膣レーザーがデリケートゾーンの黒ずみ改善に効果があると聞き、気になっている方も多いでしょう。そこで今回は、話題の「インティマレーザー」と「モナリザタッチ」をメインに、膣レーザーについて施術の流れや特徴、期待できる効果などをご紹介します。黒ずみだけでなく尿漏れや性交痛の改善などフェムケア・泌尿器系の悩みにも対応できる、膣レーザーの理解にお役立てください。
INDEX
１．デリケートゾーンの黒ずみはなぜ起こる？
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VIO脱毛や日々のお手入れ中に、デリケートゾーンの黒ずみに気づいてしまったという方も多いはず。そもそもデリケートゾーンの黒ずみが起こる原因は、次の3つにあります。
■摩擦によるメラニン色素の沈着
皮膚は刺激を受けるとメラニン色素を生成して肌を守ろうとする性質があります。引き締め感のある下着の使用や、トイレットペーパーなどで擦りすぎるなど、ちょっとした摩擦でも、継続して肌に与え続けることでメラニン生成が促進されるのです。刺激を受ける期間が長期化することで肌のターンオーバーが間に合わず、色素が沈着してしまいます。
座りっぱなしでいたり、ゴシゴシ洗いすぎたりなどの行為も要因となるため、注意が必要です。
■エストロゲン分泌量の低下が乾燥を招く
女性は年齢が上がるにつれて、肌の保湿に関わるコラーゲンの生成を促す女性ホルモン“エストロゲン”の分泌量が減少します。デリケートゾーンはとくに肌の水分が逃げやすいため、エストロゲンが減ることで、より乾燥しやすくなります。乾燥肌は刺激に弱いため、メラニン色素が生成されやすくなるのです。
■アンダーヘアの自己処理で皮膚を傷つけた
VIOのアンダーヘアを自己処理する方も多いでしょう。その際、やり方を間違うと皮膚に負担がかかり、炎症が起きて色素沈着してしまうこともあります。
デリケートゾーンの炎症は、生理用ナプキンやおりものシートでムレたりかぶれたりした際にも発生してしまいます。シートを使用する際はこまめな交換を心がけましょう。
２．自宅・医療機関で黒ずみケアする方法は？
デリケートゾーンの黒ずみケアには、自宅で行う方法と医療機関で膣レーザーを使用してケアする方法があります。詳しくご紹介しましょう。
■自宅でケアするなら保湿メイン
自宅でケアする場合、デリケートゾーンを保湿することに注力しましょう。
デリケートゾーンは繊細かつ外部から成分を吸収しやすい部位です。そのため、シンプルな成分で構成された保湿剤や、刺激の少ない専用のクリーム・ジェルを使用するのがおすすめです。色素沈着の改善やターンオーバーを促進させる働きを持つ保湿剤は、敏感なデリケートゾーンに合わない場合もあります。使用の前にはパッチテストを徹底しましょう。
■より確実にケアするなら医療機関へ
デリケートゾーンの黒ずみケアに関して、「インティマレーザー」や「モナリザタッチ」、「ジュリエットレーザー」などの言葉を口コミで見かけた方もいるでしょう。より確実に短期間でケアするなら、婦人科や美容クリニックなどの医療機関に設置された膣レーザーで治療を受けるのも方法の1つです。
機器によってそれぞれデリケートゾーンの黒ずみ以外に期待できる効果や仕組みが違うため、カウンセリングや診療で、自分に合った施術かどうか相談してから予約しましょう。
３．膣レーザーの効果は黒ずみだけ？施術の効果と仕組み
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膣レーザーがデリケートゾーンの黒ずみ改善に効果が期待できるとご紹介しましたが、膣レーザーには、尿漏れや性交痛など婦人科系の悩みを解決に導く力もあります。一般的な膣レーザーの施術効果と仕組みをご紹介しましょう。
■膣レーザーの効果と仕組み
膣レーザーはメスを使用せず、主に高周波エネルギーを利用して膣内部を引き締めます。照射範囲は、膣の入口から膣全体、尿道周辺など、悩みに合わせて変わります。
デリケートゾーンの黒ずみ改善の他に、尿漏れや膣のゆるみの軽減、うるおいアップ、シワ・たるみの予防、感度アップやひりつきの解消など、さまざまな効果が期待できるのが特徴です。
■黒ずみケアに利用するなら照射回数に個人差あり
