性的快楽と自信は、女性の生活において重要な要素です。しかし「パートナーとの性行為で満足できない」「オーガズムに達したことがない」などの理由で性生活に悩みを抱えている女性は少なくありません。そこでこちらの記事では、膣の引き締めや形成に関する新たな方法について探求します。カギを握るのは「膣ハイフ」と「Gスポットヒアルロン酸注入」。これらの治療がどのような相乗効果を生むのか、その秘密に迫ります。
1.そもそも名器とは?
名器とは、一般的に男性を虜にする女性器を指します。これまでに経験したことがないような類まれな快感をもたらすことから「名器を作って男性を喜ばせたい」と考える女性は少なくありません。しかし、そもそも名器とはどのような形の膣を表すのでしょうか?ここでは、まず名器の種類や特徴について解説しましょう。
タコつぼ
タコつぼは、奥のほうに引き締まっている箇所がある膣のこと。まるで膣内にタコがいるかのように男性器を締めつけるため、吸引されるような快感をもたらすといわれています。女性器と男性器の密着度が高く「相性が良い」と感じやすいのもタコつぼの特徴です。タコつぼは、男性器を奥へと導き、先端部分に強い刺激を与える名器。膣が意思を持ったように男性器に吸いつくので、一度経験するとその快感に男性は病みつきになるそうです。美容医療では、膣の奥にヒアルロン酸を注入し引き締め部分を形成することで、タコつぼのような名器を実現します。
ミミズ千匹
膣内に無数のヒダがある女性器のこと。膣内の筋肉や突起の動きが活発で、まるで千匹のミミズが男性器に絡みついているかのような独特な感触を与えます。ヒダの数が多いからこそ膣と男性器の密着度は高く、強烈な快感に1分と耐えられない男性もいるとか。ミミズ千匹という表現にグロテスクさを感じる女性もいますが、ヒダが複雑かつ微細に動く女性器に男性は深い満足感を覚えます。施術の難易度は高めですが、美容医療でミミズ千匹の名器に近づけることは可能です。
数の子天井
数の子のような膣壁を持つ女性器のこと。数の子天井は入り口から奥にかけて、膣上部の内壁にザラザラとした凹凸がある特殊な形状です。ピストン運動のたびに男性器の亀頭を効果的に刺激することから、性交時に高い快感をもたらします。一般的に女性器の内部はなめらかなことが多いため、このような形状の膣は希少性が高く、男性からの評価も高い傾向にあります。美容医療では、ヒアルロン酸注入で比較的デザインしやすい名器です。
巾着
巾着のように膣の入り口が狭く、男性器に強い締めつけを与える女性器のこと。膣の奥に引き込んで先端部分を刺激するタコつぼに対し、巾着は男性器の根元を刺激するタイプの名器です。挿入のしづらさはあるかもしれませんが、陰茎の根元がぎゅっと掴まれているような不思議な感覚に男性はトロトロに溶かされてしまうことも。美容医療では、ヒアルロン酸注入で膣の入口を狭めることで、巾着状の名器に近づけることができます。
俵締め
膣内に2、3箇所の締めつけが存在する名器で、タコつぼと巾着を組み合わせたような特徴を持ちます。特殊な形状の膣が入口でも奥でも男性器を締めあげるため、多彩な快感と刺激を与えます。俵締めは先天性な名器で、非常にまれな存在です。男性だけでなく女性本人の満足度も高いことから、2人に特別な性体験をもたらします。膣壁の複数箇所でヒアルロン酸を注入する必要があるため、施術の難易度はやや高めです。
2.名器の作り方①:膣ハイフ
膣ハイフは、膣の引き締め効果が期待できる施術。「性行為で満足感を得られない」以外にも「膣内に空気が入る」「尿漏れがある」など、膣圧の低下に伴う症状でお悩みの方からよく選ばれています。
そもそも膣圧が低下する原因は?
