ルメッカでほくろ治療できる?気になる効果を解説!他の治療法との比較も

ルメッカでほくろ治療できる?気になる効果を解説!他の治療法との比較も

「ルメッカ(LUMECCA)」でほくろ治療が可能か気になっている方もいるでしょう。美容医療における光治療の分野で革新的な機器として注目されている「ルメッカ」。ほくろ治療においても効果が期待できるのか解説していきます。本記事では、「ルメッカ」の特徴や仕組み、他の機器との違いについても併せて紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

ルメッカとは?美容医療における革新的な光治療

まずは「ルメッカ」の特徴や、従来の光治療機器との違いを解説していきます。

ルメッカの特徴

「ルメッカ」は、イスラエルにある『インモード社(InMode)』が開発した光治療機器で、アメリカのFDA(アメリカ食品医薬品局)に認証されています。
IPL(Intense Pulsed Light)技術を活用しており、さまざまな肌悩みにアプローチが可能。「ルメッカ」は、ヘモグロビンやメラニンに効果的だといわれている500~650nmの波長帯を多く含んでおり、従来の機器よりも短い照射時間が特徴です。そのため、日本人のほとんどの肌タイプに対応でき、患者さまの肌状態に合わせた治療を実現しています。また、業界トップクラスのパワーを発揮できるため、わずか1~3回程度の治療回数で、肌悩みの改善が期待できます。

ルメッカとフォトフェイシャル®との違い

光治療には今回紹介する「ルメッカ」以外にも、「フォトフェイシャル®」があります。どちらもIPL技術を利用し、シミやそばかす、赤ら顔などの肌悩みを解消へと導く光治療機器です。それぞれの違いを以下の表にまとめました。

ルメッカ フォトフェイシャル®/ステラM22
メーカー InMode社(イスラエル) LUMENIS社(アメリカ)
特徴 ・複合波長により、さまざまな肌悩みに対応できる
・500~650nmの波長帯を3倍まで高出力にて放射でき、ヘモグロビンやメラニンに効果的に働きかける
・フィルターを付け替えて波長を変える(515~695nm)
・色黒の肌にも使用できる 
対応できる肌悩み ・薄いシミの改善にも効果あり
・コラーゲン生成を促進し、肌のハリ不足にも効果を発揮
・毛穴を目立ちにくくする効果もある
・くすみ、ニキビ痕の改善が得意
・色黒の肌に合わせたフィルターがあるため、肌色に合わせた治療が可能
治療回数 3~5回程度 5~6回程度

どちらが自分により合っているのか分からない場合は、機器の取り扱いのあるクリニックでカウンセリングを受けることをおすすめします。

ルメッカによるほくろ治療への効果

ここからは「ルメッカ」がほくろ治療において、効果が期待できるのか解説していきます。

そもそもほくろとは?シミとの違い

ほくろは一見、シミに似ていますが、性質が異なります。シミはメラノサイトが生成したメラニン色素が肌に沈着し、発生したものです。
一方、ほくろとは、メラノサイトが変化した母斑細胞と呼ばれる良性の細胞が集合してできたものを指します。シミだと思っていたら茶色いほくろだったという場合もあるため、気になる症状がある方は、一度、医療機関へ相談してみましょう。

ルメッカはほくろ改善に効果があるのか

「ルメッカ」はメラニンに効率よく作用する500~650nmの波長の光エネルギーを照射できるため、ほくろ改善に効果がないとは言い切れません。また、「ルメッカ」の光エネルギーはコラーゲンの生成を促すため、肌のターンオーバーが促進された結果、ほくろが薄くなる可能性もあります。
しかし、シミとは性質の異なるほくろの症状を解消するには限界があるでしょう。そのため、隆起したほくろや、深部に存在するほくろなどは「ルメッカ」では手に負えないことも。よって一般的なほくろ治療には切除手術や、レーザー治療が推奨されています。「ルメッカ」はほくろ切除後の色素沈着には効果的とされているため、医師の診断を基に、自身に適した順番やアプローチを検討することが大切です。