デリケートゾーンの黒ずみ改善のために膣レーザーを利用する場合、理想の色味まで変化させるにはある程度照射回数が必要です。個人差がありますが、一般的には3～10回ほど施術します。デリケートゾーンの黒ずみは一時的に改善しても再び黒ずむ場合もあるため、定期的なケアを続けるのが望ましいでしょう。
■膣レーザーは保険適用外
「インティマレーザー」や「モナリザタッチ」は尿漏れなどの泌尿器系の悩みにも対応できるため、婦人科だけでなく泌尿器科といった診療科でも採用されています。しかしながら、保険適用外である場合がほとんどです。そのため、泌尿器関連の悩みをメインに膣レーザー治療を考えている方は、まずは保険の適用が可能な方法を検討してみましょう。
美容医療の膣レーザーは、黒ずみや性交痛などフェムケアをメインに行いたいときに検討するのがベター。期待する効果に合わせて柔軟に選択しましょう。
４．話題の膣レーザー・モナリザタッチとインティマレーザーとは？
ここからは、話題の膣レーザー「モナリザタッチ」と「インティマレーザー」についてご紹介します。どちらもデリケートゾーンの黒ずみ改善が期待できますが、他の治療効果はそれぞれ違います。膣レーザーを検討されている方は、参考にしてみてください。
■膣の引き締めや再生なら「モナリザタッチ」
「モナリザタッチ」は炭酸ガスを使用したレーザー治療機器です。機器の技術そのものは、顔のリフトアップやたるみ改善に使われるものを応用しています。外陰部の治療では1回30,000円が相場料金で、継続した効果を得るためにも、年に1回の照射が推奨されています。
特徴は、膣粘膜にレーザーを照射することによりコラーゲンの生成を促し、ひだがありふっくらとうるおった膣壁を形成すること。膣の引き締めや性交痛改善など、フェムケアをメインに考えている方向けです。
■泌尿器系のお悩みもあるなら「インティマレーザー」
「インティマレーザー」はレーザー光で粘膜の深層まで刺激を与える、蓄熱式の治療機器です。膣だけでなく、乳輪や脇、ひじなどの黒ずみ治療も可能です。1回80,000円が相場料金ですが、黒ずみのみに特化したメニューをより安い価格で提供しているクリニックもあります。症状改善後に治療を継続するのであれば、1年半～2年を目安に間隔を空けましょう。
特徴は、粘膜の奥深くまで照射が可能なので、細胞の若返りや尿道の引き締めにも効果が期待できること。尿漏れや過活動膀胱など、泌尿器系の悩みも気になる方向けの治療です。
５．膣レーザーにリスクはある？施術の流れやダウンタイムは？
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「インティマレーザー」や「モナリザタッチ」などの膣レーザーは、リスクが少なくダウンタイムもほとんどない美容医療です。ここからは、一般的な膣レーザーの施術の流れやリスクについて詳しくご紹介しましょう。
■膣レーザーの一般的な施術の流れとダウンタイム
初診時に問診・診察を行い、膣と子宮頚部の状態を診たうえで治療に適しているかを医師が判断します。施術当日は、痛みに弱い方は麻酔クリームを塗布して治療開始。膣内部を施術する場合、器具を挿入しレーザーを照射します。一般的な施術時間は約10～15分。膣レーザー中は膣内部を熱するため、心地良い温かさを感じる・ノックされているように感じる方が多いようです。照射後に少しヒリヒリする感覚や少量の出血がありますが、数日のうちに引いていきます。
術後に特別なケアは必要なく、ナプキンをつけて帰宅します。また、治療後3～10日程度はタンポンや性交など、膣を刺激する行為を避けるよう注意が必要です。
■膣レーザーのリスク
膣レーザーのリスクとして代表的なのが、おりものの増加と膣内・外陰部の不快感です。少量の出血や一時的な尿失禁、患部の赤みなどがみられる場合もあります。カウンセリングではリスクについて不明点を無くしておき、少しでも違和感を覚えたら施術したクリニックに相談しましょう。
■まとめ
「インティマレーザー」など、膣レーザーがデリケートゾーンの黒ずみ改善に効果が期待できることをご紹介しました。効果なしと感じた方も数回の継続照射がポイントです。膣レーザーは、メスを入れない治療といっても、外部から体に刺激を与えることには変わりありません。症例写真などを確認して自分が納得したクリニックを探したり、この記事を参考に黒ずみ以外の悩みから決めてみたりしてはいかがでしょうか。
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