一過性または軽度の場合は、セルフケアで改善が見込めることもありますが、症状が長引く場合は注意が必要。病気の可能性もあるため、医療機関への受診をおすすめします。

また、むくみと脂肪の判断が難しいケースも、医師へ相談を。気になるむくみを放置せず、自分の体と丁寧に向き合うことで健やかな毎日を過ごしましょう。

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・本記事は、執筆・掲載日時点の情報を参考にしています。最新の情報は、公式ホームページよりご確認ください。
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【治療の内容】プラセンタ注射
【治療期間および回数の目安】約1~4週間に1回程度
【費用相場】1回約¥1,000~¥2,000程度 ※※各クリニックによって異なります。
【リスク・副作用等】注射部位に内出血、痛み、硬結、肝機能障害など
【未承認機器・医薬品に関する注意事項について】
・本治療には、国内未承認医薬品または薬事承認された使用目的とは異なる治療が含まれます。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、各クリニック医師の判断のもと、個人輸入手続きが行われています。個人輸入における注意すべき医薬品等に関する情報は、下記をご参考ください。
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・諸外国における安全性等に係る情報
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