膣がゆるいけど相談しづらい……締まりが悪いと感じたときの原因・対処法

膣がゆるいけど相談しづらい……締まりが悪いと感じたときの原因・対処法

膣がゆるいと感じる原因は、出産や加齢だけでなく、日常の姿勢や骨盤底筋の衰えなど身近なところにもひそんでいます。

空気が出る、尿漏れにヒヤッとするなど変化に戸惑い、誰にも相談できずに不安を抱える女性は少なくありません。

まずは原因を知り、セルフケアから美容医療までご自身に合った対処法を見つけていきましょう。

膣のゆるみが生じる原因とは?

出典:photoAC

膣がゆるいと感じる背景には、単一の原因ではなく、出産や加齢、生活習慣など複数の要素が関係しています。

とくに骨盤底筋という筋肉群の働きが低下すると、膣の締まりや支える力に影響が及びます。

まずは代表的な原因を知り、ご自身の状況と照らし合わせてみましょう。

■出産による骨盤底筋への影響

経腟分娩では、赤ちゃんが産道を通過する際に骨盤底筋や周囲の靭帯が大きく伸ばされます。

元に戻りますが、回復するまでには個人差があります。

産後すぐは筋肉の緊張が戻りにくく、時間が経っても十分に回復しない場合、膣のゆるみとして自覚されるのです。

出産回数が多いほど影響が残りやすい点も特徴です。

■加齢と女性ホルモン低下の関係

加齢に伴い、女性ホルモンであるエストロゲンは徐々に減少傾向に。

エストロゲンは膣粘膜や結合組織の弾力を保つ役割を担っているため、低下すると組織が薄くなり、乾燥しやすくなります。

40代から閉経前後にかけてホルモンバランスが変化し、膣のゆるみを感じる方が増えます。

■運動不足・姿勢の乱れが与える影響

子宮や膀胱などを支えている骨盤底筋は、意識して鍛えないと衰えやすい筋肉です。

運動不足が続くと筋力が低下し、支える力が弱くなってしまいます。

とくにデスクワーク中心の生活や反り腰・猫背といった姿勢の乱れは、骨盤に偏った負荷をかけやすく、筋肉が正しく働かない原因に。

このような習慣が積み重なることで、膣のゆるみを感じやすくなります。

■便秘・肥満など生活要因

慢性的な便秘があると、排便時に腹圧が繰り返しかかります。

腹圧が骨盤底筋に負担を与えると、ゆるみを助長する一因となってしまいます。

また、骨盤周囲への圧力を高める原因となるのは、体重増加による肥満状態です。

複数が重なっているケースが多く、気づかないうちに膣の締まりに影響していることがあります。

膣の締まりが悪いとあらわれやすいサイン

出典:photoAC

膣のゆるみは見た目では判断しにくく、日常のちょっとした変化としてあらわれることが多いのが特徴です。

違和感を「年齢のせい」と見過ごしてしまうと、不安が長引くこともあります。

代表的なサインを知り、体の声を受け止めましょう。

■膣のおなら(ちなら)

膣のおなら(ちなら/膣なら)は、膣内に空気が入りやすくなり、体勢の変化などで外に出ることで生じる音のことです。

膣の締まりが低下すると起こりやすいですが、多くは病気ではありません。

頻繁に起こる場合や違和感を伴う場合は、骨盤底筋の機能低下や別の症状が隠れている可能性もあるため、受診を検討するほうが良いでしょう。

■尿漏れ・入浴時の違和感

咳やくしゃみ、運動時に起こる尿漏れは「腹圧性尿失禁」と呼ばれ、骨盤底筋の弱まりと関係しています。

また、入浴中に膣内にお湯が入り、立ち上がった際に流れ出る感覚がある人もいます。

いずれも日常生活の質に影響しやすいサインであり、早い段階で原因を把握することが安心につながるでしょう。

■性交時の満足度低下

膣のゆるみは、性交時の感覚の変化として意識されることもあります。

身体的な変化に加えて「以前と違う?」という不安が心理的な負担となり、満足度に影響するケースも少なくありません。

こうした悩みは人に相談しづらく1人で抱え込みやすいため、受診によって正確な情報を知ることが、心の安定にもつながるでしょう。

■骨盤臓器脱(性器脱)の発症

骨盤底筋を支える力が大きく低下すると、子宮や膀胱などが下がって外に出てしまう「骨盤臓器脱」を発症することがあります。

初期段階では「膣がゆるい」「違和感がある」といった軽い症状だけにとどまりますが、進行すると治療が必要になることがあります。

膣がゆるいかを確認する方法は?