膣圧が低下する原因には、加齢や出産などがあります
加齢
膣内に存在するコラーゲンの量は、加齢とともに減少します。これは、コラーゲンの生成に関与する女性ホルモンの分泌量が年齢を重ねるごとに減少するためです。コラーゲンは、皮膚や粘膜のハリ・弾力を維持する働きを持ちます。膣内の弾力が低下したり膣壁が平坦になったりすると、男性は膣のゆるみを感じる傾向にあります。
出産
出産時には、赤ちゃんが産道を通れるように女性ホルモンの分泌によって膣内が引き伸ばされます。産後しばらくするとある程度元のサイズに戻りますが、出産時のダメージが大きい場合では膣の回復に時間がかかるケースも。また、妊娠中や出産時には、膣や尿道といった骨盤内の臓器を支える骨盤底筋に大きな負荷がかかります。筋肉組織の弾力性が損なわれると膣を締める力が弱まり、膣圧の低下をもたらします。
膣ハイフで叶える!膣の引き締めとリフトアップ
膣ハイフは、顔のリフトアップ治療で用いられるハイフを膣向けに応用させたもの。筋膜の深さにまで超音波の熱エネルギーを届け、膣の引き締めをアップさせる治療法です。膣ハイフは、熱エネルギーによって目的の細胞を破壊し、修復する過程で線維芽細胞の活性化やコラーゲンの産生を促進させます。これにより膣粘膜がきゅっと引き締まるだけでなく、湿潤性も高まるため「膣のエイジングケア治療」と表現されることも。
膣内のみの照射であれば施術時間は20~30分程度で、約3ヶ月~1年程度にわたり効果の持続が期待できます。ただし、出産回数や年齢によって個人差があるため、尿漏れの症状が強い方や膣のゆるみが顕著な方は、3~6ヶ月に1回程度のペースで施術を受けることが望ましいでしょう。
膣ハイフのメリット
膣ハイフで膣のゆるみが改善すれば、さまざまなメリットを得られます。
- 感度が高まり、性生活の満足度がアップする
- 男性に高い快感をもたらし、女性としての自信につながる
- 尿漏れの症状が和らぐ
- 膣にお湯や空気が入らなくなる
名器はもともと男性側が女性器を評価するために使われる言葉ですが、実は女性本人の快感も膣の引き締まりによって大きく左右されます。引き締め効果により膣内が狭くなると、感度が高いGスポットに男性器が当たりやすくなるからです。女性が強い快楽を感じるほど、さらに膣内はぎゅっと引き締まり、男性器に吸着するような快感を与えます。そのため、膣の締まり具合によって性生活が充実するのは男性だけではありません。「濡れにくい」「感じにくい」という女性にこそ、膣ハイフは試してもらいたい美容医療の1つといえるのです。
3.名器の作り方②:Gスポットヒアルロン酸注入
Gスポットへのヒアルロン酸注入は、女性がオーガズムを感じやすいGスポットにヒアルロン酸を注入し、感度を高める施術です。外イキは経験したことがあっても、中イキを経験したことのない女性は少なくありません。Gスポットヒアルロン酸注入はGスポットを物理的に隆起させるので、女性が性行為による刺激を受けやすくなります。
Gスポットの場所には個人差がある
Gスポットは、女性が持つ性感帯の1つ。一般的には、膣の入り口から恥骨の裏に向かって3~5cm程度の辺りに位置しており、膣に挿入した指を恥骨の裏に向けて曲げたときにちょうど触れる部分とされています。ただし、Gスポットの場所や範囲は人によってまちまち。膣内全体にGスポットが広がっているケースもある一方で、そもそもGスポットが存在しない女性もいます。
Gスポットでオーガズムを感じるには?
