
「朝の顔のむくみがひどい……」朝、鏡で見た自分の顔がパンパンになっていて、驚いた経験がある方も多いのではないでしょうか。
この記事では、朝の顔のむくみの原因や予防法、セルフケア方法について詳しく解説します。
また、朝の顔のむくみに効果的な対処法や美容医療もご紹介します。セルフケアで思うような効果が得られていない方や、朝の顔のむくみを根本的に解決したい方は、ぜひ最後までご覧ください。
朝の顔がむくみでパンパンになる原因とは

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なぜ朝に顔がむくんでしまうのでしょうか。朝の顔のむくみは、睡眠時の姿勢の影響を受けていると考えられます。
もちろん個人差はありますが、就寝時は体を横にするため、体の中の水分が顔に溜まって寝起き時にむくみやすくなるのです。
睡眠時の姿勢の影響以外にも、朝の顔のむくみにつながる原因があります。具体的な原因を見ていきましょう。
■アルコールの摂りすぎ
アルコールを飲んだ次の日の朝、顔のむくみがひどいと感じる方も多いのではないでしょうか?
体がアルコールを摂取すると血中アルコール濃度が上昇するため、血管が拡張します。血管が拡張すると血管から排出される水分が増加し、むくんでしまうのです。
またアルコールの利尿作用により、排出した水分を補おうとさらに水分を摂ることで、顔がむくみやすくなります。
アルコールを夜に飲む方は、飲みすぎに注意しましょう。
■塩分の摂りすぎ
塩分の過剰摂取も朝の顔のむくみにつながってしまう原因です。
塩分の多い食事をすると、体内の塩分濃度が上昇します。すると体は、体内の塩分濃度を一定に保つために水分を溜め込もうと働き、むくみが生じてしまうのです。
■水分の摂りすぎ
健康やダイエットのために、1日のうちに水をたくさん飲む方も多いでしょう。確かに積極的な水分摂取は推奨されていますが、飲みすぎや一度の大量摂取はNG。
とくに就寝前に水分を摂りすぎると、朝の顔のむくみにつながりやすいでしょう。
1日2Lを目安に、こまめに摂るのがおすすめです。
■汗をかく習慣が少ない
運動不足などで汗をかく習慣が少ないと、体内から水分が排出されずむくみにつながります。
また運動不足で筋力が低下すると、血流やリンパの流れが滞って代謝が下がってしまい、老廃物や水分が体内に溜まり、顔がむくみやすくなるのです。
■ホルモンバランスの乱れ
ホルモンバランスの乱れも朝の顔のむくみにつながる要因と考えられます。
女性の場合、生理前や生理中は体全体がむくんでしまう方も多いかもしれません。
とくに生理前は体内に水分を溜め込もうとするため、むくみやすい時期といえるでしょう。
■睡眠不足
睡眠不足も朝の顔のむくみに影響します。睡眠時間が十分に確保できていないと、体内の水分がうまく排出されず、むくみやすくなります。
また睡眠不足はホルモンバランスにも影響するため、しっかりと寝ることが大切です。
■朝の顔のむくみは病気の可能性もある
朝の顔のむくみは、基本的には長くは続きません。むくみがひどかったり、何日もむくんでいたりする場合は、病気が潜んでいる可能性も考えられます。
むくみが長く続く場合は、肝臓や心臓、腎臓などの病気の可能性があります。また、甲状腺の異常やリンパ浮腫などでも顔がむくむことも。
むくみがなかなか改善しない場合は、早めに医療機関を受診しましょう。
朝の顔のむくみを予防する方法

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病気以外の原因で顔がむくんでいる場合は、自分でむくみを予防することが可能です。
朝の顔がむくみでパンパンにならないように、以下の方法で普段からしっかりと対策しましょう。
■水分や塩分の摂取量に気をつける
顔をむくませないためには、体内に余分な水分を溜めないことが大切です。塩分の多い食事や過剰なアルコール摂取は控えめがベスト。
水分の摂りすぎだけでなく、水分不足もむくみにつながってしまうため、適量をこまめに摂りましょう。
むくみの軽減には、カリウムを多く含む食材がおすすめです。バナナやほうれん草、アボカド、わかめ、大豆などがあります。野菜やフルーツ、海藻、豆などを積極的に食べて、体内の水分バランスを整えましょう。
■規則正しい生活を心がける
顔のむくみは生活習慣にも影響するため、規則正しい生活が大切です。
質の良い睡眠を取ることで、朝の顔のむくみは軽減されるでしょう。
また、適度な運動も必要です。運動できない場合はストレッチだけでもかまいません。ストレッチすると血流やリンパの流れが良くなるため、むくみにくい体が目指せます。
温かい湯船にゆっくりと浸かって体を温めることも効果的です。体が温まると血流がアップ。汗として水分が排出され、むくみ解消につながります。
朝の顔のむくみを解消する方法

