【Breaking News】矢野経済研究所調査 ― 年間施術件数トップは「プチ整形(処置)」平均680件の真実とは?

今回のNews Topicsでは、矢野経済研究所が全国133施設を対象に実施した
美容外科・美容クリニック向けアンケート調査を紹介。

年間施術件数の平均は
「プチ整形(処置)」=680.1件でトップ。

次いで 「医療脱毛(女性)」=623.7件
「フェイス関連の美容皮膚/リジュビネーション(処置)」=508.5件 が続いた。

美容医療市場の“今”を映すデータとして、
業界にどのような示唆を与えるのかを読み解く。

📌 記事をざっくりまとめると…

  • 調査対象:全国133施設(美容外科・美容皮膚科・美容クリニック)

  • 年間施術件数の平均は 「プチ整形(処置)」=680件で最多

  • 「医療脱毛(女性)」=624件、「フェイス系皮膚処置」=509件が続く

  • 実施率は 「フェイス関連リジュビネーション(処置)」=8割超でトップ

  • 男性形成=749件と突出するが、一部の専門施設依存

  • 外科的施術は件数が少なく、“選ばれる理由”が必須

1. 調査概要 ― 全国133施設の回答から見えた傾向

矢野経済研究所は2025年5~6月に郵送アンケートを実施。
回答施設数=133

年間施術件数分布は「1~500件」が最も多く(26.3%)、
次いで「501~1000件」(18.8%)、「1001~2000件」(9.8%)。

全体の平均件数では、
「プチ整形(処置)」=680件が首位。
続いて 「医療脱毛(女性)」=624件
「フェイス関連リジュビネーション(処置)」=509件 となった。

【Breaking News】矢野経済研究所調査 ― 年間施術件数トップは「プチ整形(処置)」平均680件の真実とは?

美容医療を実施する全国133施設を対象にした調査結果 : 施術の実施率と年間施術件数の平均値を整理
(出典:矢野経済研究所 2025年調査)

📊 調査データ(矢野経済研究所, 2025)

全国133施設を対象にした美容医療調査
各施術の実施率と年間平均件数の結果

  • 実施率トップ
     フェイス関連リジュビネーション(処置)=8割超

  • 年間平均件数 上位施術
     1️⃣ 男性形成=749件
     2️⃣ プチ整形(処置)=680件
     3️⃣ 医療脱毛(女性)=624件

(出典:矢野経済研究所「美容外科・クリニック向けアンケート調査」2025)

2. 市場構造 ― 非外科的施術が裾野を形成

実施率で最も高いのは 「フェイス関連リジュビネーション(処置)」=8割超
HIFUや高周波、スキンブースターやヒアルロン酸注入など、
“若返り系・低侵襲施術”が日常化していることを示す。

一方、外科的施術は「鼻形成」36件、「豊胸術(外科的)」33件と低水準。
件数規模で見れば、外科施術はニッチ領域となっている。

【Breaking News】矢野経済研究所調査 ― 年間施術件数トップは「プチ整形(処置)」平均680件の真実とは?

3. 注目点 ― 「男性形成」の突出と二極化する施設像

平均件数で最も高かったのは 「男性形成」=749件
ただしこれは、一部施設で「年間1万件超」の回答があり、
特化型クリニックが平均を押し上げているに過ぎない。

市場全体を見ると、

  • 幅広い非外科的施術を網羅する“総合型クリニック”

  • 包茎や外科形成など特定領域に集中する“専門特化型クリニック”

という 二極化した施設タイプが浮かび上がっている。

編集長コメント
~非外科的治療の“日常化”と、外科の“差別化時代”~

矢野経済研究所の調査は、
美容医療の主戦場が「低侵襲系」に移ったことを如実に示す。

プチ整形や脱毛、フェイスリジュビネーションは、
すでに生活に溶け込み「当たり前の施術」となった。

一方で外科施術は件数が低い分、
「なぜこの医院で受けるべきか」がシビアに問われる時代に入った。

今後は “日常施術を効率的にこなす総合型”と
“差別化で勝負する専門外科型” の二層構造が鮮明化するだろう。

  • 非外科的施術の圧倒的多数化:脱毛・プチ整形・若返り系処置が市場の中心

  • 外科領域の低件数:鼻・豊胸は裾野が狭く、選択理由が必要

  • 男性市場の存在感:一部施設で突出する「男性形成」

  • 施設タイプの分化:総合型 vs 特化型クリニック

【Breaking News】矢野経済研究所調査 ― 年間施術件数トップは「プチ整形(処置)」平均680件の真実とは?

まとめ

  1. 全国133施設を対象に調査

  2. 年間件数最多=プチ整形(処置)680件

  3. 医療脱毛(女性)624件、フェイスリジュビネーション509件が続く

  4. 実施率1位=フェイスリジュビネーション(処置)8割超

  5. 男性形成は749件と突出するが一部依存

  6. 市場は 総合型 vs 特化型の二極化

▲以上で終了▲

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