中イキを経験したことのない女性が一定多数で存在するのは、そもそもGスポットの場所があやふやだったり、女性のオーガズムが体の発達や経験値によって左右されたりするため。Gスポットでオーガズムを経験するには、性的な刺激を重ねて自分が感じやすい場所や好きな動かし方、力加減を知り、パートナーと共有することが大切です。
ただし、知っておきたいのは、オーガズムは体調や状況によっても影響を受けるということ。そのため自分の体を熟知していても、毎回同じ方法で必ずオーガズムを感じられるわけではありません。オーガズムの仕組みは非常にデリケートです。リラックスした状態でパートナーとの性行為、あるいはセルフプレジャーを楽しむことができれば、自分にとって気持ち良いと感じる場所を見つけられるかもしれません。
Gスポットヒアルロン酸で性感帯への刺激を増加
Gスポットヒアルロン酸注入は、注射などの器具でGスポット付近の膣粘膜にヒアルロン酸を注入する施術です。Gスポットがヒアルロン酸によって隆起するため、女性の感度を高める効果が期待できます。また、膣の幅が狭くなることで、男性器への締めつけもアップ。男性は気持ち良さそうな女性を見て興奮が増すだけでなく、陰茎に対する刺激も感じられます。つまりGスポットが強調することで、お互いに性交の満足を助長させる仕組みです。
なお、施術は極細の注射針を使って行われ、20~30分程度で終了します。ヒアルロン酸は時間の経過とともに徐々に体内に吸収されるため、治療効果は6ヶ月~1年程度。麻酔には局所麻酔、もしくは静脈麻酔を用いますが、切開するわけではないのでダウンタイムはほとんどありません。手軽な施術でパートナーとの性生活をより充実したものにできるでしょう。
Gスポットヒアルロン酸のメリット
Gスポットへのヒアルロン酸注入には、以下のようなメリットがあります。
- 理想とする名器に近づける
- 男女ともに快感を助長させるため、性行為の満足度がさらに高まる
- 尿漏れの改善が見込める
- 施術時間やダウンタイムが短い
これまでにGスポットでオーガズムを経験したことがなくても、膣内が狭くなることで女性は物理的に刺激を感じやすくなります。そのため、パートナーとの性行為を楽しむ中で、Gスポットによる中イキを経験できるようになる可能性も。そんな女性の姿を見て、男性の興奮はさらに高まるでしょう。Gスポットヒアルロン酸は、女性の感度を高めることが結果として男性の快感をもたらします。愛し合う2人にとって、お互いの喜びにつながる魅力的な施術です。
4.名器の作り方③:膣ハイフとGスポットヒアルロン酸注入の相乗効果
最初にお伝えしたように、名器の形状は種類によってさまざま。もともと備わっている形も人によって異なるため、膣ハイフやGスポットヒアルロン酸注入の単独施術だけでは、理想とする名器を形成できない可能性があります。
そこで、さらに性的快楽を得るには、膣ハイフとGスポットヒアルロン酸注入の併用がおすすめです。膣ハイフは超音波の熱エネルギーで、膣内のコラーゲン産生を活性化させることでタイトニング効果を発揮します。一方、Gスポットヒアルロン酸注入はヒアルロン酸を膣壁に注入し、ダイレクトに形を作る治療。2つの治療を組み合わせれば、膣内の形状をより名器に近づけられるというわけです。
名器を経験したことがある男性は、そのときの性行為を「トロけそうになる快感」や「離れられないもの」「まるで子宮に咥えられているような感覚」と表現しています。一概にはいえませんが、このような男性側の喜びは、女性としての自信や幸福感に直結します。だからこそ膣ハイフとGスポットヒアルロン酸注入の相乗効果は、これまでに味わったことがないような性体験を2人にもたらすでしょう。
まとめ
これまで性生活に自信がなかった方は、名器を手に入れることで世界が変わるかもしれませんね。膣ハイフやGスポットヒアルロン酸注入などの革新的な方法を駆使し、パートナーを虜にする魅力的な体を手に入れましょう。お互いが高い快楽を得られる名器には、夫婦関係のレスを解消したりパートナーとの絆を深めたりする不思議な力があります。新たな一歩を踏み出して、これからもパートナーとの幸せな関係を築いていってください。
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