日焼けシミを消す方法は?美容医療で注目のシミ治療6選をチェック!

日焼けシミを消す方法は?美容医療で注目のシミ治療6選をチェック!

「日焼けシミを消したい!」と、いつの間にか生じたシミに悩んでいる方は多いはず。しかし、日焼けシミをセルフケアで消すのは簡単ではありません。そこで今回は、美容医療で注目のシミ治療についてピックアップし、その特徴をご紹介します。また、日焼けシミ治療で気を付けたいポイントも解説。日焼けシミを消したい方は、ぜひ参考にしてください。

1.日焼けシミの特徴

出典:photoAC

日焼けが原因でできるシミは主に3種類あります。特徴は以下のとおりです。

老人性色素班
  • 一般的なシミ
  • 長期間の日焼けが原因でできる
後天性メラノサイトーシス
  • 下まぶたやこめかみ、頬に均一に広がるのが特徴
  • 褐色の斑点模様になっていることが多い
そばかす(雀卵斑)
  • 小さな褐色のシミ
  • 遺伝的要素があるが、日焼けによって悪化する

紫外線を浴びるとメラニン色素が発生します。メラニン色素は通常、肌の新陳代謝によって排除されますが、年齢を重ねてターンオーバーが乱れると皮膚に残りシミになるのです。

2.注目したい日焼けシミ治療6選

出典:photoAC

できてしまったシミをセルフケアで改善するのは難しいもの。そこで、日焼けシミを消す方法として、美容医療のシミ治療を選択肢に入れてみてはいかがでしょうか?注目したいシミ治療6つをご紹介します。

■ピコレーザー

ピコレーザーは、1兆分の1秒単位(ピコ秒)でレーザーを照射し、メラニン色素を破壊する治療法です。メラニン色素をピンポイントに狙って照射できるため、少ない施術回数で治療が完了します。照射時間が短いことから、痛みや肌ダメージが少ないのが特徴です。また、かさぶたや色素沈着が生じにくく、ダウンタイムが軽微なのも魅力。シミ改善のほか、小ジワや毛穴開きの改善、肌のトーンアップも期待できます。

ただし、ピコレーザーは肌の赤みや腫れ、ピリつき、かゆみ、色素脱失などの副作用が起こる可能性もあるため、よく理解しておきましょう。

【施術時間】10~45分程度
【費用】1回 10,000~40,000円程度
【副作用・リスク】赤み、腫れ、肌のピリつき、かゆみ、色素脱失

■Qスイッチヤグレーザー

Qスイッチヤグレーザーは、そばかすやシミ、あざなどに適したシミ取り治療の一つ。専用の機器で2つの波長を選択できるため、さまざまな深さのシミに対応できます。改善したい部位に集中的にレーザーを当てられるため、周りの皮膚をほとんど傷つけずに治療が可能です。照射時の痛みもほぼないため、レーザー治療が初めての方でも比較的受けやすいでしょう。

施術後は患部に軟膏を塗り、保護テープを貼って10日程度過ごします。数日程度、赤みやヒリつきが出るのが特徴です。治療は、6ヶ月以上の期間を空けて数回行います。

【施術時間】5~30分程度
【費用】2,000~30,000円程度
【副作用・リスク】赤み、ヒリつき

■IPL光治療

IPL光治療とは、複数の波長を持つ特殊な光を照射し、肌悩み改善に導く治療法です。光の照射によってメラニン色素が分解されるため、シミ・そばかすの改善が期待できます。また、毛細血管の収縮による赤みの軽減、細胞の活性化によるコラーゲン・エラスチンの生成促進も見込まれるのが特徴。たるみ・毛穴・ニキビといった肌トラブルも同時に解消したい方に向いているでしょう。

施術後は、一時的に赤みや腫れの症状が表れるケースもありますが、ほとんどの場合はダウンタイムがなく、メイクもすぐに行えます。

【施術時間】15~30分程度
【費用】10,000~30,000円程度
【副作用・リスク】赤み、腫れ

■フォトRF

フォトRFは、IPLと高周波(RF)を同時に照射し、シミなどの肌悩みにアプローチする治療法です。赤いものや黒いものに反応するため、薄いシミの改善も期待できます。シミ・そばかすをはじめ、赤ら顔やニキビ痕といった肌悩みにも対応。また、高周波により肌のハリやキメが整うため、美肌効果も見込めます。

