【Breaking News】イギリス、美容施術を大規模規制 ― 豊尻術・フィラーは医療資格者のみ、未成年は禁止か?

イギリス政府は8月18日、無資格で危険な美容施術を行う「コスメティック・カウボーイ(美容の無法者)」への大規模取り締まりを発表した。
豊尻術や胸部・性器フィラーといった高リスク施術は今後、医療資格者のみがCQC登録施設で実施可能となり、ボトックスやリップフィラーもライセンス制で規制強化される。

SNSやサロンで広がる“安さ”の裏に潜む事故・死亡例が背景にあり、美容市場を揺るがす制度改革となる。

【Breaking News】イギリス、美容施術を大規模規制 ― 豊尻術・フィラーは医療資格者のみ、未成年は禁止か?

📌 記事をざっくりまとめると…

  • 無資格者=“コスメティック・カウボーイ”を排除

  • 高リスク施術は医師資格者+CQC登録施設に限定

  • ボトックス・フィラーもライセンス制で規制強化

  • 18歳未満は高リスク施術禁止(例外は医師判断)

規制強化の背景 ― 「美容のワイルド・ウエスト」化

イギリスでは「ノンメス」と宣伝される豊尻術(BBL)やフィラー注入が、実際には侵襲性が高く重大なリスクを伴っていた。

感染症・瘢痕・死亡事故まで発生し、自宅やホテル、ポップアップクリニックでの無資格施術者が横行。

“ワイルド・ウエスト”状態の美容市場が社会問題化していた。

こうした無資格者は「コスメティック・カウボーイ」と呼ばれ、被害修復を担うNHS(国民保健サービス)の負担増も深刻視されていた。

新ルールの柱 ― 高リスク施術は医療資格者に限定

  • 高リスク施術(非外科的BBL、胸部・性器フィラー)
     → 医療資格者のみ、CQC登録施設で実施可能

  • 低リスク施術(ボトックス、リップ・顔フィラー)
     → 地方自治体ライセンス制で管理
     → 研修・保険・感染管理を義務化

  • 18歳未満保護:原則禁止(例外は医師判断)

  • 違反者はCQCによる処分・罰金対象

規制は来年以降、パブリック・コンサルテーションを経て段階的に導入される。

業界の反応 ― 規制歓迎と信頼回復への期待

    • 英保健相カリン・スミス:「業界は“ワイルド・ウエスト”美容カウボーイを一掃する」

    • 英国ビューティーカウンシルCEO ミリー・ケンドール:「信頼回復とプロフェッショナリズム向上の一歩」

    • JCCP代表 デイヴィッド・サインズ:「全国共通基準は不可欠。教育・保険・施設の整備を支持」

    業界団体からは歓迎の声が相次ぎ、“規制による業界の健全化”が強く期待されている。

【Breaking News】イギリス、美容施術を大規模規制 ― 豊尻術・フィラーは医療資格者のみ、未成年は禁止か?

編集長POINT
~英国、美容医療を“医療行為”へ回帰?!~

今回の規制は、美容施術を「サービス」ではなく「医療行為」と再定義する歴史的な動きだ。

無資格者の排除は患者安全を守る一方で、既存のサロン主体の市場モデルを根底から覆す可能性を持つ。

日本でも類似の問題は存在する。
看護師や非医療者が注射・フィラーを扱う“グレーゾーン”は事実上放置され、事故報告や広告トラブルが増加している。

英国の規制は、日本の自由診療における「無法地帯」を整理する圧力となり得る。

美容好きにとって、これは“海の向こうの話”ではない。
今後、日本市場でも資格・施設基準による再編が避けられないだろう。

まとめ

  • 英国政府が無資格者=“コスメティック・カウボーイ”一掃策を発表

  • 高リスク施術は医師資格者+CQC登録施設に限定

  • ボトックスやフィラーもライセンス制で規制強化

  • 18歳未満は高リスク施術禁止(医師判断除く)

  • 業界団体は規制強化を歓迎、健全化へ前進

  • 日本でも同様の「無資格施術リスク」が存在、制度改革不可避

参考文献

▼以下、参考内容/

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