自由が丘クリニック 理事長 古山 登隆先生へインタビュー!品格あふれる美しさを自由が丘から発信

自由が丘クリニック 理事長 古山 登隆先生へインタビュー!品格あふれる美しさを自由が丘から発信

自由が丘クリニック理事長 古山 登隆先生へインタビュー。古山 登隆先生は、メスを使わないノンサージェリーな美容施術を幅広い年齢層の患者に提供されているプロフェッショナルです。アラガン社のヘッド・ファカルティ(ボトックス・ヒアルロン酸注射指導医のリーダー)でもあり、日本らしい品格のある美容の発信もされています。今回は、古山 登隆先生の経歴やビジョン、開院30年を迎えた心境を伺いました。

ドクタープロフィール

自由が丘クリニック 理事長
古山 登隆先生(ふるやま のぶたか)先生

北里大学医学部卒業後、日本の美容医療のパイオニアである塩谷 信幸医師に師事。1995年に「医療法人社団 喜美会自由が丘クリニック」を開院し、理事長を務める。アラガン社のボトックス・ヒアルロン酸注射指導医のリーダーであるヘッド・ファカルティとしても広く知られており、ノンサージェリーな美容施術の第一人者として活躍している。

(経歴)
1980年 北里大学医学部 卒業
1981年 北里大学医学部形成外科 入局
1985年 チーフレジデント
1987年 北里大学形成外科 研究員
医学博士取得[コラーゲン薄膜を用いた培養皮膚モデルの形態学的評価]
1988年 北里大学 形成外科 講師
1995年 自由が丘クリニック 開設・理事長就任
2019年 国立大学法人千葉大学 医学部形成外科 非常勤講師
(資格等)
日本形成外科学会認定 形成外科専門医
日本抗加齢医学会評議員
アラガン社ヘッド・ファカルティ(ボトックス・ヒアルロン酸注射指導医)
点滴療法研究会マスターズクラブ・ボードメンバー
Japan Pluryal Head Faculty
(所属学会)
日本形成外科学会
日本美容外科学会(JSAPS)
日本抗加齢医学会

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美容医療への情熱 ~美しさと向き合い続けてたどり着いた答え~

自由が丘クリニック 理事長 古山 登隆先生(ふるやま のぶたか)先生

―――形成外科で研鑽を積まれていた古山先生が美容医療の世界に入ったきっかけを教えてください。

美容の世界に入ったきっかけは、現在「自由が丘クリニック」の指導教授を務める塩谷 信幸先生のもとでレジデント(研修医)として北里大学に勤務したことです。実は、形成外科の中でも美容は避けていた分野だったのですが、研修医のリーダーであるチーフレジデントになったとき、塩谷先生から美容の道に進むようアドバイスをいただきました。

そこから美容外科を学び、「美容医療をするなら、美容外科を標榜しましょう」と塩谷先生に提案。そこから塩谷先生と記者会見を開いたのが、北里大学の美容外科のスタートとなりました。

―――美容を避けられていた古山先生が、美容に対して前向きになれたきっかけは何だったのでしょうか?

当時はまだ時代的に美容が医療として今ほど認められていなかったこともあり、30代の頃は美容医療の医師であること自体にコンプレックスを持っていました。だからこそ、“美容とは、若さとは、美しさとは何なのか”ということに誠心誠意対峙したことで、前向きになれたのだと思います。

私が「自由が丘クリニック」を開院した当時は、美容クリニックの成功例と言えば、山手線の内側の駅前にあって、週刊誌に広告をどんどん出稿しているようなクリニックという時代でした。でも、私は“その真逆をやってみよう”という想いで自由が丘という場所を選びました。当院が入っているビルは外国人用のマンションなので、プールやプライベートジムがあったり、天井が高かったりといった特徴があります。この立地だからこそできる、幅広いライフスタイルになじむ美容医療があるという勘と、根拠のない自信があったのです。

でも、いざ開業してみると“銀座に開業した方がよかった”と思ったことは数え切れないほど。それでも、自分が選んだカードの中でいかに結果を出していくかにこだわり、今では自由が丘で駅から遠いこの立地に価値を見いだせるようになりました。

▽古山先生に相談する
https://jiyugaokaclinic.com/contact/

クリニック開業30年の節目に思うこと ~地元に愛される美容クリニックを目指して~

自由が丘クリニック 理事長 古山 登隆先生(ふるやま のぶたか)先生

―――クリニック開業30年を迎えられた感想をお聞かせください。

自分自身に対しても、施設に対しても、グループに対しても、まだまだ納得できない、まだまだ道半ばというのが本音です。開業したときと同じように、今でも“もっと伸びる余地がある”という根拠のない自信があります。

30年というのは、成功だけでなく数々の失敗の歴史でもあります。でも、失敗しなければ成功もできないので、私は大いに失敗した方が良いと考えています。ただし、失敗の程度や重さは、自分の年齢に見合ったものかも考えなくてはなりません。これまでは、“これぐらいの失敗なら体力で取り返してみせる”というスタンスでしたが、今後は体力ではなく知恵で結果を出していくようにシフトしていかなければならないと感じています。

―――クリニック開業30年間の中で、大きな転機となった瞬間はありますか?