シミ、そばかす、肝斑が混在している肌は、照射パワーを変更したり、施術を継続したりする必要があるでしょう。フォトRFの照射後に軽く赤みが生じる方もいますが、多くの場合は数時間~数日で治まります。

【施術時間】15~30分程度
【費用】10,000~30,000円程度
【副作用・リスク】軽い赤み

■ララピール

ララピールは、皮膚を剥がさずに古い角質を取り除き、肌にうるおいや栄養を与えるピーリング施術です。弱酸性で刺激が少ないため、肌を守りながら角質除去ができます。肌のピリつきや痛みが生じにくく、ダウンタイムがほとんど発生しないのも魅力です。また、コラーゲン・エラスチンの生成を促す作用もあり、シミ・くすみのほか、ハリツヤ不足・小ジワ・毛穴・ニキビなどの肌悩みにも働きかけます。

【施術時間】15~40分程度
【費用】8,000~15,000円程度
【副作用・リスク】特記すべき事項なし

■ターゲットクール

ターゲットクールとは、薬剤を瞬時に冷却し、氷の結晶状にして肌に導入する美容医療機器です。シミの悩みには、トラネキサム酸やビタミンCなどの薬剤を導入すると良いでしょう。ターゲットクールは真皮まで直接美容成分を届けることができ、施術直後から効果を感じやすいのが特徴です。また、注射針を使わないため施術痕や内出血の心配がなく、ダウンタイムもほとんどありません。

施術モードは、薬剤とCO₂を同時噴射させる「ブースティングモード」、CO₂冷媒の噴射により痛みや炎症を和らげる「クーリングモード」、病変組織にアプローチする「フリージングモード」の3つ。中でもブースティングモードは、肌育製剤やエクソソームの導入にも対応しています。

【施術時間】30分程度
【費用】20,000~70,000円程度
【副作用・リスク】赤み、色素沈着

3.日焼けシミの治療で気をつけたいポイント

出典:photoAC

日焼けシミの治療には、いくつか注意すべきポイントがあります。シミ治療で後悔しないために、次のポイントを押さえておきましょう。

■適切なアフターケアが大事

日焼けシミの治療後は適切なケアが大事です。患部の乾燥を防ぐため、ヒアルロン酸やセラミドを配合したアイテムを使用し丁寧に保湿しましょう。保湿剤を塗るときは肌に刺激を与えないよう、擦らず優しくなじませるのがポイントです。激しい運動や飲酒など、血行促進につながる行為を避けることも大事。シミ治療後に血行を促進させると、術後の炎症を悪化させる恐れがあります。

また、レーザー治療を適用した場合は紫外線対策を徹底しましょう。レーザー治療後は皮膚がデリケートになっており、刺激を受けやすい状態です。紫外線があたるとメラニン色素が大量に生み出され、シミが再発する可能性があります。肌トラブルを避け、治療の効果を得られるよう、クリニックから指示された注意事項を守りましょう。

■ダウンタイム期間を含めた治療スケジュールを立てる

シミ治療をする際は、ダウンタイム期間を含めた治療計画を立てることが大切です。シミ治療によってはダウンタイムが必要になり、患部が目立たなくなるまである程度時間がかかります。もしも、結婚式など大切な日のためにシミ治療をしたい場合は、半年前までを目安に施術を受けると良いでしょう。

■カウンセリングで不安を解消しておく

シミ治療で後悔しないためには、カウンセリングで不安を解消することが大事です。治療法によって効果が表れるタイミングやダウンタイムの期間、副作用のリスクなどが異なるため、カウンセリング時に不明点や疑問点を聞いておきましょう。また、自分の希望や理想を分かりやすく伝えることも大切。医師と情報を共有し、納得したうえで治療を受けましょう。

まとめ

日焼けシミに対する治療法はさまざまありますが、クリニックによって行っている治療が異なります。一人ひとりの症状に適した施術を受けられるようカウンセリング時にしっかりと診察してもらい、治療について詳しく説明を受けることが大事です。また、疑問点があれば質問をして、不安を解消することも後悔しないコツ。日焼けシミ治療の効果とリスクを理解し、納得したうえで治療に臨みましょう。

