
刑事事件や重大な倫理違反で、医師12人・歯科医8人が行政処分。
免許取消から業務停止まで、資格の剥奪は一般診療に限らず自由診療も直撃する。
商業化が進む美容医療だからこそ、広告・集客の在り方が処分リスクに直結する時代が来ているか。
厚生労働省は8月6日、刑事事件で有罪判決が確定するなどした医師12人と歯科医師8人、計20人に免許取消や業務停止、戒告などの行政処分を行うと発表した。
罪名は強制わいせつ致傷、麻薬取締法違反、児童買春、盗撮、医薬品の不正交付など多岐にわたり、処分の発効は8月20日となる。
今回の事案は一部の逸脱例だが、美容医療にとっても無関係ではない。
自由診療は医師免許の上に成り立つ事業であり、広告や説明の不備も処分対象になり得るため、医療と商業が混在する領域だからこそ、資格維持と法令遵守は経営戦略の中核となる。
編集長ポイント
~“派手な集患”の先にある、資格喪失という落とし穴~
美容医療は医療であり、商業が混在──だからこそ規制は重くなる
美容医療は、医療としての法規制と商業としての競争圧力が同居する稀有な分野である。
SNS広告やキャンペーンで急速に集患しても、その表現一つが医療法違反や景品表示法違反になり得る。
資格は与えられて当然ではなく、日々の行動と仕組みづくりによって守られるべきものだ。
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