
「立ち耳とは?」「立ち耳にはどんな効果が期待できるの?」と思っている方、必見。今回は立ち耳が注目されている理由や期待できる効果などをご紹介します。立ち耳にできる治療に興味がある方に向けて、クリニックで受けられる美容医療もまとめました。
顔の大きさや形にコンプレックスがある方、かわいらしい印象の顔に憧れている方は、ぜひチェックしてください。
INDEX
1.立ち耳とは?注目されている理由を解説

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今、注目されている「立ち耳」とは何でしょうか。まずは立ち耳に関する基本情報や、一般的な知識についてご紹介します。
■立ち耳とは?
人によって耳の形はさまざまです。その中でも「立ち耳」とは、正面から見たとき耳が横に広がって見える、立ち上がっている状態のことを指します。医学的には、耳介(じかい)と側頭部の角度が30度以上ある場合を立ち耳といいます。
■もともとはコンプレックスに思う方が多かった
立ち耳になるのは、生まれつき耳の対耳輪(ついじりん)と呼ばれる箇所の盛り上がりが小さいことが理由といわれています。耳の立ち具合や形は遺伝による影響が大きく、生まれつき立ち耳であるケースが多いようです。
立ち耳である方は、その特徴的な耳の形をコンプレックスに感じるケースも少なくありません。「耳が大きく目立つ」「周りの視線が気になる」などの理由から、立ち耳を寝かせるための施術(立ち耳修正)を受ける人もいるほどです。
■「立ち耳にしたい」と希望する方が増加!なぜ注目されているのか?
しかし、ここ最近では若い方を中心に「寝ている耳を立ち耳にしたい」と希望する方が増えています。立ち耳が注目されたのは、SNSで注目され始めたのがきっかけといわれています。
耳を目立たせることによって「顔が小さく見える」「小動物のようにかわいい印象になる」などの理由から、注目され始めました。
このような影響によって、今では若者を中心に立ち耳にしたい方が増えており、立ち耳整形(立ち耳形成)を希望するケースが増えているのです。
これまで立ち耳は「猿耳」などと呼ばれて、改善したい悩み・コンプレックスとして挙げられていましたが、近年では「立ち耳になりたい」という方が増えており、立ち耳ブームの兆しが見られています。
2.立ち耳にすることで期待できる5つの効果とは?

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立ち耳とは、どのようなメリットが期待できるのでしょうか。ここでは、立ち耳にすることで期待できる効果を5つご紹介します。
■小顔効果
立ち耳を形成することで得られる代表的な効果といえば、小顔効果です。顔を正面から見たときに見える耳のボリュームが大きくなることで、相対的に顔を小さく見せられます。
顔の大きさに変化を加える施術ではありませんが、両耳を立てることで顔の左右にボリュームが出ると、中心部にある顔が小さく見えるといった視覚的な効果が期待できる施術です。
■顔がかわいいという印象を与えやすい
立ち耳は「顔がかわいい」という印象を与えやすいといわれています。耳が立つことで、幼い雰囲気、小動物のようなかわいい印象に近づけるでしょう。また、大人女性が立ち耳にすると、若々しくメリハリのある顔立ちになる効果も期待できます。
また、若い方の中では韓国で人気の「バブみ顔」(赤ちゃんのようなかわいらしさがあり、顔の中心にパーツが寄っている顔立ち)に近づける点も魅力的といわれています。
■面長な顔を改善
立ち耳は小顔効果に加えて、耳に視線を散らせて面長な顔の形をカバーする効果も期待できます。耳に視線がいくことで、縦に長い顔が目立ちにくくなるでしょう。立ち耳によって中顔面(顔の真ん中、眉下から鼻下までの部分)を短く見せ、面長な印象をやわらげます。
■ピアスなどアクセサリーを目立たせられる
耳を印象づけることによって、ピアスやイヤリングなどのアクセサリーが目立たせられるのも大きなメリットの1つです。
立ち耳は、正面から顔を見たときに耳を目立たせられるため、いわゆる「ピアス映え」が狙えます。
その他にも、髪の毛からさりげなく耳を出して、おしゃれに見せられるなどの効果も期待できるでしょう。
■コンプレックスを解消できる
中には、生まれつき「耳が後ろに傾斜していて、正面から見ると耳がほとんど見えない」という点をコンプレックスに感じている方もいます。
立ち耳にする治療を受けることによって、長年のコンプレックスも解消できるでしょう。
3.立ち耳にする方法はある?