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【治療の内容】ピコレーザー
【治療期間および回数の目安】
・ピコスポット:1回
・ピコトーニング:2~4週間に1回、3~10回程度
・ピコフラクショナル:3~4週間に1回、3~10回程度 ※治療期間や回数等はクリニックごとに異なります。
【費用相場】
・ピコスポット: 1回 約¥5,000~¥40,000
・ピコトーニング: 1回 約 ¥10,000~ ¥50,000
・ピコフラクショナル:1回 約 ¥20,000~ ¥50,000
※部位・範囲によってクリニックごとに異なります。
【リスク・副作用等】赤み、やけど、色素沈着、色素脱失、水泡形成など
【未承認機器・医薬品に関する注意事項について】
・本治療には、国内未承認医薬品または薬事承認された使用目的とは異なる治療が含まれます。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、各クリニック医師の判断のもと、個人輸入手続きが行われています。個人輸入における注意すべき医薬品等に関する情報は、下記をご参考ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/purchase/index.html
・薬事承認を取得した製品を除き、同一成分や性能を有する他の国内承認医薬品および医療機器はありません。
・諸外国における安全性等に係る情報
-重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。

【治療の内容】QスイッチNd:YAGレーザー
【治療期間および回数の目安】週に1回、5~6回程度 ※治療期間や回数等はクリニックごとに異なります。
【費用相場】1回約¥10,000~¥20,000
【リスク・副作用等】赤み、色素沈着、瘢痕形成、色素脱失など
【未承認機器・医薬品に関する注意事項について】
・本治療には、国内未承認医薬品または薬事承認された使用目的とは異なる治療が含まれます。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、各クリニック医師の判断のもと、個人輸入手続きが行われています。個人輸入における注意すべき医薬品等に関する情報は、下記をご参考ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/purchase/index.html
・薬事承認を取得した製品を除き、同一成分や性能を有する他の国内承認医薬品および医療機器はありません。
・諸外国における安全性等に係る情報
-重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。

【治療の内容】IPL(光治療)
【治療期間および回数の目安】約3~4週間に1回、3~10回程度 ※治療期間や回数等はクリニックごとに異なります。
【費用相場】1回約¥10,000〜¥30,000
【リスク・副作用等】赤み、痛み、色素沈着、浮腫、皮膚の損傷、シミやほくろが一時的に濃くなるなど
【未承認機器・医薬品に関する注意事項について】
・本治療には、国内未承認医薬品または薬事承認された使用目的とは異なる治療が含まれます。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、各クリニック医師の判断のもと、個人輸入手続きが行われています。個人輸入における注意すべき医薬品等に関する情報は、下記をご参考ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/purchase/index.html
・薬事承認を取得した製品を除き、同一成分や性能を有する他の国内承認医薬品および医療機器はありません。
・諸外国における安全性等に係る情報
-重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。

【治療の内容】ララピール
【治療期間および回数の目安】約2~4週間に1回程度
【費用相場】約¥12,000~¥15,000 ※各クリニックによって異なります。
【リスク・副作用等】赤み、乾燥、ひりつき、かゆみ、違和感など
【未承認機器・医薬品に関する注意事項について】
・本治療には、国内未承認医薬品または薬事承認された使用目的とは異なる治療が含まれます。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、各クリニック医師の判断のもと、個人輸入手続きが行われています。個人輸入における注意すべき医薬品等に関する情報は、下記をご参考ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/purchase/index.html
・薬事承認を取得した製品を除き、同一成分や性能を有する他の国内承認医薬品および医療機器はありません。
・諸外国における安全性等に係る情報
-重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。

【治療の内容】ターゲットクール
【治療期間および回数の目安】約2~5週間に1回程度 ※症状によって異なります
【費用相場】¥27,500~¥66,000程度
【リスク・副作用等】赤み、腫れ、かゆみ、アレルギー反応、過冷却など
【未承認機器・医薬品に関する注意事項について】
・本治療には、国内未承認医薬品または薬事承認された使用目的とは異なる治療が含まれます。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、各クリニック医師の判断のもと、個人輸入手続きが行われています。個人輸入における注意すべき医薬品等に関する情報は、下記をご参考ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/purchase/index.html
・薬事承認を取得した製品を除き、同一成分や性能を有する他の国内承認医薬品および医療機器はありません。
・諸外国における安全性等に係る情報
-重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。