その他の光治療でのほくろ治療

「ルメッカ」では対処に限界のあるほくろ治療ですが、他の治療方法が検討できます。ここでは光治療に焦点を当て、ほくろ改善に効果的な方法を紹介します。ほくろの状態や肌悩みに応じて機器を使い分けると良いでしょう。

ピコレーザー

ピコレーザーは、1兆分の1秒という極めて短いパルス幅でメラニン色素をピンポイントに破壊する機器。そのため、ほくろや濃いシミに対しての効果が期待できます。
なお、ピコレーザーには、ピコフラクショナル、ピコトーニング、ピコスポットの3つの照射方法があり、中でもピコスポットは、高出力のレーザーを用いる治療方法のため、ほくろを除去できる可能性があります。また、周囲の健康な肌へのダメージを抑えてメラニン色素にアプローチできるため、従来のレーザーに比べ、痛みが少ないのが魅力です。ほくろの大きさや濃さ、隆起の程度によって最適な施術方法を選びましょう。

炭酸ガスレーザー

炭酸ガスレーザーは隆起したほくろ除去も可能な治療方法です。レーザーをほくろに当てると細胞内の水分に反応し、細胞を蒸発させます。この蒸発作用によってほくろを取り除くのです。炭酸ガスレーザーによる治療では、施術後1~2週間程度、患部に絆創膏を貼る必要がありますが、メスによる切除手術に比べ、傷痕が残りにくいといわれています。光治療では、複数回の施術が必要な治療法もある中で、炭酸ガスレーザーはほとんどのほくろを1回の施術で除去可能といわれているほどの実力が備わっているのです。

ルメッカによる治療の施術回数や術後の経過

ほくろ治療においては限界がある「ルメッカ」ですが、シミやそばかすに対しては十分な効果が期待できます。
最後に「ルメッカ」の術後のダウンタイムや経過、何日後に効果が感じられるかなど解説していきます。少ないリスクで美肌効果を得られる治療方法をお探しの方はぜひ参考にしてください。

ルメッカは何回で効果が出るのか

「ルメッカ」による治療の魅力の1つに、施術回数の少なさが挙げられます。より効果的にメラニン色素に作用する波長を、最大3倍のパワーで放射可能なため、少ない施術回数で作用を実感できると評されているのです。回数については、個々の肌質やシミ・そばかすの濃さ、施術後のケアによって異なりますが、一般的には、3~5回程度の施術を推奨しています。ただし、中には1回の治療で効果を実感するケースも。「ルメッカ」はダウンタイムを抑えながらも、より少ない施術回数で美肌を目指したい方におすすめの機器です。

施術後の肌ケアと注意点

施術後は一時的に、肌のバリア機能が低下します。そのため紫外線や、乾燥への対策の徹底が必要となります。刺激の少ない日焼け止めや、保湿剤を使用し、肌の保護を心がけましょう。正しいケアを施すと、治療効果をより引き出すことが可能です。

ダウンタイムの経過と効果

「ルメッカ」は、肌に優しい設計が施されているため、副作用のリスクは比較的低いでしょう。ただし、治療後に一時的な赤みやほてりが現れる場合があります。この赤みは数時間~1週間程度で解消することがほとんどです。症状が落ち着いてくると同時に、反応があった患部が徐々に剥がれ、シミが薄くなる効果を実感できるようになるでしょう。

まとめ

「ルメッカ」はほくろ治療における効果は限定的ですが、美肌効果が期待できる光治療機器です。フォトフェイシャルと比較し、施術回数が少なくできるのが魅力の1つ。また、ダウンタイムが短い点も大きな特徴でしょう。「ルメッカ」はシミやそばかすを目立たなくし、肌のハリやツヤをもたらすので、総合的な肌ケアを叶えてくれるのもうれしいポイントです。専門医と相談して、自分に合った治療法を選択してください。

・当サイトは、美容医療の一般的な知識をできるだけ中立的な立場から掲載しています。自己判断を促す情報ではないことを、あらかじめご了承ください。また、治療に関する詳細は必ずクリニック公式ホームページを確認し、各医療機関にご相談ください。
・本記事は、執筆・掲載日時点の情報を参考にしています。最新の情報は、公式ホームページよりご確認ください。
・化粧品やマッサージなどが記載されている場合、医師監修範囲には含まれません。

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