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さまざまなメリットが期待できる立ち耳。美容医療で立ち耳にする方法は、主に2つです。
ここでは、立ち耳治療法の概要、それぞれの施術の特徴やメリット・デメリット、ダウンタイムの違いなどについて見ていきましょう。
■ヒアルロン酸注入
ヒアルロン酸注入は、耳の裏(耳介の裏側)にヒアルロン酸を医療用注射器で注入して、耳を前方に起き上がらせる施術です。
美容皮膚科や美容外科などで施術を受けられますが、クリニックによって施術名が異なり、「立ち耳ヒアルロン酸」「立ち耳フィラー」と呼ばれるケースが多くなっています。
ヒアルロン酸注入は手軽に受けられて、すぐに効果が実感できることが特徴です。メリットとデメリットには、下記のような内容が挙げられます。
メリット
- 手軽に施術が受けられる
- ダウンタイムが短い
- 耳の裏側に注射針を刺すため、傷痕が目立ちにくい
- 元の状態に戻せる
デメリット
- 効果は一時的なもので、効果を維持するためには再施術が必要になる
- 耳の腫れや内出血などのリスク、副作用の可能性がある
■形成外科手術
形成外科手術による立ち耳治療は、耳の裏(耳介後面)を数cm切開し、軟骨を加工して耳を立たせる施術で、「立ち耳整形」「立ち耳形成術」などと呼ばれることが多いようです。
縫合術で耳を立たせたり、プレートを挿入したりするなど、クリニックによって手術内容は多少異なります。
形成外科手術の特徴は、1度の施術で半永久的な効果が期待できること、また立ち耳の角度をある程度調整できるなどの点が挙げられるでしょう。
メリット
- 1度の施術で半永久的な効果が得られる
- 立ち耳の角度を調整でき、イメージに近い形に仕上がりやすい
- 耳の裏の皮膚を切開するため、傷痕は見えづらい
デメリット
- 腫れ、痛み、赤みなどのリスク、副作用の可能性がある
- ダウンタイムが長いく、腫れが落ち着くまでに1~2週間程度かかる
- 施術後は、固定期間や抜糸が必要になる
4.【立ち耳治療に関するよくある疑問Q&A】小顔効果が期待できる他の施術とは?など

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最後に、立ち耳治療に関するよくある疑問をQ&A形式で見ていきましょう。
■立ち耳治療によるデメリットはある?
ヒアルロン酸注入や形成外科手術などの立ち耳治療を受けることで、いくつかデメリットもあります。
例えば、施術後はメガネやヘッドフォン、マスクなどの着用を控える必要があります。また、立ち耳になることで、メガネなどがかけづらくなる可能性もあるでしょう。
また、小顔効果・面長な印象の改善などが期待できる一方で、もともと求心顔タイプの方の場合は、より顔の中心にパーツが寄る印象になるため、注意が必要です。
■立ち耳治療に副作用・リスクはある?
ヒアルロン酸注入では、ヒアルロン酸製剤を注入することによって感染症や血流障害、血管塞栓、凹凸が生じるなどの副作用やリスクが考えられます。
施術後には、腫れや赤み、痛みなどが発生する可能性がありますが、時間の経過とともに落ち着くでしょう。
形成外科手術では、痛みや腫れ、内出血、感染症、左右差、表面の皮膚のシワなどが発生する恐れがあります。
また、一時的に耳の感覚が乏しくなる可能性がありますが、時間の経過とともに回復するといわれています。
■立ち耳治療以外に小顔効果が期待できる施術は?