2008年頃に、現在当院の院長を務めている中北 信昭先生が入職されて、手術を分担できるようになったことです。そこから、ノンサージェリー*は私、手術は中北先生、と手分けできるようになったので、対応可能な幅が広がりました。

*ノンサージェリー…メスを使わず行われる美容医療の施術のこと。

―――クリニックを30年も続けられた秘訣を教えてください。

現状に納得できてないからだと思います。現状でも完成度は高くはなっていますが、私が求めているものにはまだ達していません。当院には、段違いに良質な美容医療を提供できる素質があると思っています。その実力を出していくことが、リーダーである私の責任だとも思っています。

―――古山先生が“自由が丘でなければいけない”と思われる理由は何でしょうか?

いかに利便性ではなく魅力で選ばれるか、という点です。患者さまにわざわざ遠くから来てもらえるぐらいの、魅力あるクリニックを作らなければならないと思っています。同時に、当院の立ち位置は町医者だと思っているので、やはり地元に愛されるクリニックでなければならなりません。元々自由が丘の外からやってきた私たちを、町のお祭りや学校の教育などに入れてくれるほど、自由が丘はとても懐の深い町です。そんな自由が丘の町に対して、私たちは上品に、町のブランドの価値が上がるようなやり方でクリニックを運営していかなければならないと思います。

例えば外科だと、手術が終わると20~30年も患者さまに会わないこともあります。でも、ノンサージェリーはリピートが必要な施術である分、患者さまとは会話のキャッチボールができて、その方の人生に寄り添える。美容とはこういったやりとりの蓄積であり、患者さまの人生に寄り添う並走産業なのです。これは、私がノンサージェリーに移行した理由でもあります。

美しさとは、知性と品と華であると私は思います。品とは、“ある程度抑制されていて飽きのこない魅力”というのが私の定義。美容クリニックも同じで、品があることが長く愛される秘訣だと思っています。これからは、知性と品と華の時代が来ると思いますし、患者さまの人生に並走できるクリニックでなければならないという前提で、コンセプトを考え続けています。

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美容医療界の過去と現在、未来 ~品格ある日本の美を世界へ~

自由が丘クリニック 理事長 古山 登隆先生(ふるやま のぶたか)先生

―――古山先生が開院された当時と現在で、美容医療は変化したと思われますか?

30年前と現在では、かなり違いますね。30年前よりも優秀な人材が入って来るようになったと思いますが、医療の基本ではなく、かっこよさに走ってしまうような方向性は危険だと考えます。

医師が増えると、クレームの数もさらに増えるという話も聞きます。手術ではなくノンサージェリーな施術でもクレームが増えているということは、業界としてのいびつさが露呈しているのではないでしょうか。

これから美容医療業界は競争が激化していくと思います。しかし、当院のような美容に対して原理主義者的なスタンスのクリニックは、過当競争になればなるほど有利になると考えています。美容医療を受ける患者さまが増え、いろんなクリニックの中から本物を探す流れができるでしょう。そうすれば、当院の価値を理解してくださる患者さまも増えると考えています。

―――古山先生が美容医療の中で1番大事にされていることは何ですか?

患者さまに喜ばれるかという点です。美容クリニック、ひいては美容医療界全体を引き上げるためには、美容医療の品格を重視しなければなりません。
これからは、数値化できないものの時代が来ます。空間や五感といった数値化できないものをどのようにブラッシュアップしていくかがテーマになるでしょう。私が国際学会で発表した“盆栽エステティック”は、今後美容医療界で必要となるであろう概念を体現しています。盆栽も美容医療も、どちらも自然にある美しさに人工的な手を加えて美しさを追求しますよね。両者とも、正しい知識と高い技術力があって初めて美しさが叶うのです。

盆栽エステティックの概念は、海外にも通じます。美しさを作り上げるのは、無作為の作為です。すべてが作為的ではないのに、計算し尽くした上で作り上げていかなくてはならず、ゴールがありません。私が当院の現状に納得できていないと言った理由は、ここにも繋がっています。

―――今後5~10年スパンで目指す方向性や思い描いているビジョンをお聞かせください。

数値化できないところをもっと際立たせていきたいですね。そのためには、クリエイティブやプロモーションをもっと尖らせて、選りすぐりの精鋭部隊を作らなければなりません。日本の美容医療を海外に発信していくこともしたいですね。

ドクターも、もちろん精鋭部隊を作っています。情報教育コンテンツとプロダクトと現場。この3つを掛け合わせていかにシナジー効果を出すかということをやりたいと思っています。これからの美容医療業界に必要なのは、大慈弥 裕之先生が代表理事を務めるNPO法人「自由が丘アカデミー」のような取り組みではないかと思います。

▽大慈弥先生のNEROインタビューはこちら

―――古山先生が考えられる、日本の美容医療の強みとは何ですか?

安全性やメディテーションの高さで、海外の患者さまは日本を選ばれると思います。あとは、日本の美容医療をどのように海外に発信していくかがキーとなるでしょう。

当院が羽田空港に出している広告は、盆栽エステティックスをテーマにした和服の女性と盆栽の写真にクリニック名が入ったものです。電話番号や施術メニューなどの情報が書かれていないとてもシンプルなものですが、品があるのにインパクトがあって面白いと好評です。

―――最後に、読者や患者さまにメッセージをお願いします。

当院の医療現場では、ドクターやスタッフ全員が患者さまの人生に並走できる医療を提供しています。これからもまだ上を目指し、邁進します。

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