日焼け痛い……ダメージを抑えたいときの対策5つと美容医療でのアフタフォロー

日焼け痛い……ダメージを抑えたいときの対策5つと美容医療でのアフタフォロー

「日焼け痛い……」と感じた際に活用できる、ダメージを緩和するための対策を5つご紹介します。紫外線が強くなる時期には、うっかり痛いと感じるほどの日焼けをするケースもあるでしょう。この場合、早めに対策を講じることで、痛みが軽減される場合もあります。また、シミなど、日焼け後の肌トラブル防止にも役立つでしょう。この記事では、セルフでできる対策に加えて、日焼け後のケアにぴったりな美容医療の施術もご紹介します。

1.日焼け痛い……なぜ?

出典:photoAC

日焼けをした肌は、赤くなったり黒くなったり、ときには数日後に皮がむけることもあります。「毎年、夏には日焼けするから日焼けの対策はあまり重視していない……」と紫外線を甘くみていませんか?実は、日焼けは火傷の一種。太陽光が肌をじっくりと焼くことで、炎症を引き起こすのです。

日焼けによって赤みがある場合には、かゆみやひりつきを感じるだけでなく、痛いと思うこともあります。また、ひどい日焼けをした場合には、肌表面にブツブツが現れる、水ぶくれになるといったことも。重度の日焼けをすると、熱射病や脱水、発熱など、体調に影響を及ぼすケースもあります。他にも、日焼けによってシミなど肌トラブルにつながることもあるため、油断は禁物です。

2.日焼けで痛いときの対策5つ

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ここからは、日焼けで肌が痛い場合の対策を5つご紹介しましょう。日焼けをしたと思った際には、できる対策から試してみてください。早めのケアを心がけることが大切です。

■保湿ケアを徹底する

日焼けした肌は、水分が蒸発している状態であるため、保湿ケアに力を入れることが重要ポイントです。具体的な方法としては、化粧水や乳液などを活用してケアします。日焼けした肌は痛い場合や赤みを伴っている場合もあり、敏感な状態であるため「何塗る?」と迷ってしまうこともありますが、できるだけ負担のかからないスキンケアアイテムを使いましょう。

また、化粧水などを塗布する際には、強く叩いたりこすったりするのは避け、過剰な刺激を与えないよう優しくなじませるようなイメージでケアすることも覚えておきたいポイントです。普段よりもたっぷりとスキンケアアイテムを肌に塗ることも意識してみてください。

■水分や栄養を補給する

日焼け後は体の水分が足りなくなっていることが多いため、積極的な水分補給を心がけ、体の内側からのケアも行いましょう。普段あまり水分をとる習慣がない方は、意識的に水分補給することが大切です。

また、たんぱく質やビタミンC、亜鉛といった日焼け後の肌の回復をサポートする栄養素を積極的に摂取することも自身でできるケア方法の1つ。肉類や大豆類、野菜類といった食品からとり入れるのはもちろん、サプリメントをうまく活用する方法もあります。

■しっかり冷やす

日焼け後のケアとして、しっかり冷やすことも大切です。とくに、ヒリヒリする場合や赤みがある場合などには、できるだけ早急に冷やしましょう。濡れたタオルを用意し、氷や保冷剤を包んで肌をケアする方法が基本。氷や保冷剤を直接肌にあてて冷やすと、刺激が強すぎるため要注意です。

日焼けした部分が広範囲の場合には、冷たいシャワーを浴びて冷やすのがおすすめ。シャワーの水量を弱め、できるだけ日焼け部位への刺激を軽減するのがコツです。日焼けした部分のほてりが落ち着くまで冷やしてみてください。

■十分に体を休める

日焼けすると体力が低下することも考えられます。少しでも回復をサポートするため、十分な休息や睡眠を心がけましょう。肌の修復を促すためには、睡眠中に分泌される成長ホルモンがカギを握っています。スムーズな成長ホルモンの分泌を目指すため、睡眠前にはストレッチなどでリラックスする、スマートフォンやテレビは見ないといった時間を設け、質の高い睡眠ができるように配慮してみてください。

