たるみ毛穴を改善!40代女性でもプチプラスキンケアでどうにかできる?

たるみ毛穴を改善!40代女性でもプチプラスキンケアでどうにかできる?

「最近、毛穴の開きが気になっているけど、よく見ると縦長な形になっていて化粧ノリも悪い……」そんなふうに感じている方へ。それは40代前後にできやすい「たるみ毛穴」かもしれません。普通の開き毛穴とは違って、たるんでしまっている状態で、毎日のケアがより大切です。しかし、「プチプラアイテムでも毛穴に効く化粧水はある?」「高い化粧品を使わなければきっと良くならないのでは」などと考える方も多いはず。そこでこの記事では、毛穴トラブルを抱えているアラフォー世代の方に向けて、たるみ毛穴の原因や対策方法や、プチプラアイテムで改善できるのか?という点を紹介します。

1.たるみ毛穴とは?

出典:photoAC

たるみ毛穴とは、その名のとおり「たるんだ毛穴」のこと。本来は丸い形をしているはずの毛穴が、肌のたるみによって縦長の形に広がってしまう現象です。肌は、年齢とともにハリや弾力が失われ、たるんでしまうことがあります。たるみ毛穴は、加齢によるたるみが直接的な原因です。たるみ毛穴を放置すると、近くにある毛穴同士がつながり、溝のようになってしまう可能性もあるため、できるだけ早めの対処が必要でしょう。

2.たるみ毛穴の原因

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先ほど、たるみ毛穴の原因は「加齢によるたるみ」と伝えましたが、もう少し詳しく深堀りしていきます。それぞれの原因に対する対策方法も簡単に説明しているので、参考にしてください。

■表情筋の衰え

まず顔がたるむ原因として挙げられるのは、表情筋の衰えです。無数にある顔の表情筋は、年齢とともに衰えていきます。とくに、デスクワークをしている方や人と会う機会が少ない方などは、表情筋を動かす回数が少なくなりがちなので、衰えやすくなる傾向にあります。表情筋の衰えを防ぐためにも、日頃からエクササイズをしたりスキンケアの際にマッサージをしたりする習慣をつけると良いでしょう。

■肌のハリや弾力不足

肌がたるむ原因は、表情筋の衰え以外にも、ハリ・弾力不足も挙げられます。肌に必要な栄養分が足りない状態が続くと、ハリや弾力が失われてたるみやすくなります。ハリや弾力が少ない状態だと、たるみのみならず毛穴の広がりも助長させてしまい、それを放置することでたるみ毛穴が生まれてしまう可能性も。また、肌質や年齢に合わせたスキンケアで肌状態を健康に保つのはもちろんですが、紫外線によるダメージも肌の老化・ハリ不足に関係していることを頭に入れ、適切な対策を行うようにしましょう。

■過剰な皮脂の分泌

「顔がテカりやすい」という方も、毛穴トラブルが起こりやすいので要注意。なぜなら、皮脂が過剰に分泌することで毛穴に皮脂が詰まってしまい、詰まった皮脂が毛穴を押し広げてしまうから。皮脂の過剰分泌を放置すると、このように毛穴が広がってしまう可能性が高いので、必ず対策を行いましょう。過剰分泌した皮脂を放置しておくと、酸化して黒ずむこともあるので早めの対策が吉。皮脂をしっかり落とせる洗顔料やクレンジングを使用したり、収れん作用があるスキンケア用品を使ったりして、皮脂を抑える対策を行ってください。

また、皮脂の過剰分泌を予防するには、保湿も大切です。スキンケアアイテムを使って肌をうるおすことで、肌のターンオーバーが正常化されて余計な皮脂の分泌を抑える効果が期待できます。もちろん保湿剤のつけすぎは良くありませんが、ベタつくからといって乳液や保湿クリームを使わずに完結させるケアはNGです。

3.40代のたるみ毛穴のセルフケア

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たるみ毛穴の原因と、簡単な対策方法が分かったところで、ここからは「すでにできてしまった、たるみ毛穴」をケアする方法に触れていきます。

■プチプラアイテムでケアできる?

たるみ毛穴をはじめ、毛穴をケアする際はプチプラの洗顔料や化粧水、美容液でもケアできます。理由は、毛穴のケアで重要なのは「正しい洗顔」と「保湿」だからです。プチプラでもデパコスでも、ドクターズコスメでも、とにかく正しい洗顔と保湿を習慣づけることが大切です。

アイテムを選ぶときは、毛穴ケアができるクレイ洗顔を使ったり、たるみ毛穴をはじめとした毛穴トラブルに有効な成分が配合されたアイテムを選んだりすると良いでしょう。例としては、ビタミンC誘導体やレチノール、セラミドやスクワランなどが挙げられます。
「毛穴を引き締める」や「毛穴の黒ずみやたるみ毛穴を改善したい人向け」などと記されている化粧水を探してみてください。洗顔料や化粧水などのスキンケアアイテムで、「毛穴ケアに特化したもの」はドラッグストアやネット通販などでも、たくさんのおすすめ商品が展開されています。