立ち耳にする治療を受ける以外にも、小顔効果が期待できる美容医療はいくつかあります。
手術によって切開を伴う施術、注射器や医療器具などを使用して切開がない施術など、手段はさまざまです。自分に合った施術を見つけてみましょう。
切開あり
- フェイスリフト
- 脂肪除去など
切開なし
- A型ボツリヌス毒素製剤注射
- ハイフ
- 糸リフトなど
まとめ
今回は、立ち耳が注目されている理由や期待できる効果、立ち耳にする方法などを紹介しました。
耳が目立つことで顔が小さく見えるなど、かわいらしい印象を与えられる立ち耳。顔の大きさや面長な印象に悩んでいる方は、ヒアルロン酸注入や外科手術によって立ち耳治療を受けるのも1つの選択肢となるでしょう。
立ち耳の効果が気になる方は、ぜひ検討してみてくださいね。
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【治療の内容】ヒアルロン酸製剤の注入
【治療期間および回数の目安】約9~12ヶ月に1回程度 ※製剤や部位によって個人差があります
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【リスク・副作用等】赤み、内出血、腫れ、痛み、アレルギー反応、修正位置のずれなど
【未承認機器・医薬品に関する注意事項について】
・本治療には、国内未承認医薬品または薬事承認された使用目的とは異なる治療が含まれます。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、各クリニック医師の判断のもと、個人輸入手続きが行われています。個人輸入における注意すべき医薬品等に関する情報は、下記をご参考ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/purchase/index.html
・薬事承認を取得した製品を除き、同一成分や性能を有する他の国内承認医薬品および医療機器はありません。
・諸外国における安全性等に係る情報
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【未承認機器・医薬品に関する注意事項について】
・本治療には、国内未承認医薬品または薬事承認された使用目的とは異なる治療が含まれます。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、各クリニック医師の判断のもと導入しています。
・重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
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【費用相場】1回約¥10,000~¥110,000 ※注入部位・注入量よって個人差があります。
【リスク・副作用等】注射部位の痛み、腫れ、筋肉の部分的な脱力、内出血など
【未承認機器・医薬品に関する注意事項について】
・本治療には、国内未承認医薬品または薬事承認された使用目的とは異なる治療が含まれます。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、各クリニック医師の判断のもと、個人輸入手続きが行われています。個人輸入における注意すべき医薬品等に関する情報は、下記をご参考ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/purchase/index.html
・薬事承認を取得した製品を除き、同一成分や性能を有する他の国内承認医薬品および医療機器はありません。
・諸外国における安全性等に係る情報
-重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。
【治療の内容】医療用HIFU(高密度焦点式超音波)
【治療期間および回数の目安】治療後6ヶ月以降から再照射可能 ※治療期間や回数等はクリニックごとに異なります。
【費用相場】全顔1回約¥30,000~¥200,000
【リスク・副作用等】痛み、赤み、熱傷、腫れ、浮腫みなど
【未承認機器・医薬品に関する注意事項について】
・本治療には、国内未承認医薬品または薬事承認された使用目的とは異なる治療が含まれます。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、各クリニック医師の判断のもと、個人輸入手続きが行われています。個人輸入における注意すべき医薬品等に関する情報は、下記をご参考ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/purchase/index.html
・薬事承認を取得した製品を除き、同一成分や性能を有する他の国内承認医薬品および医療機器はありません。
・諸外国における安全性等に係る情報
-重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。
【治療の内容】糸リフト(スレッドリフト)
【治療期間および回数の目安】1~2回程度、治療後6ヶ月~1年程度で再治療可能 ※治療期間や回数等はクリニックごとに異なります。
【費用相場】1本 約 ¥50,000~¥100,000 ※使用する本数には個人差があります。
【リスク・副作用等】腫れ、痛み、内出血、浮腫み、引きつれ、異物感、部分的な皮膚の凹みなど
【未承認機器・医薬品に関する注意事項について】
・本治療には、国内未承認医薬品または薬事承認された使用目的とは異なる治療が含まれます。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、各クリニック医師の判断のもと、個人輸入手続きが行われています。個人輸入における注意すべき医薬品等に関する情報は、下記をご参考ください。
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・薬事承認を取得した製品を除き、同一成分や性能を有する他の国内承認医薬品および医療機器はありません。
・諸外国における安全性等に係る情報
-重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。