■症状がひどい場合には医療機関へ

日焼け後の肌に水ぶくれがある、あまりにも痛いなど、症状がひどい場合や心配な場合には医療機関を受診しましょう。ときには、日焼けによって発熱や倦怠感、頭痛や嘔吐といった別の不調が現れる可能性もあります。「日焼けしただけだから……」と軽視せず、早めに医師の診断を受けることで早期回復や症状の悪化予防ができるはずです。

一般的に、日焼けの症状が気になる場合には皮膚科を受診します。症状がひどい方は、救急科を頼るのも1つの手段です。

3.日焼け後に美容医療でできるケア

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日焼けしてしまった場合に気になるのが、シミやくすみなどの肌トラブル。これらのトラブルをできるだけ緩和するために、美容医療で提案可能な日焼け後のアフターケア方法についてご紹介します。

■肌ダメージと乾燥にアプローチするイオン導入

日焼け後にできる美容医療の治療法として定番ともいえるのが、イオン導入です。専用の機器を用いて肌に微弱な電流を流し、トラネキサム酸やビタミンCといった成分を肌に浸透させてケアします。針やレーザーを使わないため、日焼け後のデリケートな肌にも施術可能な場合がほとんどです。

専用のマシンを使用することで、スキンケアアイテムを塗布したときよりも肌の深い部分にまで成分を浸透させられます。日焼け後のイオン導入では、メラニンの生成抑制と抗酸化作用が期待できるビタミンC配合の薬剤を導入するのが一般的です。他にも、肌質や肌状態に合わせて、トラネキサム酸などが配合された薬剤を選ぶ場合もあります。医師に肌状態をチェックしてもらい、自身にマッチした薬剤を導入してもらいましょう。

■肌に栄養をしっかり届けるメソナJ

メソナJとは、肌に有効成分を経皮導入する、日本国内で開発された美容機器です。特殊な電気刺激によって、肌を傷つけることなく有効成分を浸透させます。メソナJ独自の仕組みとして、通常では肌に浸透しづらいヒアルロン酸などの高分子成分も、真皮層まで導入できる点が特徴です。

日焼けした肌のアフターケアにはもちろん、炎症やアトピー性皮膚炎の方でも適応可能である場合がほとんどで、症状の鎮静化が期待できることも。使用する薬剤を変えることで、日焼けだけでなく、うるおいやハリツヤのアップ、肌質改善なども目指せます。

■メラニン生成を抑制する高濃度ビタミンC点滴

紫外線にあたると、体内で活性酸素が発生し、細胞を傷つけてしまいます。すると細胞を守ろうと、メラニン色素が作られ、シミやくすみとなることがあるのです。そこで注目したい成分がビタミンC。ビタミンCは、活性酸素に速やかに作用するため、日焼け後のケアに向いている成分なのです。またメラニン色素の生成を抑制する働きもあるとされています。

そんなビタミンCを点滴によって体に取り入れるのが、高濃度ビタミンC点滴です。高濃度のビタミンCを、消化器官を通さず摂取できるため、効率的なケアが叶います。高濃度ビタミンC点滴は、日焼け後にはもちろん、日焼けする前に施術することで、シミ対策にもなる治療法です。また、疲労回復や免疫力の向上も期待できるため、健康維持の目的で取り入れる方もいます。

まとめ

「日焼け痛い……」と感じたら、放置せずに保湿したり冷やしたりして、できるだけ早く対策を講じましょう。また、十分な水分・栄養補給や休息を心がけることも大切です。セルフケアではなかなか症状が良くならない、日焼けの程度がひどいといった場合には、医療機関の受診を検討しましょう。また、美容医療でイオン導入やメソナJなどの施術を受けることで、日焼けによる肌トラブルを予防できる可能性も。セルフケアや美容医療をうまく活用して、健やかな肌を守りましょう。

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【治療の内容】イオン導入(イオントフォレーシス)
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・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。

【治療の内容】メソポレーション
【治療期間および回数の目安】約1ヶ月に1回程度
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【リスク・副作用等】使用する薬剤によるアレルギー反応、ピリピリとした刺激など
【未承認機器・医薬品に関する注意事項について】
・本治療には、国内未承認医薬品または薬事承認された使用目的とは異なる治療が含まれます。
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・薬事承認を取得した製品を除き、同一成分や性能を有する他の国内承認医薬品および医療機器はありません。
・諸外国における安全性等に係る情報
-重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。