ただし、「毛穴が本当になくなる」などの言葉は信じすぎず、いずれにせよ、「自分の肌質に合っているかどうか」「続けやすい価格かどうか」など、総合的に判断して選びましょう。毛穴ケアはしっかり続けていくことが大切です。

■栄養素を積極的に摂取

40代からは、内面から肌と体を整えるために、食事やサプリでサポートすることも重要なポイントといえます。脂っぽい食事ばかりだと皮脂が過剰に分泌しやすくなったり、たんぱく質不足で肌のハリや弾力が失われたりする可能性もあるので、食生活はとくに見直したいポイントです。

肌のために積極的に摂取したい栄養素は、たんぱく質やビタミンC、ビタミンEなど。たんぱく質は、卵や豆、肉類などに多く含まれていますが、食事での摂取が難しいときはプロテインを活用することもできます。また、ビタミンCやビタミンEは、果物や野菜などを意識して食べることで補えるでしょう。自分の普段の食事ではどんな栄養素が不足しているか、何をどのくらい補えば良いのかなどを、一度見直してみるのがおすすめです。

■生活習慣の改善も大切

生活習慣が荒れていると、当然、肌にも悪い影響を与えます。睡眠不足や過度な飲酒、喫煙習慣などはできる限り見直しを行って、改善するようにしてください。たるみ毛穴が気になったときは、一度自分の生活スタイルを振り返ってみましょう。

ストレスの抱えすぎもNGです。仕事や人間関係などでストレスや疲れを感じてしまうときのために、すぐに解消できるような改善策を練っておくと良いでしょう。

4.たるみ毛穴に有効な美容医療

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「たるみ毛穴をできるだけ早く目立ちにくくしたい」「セルフケアだけでは足りないかも?」と感じている40代の方は、美容医療によるケアも有効です。たるみ毛穴に効くとされる治療はどのようなものがあるのか、詳しくチェックしていきましょう。

■ポテンツァ

ポテンツァは、毛穴をはじめ、黒ずみやシワなど、あらゆる肌悩みに有効な治療法です。細い針で肌の表面に小さな穴を開けて、高周波を照射する施術方法で、肌の創傷治癒反応を利用してコラーゲンやエラスチンなどの生成を促します。肌のハリや弾力を保つために必要な成分の生成を促すことで、毛穴の開きを改善する効果が期待できます。

■ハイドラフェイシャル

渦巻き状の水流で、毛穴をディープクレンジングするハイドラフェイシャル。溜まっていた汚れをしっかり落とせれば、開いていた毛穴が締まりやすくなるため、皮脂による毛穴詰まりなどのトラブル解消に有効です。水を使用した治療なのでダウンタイムがほとんどなく、施術後すぐにメイクができる点がうれしいポイント。美容医療初心者の方でも挑戦しやすい毛穴ケアの治療方法です。

■ダーマペン

ダーマペンは、毛穴やニキビ痕など、あらゆる肌トラブルに対して有効な施術です。超極細の針で肌の表面に小さな穴を開けて、皮膚の自然治癒力を引き出します。それによって、コラーゲンやエラスチンの生成を促し、乱れていたターンオーバーを正常な状態に近づける施術です。コラーゲンなどの生成によって肌にハリと弾力が生まれ、たるみも解消。さらにたるみ毛穴が目立ちにくくなるという効果も期待できます。

ダーマペンで開けた肌表面の小さな穴がふさがる前に美容液を浸透させることで、より高い効果が期待できる点もメリットの1つです。

■糸リフト

たるみの治療といえば、糸リフトもよく検討される施術です。皮膚の下に糸を挿入して顔を上に引き上げ、たるみを解消します。たるみをしっかり改善し、たるみ毛穴も目立ちにくくしたいという方に有効なアプローチ方法です。

糸リフトでは物理的なリフトアップ効果はもちろんですが、医療用の糸そのものが肌の中で皮下組織に刺激を与えるため、コラーゲン生成を促す効果も期待できます。これによって、ハリ感アップや毛穴の引き締め効果を感じられるでしょう。

■まとめ

年齢とともに肌のたるみが気になりだす40代前後は、たるみ毛穴に悩み始める方も少なくありません。たるみ毛穴があると老けて見えたり、化粧ノリが悪かったりと、日常的に気になりやすい肌悩みだからこそ「何とか改善したい」と考える方も多いはず。そんなたるみ毛穴のケアをするには、まずはプチプラアイテムでもなんでも、肌質に合ったアイテムで正しい洗顔と保湿を心がけることが大切です。ただし、たるみ毛穴をはじめとした毛穴引き締めに「即効性がある市販アイテムはこれ」と、断言はできないので、とにかく自分に合ったものを見つけるようにしましょう。

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