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朝の顔のむくみを解消するには、顔まわりの血行を良くするのが重要です。
朝に顔がむくんでいた際に、即効性が期待できるむくみ解消法をご紹介します。
■マッサージをする
顔のむくみをスッキリさせるには、顔のマッサージや肩まわりのストレッチが有効です。
顔は中心から外側に向かって、フェイスラインを上げるようにやさしくマッサージしましょう。さらに耳から鎖骨へとやさしくなで下ろします。
リンパが刺激され、体の水分が排出されやすくなります。専用のフェイスローラーなどを使うのもおすすめです。
マッサージをする際は、肌の滑りが良くなるようにクリームなどを塗ってから行いましょう。
肩まわりをほぐすには、まずはイスに座り腕を後ろに回して組んだ状態を作ります。そのまま、首を左右に傾けたり回したりしましょう。肩まわりをほぐすことで血流が良くなり、顔がスッキリとするはずです。
■温冷ケアを行う
朝の顔のむくみには、温冷ケアも有効です。冷たい水と温かいお湯で交互に顔を洗うと、血流が促進されむくみが解消されます。ホットタオルと冷たいタオルでも代用可能です。
また、ホットタオルのみを顔に乗せるのも血流促進に効果的です。
朝の顔のむくみが改善されない時の対処法

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ご紹介した予防法やセルフケアでも朝に顔がむくんでしまう場合は、プロに相談するのもおすすめです。自分に合った方法で、朝の顔のむくみを改善していきましょう。
■エステサロンでフェイシャルケアを受ける
セルフケアで効果が得られない場合や方法が分からない場合は、エステサロンでフェイシャルエステやマッサージを受けるのがおすすめです。定期的に通うことで、顔のむくみ予防につながるでしょう。
プロのケアはセルフケアとは違い、しっかり効果を感じられるでしょう。しかし持続効果は永久ではないことを覚えておきましょう。
■美容医療でむくみ解消の施術を受ける
顔のむくみを根本的に解決したいなら、美容医療に頼るのも1つの方法です。むくみに効果的な施術を見ていきましょう。
プラセンタ注射
プラセンタ注射とは、胎盤エキスを専用の注射器で注入する施術です。胎盤には体にうれしい効果が期待されていることから、美容の目的だけでなくアレルギー症状などの治療にも役立てられています。
ヒト由来のプラセンタ注射は、ホルモンバランスを整えてくれる効果が期待できます。むくみの中でも、とくに更年期障害によるむくみに効果的です。
オーソモレキュラー栄養療法
血液検査などの結果をもとに、栄養指導などを行うのがオーソモレキュラー栄養療法です。一般的に食事とサプリメント、生活習慣の面からサポートします。
栄養不足は、体の機能低下や免疫力の低下などさまざまな不調を引き起こす要因となります。むくみも同じで、必要な栄養が足りないとむくみやすくなるのです。
ラジオ波治療
ラジオ波治療は、特殊な電磁波を使用する施術です。体の深層部まで温めることができる点が特徴です。
ラジオ波の温熱効果により、血流やリンパの流れが良くなることが期待できます。体の余分な水分や老廃物が排出されやすくなり、顔のむくみが取れてスッキリするでしょう。ラジオ波は、とくに冷えからくるむくみに効果的です。
まとめ
朝の顔のむくみは、アルコールや塩分・水分の摂りすぎなどの原因が考えられます。
しかし、食事や生活習慣に気をつけて予防したり、定期的なマッサージを受けたりすることで緩和が可能です。何日もむくみが続く場合は病気が潜んでいる可能性もあるため、医療機関を受診しましょう。
むくみ解消には、美容エステや美容医療も解決策の1つです。むくみといっても、更年期障害や冷えなど原因はさまざまなので、自分に合った方法を選択しましょう。
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【治療の内容】プラセンタ注射
【治療期間および回数の目安】約1~4週間に1回程度
【費用相場】1回約¥1,000~¥2,000程度 ※※各クリニックによって異なります。
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※検査項目数や、購入するサプリメント数によって金額は変動します。
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・重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。