膣のゆるみはご自身の感覚に左右されやすく、「本当に問題があるのか分からない」と感じる方も少なくありません。

自己判断だけで不安を膨らませないために、確認方法を理解しておきましょう。

■自宅でできるセルフチェック

セルフチェックでは、膣に力を入れたときの感覚や、尿を途中で止められるかどうか確認するなどの方法が知られています。

ただし、これらはあくまで目安であり、筋肉の状態を正確に評価できるものではありません。

過度に繰り返すと逆効果になる場合もあるため、不安を感じた際の参考程度と考えておきましょう。

■クリニックでの膣圧測定・診察

医療機関では、専用機器を用いた膣圧測定や内診により、骨盤底筋の状態を客観的に確認できます。

婦人科では主に機能面の評価、美容婦人科などのクリニックでは主に見た目や感覚面も含めた相談が可能です。

いずれも無理な治療を前提とする必要はありません。

今のご自身の状態を知ることで、不安が軽くなる方もいます。

膣がゆるいと感じたときのセルフケア

出典:photoAC

膣のゆるみを自覚した際、まず取り入れたいのが自宅でできるセルフケアです。

手軽に取り組みやすい一方で効果の実感には個人差があり、限界も存在します。

期待できる点と注意点を理解した上でトライしてみましょう。

■骨盤底筋トレーニング(膣トレ)

骨盤底筋トレーニングは、膣や内臓を支える筋肉を意識的に鍛える方法です。

呼吸と連動させて筋肉を締め、緩める動作を繰り返すことで、筋力維持を目指します。

正しいフォームで継続することが重要で、変化を感じるまでには数ヶ月かかるでしょう。

重度のゆるみでは十分な効果が得られないこともあります。

■フェムテック製品

近年は、膣トレをサポートするフェムテック製品も増えています。

これらは筋肉を意識しやすくするサポート的な役割を担いますが、必ずしも期待している効果が得られるとは限りません。

中には、医学的に十分な根拠のない製品も出回っているため、注意が必要です。

美容医療による膣のゆるみへのアプローチ

セルフケアで十分な変化を感じにくい場合、美容医療という選択肢があります。

膣のゆるみに対する治療は複数あり、作用の仕組みやダウンタイム、適した悩みが異なります。

大切なのは、それぞれの特徴と注意点を理解して無理のない判断をすることです。

■膣ハイフ(HIFU)

膣ハイフは、超音波の熱を膣内に届け、ゆるんだ組織に刺激を与えて引き締める治療です。

メスを使わないため、施術自体は短時間で終わることが多いとされています。

施術中は、わずかな痛みや軽い違和感を覚える可能性があります。

ダウンタイムは短めで、日常生活への影響も少ないでしょう。

一度の施術で変化を実感する方が多いものの、個人差があります。

■膣引き締めレーザー

膣引き締めレーザーは、レーザーの熱を膣の粘膜に当てることで、内側のコラーゲン生成を促す治療です。

膣のゆるみだけでなく、デリケートゾーンのにおいや黒ずみへのアプローチにも選ばれています。

数回の治療で効果を感じる方がほとんどです。

施術中は痛みよりも熱さを感じる方が多いです。

ダウンタイムは少なめですが、軽い痛みやおりものの増加が生じることもあります。

■膣ヒアルロン酸注入

膣ヒアルロン酸注入は、膣の粘膜にヒアルロン酸を注入して膣壁のボリュームを補い、膣内を狭くする治療です。

施術直後に変化を感じる方が多いですが、ヒアルロン酸は徐々に体内に吸収されるため、効果の持続には限りがあります。

ダウンタイムは短く、腫れやむくみなどが一時的に生じる程度といわれています。

■膣口形成

膣口形成は膣口周辺の大きさを整える外科的治療で、膣のゆるみがある場合は狭めていきます。

切開を伴うため術後は腫れや違和感が出る可能性がありますが、3日程度で落ち着きます。

傷痕はおよそ1ヶ月~1ヶ月半かけて治っていくため、2ヶ月ほど性交渉を控えましょう。

■膣壁形成

膣壁形成は、膣口から奥にかけて膣壁の粘膜を切除・縫合して膣内部を引き締める外科的治療です。

切開・縫合を行うため、1週間程度は腫れや出血が見られるでしょう。

約1ヶ月で傷痕が落ち着いてきて、性交渉も可能になります。

まとめ

膣がゆるいと感じる背景には、出産や加齢、骨盤底筋の筋力低下など複数の要因が関係しています。

セルフケアで対応できる場合もあれば、美容医療の選択肢を検討する段階という場合もあります。

大切なのは、不安を一人で抱え込まず、正確な情報をもとに、ご自身の状態を理解することです。

信頼できる医療機関で相談し、自身に合った向き合い方を選びましょう。

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・本治療には、国内未承認医薬品または薬事承認された使用目的とは異なる治療が含まれます。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、各クリニック医師の判断のもと、個人輸入手続きが行われています。個人輸入における注意すべき医薬品等に関する情報は、下記をご参考ください。
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